男「どちら様ですか?」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/16(水) 23:25:52.71 ID:H73KR716o
- ピンポーン
ガチャ
男「どちら様ですか?」
女「私クラスメイトの女と言います
欠席中のプリントを持ってきました」
男「はあ…どうも
プリントだけもらいますね…わざわざご苦労様です。」
女「ちょっと、それだけですか?せっかくわざわざ雨のなか持ってきたのに!
少しお話しませんか?」
男「おかえりください」
ガチャ ガチン
女「むぅぅぅ…」 - 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/16(水) 23:27:07.34 ID:H73KR716o
- ピンポーン
ガチャ
男「どちら様ですか?」
女「女です。プリント持ってきましたよ」
男「ではプリントだけ…何をしているのですか?」
女「前はいきなり閉められましたからね
閉められないようにロック部分にガムテープを貼っています!」
男「やめてください。さようなら」
ベリ ガチャ ガチン
女「あぁぁぁ…」
- 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/16(水) 23:27:48.67 ID:H73KR716o
-
ピンポーン
ガチャ
男「どちら様ですか?」
女「女です。プリント持ってきましたよ」
男「いつもありがとうございます。プリントだけもらいますね」
女「えぇ、どうぞ
あと、連絡でプリントの中にある進路希望を月末までに提出しろとのことです」
男「…今日は家に入れろとは言わないんですね」
女「押してダメなら引いてみろ作戦です!」
男「さようなら」
ガチャ ガチン
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/16(水) 23:28:55.59 ID:H73KR716o
-
ピンポーン
ガチャ
男「どちら様ですか?」
女「女です。プリント持ってきました…」
男「…先にプリントもらいますね。それから中へどうぞ」
女「いいです!今日は…よ、用事があるので帰ります」
男「…そんなにビショビショじゃ風邪をひきますよ
タオルを持ってくるのでそこで待っていてください」
女「なんかいつもと違って優しいですね…」
男「いつも優しいですけど何か?」
女「いえいえ、その優しき心にうたれただけです」
男「重畳ですね」
女「えぇ、とっても」
男「それより、早く中へどうぞ」
女「ありがとうございます、お邪魔します」
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/16(水) 23:30:10.81 ID:H73KR716o
- 家の中
女「シャワーまで借りてしまって申し訳ありません」
男「気にしないでください
一人暮らしですから」
女「じゃあ、私今危険な状況だったりします?」
男「…」
女「ちょ、ちょっと黙らないで下さいよ」
男「まあ、大丈夫ですよ
その辺の管理は完璧ですから」
女「生々しい…」
男「まあ、そういうわけであなたを家に上げなかった理由察してもらえましたか?」
女「全く!管理が完璧ならいいじゃないですか!!
これからはあげてくださいよ」
男「…気が向いたら」
女「では、髪も乾いたので帰りますね」
男「えぇ、さようなら」
女「明日は学校来てくださいね」
男「…」
- 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/17(木) 23:11:24.31 ID:erzWqMcoo
- ピンポーン
ガチャ
男「どちら様ですか?」
女「女です。入れてください」
男「…プリントは?」
女「今日はありませんでしたよ」
女「そんなことより、お話しましょうよ」
男「…はぁ、どうぞ」
女「お邪魔します」
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/17(木) 23:12:13.61 ID:erzWqMcoo
- 家の中
女「どうして昨日言ったのに来なかったんですか?」
男「別に、誰も行くなんて言ってませんよ」
女「そんなことじゃ、勉強分からなくなりますよ?」
男「まあ、頭だけは良いので問題ないですよ」
男「そのおかげで、退学にならずにすんでますし、教師も家に来ませんしね」
女「むぅ…」
男「…一つ聞いてもいいですか?」
女「どうぞ」
男「どうして、毎日私の家に来るんですか?」
- 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/17(木) 23:12:54.75 ID:erzWqMcoo
-
男「正直、2年生に上がってからは始業式しかいってないので面識はないと思うのですが?」
女「えぇ、話したことは一度もないですよ」
男「なら、断ればいいじゃないですか」
男「一度なら分かりますが、毎回となれば断れると思えますよ」
女「えぇ、そうでしょうね。ですが私は男さんに興味があったんです」
男「なぜ、興味を持たれたのですか?」
女「男さんは学校じゃ有名なんですよ!なんてたって学校創立以来の天才ですから」
男「それだけとは思えないんですが?」
- 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/17(木) 23:13:33.82 ID:erzWqMcoo
-
女「なかなか鋭いですね…ですがこれ以上は秘密です」
女「というより、学校一の美少女が毎日来てあげてることに幸せを感じないんですか?」
男「…」
女「む、無言はやめてください…虚しくなります」
男「いえ、幸せは感じないですが感謝はしてますよ」
男「プリント一気に渡されても大変ですし」
女「そ、そっちですか!!」
女「もういいです、帰ります」
男「お帰りはあちらです」
女「…明日はちゃんと来てくださいね」
男「…」
- 16 :1 2013/10/20(日) 22:03:18.71 ID:GeEd+X5Bo
- ピンポーン
ガチャ
男「どちら様ですか?」
女「女です。プリントを持ってきました」
男「どうぞ」
女「ずいぶん素直になりましたね!」
男「…おかげさまで」
- 17 :1 2013/10/20(日) 22:10:43.14 ID:GeEd+X5Bo
-
家の中
男「どうぞ、お茶です。それとお菓子をもらったのでこれも」
女「なかなか気が利きますね」
女「もしかして、私が来ると思って用意していたんですか?美しいって罪ですねぇ…」
男「…ご想像にお任せします」
男「それと鏡は洗面台にありますよ!ぜひ、見てきてください」
女「年頃の女の子になんて酷いことを言うんですかねぇ…」
女「普通の女の子なら怒って帰っていますよ…はぁ~」
男「あなたは普通の女の子ではないんですか?」
女「ご想像にお任せします!」 - 18 :1 2013/10/20(日) 22:20:15.07 ID:GeEd+X5Bo
- 男「あなたと話しているとなぜか疲れますね」
女「ほんと気になりますね」
男「…そんなに私のケーキを欲しそうに見つめなくても…」
男「そんなに欲しいんですか?」
女「…そ、そんなに見つめてましたか?」
男「えぇ、それはもう…よかったらどうぞ」
女「ありがとうございます、このケーキがいけないんです!あんまりにおいしいから」
女「もしかしてこのケーキ○○店の有名なケーキじゃないんですか?」
男「おぉ!よくわかりましたね…さすがは食いしん坊さんですね」
女「分かりますよ!すごくおいしいけど、すごく高いで有名でなかなか手がでなかったんですよ」
女「あと、食いしん坊はいただけませんね…男さん次来た時にくさやをポストから入れますよ?」
- 19 :1 2013/10/20(日) 22:25:07.12 ID:GeEd+X5Bo
- 男「…ちょっとしたテロですね、やめてください」
男「やはり女の人は高いものは何でも好きなんですね…」
女「あれ?知らなかったんですか?」
女「実は女のほうが現実主義なんですよ、覚えておいてくださいね」
男「はい…よく覚えておきます」
女「そろそろ帰りますね」
男「はい、それでは」
女「えぇ、さようなら」
女「気が向いたら学校来てくださいね」
男「…」 - 23 :1 2013/10/20(日) 23:43:43.55 ID:GeEd+X5Bo
- ピンポーン
ガチャ
男「どちら様ですか?」
女「女です。プリント持ってきました」
男「どうぞ」
女「今日はわたしがお菓子を持ってきてあげましたよ」
女「ロールケーキ食べれますよね?」
男「嫌いではないですよ」
女「素直じゃないですね…クス」 - 24 :1 2013/10/20(日) 23:51:40.04 ID:GeEd+X5Bo
- 家の中
女「今日は少し男さんと真面目な話がしたくて来ました」
男「いつも私はまじめですよ」
女「何かわたしがふまじめみたいな言い方はやめて下さいよ…ロールケーキあげませんよ?」
男「そんな真面目な女さんが真面目な話とはなんですか?」
女「からかってます??」
男「いえいえ、遊んでます」
女「はぁ…もういいです」
女「では、本題に!男さん!!どうして学校に来ないんですか?」
女「毎日毎日こんなかわいい美少女が学校に来て下さいって言ってるのに!!」
女「友さんとかクラスの皆さんも心配してましたよ」
- 25 :1 2013/10/20(日) 23:58:53.25 ID:GeEd+X5Bo
- 男「…さりげなく自分がかわいいと主張しましたね」
女「えぇ、事実ですから」
男「まあ、それはいいでしょう…なぜ学校に行かないかですか?」
女「はい、そうです。クラスの皆さんや親御さんも心配しておられますよ」
男「そうですか」
女「言いにくいことなら私だけにも話してみませんか?誰にも言いませんから」
男「…」
女「…」
男「…私には友という友人がいます。」
男「彼とは中学校からの付き合いでよく一緒にいました」 - 26 :1 2013/10/21(月) 00:12:14.99 ID:2EAOF5KZo
- 男「私は彼のことを親友だと思い、信用していました」
男「…ですが、去年の始業式のことです」
男「私は聞いてしまったんです」
男「彼が彼の友人に私のことを嫌いだというのを…」
男「彼はつづけて言いました。なぜ努力してない自分とあいつが同じ学校なのか!」
男「なぜ勉強していないあいつのほうが成績が良くて褒められるのか?と」
男「私はその言葉をきいて自分が信用していたものがこんなにあっさり崩れるのかとその時初めて知りました」
男「彼がそんな風に考えていたなんて思いもよらなかった」
男「そんなにたやすく崩れるなら関係などいらないと思い始めて気が付いたら学校に行かなくなっていました…」
女「…」
女「そうですか…そんなつらいことがあったんですね」
男「はい…」
女「で、その話まだ続くんですか?早く理由を知りたいんですけど」
- 27 :1 2013/10/21(月) 00:21:46.54 ID:2EAOF5KZo
- 男「ですから今話してるじゃないですか」
女「えぇ、それらしい話でしたね」
女「でも、それらしいだけであって、本当は違いますよね?」
男「…」
男「どこで気がついたんですか?結構いい線だと思ったんですが…」
女「気がついたも何も…」
女「わたしやあなたのような人が人からいちいち言われたことを真に受けるわけないじゃないですか」
女「その話自体は本当だとコメント一覧
-
- 2013年10月27日 19:16
- これだと有りがちなので男と女を入れ換えよう
-
- 2013年10月27日 19:52
- Amazonのところにウサミン仕込むなwwwwwww
-
- 2013年10月27日 20:26
- 気持ち悪い不登校のヒキブサメンはこんなこと考えてるのか
-
- 2013年10月27日 20:35
- ふーん
読んじゃったよ
-
- 2013年10月27日 20:56
- 天才同士の会話はようわからんね
俺は『普通』なんで
-
- 2013年10月27日 21:21
- バカが天才の事を書いてもバカにしかならん
頭いい奴はそれ相応の奴等とつるむからそれが理由で不登校になったりはしないよ
それに頭がいいだけに勉強じゃない方向で頭いい奴がいることを知ってるし
-
- 2013年10月27日 22:31
- 主人公の性格がイラっとする
これがやれやれ系ってやつ?
あと両親どこ行った
育児放棄もいいとこだろ
-
- 2013年10月27日 23:07
- オチがいいな
淡々とした中でスパッと落としてる
-
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