1:壱:2013/10/27(日) 19:56:04.90ID:EjgQAHhO0
初めてのスレ立てで手が震えてるからうまくタイピングできんし
文才ないし、裏作業しながらで遅いかも知れんが
よかったら茶でも飲みながら聞いていただきたい!
(´・ω・)っ旦
2:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 19:56:46.70ID:lylgTMa40
2倍になったのか…
3:壱:2013/10/27(日) 19:57:55.79ID:EjgQAHhO0
>>2
ちげーよwww
バツだw バツwww
結婚→離婚→結婚→離婚 これねw
5:壱:2013/10/27(日) 19:59:45.34ID:EjgQAHhO0
まずは当時の俺スペック
名前 壱(仮)
18歳 顔は普通だと思う
身長170くらい
あと仮性包Kだわ
高校をわけあって1年で中退した俺は知り合いの勧めで学生自衛官の道に進むことになった。
今はもう無いシステムだけど、ちょっと前までは中学卒業してすぐか高校1年で受験して将来の幹部候補を育成する学生自衛隊(生徒隊)の制度が陸海空それぞれあったんだよね。
給料もらって自衛官としての訓練を受けつつ高校の勉強もして卒業資格も取れる。
親父が元陸自出身だったこともあったし、いろいろあって親元を離れたかった俺はとりま受験して学生の4年間だけでも行ってみようと思ったわけ。
そんでもって2年になった春に俺の人生を変える出来事が起きる。
バツ1だけど、>>1はよく2回目する気力が残ってたね
10:壱:2013/10/27(日) 20:03:03.84ID:EjgQAHhO0
>>7
気力というか、まぁそこがいろいろあるわけだ
ちょっと見づらいから文章切るとこ考えないとだな・・・
生徒は基本的に隊内の宿舎生活なんだけど、
2年になると土日だけは自分で借りた下宿で休みを過ごせるようになる。
俺は自分の下宿を早々に見つけてたんだけど、
友達はまだ決まってなかったから下宿探しを手伝うことになったんだわ。
二手に分かれていろいろと下宿を探したんだけどこれがなかなか見つからない。
学校がど田舎にあるうえに、生徒以外の自衛官も当然下宿は借りてるから
どこもいっぱいでな。
アパートは家賃高いし、だいたい下宿じゃなければ隊から許可が下りない。
あちこち探してたらある下宿のおばちゃんが
「うちは空いてないけどあそこの家も下宿屋してるから行ってみな」
って近くの下宿を紹介してくれた。
9:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:02:42.82ID:pvVvMGeN0
>>1はきっと潜在的にホモなんだよ
早く認めてしまえよ
11:壱:2013/10/27(日) 20:05:42.79ID:EjgQAHhO0
>>9
小さい頃に一度自分がホモかと疑ったことはあるがめでたいことに違ったはw
12:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:08:54.02ID:pvVvMGeN0
>>11
ほほう
何で疑ったんだ?
それと何で違うと思った?
14:壱:2013/10/27(日) 20:12:47.86ID:EjgQAHhO0
>>12
幼稚園の頃だったかなー
同じクラスの男の子にほっぺチューされて萌えたことがある
でも小学4年の時、トイレで同級の男にパンツ無理やり脱がされたときに
吐き気がしたから違うと確信して安心したねw
19:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:19:57.61ID:80uzXMwv0
>>14
無理やりだったから吐き気がしたんだろう
萌えてる時点で素質ありだな!
というかその体験を強烈に覚えているとことか
少なくとも潜在的に自衛隊や離婚、女に対してのなにかしらの気持ちに影響してそうだ…
23:壱:2013/10/27(日) 20:22:40.90ID:EjgQAHhO0
>>19
まぢかぁー
これから先迷ったら選択肢の一つに加えてみるわw
11:壱:2013/10/27(日) 20:05:42.79ID:EjgQAHhO0
まだ新しい感じのその下宿の玄関チャイムをピンポン。
しばらくすると中から若い娘の返事が聞こえてきてドアが開いた。
おっと、もろ俺好みの娘じゃん。年は俺とあんま変わんないくらいか?
飼ってる猫とか抱っこしてるしw テラカワユスwwwどストライクwww
つか俺がここに下宿したいんですけどwww
壱「あ、すいません。下宿探してるんですが部屋空いてませんかね?w」
娘「あー、今お母さんいないからちょっとわかんないんですけど・・・」
どうやら母親が大家らしいが今はいないのか
壱「あ、何時頃なら大家さん帰って来てますかね?また来てみるんで」
娘「今日はちょっと遅くなると思うんで・・・」
娘「あ、伝えておくんで後で電話でもしてみてもらえますか?」
13:壱:2013/10/27(日) 20:10:00.11ID:EjgQAHhO0
当時は携帯どころかポケベルもまだ普及してない時代だったから
すぐに連絡は取れなかったんだよねw だから電話番号のメモもらた。
てか娘(実家)の電話番号ゲットwww 俺GJwww
壱「ありがとうございますw んじゃまた夜にでも電話してみますねーw」
別にこの娘と話ができるわけでもないんだが、ムダにテンション上がったねw
んで夜になったんで「娘出ろ!」と思いながら電話w
出たよw 大家さんと思われる声の女性がwww
壱「あ、すいません。昼に下宿のことで伺ったものなんですが・・・」
大家さん「あー聞いてます。でもごめんなさい、うち今空いてないのよー」
壱「あ、そーなんですねw わかりました、他当たりますw」
秒殺www 娘に電話変わってもらうとかヘタレだった当時の俺にはムリwww
こうして俺の淡い恋心は一瞬で終了・・・・・・・・・しねーよwww
この2週間後に待ち受ける運命の出会いをこのときの俺は予想だにしなかったよ。
15:壱:2013/10/27(日) 20:14:48.56ID:EjgQAHhO0
それから2週間経ったある週末。
隣の班(学校で言うクラスみたいなもん)の班長(担任みたいなもん)が、
めずらしく俺と友達を飲みに誘ってきた。
てか班長が未成年の生徒を堂々と飲みに誘うなよwww とか思うけど、
田舎で他にこれといった娯楽も無い。
生徒が週末になれば飲み歩いてるのは教官連中も暗黙の了解だった。
班長「お前いつもどこに飲み行ってんの?」
壱「○○(店の名前)ですよー」
班長「おし、んじゃ今日は俺がいつも行ってる店に連れてってやるよ」
班長「雰囲気いいとこだぞw 女の子もいるしなw」
16:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:16:47.14ID:hboK5JS00
倍返しだ!
17:壱:2013/10/27(日) 20:18:03.14ID:EjgQAHhO0
>>16
何にだよw
パンツ脱がされた倍返しとか考えたくないぞww
いつも行ってる店もそうだが、所詮はど田舎の飲み屋。
今で言うクラブやキャバクラなんてもんじゃなくて、いわゆるスナックってやつw
店の女の子も「女の子wwうぇwww」ってな感じのおばちゃんがデフォ。
ただ俺らは女目的よりも飲んで雰囲気を楽しむって感じだったから気にしなかったよ。
だからこのときも期待はしてなかったねw
班長「こんばんはーw ママさん、3人だけど空いてます?」
ママさん「あらいらっしゃい。空いてるよー」
ママさんと呼ばれた人はかーちゃんと同じくらいの年かな?明るい感じの人だ。
カウンターに10席くらいとボックス席がひとつだけのそれほど広くない店内は、
たぶん他の自衛官(俺のいた学校は生徒隊の他にも学生隊や幹部候補生の教育施設
もあった)と思われる客で、田舎の飲み屋としては賑わっていた。
なるほど、確かに雰囲気は悪くなさそうだ。
18:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:19:05.29ID:QanLj0Rw0
続けなさい
20:壱:2013/10/27(日) 20:20:45.30ID:EjgQAHhO0
>>18
聞いてくれるか、ありがとう
カウンターの中では店の女の子が3人ほど忙しそうにしてる。
班長は俺と友達を空いてるボックス席へと案内した。
席へ座ってすぐに店の女の子がおしぼりを持ってきてくれる・・・って、ちょwww
壱「あ、あれ?w この前の下宿の娘さんですよね?w」
娘「・・・? あーw あの時のwww」
人懐っこそうな笑顔で笑う彼女は、紛れもなくあのときの下宿娘だった。
班長、GJすぎるからwww
壱「ここで働いてるんですねー(って、あれ?この子俺と年そんなに変わらんだろ・・・)」
娘「母の店なんですよーw 手伝ってるんですw あっちの二人は姉ですww」
ということはママさんが電話で話した大家さんかw
話を聞くと、ママさんは下宿をやるかたわらでこの飲み屋もやってるらしい。
下宿娘は三姉妹の末っ子で、夜には姉妹でママさんの店を手伝ってるそうだ。
こういうところは田舎ならではって感じw
22:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:22:29.71ID:lLDVDiUXi
パンツ脱いで神棚に飾った。
さぁこい!
24:壱:2013/10/27(日) 20:24:47.15ID:EjgQAHhO0
>>22
まだはえーよw
てか期待に添えるかわからんぞwww
23:壱:2013/10/27(日) 20:22:40.90ID:EjgQAHhO0
てなわけで下宿娘スペックw
名前 みぃ子(仮。猫抱いてたからw)
俺と同い歳w 顔はaiko似(当時はaikoいなかったけど)
身長155くらい
あとちっぱいだわw
いまだにaiko見ると思い出して胸キュンする俺キモスwww
24:壱:2013/10/27(日) 20:24:47.15ID:EjgQAHhO0
当然、それから俺の通う店はみぃ子の店に変更w
週末にはみぃ子の店に開店早々飲みに行って、
閉店までみぃ子や姉ちゃんたちと話して過ごすのがすっかり習慣になってた。
みぃ子はなんて言うか、一緒にいてすげー安心できる存在だった。
ふわふわした感じじゃなくて、どっちかって言うと活発でボーイッシュ。
でも根っこの部分ではちゃんと女の子で、笑顔が(俺的には)殺人的にかわいい。
ほんとに歌番組のトークでしゃべってるaikoに雰囲気までそっくりなんだよねw
何度か遊びに行ったり(先輩も一緒だけど)映画に行ったり(姉ちゃんも一緒だけど)
して、俺はどんどんみぃ子のことが好きになっていった。
外出できない平日の夜には隊内の公衆電話(時代を感じるねw)から
店に電話して30分とか1時間話したりした。
営業中に迷惑だろうなとも思うけど、平日はそんなに忙しくないし、
何よりもみぃ子が俺の電話攻撃に毎日のように付き合ってくれるのがうれしかった。
25:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:25:59.86ID:80uzXMwv0
というか自衛隊にはホモたくさんいそうだが…
26:壱:2013/10/27(日) 20:28:59.05ID:EjgQAHhO0
>>25
俺のいた生徒隊は幸せなことにホモおらんかったわw
てか他でもいるかどうかは聞いたこと無いなw
ただ、知り合ってから1年以上過ぎて『みぃ子』『壱くん』と呼び合う仲になっても、
相変わらずヘタレな俺はみぃ子に彼氏がいるのかを怖くて聞けずにいた。
逆に俺がみぃ子のことを好きなのは周りの友達や姉ちゃんたちには
バレバレだったんだけどw
好き好きオーラ出しすぎだろ、俺www
でも、周りがみんな俺がみぃ子のこと好きだって知ってたのに、
誰も「告白したら?」とか焚き付けなかったのは、
今になって考えれば当然だったわけで・・・
27:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:29:04.31ID:NFYuq5HBi
それで、ちっぱいと別れた次の嫁はどうだったのよ?
28:壱:2013/10/27(日) 20:31:56.65ID:EjgQAHhO0
>>27
まあそう焦らんで、もう少し事の成り行きを見守ってくれ
ある日、いつものように別な学生隊の飲み友達と飲んでた時のこと。
友「ていうか壱さん!壱さんはみぃ子ちゃんのこと好きでしょ?」
かなり酔っ払ってるのか、とんでも無いことを突然言い出した。
おいw 目の前に本人いるしww てかこんな形で告白とか絶対やだしwww
こう見えても俺はロマンチストなんだよwww
告白は夜の海でって決めてんのw(←
壱「何言ってんのwちょっと飲みすぎですよwww」
俺は否定も肯定もせず笑ってごまかした。
みぃ子のリアクションが気になったが恥ずかしくて顔を見られない。
29:壱:2013/10/27(日) 20:33:04.25ID:EjgQAHhO0
友「いいじゃないですかー・・・みぃ子ちゃんいい娘だし・・・好きなら好きで・・・」
壱「はいはいw わかったからww みぃ子、ちょっと水持ってきてあげてw」
みぃ子から受け取った水を友の口に無理やり含ませる。とにかくこいつを黙らせなければ。
友「・・・でもねぇ壱さん。付き合うのは諦めてくださいよー」
壱「いいから水飲んでw これ飲んだらもう帰りましょw」
俺はなんとなく嫌な予感がして、友を立たせて店の外に出そうとした。
友「みぃ子ちゃんにはKさんて彼氏がいるんですからぁ・・・」
30:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:33:45.99ID:JYlzCqOb0
スレタイ見てふたなりかと思ってびっくりしちまった
31:壱:2013/10/27(日) 20:36:34.50ID:EjgQAHhO0
>>30
すまんw バツ2って書けばよかったなw
他人の口を借りて酒の勢いで告白なんて絶対イヤだった。
でも他人の口からみぃ子の彼氏の話を聞くのはもっとイヤだった。
おまけに相手がKさん・・・K先輩って・・・。これ夢かなんかでしょ?w
K先輩は俺と同じ生徒隊の1学年上の先輩。
この時は俺が3年だったからK先輩は4年。
生徒隊は4年で卒業なんだけど、4年生になるとすぐに半年間の部隊実習に出る。
K先輩がみぃ子の彼氏と聞かされたとき、先輩は部隊実習で他県に行っているときだった。
別に他の先輩の名前だったらそこまでショックは受けなかったかも知れない。
ただ俺にとってもK先輩は特別な存在だったんだ。
当時の生徒隊では先輩が後輩に「指導」という名目で体罰を与えることが日常的だった。
もっとも的になるのはもっぱら1年生とか2年生で、
3年生になると4年生が実習でいないこともあって指導はされることはほぼ無いけど。
俺が2年のとき、班員全員が3年から指導を受けていたときにK先輩が
「こいつは外で俺が個人的に指導するわ」と言って俺を突然外へ連れ出した。
腕立て300回か、または腹パンか・・・慣れてるとは言え痛いもんは痛い。
俺は何をされるか想像してビビってチビりながらK先輩と外へ出た。
K先輩は俺を宿舎の隣にある食堂の陰に連れて行った。
やばい、殺られる。お母さんさようなら。
33:壱:2013/10/27(日) 20:40:00.13ID:EjgQAHhO0
K先輩「・・・ここなら大丈夫か。壱ってタバコ吸うっけ?」
声色が急にやさしくなって、先輩がタバコの箱を俺に差し出した。
俺があっけに取られていると先輩は
「俺が壱に指導するわけねーじゃんw 同じクラブの仲間だろーw」
と言ってケラケラ笑った。
そう、K先輩と俺は同じ吹奏楽同好会(クラブ)だったんだ。
担当パートは違ってあんまり話したりしたことはなかったけどw
K先輩は俺が他の先輩に指導されないように守るために外に連れ出してくれたらしい。
それから指導が終わるまでの1時間ほどの間、俺は先輩と隠れてタバコ吸いながら、
吹奏楽のことや自衛隊に入る前の話をしたりして盛り上がった。
班のみんな、ほんとゴメンwww
ついでにホモ展開期待したみんなにもゴメンwww
34:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:40:34.81ID:cl4fEI7v0
>>1
つか、今は何歳なのよ?
37:壱:2013/10/27(日) 20:43:11.00ID:EjgQAHhO0
>>34
ついこの前にめでたく四十路に突入したは
43:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:50:45.33ID:cl4fEI7v0
>>37
レス、サンクス。
やっぱり同年代かぁ。
続けろ下さい。
書き溜めしている>>1はできるやつだ。
46:壱:2013/10/27(日) 20:57:06.31ID:EjgQAHhO0
>>43
スレ立てるかどうか悩みながら書いたから溜まっただけだw
結局、聞いて欲しくて立ててるけどなw
35:壱:2013/10/27(日) 20:41:42.07ID:EjgQAHhO0
ちょい補足。
生徒隊は基本、運動部は必ず入らなきゃいけない。
俺野球部、K先輩サッカー部。
ただ部活のほかに任意で入れるクラブがあって
俺とK先輩はそこで一緒だったのね
37:壱:2013/10/27(日) 20:43:11.00ID:EjgQAHhO0
そんなことがあって、それから俺は宿舎内でもK先輩とよく話すようになり、
学年の中でもリーダー格だったK先輩のお陰で他の先輩とも仲良くなれた。
だからK先輩は俺にとっても特別な存在だったんだ。
そのK先輩がみぃ子の彼氏とか・・・やっぱ夢だろ、これw
友「みぃ子ちゃんにはKさんて彼氏がいるんですからぁ・・・」
頭が一瞬真っ白になる。おそるおそるみぃ子の顔を見ると、
みぃ子はちょっと困ったような顔で笑っていた。
(;´ー`) ← こんな感じねwww
肯定はしない、でも否定もしない。それが答えだった。
壱「友さん飲み過ぎてるから今日は帰るわwww」
そう言った俺の顔はたぶん引きつった笑いだったに違いないw
(でもK先輩なら諦めるしかないかぁ・・・)
こうして俺の純愛は幕を閉じました。今度こそw
38:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:44:55.58ID:kTJVRJJr0
吹奏楽のホモ率の高さ!
40:壱:2013/10/27(日) 20:47:23.83ID:EjgQAHhO0
>>38
ブラバンも高いのかよw
てか頼むからホモネタから離れてくれwww
それからも変わらず店には通ったねw
さすがに毎日の電話攻撃はしなくなったけど、日曜で店が休みの日には
みぃ子を誘って遊びに行ったり(姉ちゃんとか友達同伴でw)もしたし。
告白しなかったことが不幸中の幸いか、変に関係がギクシャクすることも無かったしw
どっちかって言うと、先輩が実習から帰ってくるまで
みぃ子に変な虫が付かないように監視役?お目付け役?w
はい、嘘です!それでも好きでしたw 未練たらたらでしたwww
俺、言い訳乙wwwww
39:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:46:42.75ID:+sdChmjg0
40代のおっさんがまぢとかとりまとか…
42:壱:2013/10/27(日) 20:50:15.64ID:EjgQAHhO0
>>39
ネトゲの中毒症状だと思ってくれw
てか気持ちくらい若くいさせてくれw
最近ホントに体力がキツくて年を自覚せざるを得んのだよwww
41:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:47:40.23ID:kTJVRJJr0
40歳のガチムチを想像してる
44:壱:2013/10/27(日) 20:53:07.23ID:EjgQAHhO0
>>41
残念だがガチムチじゃないんだなー
なぜか自衛隊いた当時から体に筋肉つかないんだよ・・・
足だけは太かったけど、辞めてから運動してないから今はガリガリ君
42:壱:2013/10/27(日) 20:50:15.64ID:EjgQAHhO0
半年後、K先輩が実習から帰ってきた。
俺は久しぶりに先輩と飲み明かしたくて、K先輩を誘ってみぃ子の店に行った。
あのときの二人の再会は今でも忘れないねw
二人ともちょっと照れたように笑って「おぅw」とか言ってるしwww
すいませーんw これどこの月9ですかーwww
俺はK先輩に思いっきり飲ませて、俺も思いっきり飲んだ。
うれしいやらさみしいやら、なんかいろんな感情がぐっちゃぐちゃに
混ざった感じで飲まずにはいられませんしw
んで酔った勢いで、周りに聞こえないようにK先輩の耳元でこう言った。
壱「先輩、みぃ子と付き合ってるんですよね?w これからずーっと一緒ですよね?w」
すると先輩は驚いたように「なんで知ってんの・・・w」とちょっと苦笑いして
K先輩「みぃ子な、来年から大学行くんだよ」
K先輩「だから・・・大学卒業したらプロポーズしようと思ってる///」
44:壱:2013/10/27(日) 20:53:07.23ID:EjgQAHhO0
俺号泣wwwww いや、素直にうれしかったんだよwww
K先輩なら仕方ないって諦めてたし、大好きな二人が一緒になるのが本当にうれしかった。
涙と鼻水でグチャグチャになった俺にK先輩が驚いてオロオロしてるw
みぃ子や姉ちゃんたちも何事かとあっけに取られてるw
てやんでい、これが泣かずにいられるかよwww おいオヤジ!酒だ!酒もってこいw
この日は何がなんだかわからなくなるまで先輩と飲みまくった。
そして下宿に戻った途端に襲ってくるさみしさと嘔吐感w
俺はトイレでひとり、ゲーゲー言いながらまた泣いた。
47:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 20:57:39.35ID:kTJVRJJr0
>>44
本当は先輩の事が好きだっんだな…うんうん
48:壱:2013/10/27(日) 21:01:10.46ID:EjgQAHhO0
>>47
確かに好きだったけど別な意味でなw
男として尊敬してたよ
46:壱:2013/10/27(日) 20:57:06.31ID:EjgQAHhO0
それから半年は今まで通り、何事も無かったように過ごした。
店に行ってはK先輩とみぃ子を(酔いに任せて)からかったり、
後輩や班長たちとバカ騒ぎしてママさんや姉ちゃんたちの失笑を買ったりw
半年後にK先輩たちが卒業するときは、卒業パーティーを企画して
平日にも関わらず夜中に宿舎を抜け出して店で飲み明かしたりwww
その頃には俺の失恋の傷もだいぶ癒えてたかなぁ。
いい加減切り替えて次の恋でもしようかなとか、年上もいいよなとか言って
姉ちゃん(次女)をデートに誘ったりとかw
もっとも姉ちゃんにもちゃんと彼氏がいましたけど、はいwww
姉妹からフラれるとか、俺どんだけwwwww てか発情期のサルかよwwwww
48:壱:2013/10/27(日) 21:01:10.46ID:EjgQAHhO0
こうやって何事もなく毎日が過ぎていって俺もそのうち卒業すんのよなー、
とか思った4年生になった春、実習目前。
K先輩はみぃ子と離れないように学校に近い部隊に希望通り配属されてた。
俺もみんなと離れるのはちょっとさみしいから近くの部隊に実習希望しようかなー、
とか考えてる矢先に実家の親父から電話がかかってきた。
父「壱、すまんが実家に戻ってくれ。頼む」
壱「はい?w まだ卒業もしてないんですけどw」
父「・・・ホントにすまん・・・戻って仕事手伝ってくれ」
49:壱:2013/10/27(日) 21:04:12.56ID:EjgQAHhO0
親父は小さいながらも設備系の会社を営んでいて、
本当は俺は高校を卒業したら親父の跡を継ぐ予定だった。
俺が高校を中退しなければ今頃は社長になるために必要な勉強をしてる頃だったはず。
親父は口では「自衛隊やめんなよ。せっかく入ったんだから」とか
「こんな小さい会社俺の代で終わってもかまわねえよw」とか言ってたが、
本心は俺に継いで欲しかったはずだ。
俺も生徒隊を卒業したら、部隊へ行くか実家を継ぐかを考えるつもりだったんだが、
まさかこんなに早くとは・・・
親父の話ではどうやら仕事が思うように行ってないらしい。
今すぐ倒産というほど危機的状況ではないが、若い従業員が
(体力的な問題や、親父が厳しいために)相次いで辞めてしまい、
仕事できる人間がいないというのが俺に戻って来て欲しい理由らしかった。
どうする?親父が困ってるのを見過ごすわけにもいかないけど、
俺はまだみんなと離れたくないし・・・
50:壱:2013/10/27(日) 21:08:42.81ID:EjgQAHhO0
壱「わかった。そっち帰るわ」
気持ちはまだ迷ってるのに、俺の口からはあっさりとそんな言葉が出た。
そして次の日、俺は班長へ事情を説明して退職手続きをした。
幸いに3年生終了と同時に高校の卒業資格も取れてたから、本来の目的は達成されてる。
退職に必要な書類を書いてる俺は、驚くほど感情が無かった。
ただ、みんなにどのタイミングで説明しようかを考えてた。
退職手続きが済んで一週間後に辞めることが決まった日、
俺はK先輩とみぃ子に電話して事情を話した。
二人とも突然のことにすごく驚いて、残念がってくれたのが妙にうれしかったな。
K先輩が電話口で「結婚式には呼ぶから来てくれよな」とか言うから、
俺も「あったりまえですよw 呼ばれなくても飛んできますからww」とか笑った。
51:壱:2013/10/27(日) 21:09:47.15ID:EjgQAHhO0
俺が去る最後の日、K先輩が飲みに誘ってくれた。
(みぃ子と会うのも今日が最後かー)とか考えると行くのがちょっとツライ気もしたけど、
最後くらいはちゃんと笑ってお別れしたいと思った。
店には後輩や他の先輩、仲良くなった飲み友たちが集まってくれていた。
壱「・・・そういうわけで、俺地元に戻りますw 今までありがとうでしたw」
俺はしんみりするのが好きじゃない。だから努めて明るく笑って挨拶した。
壱「てなわけで飲むぞぉーーー!www」
みんなも「おぉーw」とか言いながら、そこからはもう今まで通りの飲み会だった。
閉店時間が近づいて、ひとり、またひとりと別れの挨拶をして帰っていく。
俺も寝坊して飛行機乗り遅れるわけにはいかないので、
適当なところで切り上げることにした。
52:壱:2013/10/27(日) 21:10:54.30ID:EjgQAHhO0
壱「んじゃ、俺もそろそろ帰りますわw」
K先輩「そっか・・・みぃ子、下宿まで壱送ってやって。俺ママさんの片付け手伝ってるから」
壱「いいですよ、帰れますってwww 歩いたってそんなに下宿遠くないですからw」
K先輩「いいから。飲みすぎてふらついてんだし、みぃ子に車で送ってもらえ」
みぃ子「じゃぁ車取ってくるねーw」
そう言うが早いかみぃ子は店の外へ行ってしまった。仕方が無い、送ってもらうとするか。
K先輩「たまには連絡よこせよな。落ち着いたら遊びに来い。俺もいつか行くから」
壱「はい・・・先輩もお元気で。お幸せに~w」
K先輩「おぅw」
最後に先輩とがっちり握手したところでみぃ子が戻ってきた。
53:壱:2013/10/27(日) 21:12:05.13ID:EjgQAHhO0
車の中では俺もみぃ子も無言だった。
下宿までは5分程度だけど、なんとなく空気が重くてもっと長く感じた。
みぃ子「着いたよ~」
壱「おう、サンキュ」
俺はそれだけ言うと車を降りた。
助手席の窓を開けてみぃ子が「じゃぁね」と声をかけてきた。
壱「俺さ・・・」
どうせ最後だし、気持ちくらいは伝えてもバチは当たらんだろ。
壱「俺・・・ずっとみぃ子が好きだったんだ・・・w」
壱「初めて会ったときからずっと。K先輩と付き合ってるってわかってからもずっと」
54:壱:2013/10/27(日) 21:14:57.44ID:EjgQAHhO0
そう言ってみぃ子の顔を見ると、あのときと同じ、
飲み友がK先輩がみぃ子の彼氏だと暴露したときと同じ、
ちょっと困ったような顔で笑ってた。
うん、これでいいw
所詮は自己満だけど、言わなきゃきっと後悔するし。
そして俺はまた「サンキュw」と笑った。「じゃぁね」とは言えなかった。
みぃ子は手をヒラヒラと振って、先輩の元へ戻っていった。
俺はみぃ子の車が見えなくなるまで見送っていた。
[BAD END]
55:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 21:18:12.98ID:Pj8l5G1T0
さぁ!第2のバッドエンドに向けて進もうか!
56:壱:2013/10/27(日) 21:21:41.66ID:EjgQAHhO0
>>55
そうきたかw 突っ込んでくれないのねwww
うそです、ごめんなさいwww
まだこの段階では×2どころか脱DTすらしてないですw
ただ、俺が×2になる理由を語るうえで絶対にはずせないエピソードなのでww
飽きてなかったらもうちょっとお付き合いくださいw
57:壱:2013/10/27(日) 21:24:09.76ID:EjgQAHhO0
地元に戻ってからは親父と一緒に仕事仕事の毎日だったねw
もともと中学のときから仕事手伝ったりしてたから、
下手な新入りよりは俺の方が仕事できたしw
とにかく親父の会社を立て直すのに必死だったわwww
資格も取らなきゃだから猛勉強して恋愛するヒマもねえしw 俺の青春短かったーwww
あ、戻ってきてからもK先輩やみぃ子とはたまに連絡取ってたよw
結婚式もちゃんと行ったw みぃ子のウェディングドレスとかテラカワユスwww
俺また号泣www 親族以上に号泣して姉ちゃんたちドン引きwww
58:壱:2013/10/27(日) 21:25:49.59ID:EjgQAHhO0
仕事が落ち着いてからは俺も人並みに恋愛して、別れて、また恋愛して。
ただ、誰と付き合ってもみぃ子のことは忘れられなかった。
未練無いとかウソだしwww やっぱ俺テラキモスwww
(きっとちゃんとさよならできなかったのが心残りなんだー)
とか自分に言い訳したりしてwww
でも俺もやっぱ男の子なのよねwww
襲い来る性欲には勝てないわけで、みぃ子のこと忘れられないとか言いつつ
しっかり彼女作ってやることはやってたはwww
純愛?w 何それおいしいの?www
59:壱:2013/10/27(日) 21:27:09.39ID:EjgQAHhO0
そんなこんなで20代の頃はどっかのネジが外れたのかってくらい遊んだねw
でももしかしたらみぃ子を忘れたいって一心で必死だったのかも。
まぁ、それも言い訳ですねw
でもどうしても彼女とみぃ子を比べちゃうんだよなぁ。
だから付き合っては別れての繰り返しがしばらく続きます。
60:壱:2013/10/27(日) 21:31:13.22ID:EjgQAHhO0
と、ここで今日は一旦〆ます
ちょっと作業が溜まったので処理しないと明日に響くw
ここまで読んでくれた人ありがとう
思った以上にレスもらってびっくりしてるけど
みんながwktkするような展開を裏切ることにならないかもちょっと心配w
レスもできるだけしたいなぁ・・・
てかみんないいヤツだよね(´ー`)フッ
また明日あげるので、よかったら保守よろしくですw
んだば、おやすみ~(*´∀`)ノシ
61:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 21:33:53.79ID:lLDVDiUXi
>>1乙
明日楽しみwww
転がり人生劇場待ってますwww
63:名も無き被検体774号+:2013/10/27(日) 21:55:27.19ID:SNCFBPgh0
面白い、続きが楽しみ
67:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 06:49:50.33ID:3LRlYdUX0
時折出てくるネットスラングが若干古くて年齢を感じる
73:壱:2013/10/28(月) 20:15:49.97ID:MdMufgDd0
こんばんはw
仕事が押してすっかり遅くなったわwww
みんなレスありがとうw
今日もあんまり時間ないけど、できるだけ書いていきますので
よかったら茶でも飲みながら見てっておくんなさいw
(´・ω・)っ旦
75:壱:2013/10/28(月) 20:21:11.65ID:MdMufgDd0
では>>59の続きからw
K先輩やみぃ子とは、年賀状とたまのメールのやり取りくらいになってから
しばらく経った31歳の春。
俺、人生で二番目の大恋愛をします。
相手はうちの会社に事務のバイトで入ってきた女の子。
見た目も雰囲気もみぃ子とは全然違うタイプ。
以下スペックw
名前 ちょこ(仮。チョコ好きだからw)
27歳(当時。俺の4つ下ねw) 顔はまあまあ普通w
身長160ちょいくらい ちょいぽっちゃりめ
あとでっぱいだわw たぶんFくらいw デブFではないwww
副業(つかむしろこっちが本職?)でピアノの先生してますb
76:壱:2013/10/28(月) 20:24:19.66ID:MdMufgDd0
ちょこはとにかく明るい、つか仕事の合間はずっと話してるw
ちゃんと仕事もしてるから俺も親父も文句は言わないし、
事務所が暗いよりは明るいほうが客ウケもいいからいいんだけどもw
にしてもよくしゃべるwww
人間スピーカーってこいつのためにある言葉www
現場の仕事で疲れて戻って来ても、ちょこが笑って話してると自然とみんな笑ってる感じ。
(結婚するならこういうタイプなんだろうなー)とか思ったりw
誰だよw Fカップに心奪われたんだろとかいうやつwww
図 星 で す か ら
77:壱:2013/10/28(月) 20:26:36.56ID:MdMufgDd0
俺とちょこが付き合うまでにあんまり時間はかからなかったかな。
二人とも洋画が好きでいつも映画の話してたから、
休みの日に俺が映画に誘ったわけ。
映画のあとに食事行ったりカラオケ行ったりしたけど、
毎日会社で会ってるから
間が持たないとかってことも無く自然な感じだったねw
それから休みの日はふたりで遊びに行くようになって、
自然とくっついたって感じかな。
うちの親はちょこの性格よくわかってるし、
俺もちょこの両親に気に入られてたから
特にこれと言った障害もなく、付き合って2年目で結婚w
それが今の嫁です(`・ω・)b
・・・・・・ちょこが今の嫁なのにどうして俺がバツ2なのか、と。
それはもう少し先のお話です。
78:壱:2013/10/28(月) 20:31:10.29ID:MdMufgDd0
ちょことの結婚が決まって、結婚式の準備も着々と進む。
そんなに大袈裟にやる気はなかったから、身内とホントに仲のいい友人だけで
レストランウエディングをすることにした。
出そうかどうか迷ったけど、K先輩とみぃ子にも招待状出しましたよw
でもその招待状が戻ってくることは無かったんだな。
「欠席」じゃなく、返信自体来なかった。
席次決めるのにギリギリまで待っても来なかったから、
痺れを切らしてメールしたねw
そしたらみぃ子からはレスが無く、K先輩のアドレスは変わったのかエラーで戻ってきた。
今までもアドレス変えることはあったけどちゃんと連絡くれてたから、
正直がっかりしたし、ちょっと腹も立った。
けど、まぁ何か事情があるんだろうって思い直したけどねw
79:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 20:31:57.13ID:8N7FTKtw0
壱の浮気相手はやはりKせ…
80:壱:2013/10/28(月) 20:34:10.08ID:MdMufgDd0
>>79
おいw どうしてそうなったww
ちょことの生活は順風満帆・・・・・・てわけでもないw
ケンカはしょっちゅうするし(だいたいは俺が短気起こすのが悪いんだけど)
離婚の危機とまではいかないけど、ちょこが実家に帰って数日戻らないこともあったしw
でもたぶん、どこの家庭でもする程度のケンカじゃないかな?w
根っこの部分では信頼しあってたから、相手を裏切るようなことは無かったよ。
それは今でも同じだけどw
とにかくちょこは何よりも俺が優先で、自分のことは二の次ってタイプだから
たまにめんどくさいけど、俺なりに感謝はしてる。
たぶんちょこが嫁じゃなきゃ今の俺も無いんだろうなって思うねw
ヤダ何これw 単なるノロケじゃんwww
結婚しても相変わらず俺キモスwww
81:壱:2013/10/28(月) 20:36:12.36ID:MdMufgDd0
二人とも子供は好きだけどなかなかできなかったなぁ。
不妊治療とかもしてみたけど、結婚から3年経ってもできなかった。
ちょこはそれでも俺がいればいいと思ってるらしい。
そしてそれは俺も一緒w
そして結婚して4年目を迎えた、ちょこの誕生日の直後のこと。
思いがけない人から電話がかかってきた。
みぃ子の姉ちゃん(次女)だ。
地元に帰ってきてからほとんど連絡なんか取ったことなかったから
さすがにちょっと驚いたねw
83:壱:2013/10/28(月) 20:40:38.54ID:MdMufgDd0
あ、茶菓子出すの忘れてたわ
まぁ食ってくれ
(´・ω・)っ[エンゼルパイ]
次女「あ・・・壱くん?次女だけど・・・」
壱「姉ちゃんw 久しぶりだな、元気だったかw どうしたん?w」
次女「うん。あのさ・・・明後日そっちに行くから、ちょっと時間もらえないかな?」
壱「ん?旅行かw いいよ案内するw」
次女「あ、旅行じゃないんだけど・・・うん。お願い」
なんだか歯切れが悪いし、だいたいにして声が暗い。
壱「なんだよw 何かあったのか?」
次女「ううん。ごめんね・・・w あ、できれば奥さんも一緒に会えるかな?」
壱「ちょこ? うん、大丈夫だけど・・・ ほんとに何かあったん?」
次女「うん・・・詳しいことは会ったときにきちんと話すね。ごめんね」
壱「いいよいいよw んじゃまた明後日にw」
こっちに着く時間を聞いて待ち合わせの約束をして電話を切った。
姉ちゃんが連絡してくることもめずらしいけど、それ以上に元気が無いのが気になった。
(まぁ、会ったときに話すって言ってるしな・・・)
そのときはその程度にしか思わなかった。
84:壱:2013/10/28(月) 20:41:48.28ID:MdMufgDd0
ちょこ「誰からだったん?」
壱「ほら、前に話したみぃ子の姉ちゃんw 何か明後日こっち来るから会いたいって」
ちょこ「おぉーw 壱さん(ちょこは俺を「さん」付けで呼ぶw)の噂の人だw」
壱「噂ってw その姉ちゃんなw 何かちょこにも会いたいってさ」
ちょこ「私にもー? よろこんでw 壱さんの昔の話聞かせてもらおうw」
みぃ子のことは昔の良い思い出ってことでちょこにも話してあったのよねw
今までの彼女には話したこととかなかったけど、ちょこは大丈夫な気がしたからw
その代わりちょこの昔の彼氏の話とかも聞いたりしたけどw
何よりも、ちょこはみぃ子を忘れさせてくれる初めての存在だったしね。
85:壱:2013/10/28(月) 20:43:11.72ID:MdMufgDd0
そして2日後、約束どおり姉ちゃんがやって来た。
が、明らかに様子がおかしい。荷物も少ないし旅行に来た感じではないね。
それでも実際に会うのは10年ぶりくらいになるからやっぱりうれしいw
壱「久しぶり~w 元気だった?w」
ちょこ「はじめまして~ ちょこですw」
次女「壱くん久しぶりw ちょこさんもはじめまして 急にごめんなさいね」
姉ちゃんはどこか暗い感じだけど、それでもやっぱり久しぶりに会えたのは
喜んでくれたのか、ちょこにも笑顔で挨拶してくれた。
姉ちゃんが泊まるホテルに向かう車中ではちょこが興味津々で質問攻めしてた。
壱さんはどんな男の子だったのかとか、みぃ子はどんな感じの娘なのかとかw
姉ちゃんは笑ってひとつひとつに丁寧に答えていたが、たまにボーっと外を見たりして
どうにも心ここにあらずといった感じ。
てかちょこw ちょっとKYが過ぎるからwww
まぁ、無言で重苦しい空気になるのはゴメンだから、こういうときはちょこの明るさが
役に立つこともあるらしいw
86:壱:2013/10/28(月) 20:45:57.55ID:MdMufgDd0
ホテルについて姉ちゃんに待ってるから荷物置いてくるように促したら、
話したいことがあるからふたりとも部屋まで来て欲しいと。
別にホテルの部屋じゃなくてもいい気もするけどなw
それとも誰かに聞かれたくない話なのか・・・
姉ちゃんの様子がおかしいこともあってちょっと不安だったけど、
とりあえずはホテルの人に事情を話して一緒に部屋に通してもらった。
次女「ごめんね、急に来て驚いたでしょう?」
壱「いやw 急なのはぜんぜ・・・」
ちょこ「全然大丈夫です!w 私も会いたいと思ってたので~w」
ちょこw かぶせるなww 俺にも話させろwww
ちょこ「ほんとはみぃ子さんにも会ってみたかったなぁ~w」
とか言ってニヤニヤしながら俺の顔を見るw
ニヤニヤすんなしw 気持ち悪いwww
87:壱:2013/10/28(月) 20:46:51.17ID:MdMufgDd0
次女「ほんとにね・・・w みぃ子も来れたらよかったんだけど・・・」
壱「・・・・・・姉ちゃんさ、電話でも変だったけど何かあったん?」
どうもさっきからみぃ子の話になると表情が曇る。
俺も敏感な方ではないと思うけど(かといってちょこほど鈍感でもないがw)
さすがにこれは様子がおかしいことくらいわかる。
壱「みぃ子もK先輩もずっと連絡してないからさ。何かあったのかって心配で・・・」
次女「Kくんとは離婚したの・・・ やっぱり壱くんには言ってなかったのね」
壱「・・・はい?w 離婚ってみぃ子と先輩が? なんで? いつ?w」
次女「別れたのは4年くらい前かな。理由は気持ちのすれ違いって言うのかな」
次女「最初はちょっとしたことだったみたいだけど、それが大きなズレになったみたいね」
姉ちゃんはそこで「ハアツ・・・」と大きくため息をついた。
がっかりしてるというよりは呆れたといった感じのため息に聞こえる。
てことは、姉ちゃんが元気が無いのはそこが原因じゃないんだろうな。
だいたい4年も前のことだし・・・4年前?
88:壱:2013/10/28(月) 20:48:35.92ID:MdMufgDd0
それで俺は納得したねw
なんでK先輩からもみぃ子からも招待状の返事が無かったのかw
たぶんタイミング的に俺がちょこと結婚する直前かした直後くらいに離婚したんだろう。
招待状が手元に届いたときはとてもじゃないけど
他人の結婚式に行くなんて精神状態じゃなかったろうなw
(でもそれにしたって水臭い。一言くらい言ってくれても良さそうなもんなのに・・・)
俺はまたそこでちょっとさみしいというか悲しい気持ちになった。
ちょこ「夫婦って言っても元は他人ですもん いろいろありますよね・・・w」
壱「ちょこもいろいろあるのかよw」
ちょこ「そりゃ言いたいことは山ほどあるよぉw でも私は心が広いから言わないだけw」
壱「自分で言うかねwww」
次女「ふたりともほんとに仲いいのねぇ・・・w」
とか姉ちゃんにちょっと苦笑されるw
まぁ、確かに仲は悪くないけど・・・
K先輩とみぃ子だって仲は良かったもんな。
うちだって他人事じゃないw
89:壱:2013/10/28(月) 20:52:11.89ID:MdMufgDd0
壱「んでw 姉ちゃんは何があったのさw 言ってみそw」
ちょこ「みそとか古い・・・」
壱「ちょこ少し黙ってwww 何かあったんだろ?」
次女「・・・・・・ううん。なんでもない・・・w 何かふたり見てたら安心しちゃったw」
次女「ちょっといろいろあって凹んでたけどw 元気もらったからもう大丈夫ww」
壱「ちょっと姉ちゃん・・・」
次女「元気になったらお腹すいたw せっかく来たからおいしいもの食べたいなぁw」
壱「ねえty・・・」
ちょこ「おねえさんっっっ!!」
っておいぃ! だからお前はセリフをかぶせるなっ!
ちょこ「泣いてますね? わかりますよ、同じ女ですから」
壱「おいちょこ、いきなり何を・・・」
ちょこ「壱さんはちょっと黙っててぇー!!!」
ぇぇぇえええええΣ( ̄□ ̄;) おま、それ俺のセリフやん・・・
90:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 20:54:44.76ID:ZQdFVnnL0
ちょこおもすろいwww
91:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 20:54:57.59ID:8N7FTKtw0
ちょこさんw
92:壱:2013/10/28(月) 20:56:19.18ID:MdMufgDd0
今さらだがセリフが見づらいよねw
ちょっと見やすくしてみました。
ちょこ「話したくないなら話さなくていい・・・・・・とか言いません(キッパリ)」
こう見えて壱さんけっこうショックだったんです
みぃ子さんと先輩さんが結婚式来なかったこと・・・私にはわかるんです
きっと『自分は今これだけ幸せだから大丈夫』て伝えたかったはずなんです
でも返信すらもらえなくて。何年も経ってから離婚したとか聞かされて
私だったらきっと友達の縁とか切ってます!・・・いやそれはやりすぎか・・・」
壱「どっちだよ・・・」
ちょこ「ほんとはですね。私それが言いたくて今日会おうと思ったんです
壱さんの人生にこれほど影響を与えておいて、今さら何もないは無いです・・・」
93:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 20:56:35.46ID:YolKUq6Z0
ちょこと離婚
みぃ子と結婚
みぃ子と離婚
ちょこと元さや
95:壱:2013/10/28(月) 21:01:31.93ID:MdMufgDd0
>>93
おぉーいい線行ってるねw
エスパー伊東の称号をあげよう
94:壱:2013/10/28(月) 20:58:41.83ID:MdMufgDd0
見るとちょこは目にいっぱい涙を溜めてた。
姉ちゃんも目を真っ赤にして押し黙っている。
こいつはほんとに俺のことになると・・・どっからこんなパワーが出てくるのか
ちょこ「壱さんが好きになった人のお姉さんなら、私のお姉さんも同然ですっ」
いや・・・それはちょっと飛躍しすぎだろ・・・
ちょこ・・・お前マジメなのかふざけてるのか、どっちなんだ・・・
ちょこ「だから、話したいことがあるなら、ちゃんとお話してくださいっ」
そういうとちょこはベッドにぽふんっと腰掛けた。
おい、人様の寝るベッドに勝手に腰掛けるんじゃない。
次女「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
そう言うと姉ちゃんはペタンと床に座ってボロボロと泣き出した。
俺がワケもわからずオロオロしていると、ちょこが姉ちゃんの脇に立ち膝して
姉ちゃんの頭を自慢のFカップにうずめると頭をポンポンなんてしている。
姉ちゃん、そこは俺の指定席なんだが。
95:壱:2013/10/28(月) 21:01:31.93ID:MdMufgDd0
って言うか何この状況www 俺完全に蚊帳の外?www
いいとこ全部ちょこに持ってかれてるじゃんwww
デラかっこわりぃ俺wwwww
そのまま放っておくとふたりして百合の世界へ行ってしまいそうな気がしたので(←
俺も椅子に腰掛けて姉ちゃんに事情を話すようにもう一度促した。
姉ちゃんはしばらくFカップに埋もれて(しつこい)泣きじゃくっていたが、
すこしずつ落ち着いてきたのか、やっと重い口を開いた。
次女「・・・・・・みぃ子が・・・死んじゃうの・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
壱・ちょこ「・・・・・・・・・・・・はい?」
96:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 21:03:31.88ID:5w5ukQGD0
>>1
とりあえず自衛隊生徒を幹部候補と嘘つくのはやめようね^ ^
99:壱:2013/10/28(月) 21:08:24.52ID:MdMufgDd0
>>96
そうか?
俺が入校したときは生徒は防大や幹候へ進ませるのが目的だって教官から言われてたし
事実そこを目標にしてたところがあるからあながち間違ってるとも思ってないけどw
もっとも卒業してからどう進むかは本人次第になるから、正確には幹部候補生の候補生ってとこかw
97:壱:2013/10/28(月) 21:03:40.02ID:MdMufgDd0
子宮頸がん。それがみぃ子の病名だった。
しかも再発らしい。
1年ほど前に発病。手術で子宮を全摘(女の人にはツライよな・・・)して
一度は落ち着いたらしいが最近になって再発したんだとか。
そして医者の見立てでは・・・
次女「たぶんあと半年くらい・・・もう少しもっても一年はムリだろうって・・・」
頭が真っ白になった・・・というか、頭がなんだか自分のものじゃないみたいだった。
体はここにあって意識はどこか離れたところでこの光景を見てる気分。
ちょうどTVでドラマでも見てるみたいな。
いや、むしろTVドラマであって欲しいとさえ思ったね。
98:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 21:06:18.33ID:SeIqTtY+i
まさか余命なんたらの花嫁的展開じゃ…
102:壱:2013/10/28(月) 21:11:42.26ID:MdMufgDd0
>>98
余命1ヶ月の花嫁だっけ?
邦画は苦手だから見たことないけど。
アレ系でみたことあるのはセカチューくらいかな?
100:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 21:09:24.92ID:8N7FTKtw0
>>98
それだと、頭に「バツイチだけど」をつけないとw
103:壱:2013/10/28(月) 21:14:35.49ID:MdMufgDd0
>>100
バツイチだけど余命1ヶ月の花嫁・・・ってシュールなタイトルだな・・・w
それはちょっと見てみたくなるかもw
99:壱:2013/10/28(月) 21:08:24.52ID:MdMufgDd0
ちょこはボロボロ涙を流して泣いていた。
実は付き合い始めて間もない頃に、ちょこも子宮ガンかも知れない
と医者に言われたことがある。
幸いにしっかり検査をしたところ異常はなくて健康そのものだったんだけど・・・。
不安で何日もご飯を食べられないくらい沈んでいた時期があった。
だからみぃ子や姉ちゃんの気持ちが痛いほどわかるんだろう。
俺はと言えば、情けないことに何も言えないでいた。
男ってのはこういうときはホントに情けないよなw
101:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 21:09:55.19ID:IEAW0dcN0
なんだろうこの既視感は…
102:壱:2013/10/28(月) 21:11:42.26ID:MdMufgDd0
しばらく子供みたいにヒックヒック泣いてたちょこが急に口を開く。
ちょこ「お姉さん、私たちに何ができますか?;;」
姉ちゃんは唇をぎゅっとかみ締めて、ブンブンと頭を横に振るだけで何も答えない。
ちょこ「いいんです、言ってくださいっ できることはしますから;;」
そのセリフを聞いて姉ちゃんがまたポロポロ泣き出す。
釣られてちょこもまた子供みたいに泣き出す。
俺はただ呆然・・・。何かって、あと余命一年も無いのに何ができるってんだ・・・?
103:壱:2013/10/28(月) 21:14:35.49ID:MdMufgDd0
やがて姉ちゃんが涙と鼻水でグチャグチャになって、しゃくりあげながら言った。
次女「いっ・・・壱くんっ・・・みぃ子と・・・みぃ子のそばに・・・いてあげて」
次女「あの娘・・・壱くんがっ・・・壱くんのこと、好きなの・・・」
次女「だからぁ・・・一緒にいてあげ・・うぇぇぇぇ」
言いつつまた泣いてしまった。
てかなんて? 今なんて言った?
壱「みぃ子が俺のこと・・・好き・・・?」
しばらく泣き続け、いい加減泣き疲れたのか、
落ち着きを取り戻した姉ちゃんから聞いた話はこうだった。
104:壱:2013/10/28(月) 21:16:42.68ID:MdMufgDd0
みぃ子とK先輩は誰もがうらやむ仲のいいカップルだった。
でも長く付き合ってるとやっぱりどこかで歪みが生まれてくるのか、
次第にふたりの間にはケンカが絶えなくなってくる。
先輩が4年になって実習に行くと、次第にみぃ子は先輩と別れようかと悩み始める。
そしてある日姉ちゃんに俺といるほうが心地良いと言ったことがあるそうだ。
K先輩とみぃ子のケンカを見ていた姉ちゃんは別れるように勧め、
俺と付き合ってみたらどうかと助言したらしい。
(姉ちゃんは俺がみぃ子好きなの知ってたからなw)
先輩が卒業する直前、みぃ子は意を決して別れ話を切り出す。
俺のことはもちろん言わずに。
そしたら先輩が泣きながら考え直して欲しいと懇願したらしい。
必ず幸せにする、大事にすると約束するからと。
少し時間が欲しいとだけその場は治めたらしいが、みぃ子の気持ちはまだ迷っていた。
そんなときだ、俺が地元に帰ることになったのは。
結局、みぃ子は先輩の思いを受け入れてもう一度やり直してみることにする。
結婚もしてしばらくは幸せそうだったらしいが(実際俺にもそう見えた)
最終的にはすれ違いが原因で離婚することになった。
もしあの時、俺が帰ってこなかったら。
K先輩のことなんか構わずにみぃ子が好きだと言っていたら。
そしたら何かが変わってたんだろうか?
105:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 21:18:30.33ID:cqOEd2YA0
>>1
何となく話はわかった
お前、すげぇな
そして何よりも、お前の嫁がすげぇな
一緒に酒を酌み交わしたいと思った
107:壱:2013/10/28(月) 21:23:08.31ID:MdMufgDd0
>>105
俺は別にすごくないぞw
ちょこは確かにいろんな意味ですげぇけどw
ちょこは酒好きだからそう言われたらよろこぶかもなぁw
106:壱:2013/10/28(月) 21:20:02.45ID:MdMufgDd0
次女「あの子・・・離婚したときに言ったの。壱くんだったら何か違ったかなって・・・
ずっと・・・ずっと壱くんのこと好きだったの・・・
だから・・・だからぁ・・・・・・」
それから先は泣いてまた声にならない。
そばにって言ったって見舞いに行くことくらいしか今の俺には・・・
ちょこ「だから・・・壱さんにどうして欲しいんですか・・・?」
姉ちゃん、また頭を横にブンブンと。
どうして欲しいって、そばで看取って欲しいってことじゃないのか?
ちょこ「お姉さん、何かして欲しいならちゃんと言ってください・・・
壱さんおバカさんなんではっきり言わないとわかんないです・・・」
お前ははっきり言い過ぎです・・・
107:壱:2013/10/28(月) 21:23:08.31ID:MdMufgDd0
次女「・・・・・・っして、あげて欲しいの・・・」
壱「・・・え?」
次女「・・・・・・ん、して、あげて欲しい・・・」
壱「ごめん、姉ちゃん。聞き取れな・・・」
次女「・・け、結婚してあげて、欲しいのっっ」
・・・・・・・・・・・・・・・はい?
次女「最期にあの子の旦那さんとして、壱くんに見送って欲しいの・・・」
108:壱:2013/10/28(月) 21:24:18.09ID:MdMufgDd0
時間無くなって来たからキリのいいとこまで書くw
ここで完全に思考回路停止。
て、何言ってるんだこの人w
いやいや、普通にムリでしょwww 俺結婚してるしwww
つか目の前に嫁、いますからwww
壱「・・・・・・・・・・・・・」
次女「めちゃくちゃだったのはわかってるのっ」
うん、そうだねwww
次女「でも、もうこれくらいしかあの子にあげられる希望なんて無いのっ」
いや、そうは言ってもさ・・・w
現実問題、できることとできないことってあるじゃん?w
109:壱:2013/10/28(月) 21:25:34.16ID:MdMufgDd0
壱「・・・・・・・・・姉ちゃん・・・それはさすがにムr・・・」
ちょこ「壱さんっっっっっ」
だからなんだよお前はw
人が話してるときにかぶせるなってのにwww
今大事な話中!!!w
ちょこ「り、りり・・・離婚してくだし@#&!%」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
壱「・・・・・・・・あぁっ?!」
こうして俺はバツ1になった。
112:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 21:27:51.08ID:ZQdFVnnL0
ちょこ大事にしてやれよまじで・・
114:壱:2013/10/28(月) 21:34:14.73ID:MdMufgDd0
>>112
おう ありがとう
死ぬまで大事にする!
113:壱:2013/10/28(月) 21:31:53.85ID:MdMufgDd0
時間なのでそろそろいくわw
いろいろ意見?とか突っ込みどころもあると思うw
釣りだと思ったらスルーしてくれてもいいし
ただ俺はこうすることで気持ちに整理をつけたくて書いてます。
表現の場がびっぷらなのは
ここなら例え釣りだと思ってもヌクモリティで見守ってくれるみんながいると思ったからw
正直、面白い話でもないし、みんなの期待に応えられる展開もないだろうw
ただ立てた以上は最後まで書くと決めた
だから書くw 見たい人は見てってくれればいいw
スレ立てたときに覚悟はしているぞwww
ではまた明日!
おやすみ~(*´∀`)ノシ
118:名も無き被検体774号+:2013/10/28(月) 22:28:13.03ID:JMvu3eGGO
追いついた!
よぉ~後輩w
横須賀にいたのかね?
俺は地元を離れるのが嫌で辞退したが もし入隊していたら田母神さん二世になっていたかも知れぬw
とりあえず保守
奥さん大事にな!
129:壱:2013/10/29(火) 19:53:56.03ID:RA5YRLZa0
>>118
生徒隊だから横須賀ではないですw
まぁ、海自の生徒隊があるところ言えば・・・w
121: 忍法帖【Lv=8,xxxP】(1+0:8) :2013/10/29(火) 01:55:26.79ID:mEJPo3Eui
奥さん同じ女として尊敬する
そんな女性なかなかいない
129:壱:2013/10/29(火) 19:53:56.03ID:RA5YRLZa0
>>121
そうだねぇ
なんて言うか、ちょこはとにかく何かすごいよw
126:名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 14:05:35.02ID:4gZo11Oa0
×2 そういうことか
128:壱:2013/10/29(火) 19:49:51.08ID:RA5YRLZa0
こんばんはw
今日も時間つぶしと思って付き合ってくれたらうれしいですw
まずは茶でも飲んでおくれ
(´・ω・)っ旦
130:壱:2013/10/29(火) 19:56:18.06ID:RA5YRLZa0
さてw では>>109の続きからw
うまくいけば今日中に最後までいけるかも?w
姉ちゃんの突拍子もないお願いから2週間後くらい。
俺はみぃ子の入院している病院にいた。
補足だが、もちろん簡単に離婚して簡単にみぃ子の元へ行けたわけじゃないぞw
はしょってあるが、ちょこの離婚発言のあともしばらく三人でもめたし、
俺の親にもちょこの親にも当たり前だけど猛反対されたしw
131:壱:2013/10/29(火) 19:57:58.42ID:RA5YRLZa0
ちょこ「離婚なんて戸籍にバツが1個つくだけですっ!」
あぁ・・・うん・・・w
それがダメってことだと思うよ・・・w
ちょこ「別にホントに壱さんとずっとお別れするわけじゃないですっ!」
ちょこ「ちゃんと全部が落ち着いたら、そしたらまた壱さんと一緒ですっ!」
ちょこ「その後離婚しなければ別に書類上バツが1個2個ついても関係ありませんっ!」
ちょこ「壱さんがよくてもちょこがイヤなんですっ!離婚したいんですっ!!!」
離婚したいってwww
傍から見たらさぞかしおかしな光景だろうなw
結局、言い出したら聞かないちょこの根気に、全員が渋々承知するしかなかったねw
相変わらず、俺役に立ってないwww
ま、条件がひとつ。
もし運良くみぃ子が生き続けることになった暁には、離婚してちょこと再婚すること。
当たり前っちゃ当たり前だし、俺もそのつもりだし。
132:壱:2013/10/29(火) 19:59:52.07ID:RA5YRLZa0
あと会社なw
父ちゃんはこの2年前に他界してたから会社は俺が継いでた状態。
一応、昔から一緒に働いてる右腕的なやつがいるから現場は回せるっちゃ回せるが、
顧客との大事な打ち合わせは俺が行かなきゃだし。
結局、普段は現場は右腕くんに任せて俺は遠隔で指示を出す。
あとは月に2.3度は地元に帰って打ち合わせに参加したり会社の様子を見たりと
行ったり来たりする生活をすることになる。
従業員数人の吹けば飛ぶような小さい会社だから仕事に穴は空けられないのよw
そんなこんなで、みぃ子の元に来るまでに2週間ほどかかったわけ。
病院にほど近いマンスリーマンションての?を借りて、そこから通うことに。
あ、ちょこも一緒なwww
ちょこ「壱さんひとりじゃなーんにもできないからねw」
確かにそうだが・・・w
うーん・・・離婚した相手と一緒に暮らすというのは、ちょっと不思議な感覚だよねw
まあ、あくまで書類上離婚しただけだから他は何も変わらないんだけど。
133:壱:2013/10/29(火) 20:03:34.00ID:RA5YRLZa0
みぃ子「・・・・・・壱くん・・・?」
壱「・・・お、おう 久しぶりだな・・・w」
それが久しぶりに会った俺とみぃ子の会話だった。
15年くらいぶりの感動の再会・・・ってわけには行かなかったね。
もともと線は細い方だったけど、女の子らしいやわらかさは無くなってて、
薬の影響なのか肌もかさかさで顔色も悪い。
ああ、病人なんだな・・・って思ったよ。
みぃ子「・・・ごめんね、こんなかっこで・・・w そちらは奥さんね?」
『奥さん』と言われてちょこが一瞬複雑な表情になる。
ちょこ「ちょこですっ みぃ子さん、初めましてw お噂は壱さんから聞いてますw」
みぃ子「どんな噂だろw 壱くん、変なこと言ってない?w」
ちょこ「いつもみぃ子さんの話するときは鼻の下が1mくらいになってますw」
みぃ子「あははw みぃ子さんおもしろいw 次女ちゃん、ベッド起こしてくれる?」
壱「おい大丈夫か?ムリに起きなくてもいいぞ」
みぃ子「今日はちょっと調子いいから大丈夫 ありがと・・・w」
134:壱:2013/10/29(火) 20:05:53.14ID:RA5YRLZa0
『今日は』って言葉にグッときた。
目が覚めたら起き上がって顔洗って出かける・・・そんな当たり前のことが
今のみぃ子には当たり前じゃない。
健康で不自由ないってのは『普通』なことじゃなく、なんて幸せなことなんだろうか。
しばらく昔話や結婚式行けなくてごめんねなんて話が続く。
たまにちょこが変な合いの手入れたり、みぃ子がちょこの話を聞きたがって
おもしろおかしく話すたびに楽しそうに笑う。
みぃ子「ちょこさんかわいいw おもしろすぎww」
ちょこ「かわいいのは認めますがそんなにおもしろくないですよ~w」
みぃ子「認めちゃうんだw あはははww」
こういうときのちょこの底が抜けた明るさは本当に助かるw
正直、俺はなんて声をかけたらいいかわからなかったし、俺だけだったら今にも
お通夜が始まりそうな雰囲気になってたに違いないw
そうこうするうちにもうひとりの姉ちゃん(長女)やママさんもやってきて
久しぶりの再開に病室はにわかににぎやかになった。
ちょこが俺の袖をちょんちょんとひっぱって病室の外に連れ出す。
135:壱:2013/10/29(火) 20:08:35.15ID:RA5YRLZa0
壱「・・・どした?」
ちょこ「壱さん、そろそろ本題に入らないと・・・ そのために来たんでしょ?」
あぁ、そうだったw
ついついただのお見舞いみたいになっちゃってるなw
ちょこ「あの様子だとお姉さんから話は聞いてないっぽいよねぇ」
壱「だなぁ・・・ みんないるし、話すなら今だよなぁ」
ちょこ「ですです。これはちゃんと壱さんからお話しなきゃだよ?」
変な汗が出てきて軽くめまいがする。でも言わなきゃいかんしな。
病室に戻った俺とちょこは、改まってみぃ子に向き合う。
壱「・・・あ、あのな、みぃ子。ちょっと大事な話があるんだ」
みぃ子「ん?うん どうした?」
壱「姉ちゃんたちとママさんにも聞いて欲しいんだけど・・・」
次女以外の全員が何事だろうって顔で俺を見る。
やばい、手汗がハンパないw
『えーと』とか『んー』とか言ってると、早くしろと言わんばかりに
ちょこが肘でとんとんしてくる。
わかってる、わかってますって・・・w
136:壱:2013/10/29(火) 20:10:22.21ID:RA5YRLZa0
壱「こ、これ・・・これ書いて欲しいんだけど・・・」
声が上ずりながら、ガクブル震える手でバッグから封筒を取り出す。
中にはすでに俺の部分が書き込み済みの婚姻届。
みぃ子「・・・・・・どういうこと?」
さっきまでのにぎやかさが嘘みたいに、病室がシーンと静まり返る。
当たり前だ。冗談だとしたら最低最悪につまらない部類の冗談だ。
あぁ・・・今すぐにでもここから逃げ出してしまいたい・・・w
137:名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 20:14:28.35ID:kYI+sqCW0
そういえば子供はできたの?
出来にくいって書いてなかったか?
139:壱:2013/10/29(火) 20:19:36.64ID:RA5YRLZa0
>>137
うちらもみぃ子のとこも子供はいなかったよw
子供がいなかったのもみぃ子と再婚できた要因のひとつかな
子供がいたらこうはいかないだろうから
138:壱:2013/10/29(火) 20:17:49.53ID:RA5YRLZa0
次女「あ、あの・・・あたしが・・・お願いしたの!」
重苦しい沈黙を破ったのは姉ちゃんだった。
姉ちゃんがこれまでの経緯を説明すると、
みぃ子やママさんから厳しい一斉攻撃を浴びせられる。
みぃ子もママさんも長女もみんな泣きながら半狂乱で姉ちゃんに詰め寄る。
『バカじゃないの?!』
『何考えてんのっ』
『壱くんとちょこさんに申し訳ない・・・』
『ふたりの親御さんになんて言ってお詫びしたらいいのか・・・』
そんなようなことをずっと言われてた。
まあ、普通に当たり前の反応だろうけど。
その間俺はと言えば、ただ何も言えずに硬直して事の成り行きを見守っていた。
つくづくヘタレ過ぎるな、俺www さいてーwww
139:壱:2013/10/29(火) 20:19:36.64ID:RA5YRLZa0
ママさんが姉ちゃんを平手でパーンと叩いたときになって、
やっと俺は自分でちゃんと理由を言わなきゃと口を開いた。
壱「・・・あ、ちょっとみんな待って。ちがうn・・・」
ちょこ「ぢがうんでずぅっっっ!!!」
・・・・・・うん、もう何も言わないw
ちょこ、お前絶対狙ってるだろwww
涙と鼻水で化粧が取れて、出会ってから今まで見たことも無いようなぶっさいくな顔で
ちょこは必死に姉ちゃんの援護射撃を始めた。
ちょこ「わ、私が壱さんにお願いしたんですっ」
ちょこ「お姉さんホントは何も言わないで帰るつもりだったのに私が言わせたんですっ」
ちょこ「だからお姉さんはなーんにも悪くないんですっ ほんとですっ」
ちょこ「だからみなさん、お姉さんを怒らないでくだし#&%!$ぶわぁーーん」
後半はもう何を言ってるのかわからないw
ちょこが子供みたいに泣き出してしまったためにみんなは黙るしかなくなってしまった。
俺にできることと言えば、グシグシと泣くちょこにハンカチ渡しながら
『・・・そういうことです・・・w』と言うのが精一杯だったw
140:壱:2013/10/29(火) 20:21:30.39ID:RA5YRLZa0
みぃ子「だって・・・そんなことできるわけ無いよ・・・」
あーあ、かわいそうに・・・
みぃ子は具合が悪くて青い顔をさらに青くさせて婚姻届を見つめている。
そうだよねぇ・・・普通に考えればできるわけないんだけども・・・
ちょこ「それじゃ困るんです、みぃ子さんっ」
ひとしきり泣いてちょっと落ち着いたのか、ちょこがみぃ子の手をぎゅっと握って
真正面から目を見ながら話し始める。
これはもう、ちょこにお任せのパターンだ。
こいつにまっすぐ見つめられて言われると、なんと言うか、抗えない力強さがある。
ちょこ「私がこうしたくてお願いしたの・・・ だからまず自分や家族を責めないでください」
ちょこ「それに書類上とは言え、私はもう壱さんと夫婦ではないんです」
ちょこ「それを今さら無かったことにすることはできませんっ」
ちょこ「もうみぃ子さんやご家族の問題だけではないんですっ」
みぃ子「だって・・・だって・・・」
ちょこ「だってもなにもありませんっ」
ちょこ「私たちを巻き込んだ責任取ってくれないと私が困ります(キッパリ)」
ちょこ「だからみぃ子さん 壱さんと結婚するですっっっ」
141:壱:2013/10/29(火) 20:22:55.51ID:RA5YRLZa0
そこまで言い切ったちょこの顔は今でも忘れないねw
なんつーか、初めてのおつかいに成功した子供みたいな得意満面のドヤ笑顔ww
ちょこの迫力に長女もママさんも呆気に取られているw
ただ俺がひとつだけ心配だったのはみぃ子の気持ちだ。
よくよく考えてみれば、みぃ子に頼まれたわけじゃないし、だいたい15年も会ってないし。
おまけに勢いとは言え一方的に告白(とは言えないかもだけど)して、
(;´ー`) こんな困った顔されてるしwww
ちょこの勢いに押されてしまったが、嫌われてはいないにせよ、
当のみぃ子が俺のことどう思ってるのかは未確認のままだしwww
142:壱:2013/10/29(火) 20:24:06.88ID:RA5YRLZa0
壱「・・・みぃ子の気持ちはどうなん・・・?」
みぃ子「わたし・・・わたしは・・・」
固唾を飲み込んで次の言葉を見守る一同。
みぃ子「わたし・・・どうしたら・・・」
みぃ子はまた泣きそうに言葉を詰まらせる。
と、バッチーィィィンっ!っと大きな音が病室に響き渡る。
俺、ちょこに思いっきりひっぱたかれたwwwww
左のほっぺがビリビリして熱くなるはwwwww
壱「・・・ってぇーなっ(涙目)なにすんだよっ(泣)」
ちょこ「女の子に言わせるとか壱さんデリカシー無さ過ぎるしっ(怒)」
ちょこ「プロポーズは男からって卑弥呼の時代から決まってるですっ」
ちょこ「男なら男らしくきっちり決めなさぁああいっ!(ビシィッ)」
143:壱:2013/10/29(火) 20:27:23.48ID:RA5YRLZa0
再び静まり返る室内。
が、みぃ子が耐え切れなくなって笑いだす。
みぃ子「やだw ちょこさんww おもしろすぎるwww」
ママさんが『ちょっと・・・;』と言いながら止めようとするが、
みぃ子は声を押し殺して笑う。
まあ、こういうやつです、ちょこはw
壱「・・・お、おうっ み、みぃ子っ」
みぃ子「・・・・・・はい・・w」
壱「お、俺と・・・け、結婚してくださいっ いやっ!結婚しろ!」
ちょこ「・・・それはちょっとえらそう・・・」
みぃ子「・・・ww ・・・・・・・・・はぃ・・・w」
クスクス笑って、うつむきながら耳まで真っ赤になったみぃ子を
俺はたぶん一生忘れることができないだろう。
(俺も耳とほっぺが真っ赤だったに違いないけども・・・w)
こうして俺は2回目の結婚をした。
145:壱:2013/10/29(火) 20:28:32.68ID:RA5YRLZa0
その後ももちろんバタバタだったねw
みぃ子がまた泣きながら婚姻届にサインをして、そうかと思えばちょこが
『あ!まだママさんやご家族に許しをもらってない!』とか言い出すしw
順序めちゃくちゃだろwww
ごめんなさいとありがとうを繰り返しながら頭を下げるママさんや姉ちゃんたちを
なだめるのも大変だったしw
146:壱:2013/10/29(火) 20:30:56.48ID:RA5YRLZa0
家に帰って飯食って普段どおりにTV観て、
(みぃ子と結婚するのか・・・なんだか不思議な気分だなー)
とか思ってたら
ちょこ「壱さん、今みぃ子さんのこと考えてたでしょw」
壱「ん?いや・・・うんw」
ちょこ「わっかりやすいなぁwww」
それから小一時間、ちょこのインタビュー攻撃w
ちょこ「今のお気持ちはいかがですかっ?!」
ちょこ「プロポーズのお言葉はー?w」
ちょこ「新婚旅行は定番のハワイですか?!w」etc…w
完全に遊ばれてるわw
147:壱:2013/10/29(火) 20:32:33.23ID:RA5YRLZa0
風呂から上がって、さて寝るかと居間に来てみれば
ちょこが俺の布団を敷いてるとこだった。
ちょこ「壱さんはみぃ子さんの旦那さんだからねっw」
ちょこ「こっちの部屋入ってきたらぶっとばすからねっっ#」
壱「はいはいw わかったよw」
ちょこ「お風呂のぞいたらみぃ子さんに言いつけるからねb」
壱「しねぇよwww」
ちょこ「・・・壱さんはみぃ子さんの旦那さんなんだから・・」
壱「わかったってw」
言いかけると、ちょこがキュっと抱きついてくる。
壱「・・・ちょこ?w」
ちょこ「だけどさ・・・だけど・・・今日だけ泣かせてくだ・・・ぶぇぇぇえええ・・・(号泣)」
きっとこいつはこいつなりに精一杯ガマンしてるんだろうな。
いつでも自分よりも俺のことを第一に考えるちょこ。
人が困ってると自分のことは放り出しておせっかいしたくなるちょこ。
そんなことを思うと俺まで泣けて来て、しばらくふたりで泣いた。
148:壱:2013/10/29(火) 20:37:17.22ID:RA5YRLZa0
ちょこ「結婚式しませんとっ」
役所に婚姻届を提出し、みぃ子に報告したところでちょこが唐突に言う。
壱「なんだよ、藪から棒にw」
ちょこ「ウェディングドレスとタキシードで式挙げて写真撮るのb」
みぃ子「えぇっ; いいよそこまでしなくてもー」
ちょこ「ダメダメー こういうのは大事にしないとw」
壱「んなこと言ったってドレスだの式場だのどうすn・・・」
言いかけてちょこのグーパンが俺のわき腹にクリティカルヒット。
ひっぱたかれたりグーパンされたり、散々だな、俺www
149:壱:2013/10/29(火) 20:38:44.53ID:RA5YRLZa0
ちょこ「んー・・・・・・」
みぃ子「外出許可も難しいし、わたしは大丈夫だからw」
ちょこ「んーーーーーー・・・・・・・・・・・・」
みぃ子「ちょこさん・・・w」
ちょこ「・・・病院の中でできないかな?先生と看護婦さんに付き添ってもらってとか?」
壱「あー いいかも?屋上とかでw」
ちょこ「おーw 屋上いいねw」
壱「レンタルのドレスなら大丈夫かな?」
みぃ子「ちょっとふたりともw」
ちょこ「そうと決まったら看護婦さんたちに聞いてみるーw」
そう言ってちょこは飛び出して行ったw
どうにも落ち着かないやつだw
150:名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 20:38:46.17ID:Sj1n3Madi
なんとも言えない気持ちになるな(′・ω・`)
151:壱:2013/10/29(火) 20:41:18.81ID:RA5YRLZa0
みぃ子「ちょこさんて素敵な人だねw」
壱「そうか?ふわっふわしてるし危なっかしいし子供みたいだけどなw」
みぃ子「ノロケに聞こえるよ、それww」
壱「そういうつもりじゃwww」
みぃ子「www ・・・壱くん、ごめんね。ありがとう・・・」
壱「・・・謝るとまたちょこに叱られるぞw」
みぃ子「だねw あー、もっと違う形でちょこさんと知り合いたかったなぁw」
壱「ん?w」
みぃ子「きっといいお友達になれたなぁと思ってw」
壱「今からでも大丈夫だろw てかちょこはきっともうお友達って思ってるぞw」
みぃ子「うれしいなぁw」
実際、ちょこが戻って来て屋上使う許可の取り方だとか
ドレスはどんなのがいいかとかのガールズトークで盛り上がるふたりを見てると
ずっと昔からの親友同士に見えるしw
今さらながらにちょこのコミュ能力に驚いたねw
ここでも俺は笑ってふたりを見てるだけwww
まじ俺って役立たずwww
ちょこの爪の垢煎じて飲みたいw
152:壱:2013/10/29(火) 20:45:45.94ID:RA5YRLZa0
それから2週間くらい経った日。
屋上の使用許可を取って、先生と看護婦さんに立ち会ってもらって
俺とみぃ子の結婚式当日。
ヴァージンロードの絨毯はさすがに無いけど、看護婦さんの提案で
古くなったシーツを縫い合わせて簡単な手作りヴァージンロードまで用意してもらったw
病院に神父さんを呼ぶのはちょっとどうなんだろうと思ったからここは人前式でwww
ドレスとタキシードはレンタルですw
心配だったみぃ子の体調もこの日は良かった。
ちょこにキレイにヘアメイクしてもらって、ウェディングドレス着て。
てかやっぱ何度見てもみぃ子のドレス姿テラカワユスwww
ちょこがいるにも関わらず萌えてる俺、テラキモスwww
153:壱:2013/10/29(火) 20:47:28.53ID:RA5YRLZa0
ヘアメイクの途中でこんなやりとりもw
みぃ子「ねえねぇ、ちょこさんにお願いあるんだけどいい?w」
ちょこ「ん?なになにw」
みぃ子「あのねぇw ヴァージンロード、ちょこさんにエスコートしてもらいたいのw」
ちょこ「えぇぇぇぇw わたしでいいのー?w」
みぃ子「うんw ちょこさんがいいww」
ちょこ「キャーーーw よろこんでーwww」
なんか女子ってすげぇなぁって思ったよw
んでもってちょっとうらやましくもなったw
154:名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 20:48:41.32ID:iDKPxuKK0
>>1
嫁さん、ホントは怖かったんだろうな
やっぱ、酒おごりたいねぇ
南以外ならOKだわw
155:壱:2013/10/29(火) 20:51:25.20ID:RA5YRLZa0
>>154
不安はあったと思う
普通じゃ考えられないようなことしてるし
ヘタすりゃそのまま・・・ってことも考えただろうね
だから今でもほんとに尊敬するし感謝だわw
あ、酒はビールかワイン派だよw
看護婦さんがCDで入場曲を流してくれて式がスタート。
ちょこがエスコートしてみぃ子がシーツのヴァージンロードを歩いてくる。
ふたりで結婚証明書にサインをして、司式者さんが証明書を読み上げる。
指輪は高価なものは買えなかったし時間もなかったから
既製品のカジュアルリングだけどいちおうプラチナ製ですw
最後の誓いのキスは(ちょこに気を遣って)「ほっぺでいいよ」と言われたけど
ちょこがまた「絶対ダメですからw 誓いのキスは唇以外にあり得ないですからww」
とか言うから、唇に軽くキスw
まさかこんな形でみぃ子とキスするとは思わなかったよw
こうして無事、結婚式は終わりましたw
ちょこが親族以上に号泣してたのが印象的www
って、お前は俺かよwww
156:壱:2013/10/29(火) 20:53:13.57ID:RA5YRLZa0
それからしばらくはにぎやかだけど穏やかな日が続きます。
みぃ子の体調は不安定で、調子が良ければ外へ散歩に出ることができたり、
悪ければ一日中寝てることも。
起き上がるのも大変な日はちょこが枕元で小説を読み聞かせたりw
てか、それ俺の仕事じゃね?w
ちょこ「壱さんは読むのへたっぴさんだから聞いててもおもしろくないでしょw」
悪かったなwww
小学校の頃から教科書は棒読みすんのが俺のポリシーなんだよww
本当に毎日が穏やかで、こういう日がずっと続くんじゃないかと錯覚さえした。
だけど現実には、病魔は確実にみぃ子の体を蝕んでいったんだよね。
157:壱:2013/10/29(火) 20:56:25.12ID:RA5YRLZa0
すまん
こっから先は思い出すとやっぱツライわ
ちょっと一服して気持ち落ち着かせてくる
あともうちょいで終わるからw
158: 忍法帖【Lv=23,xxxPT】(1+0:8) :2013/10/29(火) 21:02:04.00ID:+LRXSSQn0
なんのためにみぃさんと再婚したのかわからない。
毎日ちょこさん同伴だし。あなたと一緒にいても意味ないような
161:壱:2013/10/29(火) 21:08:52.86ID:RA5YRLZa0
戻ったw
>>158
姉ちゃんが言うには、せめて最期は大好きだと思える人と一緒に過ごさせてあげたいと。
家族とかじゃなくて、自分を愛してくれて愛せる人と一緒にって
あと、ちょこもずっとびっちり一緒だったわけでもないよw
散歩するときとか病室にいるときでも、ふたりっきりにしてくれること多かったし
その分、ちょこの不安も相当なもんだったと思うけども
まあでも、俺と一緒になった意味があったのかと聞かれると
それは今でも不安に思うことは確かにあるよ
実際、俺はみぃ子に何がしてやれたのかって思う
163:壱:2013/10/29(火) 21:14:54.02ID:RA5YRLZa0
だんだんと調子が悪い日が多くなる。ベッドから起き上がれない日が続く。
そんなときも俺は何もできないで、黙ってみぃ子の手を握ってやることしかできなかった。
弱っていくみぃ子を見るのが辛くて、半日くらい屋上でボーっとしたりすることもあった。
たまにちょこに渇を入れられることもあって、そんなときは気持ちを振り絞ったり。
ちょこはと言えば、みぃ子の傍を離れることが無くなった。
ちょこもツライだろうに、でも現実を必死に受け止めようとするところとか
女って本当に強いなって思ったよ。
4ヶ月目も半分を過ぎる頃になると、みぃ子は話すことも困難になってくる。
たまに目を開けて口を動かすけど、喉から空気が漏れてくる音なことがほとんどで
何を言ってるかなんてほとんど聞き取れない。
唇の動きで必死に読み取って「うん、うん」と返事をするのが精一杯だよ。
看護婦さんが体を拭くのに体位を変えようとしたら、痛みがあるのか「うぅぅ・・・」
と呻く声だけは大きくなる。
そういう時は決まって、ちょこが涙を流しながらみぃ子の頭を優しく抱えてなでるんだ。
164:壱:2013/10/29(火) 21:19:01.47ID:RA5YRLZa0
身内に同じように病気で入院してた人がいたらわかるかも知れないけど、
亡くなる瞬間まで綺麗でいられるのなんてドラマの中の話だけだと思ったね。
水を飲むことすら自力でできないから唇はカサカサに乾いてくる。
薬の影響で髪の毛も抜け落ちるし、肌の色も悪くなってくる。
寝ていても目が閉じきらないから、薄目を開いた部分が乾いてるのもわかる。
ほんとに辛かった。
みぃ子の無残な姿を見ることよりも、着実にみぃ子が死に向かっていることを
この目で見届けなくちゃいけないことが何よりも辛かったね。
そして、それに対して何もしてやることもできない自分の無力さが辛かった。
みぃ子と俺が結婚して173日目。
医者の見立てよりほんの少し、本当にほんの少しだけ頑張って生きたみぃ子は、
大好きな家族と俺、そして家族のように好きでいてくれたちょこに見守られて
静かに息を引き取りました。
こうして俺はバツ2になった。
165:壱:2013/10/29(火) 21:22:16.55ID:RA5YRLZa0
葬儀だの何だのの準備でバタバタして、ゆっくり悲しむ時間も無かったかな。
いちおう喪主だしねw
告別式が終わった夜のこと。
姉ちゃんから1枚のCD-ROMを渡された。
次女「みぃ子が、自分が死んだらふたりに渡して欲しいって」
家に帰ってパソコンで再生してみると、それはみぃ子からのビデオレターだった。
結婚式のすぐ後に撮られたらしかった。
166:壱:2013/10/29(火) 21:24:21.19ID:RA5YRLZa0
『えーっとw 壱くん、ちょこさん。このたびは本当にありがとうございました。
正直最初はなんて無茶苦茶なんだろうって思ったし、次女ちゃんにも腹が立ちましたw
(ビデオを回してるのが次女らしく、いたずらっぽくカメラをにらむ)
本当はね、病気で弱ってる姿なんて壱くんに見せたくなかったし。だって女の子だもんw
それにちょこさんから大事な壱くんを奪うなんてあり得ない!って思ったしw
でも結局断りきれなかったのは、ちょこさんに言われたこともあったけど、
やっぱり壱くんのことが好きだったからだと思う。ごめんね、ちょこさん。
(カメラに向かって手を合わせてゴメンのポーズ。そして数分間の昔の思い出話)
壱くんとちょこさんに出会えたことは、わたしの人生の中で最高の宝ものになりましたw
特にちょこさんw めちゃくちゃって言うかなんて言うかw とにかくもう大好き!
もうちょっと違う形で出会ってたら、きっといい友達になれたよね?w ね?w
(テンションがあがり過ぎたのかちょっと咳き込む)
・・・あー・・。このビデオを見てるってことはわたしはもう死んじゃってるんだねぇ・・・w
もっともっとふたりと一緒に過ごしたかったなぁ・・・
あ、でもいつまでもちょこさんから壱くん取ったままなワケにはいかないよねw
壱くん、わたしの人生で最後に旦那様になってくれてありがとう。
あの結婚式はとっても幸せですてきでした。
そしてちょこさん、大事な旦那様を取られて本当はツライはずなのに、いつも明るく
わたしを笑わせてくれてありがとう。ふたりとも、愛してるぜーw
(カメラに向かって手でハートマーク)
もし、また生まれ変わることができるなら、またすてきなふたりに出会いたいです。
どうか、それまでわたしのこと忘れないでいてください。
・・・・・・・・・じゃぁ、バイバイw』
167:名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 21:29:18.83ID:s5YkaMck0
もう泣いてイイ?
170:壱:2013/10/29(火) 21:33:11.72ID:RA5YRLZa0
>>167
泣いてくれるか、ありがとうw
でも俺にとっては悲しいだけじゃなく、女性の強さとかを感じる出来事でもあったんだよね。
168:壱:2013/10/29(火) 21:30:42.90ID:RA5YRLZa0
ビデオレターを見てる間、俺はぎゅっと下唇をかみ締めて、それでも泣けずにいた。
悲し過ぎて泣き方を忘れてしまったみたいだ。
だけど、『・・・壱さん、お疲れさま・・・』そう言ってちょこが頭をなでてくれた瞬間、
涙が溢れてきてふたりで大泣きしたっけ。
考えてみたらこいつはいつでも俺の背中を押してくれてたな。
だから泣くタイミングを見失ったこのときも、ポンっと背中を押してくれたんだ。
みぃ子もちょこも、俺にとっては大事な嫁さん。
宗教とか信じてないけど、もしみぃ子が言ったように生まれ変わることができるとしたら、
俺はやっぱりこのふたりの大切な人に出会いたいと心から思います。
170:壱:2013/10/29(火) 21:33:11.72ID:RA5YRLZa0
この話はこれでおしまいです。
書いたはいいけどスレ立てるかどうか悩んで、でもやっぱり立ててよかったと思うw
自己満なんだろうけど、書くことで気持ちに整理がつきました。
みぃ子との短い夫婦生活を思い返すいいきっかけにもなったしね。
お付き合いしてくれた人、どうもありがとうでした!
最後に、後日談w
あと2ヶ月ほどでパパになりますw
ずっと子供ができなかった俺とちょこの間にやっとできた子供です。
この子もきっと俺にとってかけがえのない人になるんだろうなw
もう娘だってわかってるけど、ちょこみたいな人を思いやることのできる明るい女性に
育って欲しいと願っています。
娘が大きくなったらいつかこの話するのかなーw
171:壱:2013/10/29(火) 21:34:24.59ID:RA5YRLZa0
これから生まれてくる愛娘の名前。
命名『みぃ子(仮w もちろん本名はみぃ子の本名と同じですw)』
壱さんがいつまでも忘れないように、みぃ子さんの願いどおりずっと傍にいられるように。
そう笑いながらちょこが決めてくれた名前ですw
子供が娘とわかったときから決めてたんだとかw
最後まで付き合ってくれたみんな、どうもありがとうw
どうか、今の家族を、奥さんを、友達を、大事にしてあげてください!
172:名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 21:41:14.67ID:vqANgXnj0
みぃ子ちゃんが授けてくれたんだね
174:壱:2013/10/29(火) 21:48:14.40ID:RA5YRLZa0
>>172
ちょこは「みぃ子さんが帰ってきたんだよ~w」とか言ってるw
「わたしの子供だから今度は病気しない丈夫な子になるよ~」だってw
173:名も無き被検体774号+:2013/10/29(火) 21:42:11.17ID:iDKPxuKK0
あれれ、おめでたかぁ~
そいつは良かったね
それじゃぁ、お酒はしばらくお預けだな
嫁さんをしっかりと支えて
幸せな家庭をいつまでも
174:壱:2013/10/29(火) 21:48:14.40ID:RA5YRLZa0
>>173
今でもまだまだちょこに背中押されることが多いから
これからはしっかり支えていけるように頑張ります!
180:名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 02:55:19.64ID:4qSSz1XE0
泣けた…。
1よ、お疲れ様。
これから家族3人お幸せに。
183:名も無き被検体774号+:2013/10/30(水) 08:42:50.09ID:ig23Jk8h0
お疲れ!
後半読んでるうちに
昔親父が入院してたのを思い出して
胸が締め付けられる感じだった
その親父が亡くなって
うちにも子供が出来て もう5才
これから子育てなど大変だろうけど
頑張って!末長く幸せに!
189:名も無き被検体774号+:2013/10/31(木) 03:51:03.37ID:9PCiz3Q/0
素敵な話をありがとう。いろいろ見に積まされた。俺も嫁さん大切にするど
童貞を卒業したくて妊婦デリとやらに初めて行ってきた
職業柄いろんな死体見慣れてるけど質問ある?
7歳からの俺のオナニー年表を書く
先月27歳で亡くなった兄との思い出を語ってく
これは抜けるwwwwwwwともちんこと板野友美ラスト水着姿が巨乳すぎる
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1382871364/
コメント一覧
長すぎて読めん。それだけタイピングできれば十分だ。
妻がいる人間と?
意味わからん
同情で結婚して、惨めな思いさせてるだけじゃん
名付けとかをそのまま説明したら、子どもはどう思うかとか考えられないのかな。