「近畿日本鉄道」(大阪)の子会社が運営する旅館「奈良万葉若草の宿 三笠」
(奈良市)で、「オーストラリア産の牛肉」を「和牛」として表示して提供するなど食材が
誤表示だらけであることが発覚しました。
画像:【「奈良万葉若草の宿 三笠」(公式サイトより)】
http://www.naramikasa.com/welcome/
同旅館はレストランや宿泊施設を格付けする権威あるガイド「ミシュラン」にも掲載されるほどの有名旅館
ですが、9月以降、オーストラリア産の「成型肉(※)」の牛肉を使いながら、6300円の会席料理で「和牛
朴葉(ほおば)焼き」と表示し、10月以降も子供向けで3150円の「バンビ御膳」で「和牛ステーキ」と表示
していました。
(※ 成型肉…クズ肉などを食用のりで固めたもの)
画像:【使用されたオーストラリア産牛肉のラベル】
http://news.nicovideo.jp/watch/np712045
料理長は
「和牛と信じ込んでいた」
と話しており、奈良県では問題発覚に「景品表示法」違反の疑いもあるため、詳しく調査するとしています。
また同旅館では1日にも奈良県の地鶏「大和肉鶏のつみれ鍋」で、ハンガリー産のアイガモ肉とブラジル産
鶏肉を使用していたことや「つみれ鍋」や「柳生鍋」でも地元産と表示しながら、使用された8種類の野菜の
うち、1種類のみが奈良産だったこと、「からすみ松葉イカからすみ」ではからすみを使用せず、タラ・サメの
卵を加工したからすみ風の商品を使用していたこと、「車エビ」ではブラックタイガーを使用していたことなど
も発覚しています。
なお、同旅館は同商品を食事した客には返金に応じ、連絡がつかない客へは旅館側から連絡をするとして
謝罪し、調査終了時に、料理長や監督する総支配人、同社役員への処分を検討すると発表しています。
今回の件に【ネットの声】は・・
- どれだけ客騙してきたんだ?
- 「和牛と思って喜んでたらクズ肉を食わされていたでござる」
- 誤表示というか、もう偽装と呼ばれても仕方ないね
- 誤表示がばれるまで客も気づかなかったのかww
- 所詮、客の舌もそんなもんだわな
- 氷山の一角だろうなぁ
- 「和牛」は品種のことだから、外国産の和牛もあるよ
- 現在、日本国内で外国産牛が和牛として流通する事は事実上不可能
- 外食産業とかもっとやばそう
- 誤表示・偽装問題はまだまだ続きそう
などがあるようです。
「奈良万葉若草の宿 三笠」はかなり有名な旅館で宿泊客などからは高評価を受けていましたが、実態が
明らかになるにつれ、悲しくなりますね・・
高級旅館でさえ、この様子ですので、安旅館はどうなのか!?と想像をふくらませると怖くなります・・
社員のサラリーマン意識がそうさせるのか。