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http://japanese.engadget.com/2013/10/24/au-his-luxa-390-800/


auスマートパス拡充し、伊勢丹やHIS、LUXA協業。月額390円有料で800万会員突破。iPhoneアプリ配信(更新) - Engadget Japanese


KDDIは、auスマートパスを拡充し、伊勢丹やOrigami、HIS、一休.comとの協業を発表しました。先日、タイムセールWebサイト LUXA への出資、auスマートパスでの協業を発表したばかりのau、auスマートパスのさらなる拡充で普及層への拡大を目指します。発表会はKDDIで新規ビジネスなどを手がける高橋誠専務が登壇。

また、iPhone向けのauスマートパスアプリの配信を開始しました。

auスマートパスは、月額390円で有料アプリや有料サービス、オンラインストレージ、クーポン、サポートサービスなどが利用できるauスマートフォン向けサービス。auスマートパスは普及層の顧客向けのサービスで、わかりやすさを1つの売りにしています。KDDIとしては、スマートフォン時代の顧客接点として、言い換えれば、スマートフォン時代の顧客囲い込み策として展開しています。

AndroidおよびiOS向けにサービスを提供しており、Android向けは有料アプリなどが充実している一方で、iPhone向けにはWebベースのサービスが中心となっています。有料ウィルス対策アプリや有料辞書などを個別に利用するよりも、KDDIではお得感があるとアピールしています。

また、iPhone向けには修理代金のサポートサービスも提供。2年保証の有償延長サポート AppleCare +に加入している場合、auスマートパス会員は最大1万5600円分をauが負担、iPhone 5sの修理が1回7800円となるため、2回の修理まで負担するサービスがあります。裏方はau損保。



高橋氏は、800万会員突破をアピールしました。月額有料サービスとしては日本有数の会員数。一方で、購入店の店頭において、強制加入させているといった話がネット上に飛び交っています。こちらは別途取材中。

プレゼンテーションでは、非常に高い有料会員継続率であるとアピールしました。

なおauスマートパスでは、コンテンツ提供者と利益をシェアする形のビジネスモデルを採用しています。アプリ配信マーケットは、一般的にコンテンツ提供者の売り上げの一部をマーケット運営が得て、場所を貸す形をとっています。月額制のauスマートパスでは、利用者から得た毎月の売り上げをまずコンテンツ提供者に利益還元し、スマートパスの外では個別に有料のコンテンツをまとめあげることで月額390円としています。

この中で今回の発表は、コンテンツ提供者との利益共有ではなく、その枠組みを他のビジネス領域の企業にまで広げた形です。ネットから外へ、O2O(Online to Offline)の協業パートナーを増やしました。

高橋氏は「auはいろいろなラッキーを用意する」と話しています。

日々の「お得」として、提携企業との無料商品提供などを実施しており、ローソンのピュアロールケーキについては、3万人分を無料配布しました。通常これはプロモーションとなるため、ローソン側が販促費用をKDDIに支払う形ですが、前述の例の通りKDDI側が費用を先に負担することで、売れ筋商品をユーザーに提供しやすい形をとっています。高橋氏は、「毎月390円もらっており、それをどんどんユーザーに還元していく。東京だけでなく全国へ展開する」と述べました。





つづいて、プレミアムな体験を演出。非常に高い集客力の伊勢丹と組む、スタートアップ企業のOrigamiがつれてきた。Origamiには、KDDIが出資しています。HISや一休.comの担当者が説明。

なお、「プレミアムな演出」は、いわゆるギーク層ではなく、レイトマジョリティと呼ばれる「そろそろスマートフォンにしようかな」といった意識を持った層をターゲットとしたもの。演出自体は、「リア充」といった言葉に代表される、充実した日常を送っている層(もしくはそれに憧れる層)に向けたものですが、「プレミアムな演出」が必要のないそれ以外の層でも、割引は受けられます。






auスマートパスのタイムライン上にお得情報が流れていくような演出。今後、30分に1回程度の割合で、お得情報が流れていきます。またタイムラインは、ユーザーカテゴリ毎にタイムラインを分けて、地域などによって出し分けていきます。

現時点では、年齢や性別、ユーザーが選択した地域などにもとづいて、情報を出し分けますが、KDDIでは将来的に、利用者の行動履歴などにもとづいた情報配信につなげていく計画です。








高橋専務、来春1000万会員目指す。日本に有料会員で1000万会員はどこにもないのではないか。Yahoo!の有料が900万会員とのこと。

なお、KDDIでは、800万人を抱えるauスマートパスについて、アクティブ率を公表していません。高橋専務は、「それぞれ満足率を出しており、サービスによって満足度の高低があります。クラウド系サービスの満足率は低いですね。また、Androidのユーザーの満足度が高く、iOSの方が低いです」と話しています。




剛力彩芽、しずる、山里亮太が登場しました。プレスキットの中には、「auのラッキー」なクッキーが入っていました。