男性トイレの”飛び散り”は「より近く、より浅い角度」によって防ぐことが可能という研究結果
米国・ブリガムヤング大学のRandy Hard氏とTadd Truscott氏はこのたび、便器から飛び散る尿の飛沫を減らすためには「より近く、より浅い角度で尿が便器に接触するようなポジションをとる」ことが重要であるとする研究結果を発表しました。この成果は、来年3月に開催される米国物理学会の年次総会(American Physical Society meeting)で発表される予定です。
尿の飛び散りの問題については、男性であればトイレで用をたす際に一度は悩まされたことがあるのではないでしょうか。トイレの床やパンツを汚すこと無く用を足すにはどうすればいいのか…?これは、身近でありながらなかなかに奥深い、流体力学的問題です。
Hard氏らは今回、樹脂製のチューブから流れ出た水が様々な条件下で固体表面に接触する様子を、高速度カメラによって撮影。その結果、尿の流れはプラトー・レイリー不安定性により ”出口” から15〜18cmの距離で液滴に分裂し、これが便器の表面に一定速度・一定角度以上で衝突することによって飛沫を生み出していることを明らかにした、としています。
液体の噴流(ひと繋がりになっている液体のかたまり)は、表面エネルギーなどの関係で一定距離を飛行(もしくは落下)すると液滴に分裂しますが、この特性を “プラトー・レイリー不安定性(英Wikipedia,JPに該当項目なし)” と呼びます。あまり馴染みが無いかもしれない名称ですが、実は身近なところでは卵殻にロットナンバーや賞味期限を印字する際などに使われる「コンティニュアス・インクジェット」技術などに応用されていたりします。
(※)ちなみに、卵殻用のインクは海藻を利用したものなので、口に入れても問題ありません。
この結果からTruscott氏は、男性が用をたす際には “蛇口” を便器の表面になるべく近づけ、尿の流れが低角度で便器表面に接触するようにすることが望ましいと語っています。
また、最近さまざまな便器に採用されている撥水コーティングは、噴流や液滴の跳ね返りを促進するために飛沫の防止という意味ではあまり望ましくなく、トイレメーカーは親水的なコーティング処理を行なうべきであると主張しています。
「我々は、便器からの望ましくない飛び散りを減らすためのアイデを提案します。」
「ほぼ全てのテストケースで、ターゲット表面に対して垂直に入射させるよりも平行方向を狙ったほうが良いことがわかっています。」
「液滴が受ける衝撃を減らして飛沫をあなたから遠ざけるため、接触角度を小さくするように心がけましょう。」
「可能ならば、尿の流れが液滴に分裂する前に壁面に到達するようにポジションをとってみましょう。この状況では、飛沫はほとんど発生しません。」
この問題、国を問わず全世界で悩みのタネになっているようで、BBC NewsやTelegraphなど海外の主要メディアがこぞって取り上げています。
Tadd氏がBBC Newsに語ったところによれば、研究の過程では知人などから「正気か?」などという言葉を投げられたりもしたとのことですが、実際に尿の飛沫がトイレの床のバクテリア増殖を促進させるという研究結果もあることから、これは解決すべき問題であるという強い信念を持って研究を継続してきたとのこと。
私も実際に上記の研究結果を個人的に検証してみましたが、たしかに飛沫の飛び方はかなり異なっているように感じました。ただし、尿の初速や “蛇口” の位置(高さ)・液性などは人によって微妙に変わってくるため、一人ひとりでスイートスポットは異なってくるものと思われます。この研究結果を参考に、色々とカスタマイズされてみてはいかがでしょうか?
[APS Physics via BBC News] [Extremetech] [Telegraph]
洋式で座って用を足す派
家では絶対そうだよな
40以上のおっさんだと衛生的ではないので洋式で立ちをするらしい
うちら若者からするととんだ迷惑
28のおっさんですが洋式立ちですゴメンナサイ。ただ衛生的でない云々はよくわからん…普通に習慣でこうなってる。
今の小さい男の子たちは洋式便器で小便する時、サイズ的に立ち小便しにくいので座って用をたすことを標準として教えられることが多く、洋式便器で立ち小便することは「え、そうなの?!」という感覚の子が多いらしい。
立小便器は立小便専用、洋式便器は座って用をたす専用という認識
ほ~? 自分は実家洋式だったけど、普通に立ちでやるよう子供の頃から教わってたなぁ。それが当たり前だと思ってたし、サイズ的につらいと思ったこともないわ…。
この辺の事って普段話題に出ないから、常識だと思ってたら実はそうでなかったみたいな感じで面白いね。
洋式便器を立ちでする発想が無い人って、どうして便座が可動式でそれだけ上に上げられるようになってると思ってるんだろう?
俺の場合周りの迷惑を考えて座りだし
発想云々ではなく、空気を読んでの行動
ある夫婦は、嫁に不衛生だから座ってやりなさいと怒鳴られるらしい
…うん、話が噛み合ってない。発想無い人対象の投げかけだから自分は空気読んで行動してると言われてもね。
普通に考えりゃ
掃除のとき便利だからじゃないか
あ、納得。なるほど、そういう発想になるのか…。
「便座」というパーツだから
便座は体重を直接受け止める場所だから割れたり汚れたりしやすいが、パーツ化しておけば取替が効く
仮に「便器」に便座の役割をさせると陶器ゆえに冷たく感じてしまうし、何より割れたらそれでおしまい。全取っ替えというはめに。
まぁ俺も立ち小便派だから言いたいことは分からんでもないけどね。
わしゃー尿瓶派ぢゃ
研究結果とか関係無しに、大体の男性は感覚とコレまでの経験でこの辺りのことは理解してるんじゃないかとも思ったりするが…。
常識の事に説明をつけるのも大事な研究の仕事だよ
あ、ごめん。別にこの研究が無駄とかそんなこと言いたい訳じゃないんだ。こういう証明がされるのも大切な事だしな。
男の子を生んだ新米ママは大変なの!
それ覚悟で子作りしたんだろうから新米だからと泣き言言っちゃいかんよ。
小もそうだが、大を放った時の跳ね返りが…
水が上部まである便器は恐怖だな
跳ね返り恐れて離れるとその分落下のエネルギーが増えてより高く跳ね上げるだろうし
最近常識的になってきたけど
大の跳ね返りを軽減するには用をたす前に水面にトイレットペーパーを敷くといいよ。
何枚も重ねなくても1枚でオッケー。
コレ初めて知ったときは目からウロコでした。
しってたw
なんだ、またイグノーベル賞関連の記事か
よく「もう一歩前へ」って書いてあるけど、一歩すすむと激突する
なお、世界的な検証実験とカスタマイズが今日も試行される模様。
しかしこれをみんなが実践するわけないのでやっぱり便器の方を改良するしかないのでは
自分で掃除しない人は、全く気にしない人が多いけど
飛び散る距離は、本当に半端ないから、便器の改良だけじゃ無理があるんじゃないかな。
そうはいってもマズルの時点から拡散ビームが
掃除する俺の身から 座りしょん 厳命
皮の状況で 蛇口の出口が違うので この実験だと まだまだ不足だとおも
公衆トイレなんかの自動式だと前に立ったときに事前に水を流すタイプあるよね。
あれは事前に水で膜を張って汚れを付きにくくするために短時間だけど、
してる間流れ続ければ直接便器に当たらず、水に取り込まれて跳ね返り減るんじゃないかな。
水がもったいないと言われればそれまでだけど・・・
ウェスタンスタイルのスタンディングポジションでも
サーフェースにフィットするようにインジェクトするとミストがリダクションするよねっ
やべえ・・・
くまむんさんが立ち派なのか、座り派なのかが気になってきたw
仁王立ちでございます( ・`ω・´)
たま〜にV字みたいに左右に出て困るし、楽チンだから座ってやる
V字ならいいけどさ、たまに太ももにかかるくらい曲がることがある
悲惨なくらい飛び散って涙目
それ涙だよね?飛び散りじゃないよね?
卵殻のインクが海藻?こんな自然のもの使ったインクがあるって初めて聞いた。どうしたら海藻使うって発想になるんだろう。
大豆由来のインクとかも一般的になっているし、色々研究はされているんだろう
昔病院のトイレで「一歩前に出て勢い良く」
と張り紙があってその張り紙の余白に
「もう勢い良く出ません」とよヨレヨレの字で書き足されてて
ちょっと悲しくなったのを思い出した。
どこかのトイレに、「もう一歩前へ、貴方のはそんなに大きくない」みたいな張り紙してあったな。
急ぐとも心静かに手をそえて
外えもらすな松茸の露
小便器で近づくと跳ね返りがズボンにつくからなー
加齢で勢いが弱くなればいいんだろうけど