いけさんフロムエル : 「ハヤテのごとく！」～歌をくれてありがとう！運命の再会と紫式部の決断！！

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週刊少年サンデー「ハヤテのごとく！」第４２８話です。

一冊２００円の同人誌を１００冊全て売り尽くし、満足の涙を浮かべたナギ。
だが、ルカが一足早く売り尽くしているのを知り、いさぎよく敗北を認めてしまう。
その一方、「先に売り切った方が勝ちなんてルールは最初からない」と、一冊残っていた事からも敗けたのは自分の方だと申告するルカ。
勝負が決し、ナギが安堵する中、その最後の一冊を買うという人物が現れるのだが…！？

ランボルギーニの中でぐったりするヒナギク。
「ご苦労さま　君たちのおかげで私の患者も救われたよ」
北海道からの旅で披露しきったヒナギクを労わるドクター黒須だが、むしろ疲労度でいうならトランクで旅したハヤテの方が上なのでは？
そのハヤテはすでに耐性がついたのか、元気に車から出ていた様子。
「きっと…うまくいきますよ」
今回の旅が無駄にはならないと確信するハヤテだったのだが…。
何と、ハヤテたちの計らいでルカの両親が会場にやって来ていたのだ！！

さすがに驚く一同だが、やはりハヤテたちが北海道に行ったのは両親を連れて来る為だった様子。
というより、何やらハヤテたちと一緒に来たみたいですけど、ランボルギーニに乗れるはずはないですし、別の車で来たのかな？
もっとも、それだとランボルギーニに置いていかれてしまいますし、もしかするとハヤテがマリアさんを通してヘリか何かを手配したのかも知れません。
特にマリアさんは今回ほとんど活躍していませんし、もしかすると次回以降でその活躍が見られるのかな？
まあ、実はここで伊澄さんのヘリの出番なのかも知れませんけどね（笑）。

娘に謝罪するために会場までやって来たというルカの両親。
実はルカに借金を押しつけて逃げた２人だったのだが、そのあと北海道で大きな事故に遭ったのだという。
このまま死ぬのかと、天罰だと思ったというルカの父。
ドクター黒須に会い、何とか体は元に戻ったという父だったのだが…。
「お前が体調を崩して休業するというニュースを見てね…」
何と、ドクター黒須がお伊勢参りしたのはまだ治療で遠出出来なかった両親に代わっての事だった！？
「ずいぶんとまぁ古風なこと思いつきましたね」
「だが効果絶大だったろ？」
まさかのつながりだが、ドクターにしても途中で拾ったナギの強運が導いてくれるという予感があったらしい。

ずっとどう謝ったらいいのか分からなかったというルカの父。
そんなとき、彼らの前に執事の少年が来たのだという。
自分も両親に捨てられたという彼にずっと話を聞いてもらったと言うルカの父。
「傷付くかもしれません　拒絶されるかもしれません」
「和解は…無理かもしれません」
「でも、犯した罪に対して、娘さんに対して、申し訳ないという気持ちがあるなら――」
「きっと…やり直せると思うんです」
そんなハヤテに励まされ、ここまで来たらしいルカの両親。
「本当に、すまなかった」
たとえ許してもらえなくても直接会って謝りたかったらしい。

「借金は自分たちで返すよ」
何と、優秀な人たちが協力してくれた為、返すメドも見つけたのだと言う。
それは…今のルカの事務所の事なのか？
ヒナギクと一緒になぜか集マネージャーも来ていますが、そもそもルカの借金は事務所が面倒を見ている訳で、ルカの事務所を抜きに話を進める事は出来ないはずですからね。

「もう一度芸能事務所を立ち上げることにしたんだ」
「なぁに、水蓮寺ルカを育てられたんだ」
「今度は地道にがんばるわ」
自分たちの力で芸能界に再チャレンジするつもりらしいルカの両親。
というより、ルカの成功を自分たちの手柄みたいに言ってますけど、結局上手く売り込めなかったんじゃなかったけ？
それとも「地道に」と言うからには今のルカの事務所の下請けみたいな仕事をするつもりなのかな？

「まんがが好きなら思う存分描くといい」
借金にも親に縛られず、自分の好きな様にやる様に言うルカの父。
まさにそれはルカが望んでいたものですが、同時にこれでアイドルを続けなければならない言い訳を失った事になります。
そんなルカの描いた同人誌を読む事になったルカの父。
序盤はまさにカユラに見せたネームのままだった様なのだが…。
何と、小説を捨てる決意をした紫式部の体が消えていくという設定が盛り込まれていたのだ！！

運命が「小説以外許さない」と言わんばかりの状況に嘆き苦しむ紫式部。
いっそこのまま消えてしまおうとした紫式部だが、その時初めて自分の中にある一番捨てられない想いに気がついたらしい。

「あのね、お父さんお母さん」
「私、アイドルを続ける」
今までずっと誰かの為に歌って来たルカ。
だが、親の為、仇を取る為、借金の為であり、そこには自分の夢はなく、仕方なく始め仕方なくやってる事だと思っていたのだと言う。
「でも違う　それでも、ここまで続けてきたのは誰かのためだけなんかじゃない」
「全てを懸けて挑んできたのは、自分自身の夢のため！！」
たとえそれが運命で、誰かに与えられたものだったとしても好きだった事に気がついたルカ。
今度はもっと自分のために、自分自身の幸せのために歌う決意をするルカだったのだが…！？

「二人のこと、やっぱりすぐには許せない　許す気になれない」
「けどありがとう　謝ってくれて」
「ありがとう　歌をくれて」
最後には両親にお礼を言えたルカ。
どうやら漫画家への道は断念する事になりそうなルカだったのだが…。

とはいえ、ハヤテを好きだという気持ちはまた別の話なのでは？
勝負に敗れて即結婚という事にはなりませんでしたけど、しばらくすればまたぶり返すような気もします。
一方で、漫画家への夢も完全に断念するのではなく、兼業で続ける道を探るのもアリなのでは？
歌う事が好きだといいう事に気がついた今、自らアイドルをやめるという事は考えないでしょうし、事務所もそういう事だったらサポートしてくれるかも知れません。

その一方で、ハヤテは「ウチと違って」と、自分の家族には全く期待はしていない様子。
そんなハヤテにルカの様な感動の再会はいつかあるのでしょうか…？

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