春香「プロデューサーさんっ、デートですよ!デート!」冬馬「ショッピング!だぜ!」
- 1 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 10:37:07.60 ID:HBMET0gKo
- 春香「ただい・・・」ガチャッ
P「あっ・・・はい、来週は火曜日でしたら時間があいてますね・・・」
春香(あ、電話・・・)
春香「ただいまです~」コソッ
あずさ「あら春香ちゃん、お疲れ様~」
P「はい、わかりました・・・はいっでは、よろしくお願いします」ピッ
春香「新しいお仕事ですか?」
P「え?ああ・・・まあ、仕事と言えば仕事なんだけど・・・」
春香「・・・?どういうことですか?」
P「俺のインタビューなんだよ」
あずさ「プロデューサーさんの、ですか?」
P「ああ、芸能に携わる人にインタビューするっていう雑誌のコーナーで・・・」
P「765プロのアイドルのプロデューサーとしてインタビューさせて欲しいってことで
ちょうど日程も合ったし受けることにしたんだ」 - 2 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 10:39:46.67 ID:HBMET0gKo
- 春香「わーっすごいですね!頑張ってくださいね」
あずさ「うふふっ写真、かっこよく撮ってもらわないと駄目ですね~」
P「ははは・・・俺の写真なんて別にキメなくても誰も気にしないですよ」
あずさ「あら、そうかしら・・・?」
春香「だっ、駄目ですよプロデューサーさん!みんなにプロデューサーさんを知ってもらうお仕事なんですから、身だしなみはしっかりしないと!」
あずさ「そうよね~、せっかくなんだし、おめかししたらいいと思いますよ?」
P「そ、そうかなぁ・・・?」
春香「そうです!」
あずさ「はい」ニコッ
P「じゃ、じゃあ、格好は少し考えます・・・」 - 4 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 10:45:57.69 ID:HBMET0gKo
- 春香「そうと決まれば、早速お店に見に行きましょう」グイッ
P「えっ?今からか!?」
春香「プロデューサーさんっ、デートですよ!デート!」
P「け、結局それか!ちょっと待て!」
P「あはは・・・いくらなんでも、いきなりすぎますよね~?あずささんっ」
あずさ「うふふ、私も混ぜてもらおうかしら~?」
P「あ、あずささんまで・・・!」
P(お、俺は知ってるぞ・・・女性と行くショッピングがどれだけ大変か!)
P(彼女たちは商品を片っ端から見て回りアレの方がいいかコレの方がいいかと散々歩き回り
時には人の提案に辛辣な言葉を返し、悩みに悩んだ末、結局買うものを決めずに帰る・・・もしくは俺が買わされる・・・!
そういう生き物なのだ!)
P(母と姉に死ぬほど連れ回されて俺は誓った・・・何があってもデートでショッピングは選ばないと!) - 5 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 10:51:10.42 ID:HBMET0gKo
- P「いやっ、でも2人とも!今日はもう用事はないのか?ほら、明日早いなら寄り道しないで早く帰らないと!」
春香「大丈夫ですよ、今日はドラマのオーディションだけでしたし、明日はオフです」
あずさ「私ももう終わりましたよ?明日は・・・ええっと、午後からの仕事だったかしら?」
春香「というか、プロデューサーさんが管理してくれてるんじゃないですか」
P「あ、あはは・・・そうだな・・・」
春香「もしかして・・・私たちと行くの嫌なんですか?迷惑・・・ですか?」
P「うっ・・・い、いやぁ~まさか!」
P(ぐぬぬ・・・逃げられない!となるとせめて誰か道連れ・・・いや、仲間が欲しい!
そうだっ、友人を誘おう!精神的ダメージだけでもかなりマシになるぞ!)ピッ
P(・・・・・・いや、個人的な友人とアイドルを会わせるなんて、そんなことをプロデューサーがしてもいいのか・・・?
しかもあいつらはうちのアイドルのファンだ・・・)
P(いかん!ファンは平等であるべきだ!は、腹を・・・括るしかないのか・・・) - 6 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 10:56:03.37 ID:HBMET0gKo
- 春香「プロデューサーさん?」
あずさ「連絡する用事でもあるんですか?」
P「あ、いや・・・大丈夫だ、行くか・・・」
春香「はいっ、行きましょう!」ガチャッ
冬馬「うおっ」
春香「わっ」
あずさ「あら~、冬馬君」
P「冬馬・・・?」
春香「なんでこんなとこr」P「冬馬ーーーーーーーーっ!!」ガバッ
冬馬「うわぁっ!?なんだなんだ!離れろ!」
春香「ぷっぷぷぷプロデューサーさんっ!何してるんですか!」
P「冬馬・・・お前は地獄の門の前に現れた救世主だ・・・」
冬馬「・・・はぁ?」 - 7 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 11:04:43.01 ID:HBMET0gKo
- あずさ「冬馬君、どうしてうちの事務所に?あっ、もしかして迷子かしら?」
冬馬「そんなワケねえだろ!俺はただ翔太に頼まれ」P「あー!俺が誘ったんです!なっ!」
春香「プロデューサーさんが、ですか?」
冬馬「は?なにを」P「今さっき一緒に買い物行かないかって電話したらちょうど近くにいるからって!なっ!冬馬!」
冬馬「だからどういう」P「わかったわかった!早く行きたいんだよな?ほら、行くぞ!」グイグイ
冬馬「お、おいっ!待てよ!」ズルズル...
あずさ「ふふっ、仲良しさんなのね~」
春香「そ、そうなんですかね・・・?」 - 8 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 11:12:06.17 ID:HBMET0gKo
- ショッピングモール
あずさ「広いわねぇ迷わないように気をつけなくちゃ~」
春香「プロデューサーさんっ、紳士服コーナーですよ!行きましょう!」
P「2人とも落ち着いて!できるだけ目立たないようにな!」
冬馬「なんで俺を誘ったんだよ・・・」
P「えっ?」
冬馬「3人で行けばいいじゃねえか、なんでわざわざ」
P「冬馬、お前はわかってないな・・・」ガシッ
冬馬「・・・?」
P「お前は女性と行くショッピングがどれだけ恐ろしいものか、わかっていない・・・」
冬馬「恐ろしい・・・?」
P「ある時は母親に長時間連れ回され、ある時は姉にダサいと罵られ、ある時は女友達にひたすら誉めさせられ集られ荷物持ちにされ・・・」
冬馬「そ、そうなのか・・・」
P「まあ今日は冬馬もいるし、少し気は楽だけどな!」ポンポンッ
冬馬「俺は生け贄ってことじゃねーか!」
P「頼むよ冬馬、今俺が頼れるのはお前しかいないんだよ!お前と俺の仲じゃないか」
冬馬「別になんの仲でもねえだろ!ったく、しかたねえな・・・今日だけは協定を組んでやる」
P「助かる!よしっ、さっと決めてしまおう!」 - 9 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 11:20:06.98 ID:HBMET0gKo
- 春香「これ!これなんてどうですか!?」
P「え、え~?ちょっと派手じゃないか・・・?」
冬馬「紫のジャケットって・・・ないだろ・・・」
春香「大丈夫ですよ!きっと格好いいです」
P「じゃあ・・・とりあえず着てみるよ」
P「う~ん、どうかな?」ガチャッ
春香「あー・・・ちょ、ちょっと違いますね!組み合わせが悪いのかなぁ~?」
冬馬「あんたに合わない」
春香「とっ、冬馬君!」
P「いいよ、春香・・・言わなくても表情から伝わってくるから・・・」
春香「あぅ・・・すみません」
あずさ「あらー?茄子みたいで可愛らしいのに~」
P「いや、やめときましょう・・・」 - 10 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 11:37:06.06 ID:HBMET0gKo
- あずさ「うふふっ、これなんてスゴく格好いいですよ~」
P「まさか、あずささんがこんな重たいものを持ってくるとは・・・」
春香「す、スゴいですねこれ・・・トゲトゲしてますよ」
冬馬「どこのヘビメタバンドだよ!着るまでもないな・・・」
P「うん、これはちょっと・・・」
あずさ「そうかしら・・・?恐竜みたいで格好いいと思ったんだけど・・・」
春香「プロデューサーさんの優しさを表すためにピンクのカーディガンなんでどうでしょう」
あずさ「あっ、そういえば、最近はカーディガンを肩に巻くのが流行ってるらしいわよ~?」キュッキュ
P「え・・・これ本当に流行ってるんですか・・・?」
冬馬「絵に描いたディレクターみたいな格好だな」
P「俺プロデューサーなんだけど」 - 11 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 11:42:46.13 ID:HBMET0gKo
- P「一番近くにいる"格好いい"を手本にしてみたぞ」
冬馬「うわっ、真似するなよ!気持ち悪いな!」
春香「なんか・・・ちょっと映えない、というか・・・」
あずさ「うーん、そうねえ・・・」
冬馬「なんかオタクっぽいぞ」
P「いや、お前と一緒の格好なんだけど」
春香「プロデューサーさんにはもっと他の服が似合いますよっ!」
P「顔面の格差社会だ・・・」グスッ - 12 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 11:51:06.33 ID:HBMET0gKo
- 春香「これは絶対格好いいですよ!」
P「ほー、いいな」
あずさ「こういうの、ちょい悪オヤジ・・・って言うのかしら?」
P「お・・・オヤジ、ですか・・・」
春香「お、お兄さんです!ワイルドなお兄さんですよ!」
冬馬「つーか、そこのマネキンそのまま持ってきただけじゃねえか」
春香「うっ・・・い、いいのいいの!プロデューサーさん、絶対似合いますよ!」
P「そうか?じゃあ・・・ってこれ、結構な値段するな!」
あずさ「ふふっ大人の男性のお洒落はお金がかかるものですよ?」
P「でもさすがに上だけで10万はちょっと・・・」
春香「やっぱり、駄目ですよね・・・」
P「そうだなー、こんな立派なのなかなか着ないしな・・・」 - 13 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 11:53:34.16 ID:HBMET0gKo
- 春香「・・・」シュン...
P「あっ、で、でもせっかく春香が選んでくれたんだしなぁ~
・・・たまにはお洒落にお金をかけるのも」冬馬「おいっ!」
冬馬「天海が選んだって、マネキン持ってきただけだろ!」
P「そうだった」ハッ
春香「そ、そうだっけ~」のワの
冬馬「ったく・・・善し悪しがわかんねえくせにブランドもん着ても意味ないだろ?」
あずさ「じゃあ~、次は冬馬君にコーディネートお願いしません?」
冬馬「なっ」
P「冬馬に?」
春香「あ、そっか!冬馬君なら普段から男の人の服選んでるもんね」
P「なるほどな・・・仕事柄、日頃から色々なメンズ服見てるだろうし、俺たちが選ぶよりかセンスはいいだろうな」
冬馬「し、しかたねえな・・・格の違いってヤツを見せてやるぜ!」
あずさ「うふふ、楽しそうね~」 - 15 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 12:35:41.66 ID:HBMET0gKo
- P「どうかな?」ガチャッ
春香「わぁ~っ!ラフな感じなんだけどキレイにまとまってて良いです!似合ってますよ!」
あずさ「本当に、素敵ですよプロデューサーさん」
P「そ、そうかな?ありがとう」
冬馬「ふーん、結構様になってんじゃん・・・まぁ馬子にも衣装、だな」フフンッ
P「は、ははは・・・じゃあ、インタビューはコレで臨むとするか」
冬馬「インタビュー?」
P「あ、そういえば言ってなかったか」
あずさ「今日はプロデューサーさんがインタビュー受ける用の服を見にきたのよ」
春香「せっかくみんなに知ってもらえるんだから、お洒落したほうがいいなーって思って」
あずさ「でも冬馬君、一緒に来たいって言ってたらしいから知ってるものだと・・・」
P「あ~!それ!買い物としか言わなかったんで!忘れてました~あはは・・・」
冬馬「あんたのインタビューの服装か・・・そんなもん、着飾らなくてもあんたらしい格好でいいだろ」
P「え?」 - 16 : ◆TSml/2eVIQ 2013/10/27(日) 12:37:46.81 ID:HBMET0gKo
- 春香「プロデューサーさんらしい・・・?」
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- 2013年10月27日 20:44
- 余裕で1
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- 2013年10月27日 20:50
-
冬馬とあずささんとは珍しい組合せで面白かった。
次は誰かな~?
-
- 2013年10月27日 21:38
- 納得いかないの!春香ばっかりずるいの~!
-
- 2013年10月27日 22:09
- よいね
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- 2013年10月27日 23:09
- あずささんとあまとうが並んでるところを想像したら予想以上に親子だった
-
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