「毎週土曜日の午前1:42ごろになると、こんな疑問が頭をよぎるんですよね。今からピザを頼んだら何分で自分の口に届くのだろうか。いや、まず誰が届けてくれるのだろうかと」

そう語るのは米ギズモードのアリッサ・ウォーカー記者。マジっすか。アメリカ人の皆さんは週末を迎えるたびに、1分1秒でも早くピザを食べたくてしょうがない病が発症するのでしょうか？

そんなわけで、各アメリカ人から半径10マイル（16km）以内に位置するピザ屋を網羅したマップが公開されました。地元の人気店が分かるだけではなく、誰が最速でピザを届けてくれるかが一目で分かる、アメリカ人必携の地図となっております。たぶん。

さて、公開された地図を見ていきましょう。

ピザハットとドミノピザは、当然のように国中で大規模展開されていますが、チェーン店ごとに切り出してみると地域による違いも見えてきます。ゴッドファーザーは中西部の上あたり、スバーロは東海岸を中心に展開。家庭で焼くピザを販売するパパ・マーフィーは太平洋側の北西部に集中しています（雨の中、アツアツのピザを配達するのが難しいからかも？）。ミシガン州は、リトル・シーザーズの勢力が凄いことになっています。また、チャック・イー・チーズは全米の中でも特にピザファンの多い街に力を入れているようです。

しかし、この地図から読み取れる最も驚くべき事実は、アメリカにもピザ不毛地帯があるということです。少なくともこの地図を見る限り、ネバダ州の大部分、オレゴン州の東側、アイダホ州、そしてユタ州では、半径10マイル以内でピザ不在。該当地域の人口密度を鑑みればさほど驚く事実でもないかもしれませんが、それでも「サッカー観戦のときは何を食べているのか」という疑問は残りますよね。うーん、気になる…。

［Flowing Data via PopSci］

ALISSA WALKER（Rumi　米版）