宮城県松島町に風船のように空気で膨らませたコンサートホール「アーク・ノヴァ」が作られ、音楽祭が開催されました。外から見れば、いったい何なのかサッパリ分からない風船型コンサートホールをご覧ください。
このコンサートホール「アーク・ノヴァ」は、ポリエステル製で高さ18m、幅30m、長さ36m。空気を送り続けて支えており500人ほど入れます。製作したのは、建築家の磯崎新氏とイギリス人彫刻家のアニッシュ・カプーア氏。
世界的音楽祭「ルツェルン・フェスティバル」をスイスで開いている欧州のクラシック演奏家らが、被災地各地での音楽祭を企画。その会場のために「動かせるホール」を用意しました。
松島町での音楽祭が終わると、ホールは折りたたんで移動します。被災地での音楽祭は断続的に3年間続けるといいますが、次の場所はまだ決まっていません。
外らか見ていると、いったい何なのか分かりませんね。被災地を巡回する奇妙なコンサートホールでした。