オーストラリアのユーカリから微量の金が見つかる
オーストラリア連邦科学産業研究機構（CSIRO）のグループはこの度、同国内の一部地域に自生するユーカリは内部に金の微粒子を貯えており、こうした樹木の地下には金の鉱脈が広がっている可能性があるとする研究結果を発表しました。この成果は、22日付けの科学誌 “Nature Communications” に掲載されます。
ユーカリの葉を蛍光顕微鏡で観察したもの。緑色に光っているのが金の微粒子。
樹木がその内部に金をはじめとした様々な金属を取り込むことは古くから知られていましたが、これまではそれらが風などに乗って空気中からやってきたものなのか、地中から吸収されたものなのか明らかになっていませんでした。
今回、研究グループはオーストラリア国内の金埋蔵エリアに自生しているユーカリの葉や枝・樹皮を採取し、金を抽出するための化学的な処理を加えた後でX線によって分析。その結果、根から吸い上げられた金の微粒子が樹木の代謝によって上部へと吸い上げられてゆき、大部分が末端の葉にまで到達していることを見出しました。
論文では、個々の樹木に蓄えられている金の量は1トンのユーカリに対して数ミリグラム程度と非常に少ないものの、その地下には大きな金鉱脈が眠っている可能性があるため、今回の発見は金鉱脈の探索精度向上に役立つものになるとしています。
下図は、今回の研究で行われたボーリング調査の結果をまとめたマップですが、地上で金粒子が見つかったポイント（Sample Points）が密集しているエリアのほぼ直下に、金鉱床が位置していることが見てとれます。
中央辺りの赤線で囲まれた部分が発見された金鉱床（Gold deposit）。
これまで、金鉱床の探索では可能性のあるエリア一帯を手当たり次第に掘り返すような手法が取られていましたが、このように目印となる木の存在が確認されたことで、環境へのダメージが少ない採掘技術に繋がるものと期待されます。
[Nature Communications via BBC News] [CNN]
企業の研究所で家電関連技術の研究開発に携わっておりましたが、2013年4月をもって退職し、当サイトの専属となりました。今後ともよろしくお願いいたします。
地味にすごい技術。
そういう話は聞いたことあった。
やっぱり金にゆーかりがある土地なんやね。
ゆるさんぞ
お前のコアラをゆーかりした。返して欲しくば微量の金をもってこい。
コアラ狩りじゃああああああ！
金の卵を産む鶏の腹を開けても金塊は見つからなかったのである……
じゃ〜ユーカリを主食にしてる、コアラのウ◯コは？
マジレスすると、ユーカリって種類がたくさんあるんだがコアラは好みがうるさくて食べるユーカリはその中でも極々限られているんだそうな。
なので、このユーカリがコアラが食べるユーカリならウンコに微量な金が含まれる事になるんだろうけど、可能性は低いんじゃあるまいか。
そのコアラの糞に含まれる金はまた土に返るわけだから
それをまたユーカリが吸い上げて・・・ ってなって
つまり無限ループが成立？
星新一のショートショートで似た展開の話があるな。
博士が海水の中から金を集める海藻を作り出し、それを投資家は喜んで買うのだが
実は博士はその海藻を食べる魚の研究に勤しんでいたという…。
これが金のなる木か。
まずは木を植えないとな
ユーカリの他にも金を吸い上げてる樹木はあると思うぞ。だとしたら日本にも？可能性が？
ユーカリのような樹木を何本も切り倒して生成するよりも、佐渡あたりの河川敷の砂を浚った方が簡単に採取できるというのは秘密だ
少しぐらい地中に残しておいてもいいんじゃないかと思うんだけどなあ
案外花咲かじいさんというお話はこういう話をおとぎ話とした可能性が微レ存…
Gold Rush!!
日本だとヤブムラサキがこれと同じような性質をもってるよ