調べられる限り、木村さん主演の連ドラでは過去最低の視聴率です。
“視聴率男”と呼ばれ続けた木村さん、いったいどうしてしまったのでしょうか。
その理由について、今日発売の週刊現代がちょっと面白い分析をしていましたのでご紹介します。→ Geinou Ranking
03年放送のこのドラマでは、平均視聴率30%超えを成し遂げました。
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11月3日に放送された『安堂ロイド』第4話の視聴率が10.3%だったことがわかりました。
この日は、同時間帯にテレビ朝日で日本シリーズ第7戦が放送されており、27.8%という高視聴率を記録しています。
それを考えると、まあ健闘したといえる数字ではあるのですが…長く“視聴率男”と呼ばれていた木村さんとしてはかなり低い数字となってしまっています。
ドラマの評判もあまりよろしくなく、今後劇的に数字が伸びるという可能性はなさそうにも思えます。
※すでに責任のなすりあいが。
視聴率がついに1桁目前!第4話で10.3%となった「安堂ロイド」にはジャニーズサイドも匙を投げ、プロモーション拒否!
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ドラマ放送時の実況板には、こんな書き込みが大量になされているとか。
(以下引用)
<デビューしたての俳優がやる特撮を、知名度の高い芸能人で固めてやっているみたいな内容>
<キムタクドラマを20年間欠かさず見てきた母が、開始20分で寝ました>
<そもそもキムタクが「キムタク」しか演じられないのは、本人も制作側もわかってるでしょ。
それでも、「キムタクを演じてください」っていうオファーが絶えないってことを象徴しているようなドラマだね>
(以上引用 週刊現代)
第1話、木村さん扮するアンドロイドが、最新版である敵アンドロイドの強力なパンチで天高くふっ飛ばされ、まっさかさまに落下して屋根を突き破って叩きつけられるシーンがありました。
その際にはこんな書き込みが。
(以下引用)
<これはコメディなんでしょうか>
<よくこんな役を引き受けたな>
<どんな気持ちで演じているんだろう>
(以上引用 週刊現代)
いっそコメディタッチで描かれていた方が楽しめたのかもしれませんが、シリアスにこういうシーンが描かれてますからね。
アンドロイドがドラえもんさながらに引きだしから出てきたりとか。
それによって笑わせようという意図があるようには見えず、かといって内容的にはコメディ以外のなにものでもないという部分に戸惑う視聴者の声が多くありました。
木村さんに同情するような声もあるのですが、木村さん本人がこの役を嫌々やっているというわけでもないそうで…。
(以下引用)
「もともと、リーダーシップを発揮してスタッフを引っ張っていくというのがキムタクのスタイル。
今回も
『批判はオレが受けるから、現場だけはひとつにまとまっていよう』
と言って、士気を高めています。
天下のキムタクがそう言ってくれたわけですから、みんなジーンときてしまった。
ロボットというこれまでにない役柄にも、
『自分にとっての挑戦になる作品』
と、やりがいを感じているようですよ。
『本物のアンドロイドならもっとぎこちないはずだ』
なんて言いながら、柴咲コウさんと抱き合うシーンを何度もやり直していました」(TBS関係者)
(以上引用 週刊現代)
結果、現場の結束は非常に固くなっているそうで、もはや外部からの方向修正は不可能だとTBS幹部が嘆いているとか。
つまり、TBSも幹部はこのドラマが失敗したと思っているわけですね。
現場だけが突っ走っている状況、なのかもしれません。
さて、“視聴率男”だったはずの木村さん、いったいどうしてしまったのでしょうか。
映画評論家の白井佳夫氏はこう話しています。
(以下引用)
「大人の役者に脱皮していくには、どんな『作品』に出るかが大きい。
これまで多くの役者が作品の中でイメージチェンジを成功させ、成長していっている。
田中健さんにしても、デビュー当時は若さと顔の造形の美しさを売りにしていた。
しかし斎藤耕一監督の『望郷』という映画に父親役で出演して、がらっとイメージが変わりました。
その後はご存じのとおりです。
その点、デビューからずっとアイドルで来ている人はなかなか脱皮するのが難しい。
キムタクのようにSMAPのなかですら、常に二枚目としての役割を求められていると、なおさらでしょう。
実際、他のメンバーはみんなイメージチェンジに挑んできたのに、彼だけは昔のまま。
だから成長できず、どんなドラマを見ても
『相変わらず青春ドラマをやっているな』
としか思えない」
(以上引用 週刊現代)
白井氏は映画関連の本も出版されています。
キムタクは何を演ってもキムタク。
ネットでも散々言われている言葉です。
(以下引用)
「総理大臣、検事、レーサー、様々な役を演じてきましたが、どんな職業になろうとキムタクはいつでもキムタクでしかないんです。
普段は力が抜けているけど、本当は正義感の強いイケメン独身男が、ヒロインと恋に落ち、最終話でキスをする。
キムタクのドラマは全部同じ作り。
当然、『安堂ロイド』もそうなるでしょう」(民放ドラマディレクター)
(以上引用 週刊現代)
そこまでわかっていて、なぜ木村さんは同じような作りのドラマに延々出続けているのでしょうか。
テレビ局は、同じドラマばかりを作り続けるのでしょうか。
(以下引用)
「木村自身は、いつまでもアイドルでいられるなんて思っていませんよ。
しかしテレビ業界は、彼を『キムタク』としてしか扱わない。
木村拓哉を起用し、ラブストーリーを撮れば、それだけで成功してきた。
一度ヒットすれば何度も同じことをさせるのがテレビ業界ですから、彼にはいつも同じようなキャラクターの役柄しか回ってこないんです。
同じ美男役者でいえば、田村正和さんなどは40歳をすぎてからは父親役や先生役に挑戦して、演技の幅を広げていた。
しかしテレビ局は木村にその挑戦を許してくれないんです。
木村は求められているものを演じているだけとも言えます」(元ジャニーズ事務所所属の作家・平本淳也氏)
(以上引用 週刊現代)
TBSは、せっかく前クールの『半沢直樹』で、視聴者は俳優ではなくドラマの内容についてくることを学んだはずなのに…もったいないことをしてますよね。
TBS幹部は、テレビ業界の旧態依然とした体質に問題があるといいます。
(以下引用)
「タレントの名前だけで視聴率が獲れていた、80〜90年代をいまだに引きずっている。
これはうちの局だけでなく、他局も同じです。
その時代に、局はジャニーズをはじめとした大手事務所に大きな借りを作ってしまった。
そのため、いまだに気を使って起用しないわけにはいかない。
局内でも、内容こそがドラマの成否を分けることには気づき始めている。
しかし構造的な問題を解決しないかぎり、どうしようもない。
『キムタク主演ドラマ』は、タレント頼みの象徴とも言えますね」
(以上引用 週刊現代)
連ドラの企画というのはもっと前から進んでいるでしょうから、『半沢直樹』がヒットしたからと言って急に方向転換はできなかった、ということもあるのではないかと思います。
何と言っても、人気俳優のスケジュールをまず抑えて、それからドラマの内容を考える、というのがこれまでの連ドラ制作スタイルだったといいますから。
次クール、もしくはその先のクールくらいから、ひょっとしたらもっとかかるのかもしれませんが、とにかくいずれテレビ局のやり方も少しずつ変わってくるのだろうと思います。
そういう意味では、『半沢直樹』直後に連ドラ主演をしてしまった木村さんは、ババを引いたともいえますね。
週刊現代には、今後木村さんが役者として成長していくには、木村さん本人にも覚悟が必要だと述べています。
(以下引用)
「事務所サイドも、新境地を開拓するためには、あえて投資をするというか、時間的な余裕を作ってあげないといけません。
過去の成功体験を一度断ち切ってみる勇気が必要なのです」(前出・白井氏)
(以上引用 週刊現代)
テレビ関係者は、
「キムタク以外だったら『安堂ロイド』はとっくにヒトケタ」
と口をそろえているといいます。
つまり、やっぱり木村さんにはまだまだたくさんのファンがついているんです。
ただ、このまま同じようなドラマにばかり出続けていれば、いつかは…。
『安堂ロイド』はこのまま一桁まで転落してしまうのかもしれませんが、もしそうなれば、木村さんの役者としてのキャリアにとってはいい転換点になるのかもしれません。
否応なく、“過去の成功体験”が断ち切られてしまうわけですからね。
視聴者はドラマに俳優ではなく内容を求めていることをテレビ局が学び、そのタイミングで、典型的なタレント頼みのドラマが、“視聴率男”と呼ばれていたキムタクでコケてしまえば、きっと旧態依然としているというテレビ業界の意識も本格的に変わるでしょう。
いろんな意味で、『安堂ロイド』はドラマの転換点になりそうですね。
人間は失敗から学ぶものだといいます。
木村さんの今後に、期待しましょう。
人間、いつまでも若くはいられません。
年相応のシワや白髪は、男をぐっとセクシーに見せるものだと思うんですけどね、個人的には。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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