台湾のお葬式は、日本のような白黒モノトーンな悲しみに包まれたものではなく、爆竹が鳴り響き、派手な装飾を施した葬儀会場では、マーチングバンドが故人の棺のまわりをラッパや太鼓を演奏しながら行進するという、どちらかというとパレードとか祭りに近いものなのだそうだ。
葬儀を豪華盛大に行うことは、故人の功績をたたえ、葬儀を営む故人の親族、子どもたちがいかに自分が親孝行であるかを誇示する意味合いがあるという。
この映像は女子マーチングバンドが葬儀会場で棺を回りながら演奏する様子を撮影したものだ。
葬儀は台湾人の平均年収の10倍を投じて行われる場合もあり、ショーガールなどが呼ばれることもあるそうだ。
その他、泣き女と呼ばれる、遺族の代わりに大声で泣き叫んで悲しみを表現する、「哭喪人(クサンロン)」が呼ばれ、会場で盛大に悲しみを表現してくれるという。
とはいえ、最近では台湾でも、葬式のスタイルも変わりつつあり、特に台北市では「殯儀館」と呼ばれる斎場で告別式を行うことが多くなっているという。
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コメント
1. 匿名処理班
最近はそうでもないのかもしれないけれど、
ニューオリンズのジャズのお葬式とかも派手だよねぇ。
見方によっては日本の一昔前の霊柩車も
外国の人から派手だと思われてたりして
2. 匿名処理班
アフリカ系の人達の葬式も賑やかで、むしろ楽しそうに故人を送るね。
こういうのも有りだな。
人はいずれ逝く事を考えると、湿っぽくするばかりが葬式でもない。
3.
4. 匿名処理班
これはごく一部の金持ちだからな
大多数はもっと普通だぞ
5. 匿名処理班
正直、日本のお葬式とかが嫌い。慣習に振り回されて
遺族がゆっくり悲しむ暇もない。あとに残るのは疲労と
大変な額の請求書。そのくらいなら、いっそ生きてる
人間が楽しめちゃうイベントにした方がいいと思う。
6. 匿名処理班
静かで厳かな方がまだ良いわ。そもそも葬式なんていらんと思ってるが。
7. 匿名処理班
自分が死んだら賑やかな葬式にしてほしいな
笑って見送ってもらえたら幸せだ