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やすな「ソーニャちゃん!私にも彼氏が出来たよ!」



漆原「暑すぎてやる気でない」 芦屋「お前はいつもないだろ」
春香「ほ~ら、響ちゃんのグラビア巻頭特集だよ!」
漆原「ベルが遊びにやってきた」鈴乃「『面倒を見に来た』だ」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 20:51:04.09 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「……は?」



やすな「出来たんだよー私にも!彼氏が!」



ソーニャ「寝言は寝て言え」



やすな「あんれー?ソーニャちゃんはいないから悔しいのー?」



ソーニャ「そんなわけあるか!」



やすな「あー!悔しいんだー!悔しいんでしょー?あははははは!!」



ソーニャ「くっそう……」








9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 20:53:34.14 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「だいたい、お前に出来て私に出来ないことがない。妄想だろ」



やすな「そんなことないよ!」



ソーニャ「だったら呼んでみろ」



やすな「れ、連絡先まだ知らなくて……」



ソーニャ「見ろ、やっぱり嘘だ」



やすな「ち、違うよぉ!」








15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 20:55:25.19 ID:9S71fzzI0




彼氏「やすなちゃんいるー?」カ゛ラッ



ソーニャ「ん?」



やすな「あー!彼氏くん!」



ソーニャ「は?」



男「いやー今日は早いねー」



やすな「たまたま早く起きちゃってねー」



ソーニャ「おい、誰だこいつ」



やすな「彼氏だけど?」



ソーニャ「……はぁ?」








16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 20:55:54.01 ID:KseU7Ye90




わさわさしてきたwwwwww









20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 20:59:00.49 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「……エキストラの人かなんかか?」



やすな「わ、わざわざ雇わないよぉ!」



彼氏「この人は?」



やすな「あのソーニャちゃんです」



彼氏「あーあー!あの!」



ソーニャ「おいお前、どういう説明したんだ!」



やすな「し、知らないですぅ~」



ソーニャ「“あの”ってなんだ!おい!」



彼氏「いやぁ、どうもどうも。僕やすなの彼氏」



ソーニャ「………本気かこいつ」








21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:00:51.20 ID:9S71fzzI0




彼氏「紹介も済んだことだし……缶蹴りしよー!!」



やすな「いえーい!」



ソーニャ「は?」



彼氏「あれ?缶蹴り知らない?」



やすな「じゃあ相撲とる?」



彼氏「いいねー!相撲!やろう!」



ソーニャ「は?は?」



彼氏「ん?」








22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:03:34.91 ID:9S71fzzI0




彼氏「あ、やっぱ缶蹴りのほうが良かった?」



やすな「素直じゃないなぁ」



彼氏「ねー」

やすな「ねー」



ソーニャ「……こいつ、周波数が合ったのか」



やすな「うーん……でももう休み時間少ないよー」



彼氏「ほんとだー」



やすな「もうトークしてまた放課後にしようか!」



彼氏「そだねー」



ソーニャ「何だろう……普通の会話なのにイライラする……」








23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:06:42.91 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「そもそもお前ら、いつから付き合ってたんだ?」



やすな「えっとね、昨日」



ソーニャ「昨日!?」



やすな「私が一人で帰ってたら草むらから彼氏くんがエンカウントしてさー」



彼氏「成功だったね、あの作戦」



やすな「それで告白されたから、オッケーしたの」



ソーニャ「なんでだ!?」



彼氏「ドラ◯エ風に飛び出してよかったー。ポ◯モン風に飛び出したら戦うところだったよー」



やすな「ほんとほんと」



ソーニャ「なんだ……?バカ同士でしか通じない会話しやがって……」








24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:11:08.28 ID:9S71fzzI0




キーンコーンカーンコーン



やすな「あ、休み時間終わっちゃった」



彼氏「ほんとだ。教室戻らないと」



やすな「ばいばーい」



彼氏「また放課後ねー」



ソーニャ「放課後も来るのか」



やすな「当然じゃない!だって放課後はカップルの時間なんだよ!知らないの?」



ソーニャ「……??カップル?」



やすな「私達のことだよぅ!」



ソーニャ「………ああ、そうだったな。そうなのか」



やすな「ソーニャちゃん色々知らなすぎだよぉ!」



ソーニャ「そんなもん知らなくていいからな」



やすな「ひどい!」








26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:13:51.07 ID:t1eAnajI0




脳内再生余裕すぎるw









27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:15:47.22 ID:9S71fzzI0




放課後



彼氏「やすなちゃーん!」ハ゛ッ



やすな「彼氏くーん!」ヒョイッ



彼氏「あはははは!また避けられた!」



やすな「あははははははは!!」



ソーニャ「何がおかしいんだ」



やすな「あ、ソーニャちゃん」



ソーニャ「ていうか、なにやってんだお前ら」



やすな「ドラ◯エごっこ」



ソーニャ「なんだそれ」



彼氏「よーし!じゃあ放課後はドラ◯エごっこだー!」



やすな「おー!」



ソーニャ「……は?」








31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:18:35.11 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「またこの森か」



やすな「ツチノコいるかなぁ」



ソーニャ「いるわけねーだろ」



彼氏「見つけたー!」



やすな「ほんとにー!?わーい!」



ソーニャ「ふ、ふん……そんなわけ……」チラッ



彼氏「嘘でーす」

やすな「でーす」



ソーニャ「……………」ヒ゜キッ



彼氏「あはははははは!!」ワサワサ

やすな「うひひひひひ!!」ワサワサ



ソーニャ「鬱陶しさが2倍になった……」








35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:21:49.65 ID:9S71fzzI0




彼氏「まぁそんなくだらない話はさておき」



やすな「ドラ◯エごっこはじめよー」



ソーニャ「ああ、そうだったな」



彼氏「まず俺がゾンビなのね」



やすな「じゃあ私僧侶!」



ソーニャ「……何の話だ?」



やすな「だからドラ◯エごっこだよ!」



ソーニャ「そもそもそれを知らないんだが」



彼氏「うーんと、まぁ勇者が悪いやつばんばん倒していくゲーム」



ソーニャ「ふむ……殺し屋とだいたい同じだな」



やすな「ち、違うよ……そんなホラーじゃないよぉ……」








36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:25:43.77 ID:9S71fzzI0




彼氏「がおー!ゾンビだぞー!」



やすな「とりゃ!」カ゛スッ



彼氏「ぎゃー!」



彼氏「かれし は 25のダメージをおった!(裏声)」



ソーニャ「(なんだこれ……)」



やすな「ソーニャちゃんも!ほら!」



ソーニャ「ああ、そうだな」チャキッ



やすな「ソーニャちゃーん!モノホンのナイフ出しちゃダメだよー!一般人なんだよ!?」



ソーニャ「お前と付き合うぐらいだ、お前ぐらい頑丈なんだろ」ヒュッ



彼氏「ホァァァァァイ!!」ヒョイ



ソーニャ「くっ、なんだと!?」



やすな「あははははは!だっさ~!!」



ソーニャ「く、くそ……」








37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:27:28.12 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「き、貴様、何らかの訓練を受けてるな!?」



彼氏「まぐれだよぉ」



やすな「あれれ~?もしかして弱くなったぁ~?」クスクス



ソーニャ「ふん!」ク゛キッ



やすな「ぐえっ!」



彼氏「あはははははは!!」



ソーニャ「なんで笑ってんだお前は!?」








38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:32:35.29 ID:9S71fzzI0




彼氏「あれ?もうこんな時間かー」



やすな「ほんとだねー。帰ろっか」



ソーニャ「無駄に疲れた……」



彼氏「おいしいクレープ屋さんあるんだよ。一緒に食べよう!」



やすな「わーい!クレープ屋さんだー」



ソーニャ「子供かお前は!?」



彼氏「ソーニャちゃんは?」



ソーニャ「ま、まぁ……付き合ってやらんこともない……」



やすな「うわーい!」スタタタタタタ



彼氏「行こう行こう!」タタタタタ



ソーニャ「……こいつらは……」








39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:34:32.80 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「またここのクレープ屋か……」



やすな「あのクマ見に行く?動物園に」



彼氏「いいねー!」



ソーニャ「わ、私は行かんぞ!動物は嫌いなんだ!」



彼氏「へー。ソーニャちゃんいがーい」



やすな「ねー」

彼氏「ねー」



ソーニャ「鬱陶しいな……」








40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:36:01.44 ID:9S71fzzI0




彼氏「買ってきたよー!」



やすな「新作なんだって!」



彼氏「絶対美味しいよ!」



ソーニャ「………」



彼氏「あー疑ってるー」



やすな「ほんとだー」



彼氏「もし美味しくなかったら埋めていいよ!」



ソーニャ「そうか」



ハ゛ハ゛ーン








41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:39:27.02 ID:9S71fzzI0




やすな「それにしても、よくここにクマが出たよねー」



彼氏「あの写真見せてもらったけど、たんこぶでっかいよねwwwwwwww」



やすな「あはははははは!!!」



ソーニャ「なに笑ってんだ……」



やすな「面白かったなー。もう一回出てきたら面白いのに…」



ソーニャ「や、やめろ!変なフラグが……」



カ゛サカ゛サ



クマ「ガルルルル……」



やすな「……死ーん」カ゛チッ



彼氏「あわわわわわわ………」



ソーニャ「とうっ!」ヒュン








42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:41:39.22 ID:9S71fzzI0




やすな「ソ、ソーニャちゃーん!すぐ撤退しないでー!」



「なにかお困りのようですね~」



やすな「その声はあぎりさん!どこから……」



あぎり「呼びましたか~?」ス゛ホ゛ッ



やすな「じ、地面から直接!生首!」



あぎり「私も困ってるんですぅ~」



やすな「何で出て来たんですかー!」



彼氏「……あぎりさん?」








43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:44:52.86 ID:9S71fzzI0




あぎり「おやおや~?この方は~?」



やすな「私の彼氏です!て、紹介は後にしますから助けてくださーい!」



あぎり「わかりました~忍法で何とかしましょう~」



あぎり「いーちにーの…ニンッ」ホ゜ムッ



クマ「ギャン!」ス゛ホ゜ッ



やすな「す、すごい!一瞬で地面に穴が空いた!」



ソーニャ「落とし穴にハマっただけだ……」



あぎり「ただの忍術ですがな~」



ソーニャ「絶対嘘だ……」








44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:51:45.95 ID:9S71fzzI0




「クマは動物園に帰りました」





やすな「彼氏です」ト゛ヤァ



あぎり「あぎりですぅ~。よろしくねぇ~」



彼氏「よ、よろしく…」ス゛ホ゜ッ



彼氏「え」



あぎり「あ、それ忍者用の……」



彼氏「うわぁぁぁ!」フ゛ンッ



ト゛カーン



彼氏「はぁ……はぁ……」



やすな「わーすごい」



あぎり「失敗しちゃいました~お元気で~」ト゛ロン



やすな「消えたっ!?」



ソーニャ「相変わらずあいつはわからん……」








45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:55:12.75 ID:9S71fzzI0




やすな「よく爆弾ってわかったね」



彼氏「だって急に抜けたらびっくりするでしょ!」



ソーニャ「まぁそうだが」



やすな「私達は失敗しちゃってさぁ~」



彼氏「ど、どうなったの!?」



やすな「うーんと……」



ソーニャ「アフロだな」



彼氏「どうなったのそれ!?」








46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 21:58:58.89 ID:9S71fzzI0




彼氏「へぇ~……あぎりさんかぁ……」



ソーニャ「あいつはよくわからん……」



彼氏「いつもどこにいるんだろう?どこにもいなさそうだけど……」



やすな「忍者同好会に入ってるよ」



彼氏「そんなのあるの!?」



やすな「まぁ潰れてるけど」



彼氏「ああ……」



やすな「あったら入りたい?私は入りたいなぁ~」



彼氏「入りたいねぇ」



ソーニャ「お前らの脱線の仕方がすごい」








47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:02:33.23 ID:9S71fzzI0




彼氏「あぎりさんって忍者なの?」



やすな「そうだよ!」



ソーニャ「ほとんどインチキだけどな」



やすな「クナイじゃなくてブーメラン投げたりね」



彼氏「さすがきたない忍者きたない」



やすな「それがどうしたの?」



彼氏「不思議な人だなぁって思って」



やすな「あー!それ私も最初思った!」



彼氏「シンクロ!シンクロ!」



やすな「あははははははは!!」



ソーニャ「どこで笑ってんだ!」








49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:04:40.44 ID:9S71fzzI0




彼氏「どうやってあぎりさんと連絡とってるの?」



ソーニャ「ほぼ無線だな。ケータイもってるみたいだが」



彼氏「こっちからは連絡とれないんだ」



やすな「呼べば来るけどね」



ソーニャ「どっから聞いてるか分からん……」



彼氏「やっぱり不思議だねぇ……」








50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:11:19.51 ID:9S71fzzI0




彼氏「今度忍者同好会つれてってもらっていい?」



やすな「もちろんだよー!」



ソーニャ「いいのか?」



やすな「だってまだちゃんと紹介してないんだよ?」



ソーニャ「まぁそうだが……」



やすな「手裏剣の名刺もあるんだよー!」



彼氏「ほんと!?見せて見せてー!」



やすな「ほらこれ」



彼氏「すっげー!ほんとに名刺だ!あははははははは!!」



やすな「あはははははははは!」



ソーニャ「よく笑うなお前ら」








51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:12:41.21 ID:9S71fzzI0




彼氏「……ん?これ、ほら」



やすな「あ、普通にケータイ番号書いてあった」



ソーニャ「なんだと!?」



やすな「すごい発見だよー!」



彼氏「えっへっへ」



ソーニャ「知らなかった……」



彼氏「これでいつでも電話できるよ!」



やすな「やったね!」



ソーニャ「それは私に言ってるのか」








53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:22:41.52 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「しかし、なんでそんなにあぎりを気にかけるんだ」



やすな「ほんとだよー!浮気ー?このこのー」



彼氏「あはははは!違うよ!不思議な人だから!」



やすな「それはそうだけどさー」



ソーニャ「ふん、同業とはいえ全く情報が無いからな」



やすな「ソーニャちゃんでもこれだもんなぁ」



彼氏「ほんとに不思議だなぁ……」



やすな「あ、でも家行ったことあるよ」



彼氏「不思議度がちょっと下がったね!」



ソーニャ「不思議なのは変わらんが」








54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:28:04.63 ID:9S71fzzI0




彼氏「あ、もうこんな時間だよ!帰らないと!」



やすな「ほんとだね。」



彼氏「じゃあね!ばいばーい」



やすな「また明日ねー!」



ソーニャ「ああ、私はやることがある。お前は帰れ」



やすな「ま、まさかまた仕事!?行かせないよ!」



ソーニャ「ふんっ!」ク゛キッ



やすな「ぐへー」ト゛サッ



ソーニャ「……悪いな」スタスタ








56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:32:51.72 ID:9S71fzzI0




彼氏「…………」スタスタ



ソーニャ「………」スッ



彼氏「…………」スタスタ



ソーニャ(……あの身のこなし……)



ソーニャ(間違いない、何らかの訓練を本当に受けている)



ソーニャ(だとしたら、確実に同業者……やすなに近づくということは……私への脅威ととれる)



ソーニャ(証拠と確信がとれたら……殺す)



ソーニャ(よしっ)



ソーニャ(……あれ?どこだ!?どこにいる!?)



ソーニャ「くっ、見失った……いつのまに……」








59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:42:18.48 ID:9S71fzzI0




あさ



ソーニャ「……」



やすな「ソーニャちゃんおっはよー!」



ソーニャ「ああ、やすなか」



彼氏「おっはよー!」



ソーニャ「あとお前か」



彼氏「あれあれー?扱い悪い?」



やすな「私に嫉妬してるんだからしょうがないよー」



彼氏「そーなのかー。隅に置けないなぁ~このこのぉ~」



やすな「あははははははは!」



彼氏「あはははははははは!」



ソーニャ「やかましい!」








60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:46:45.43 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「そういえばお前、家はどこなんだ」



彼氏「ん?家?わりと近いけど、教えないよー」



やすな「私も知らないんだよねー」



彼氏「秘密ってとっておくべきでしょ?」



やすな「なるほどー!」



ソーニャ「……そうか」



彼氏「やすなちゃんちは?」



ソーニャ「こいつんちなんかに興味はない」



やすな「えー?面白いよー?」



ソーニャ「おもちゃで溢れてるんだろ」



やすな「そうだけどさー」



ソーニャ「片付けろ!」








61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:51:39.59 ID:9S71fzzI0




彼氏「お、そろそろ予鈴鳴っちゃうなー。また昼にねー」



やすな「うん!ばいばい!」



ソーニャ「…………」



やすな「ソーニャちゃんどうかしたの?お腹すいた?」



ソーニャ「朝からそんなわけあるか!」



やすな「じゃあうどうしたの?」



ソーニャ「い、いや……なんでもない」



やすな「さては今日も仕事が!?行かせないよ!?」



ソーニャ「うるさい!今日はない!」



やすな「なーんだ。良かった」



ソーニャ「まったく……」








62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:55:20.85 ID:9S71fzzI0




ひるやすみ



彼氏「きたよー!」



やすな「知ってるー!」



やすな「あはははははははは!」

彼氏「あははははははははは!」



ソーニャ「ああうるせぇのが二人になった……」



彼氏「どうしたの?そんな浮かない顔して。ご飯忘れた?」



ソーニャ「なんでお前らは私のご飯を気にするんだ!」



やすな「だって変なものとか食べてそうだし」



彼氏「お腹すいたのかと思って。昼だし」



やすな「あ!ご飯忘れたの私だったー!」



彼氏「しょうがないなぁ。ほら、パン」



やすな「わーい!ありがと!」



彼氏「どういたしまして!」








64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 22:57:53.01 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「茶番はそこまでにしろ」



彼氏「あ、そうだ!ご飯も食べたし忍者同好会連れてってよ!」



やすな「そーだねー!行こうソーニャちゃん!」



ソーニャ「そうか。頑張れ」



やすな「行こうよソーニャちゃーん!」



彼氏「そうだよー!」



ソーニャ(こいつ……何を企んで……)



ソーニャ「た。乗ってやる」



やすな「わーい!早くいこ!」



彼氏「じゃあ競争ー!」



やすな「負けないぞー!うおー!」タ゛タ゛タ゛

彼氏「それー!」タ゛タ゛タ゛



ソーニャ「…………」スタスタ








65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:02:26.39 ID:9S71fzzI0




やすな「とうちゃーく!」



彼氏「負けたー」



ソーニャ「遅いぞ」



彼氏「あれ!?なんで!?」



ソーニャ「バカが。わざわさ遠回りしてきやがって」



やすな「しまったー!」



彼氏「いやー負けた負けた」



ソーニャ「早く入るぞ」カ゛ララッ



やすな「あぎりさーん!いますかー?」



ソーニャ「…………」

彼氏「………」

やすな「……」



やすな「いないね。いつもは来るのに」








66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:07:20.80 ID:9S71fzzI0




やすな「んー……あれ?私がお腹痛くなってきた」



彼氏「早くトイレ行ってきなよ」



やすな「うん!ちょっと待っててー……ぐぉぉ……」カ゛ララ



彼氏「………」



ソーニャ「………ふん。ようやく二人で話す機会が出来たな」



彼氏「そうだねぇ」



ソーニャ「おい、あぎり。そろそろ出て来ていいぞ」



あぎり「はいなり~」ト゛ロン



彼氏「あははははは!やっぱり面白いなぁ!」



ソーニャ「そろそろバカの演技もやめていいんだぞ。やすなもいないんだしな」



彼氏「あはははは!そうだったねぇ!」スッ



ソーニャ「やっぱりな。お前、どこからの回し者だ」



彼氏「…………うふふ」








67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:09:47.18 ID:9S71fzzI0




彼氏「ふぅ。バカのふりって疲れるけど楽しいねぇ」



ソーニャ「質問に答えろ。お前はどこから何をしにきた何者なのか」



彼氏「うーん……君達とは別の組織の殺し屋、とか」



ソーニャ「狙いは私か」



彼氏「ううん、そうじゃなくて、君」スッ



あぎり「え~?私ですかぁ~?」



ソーニャ「……どういうことだ?」








70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:13:15.39 ID:9S71fzzI0




彼氏「なんかね、うちの組織がソーニャちゃんより恐れているのがあぎりさんなんだってさ」



ソーニャ「……なんでだ?」



彼氏「いつもいつも一般人が傍にいて、しかも秘密を知ってもなお殺そうとしない。こいつは殺し屋として優秀なのか

   って、言われちゃっててさ~」



彼氏「それに比べてあぎりさん、前にうちからソーニャちゃんを消すために派遣した殺し屋をブーメランでやっつけたでしょ?」



彼氏「あれから、危険視されるようになったんだよ」



ソーニャ「あいつはお前のとこのか」








72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:16:44.47 ID:9S71fzzI0




彼氏「そんなわけで仕事だからさ。ごめんね?」シュッシュッ



ト゛スッ



ソーニャ「あぎり!」



あぎり「あらあら~誰を狙ってるんですかぁ~?」



彼氏「……うふふ」



あぎり「忍法、変わり身の術~」



彼氏「あ、ロッカーから変わり身全部出て来た」ト゛スト゛ス



あぎり「あれれ~」



ソーニャ「そんなわかりやすい場所に全部隠しておくな!」



あぎり「参りましたね~」








73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:19:23.83 ID:9S71fzzI0




彼氏「でっかい音出るからこれは使いたくなかったんだけど」



ソーニャ「マ、マシンガン!?」



あぎり「あらあら~」



彼氏「そらそら!カ゛カ゛カ゛カ゛カ゛カ゛



あぎり「はいはい~」ヒョイヒョイ



ソーニャ「チッ!私も加勢するぞ!」ハ゜ン!ハ゜ン!



彼氏「あぶね」ヒョイッ



ソーニャ「やはりこいつ……強い……」



あぎり「そ~れ」ホ゜イッ



彼氏「なに!?」








74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:21:11.83 ID:9S71fzzI0




彼氏「ふん!ブーメランか!同じ手は二度は食らわな…」ト゛カーン



彼氏「あ れ 」ト゛サッ



あぎり「ブーメランの中にも、仕込みますよぉ~」



ソーニャ「……相変わらず汚いな」



やすな「ただいまー!何か遊んでるの?すごい音したけ、ど……」カ゛ララ



ソーニャ「…………やすな」



やすな「………あれ?」








76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:23:50.05 ID:9S71fzzI0




やすな「……なに、やってるの?」



ソーニャ「……やすな、落ち着いて聞け、こいつは」



やすな「なにをやってるの!?」



あぎり「この人、殺し屋だったんですよ~?」



ソーニャ「ああ。あぎりを狙ってた」



やすな「そんな……何で……」



ソーニャ「本当だ。じゃなきゃあぎりが本気を出したりしない」



やすな「何で……何で……」



ソーニャ「……………」








77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:28:11.38 ID:9S71fzzI0




やすな「い、今までの人は、私がいても狙ってきたのに……」



ソーニャ「……腐ったパン渡して、トイレに行かせたのも邪魔されないためだろう」



彼氏「……ぐっ、うふふ……」ス゛ルッ



ソーニャ「チッ、まだ生きてたか」



やすな「彼氏くん!彼氏くん!」



彼氏「ご、ごめんねぇ、騙してて……」



やすな「だからダメなんだよぉ……殺し屋なんて……」



彼氏「あ、あのねぇ……騙してたけど……ほんとに……ちょっと……好きだったり、なんて……ケフッ」



やすな「彼氏くん!」



ソーニャ「……」








78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:31:13.24 ID:9S71fzzI0




彼氏「なんで……トイレに行かせたか……って…死なせたくなかったから、とか……」



やすな「…………」



彼氏「ごめんねぇ……うふふ……」サ゛シュ



彼氏「あ……」



やすな「……あ、あぎりさん……」



あぎり「とどめは刺さないと、無駄に苦しみますよぉ……?」



彼氏「ご、ごめん、ね……うふふ……」



やすな「……彼氏くん!わぁぁぁぁぁぁん!!」



ソーニャ「あぎり……」



あぎり「最後の情けですぅ」



ソーニャ「………」








82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:34:28.06 ID:9S71fzzI0




次の日の放課後



やすな「…………」



ソーニャ「おい、やすな」



やすな「………?」フイッ



ソーニャ「ついてこい。見せたいものがある」



やすな「うん………」



スタスタスタスタスタ



ソーニャ「……………」



やすな「……………」



ソーニャ「ついたぞ。」



やすな「………ここって……あの釣りした場所?」



ソーニャ「見ろ」



やすな「………?お墓……?」








83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:40:11.73 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「あいつのだ。あぎりと私で作った」



やすな「……彼氏、くん……」



ソーニャ「……たまには、お参りしてやれ」



やすな「………うん。」



あぎり「見てくれましたか~?」



やすな「………あぎりさん」



あぎり「彼も殺し屋として、男として生きていて本望だったと思いますぅ~」



やすな「………そう、ですよね」



やすな「……こんなに寂しくしてたら、彼氏くんにも笑われちゃうよね」



やすな「…………帰ろ?ソーニャちゃん」



ソーニャ「………ああ」








84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:42:46.23 ID:9S71fzzI0




ソーニャ「…………」



やすな「……クレープ、食べて帰ろうよ!」



ソーニャ「……そうだな」



やすな「……今日はやけにノリがいいね」



ソーニャ「別になんでもない。今日はそんな気分なだけだ」



やすな「……うふふっ」



ソーニャ「ん?」



やすな「……だって信じられる?」



やすな「ソーニャちゃん、私にも彼氏がいたんだよ!」



END








87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:43:49.02 ID:9S71fzzI0




ありがとうございました。





唯一神キルミーベイベーが再降臨なされる時、天使イスラーフィールが其を告げる笛の音なり。








92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:46:04.13 ID:HJmAlQ6k0




乙りーべいべー









93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/26(月) 23:52:14.26 ID:gNZHx9Pm0






なんでキルミーSSは必ずシリアスが混じるんだ…








サシャ「食欲を抑える薬…ですか?」
ユミル「コニー、ナイフを貸してくれ」
ライナー「アニの様子がおかしい」