阿良々木「モバマス?」 八九寺「はい」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:03:51.90 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「ソーシャルゲームだっけ? アイドルマスターシンデレラガールズ。僕、ああいうやつ詳しくないんだよな」
八九寺「確かに阿良々木さんって携帯電話やスマートフォンを通話とメールでしか使いそうにないですよね」
阿良々木「その通りだよ。妹達は使いこなしてるんだろうけどな、僕にはさっぱりだ」
八九寺「今でこそ電話やメールの相手が少しはいるわけですが、高校3年生になる前はそれすらいなかったんでしょう?」
阿良々木「・・・まあ」
八九寺「携帯電話いらなかったんじゃないです?」
阿良々木「ほっとけ」
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:05:37.94 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「で、なんでいきなりソーシャルゲームを僕に勧めるんだよ」
八九寺「八九寺Pですから」
阿良々木「お前のほうがプロデューサーとしては後発だけどな」
八九寺「私は十年以上前から存在しているんですよ?」
阿良々木「それはそうだけれども」
八九寺「ソーシャルゲームという市場にも興味があります」
阿良々木「お前の商魂たくましさは今までも見てきたけれどもお前本当にどんな立場にいるんだよ」
八九寺「だからプロデューサーだと言っているでしょう」
阿良々木「しかし今から参入してどうにかなるものなのか? 今更感があるぞ」
八九寺「逆に考えましょう。他が衰退していく今、どデカいものを一発当てれば大儲けです」
阿良々木「どのタイミングでもどデカいものを当てれば大儲けだろ」
八九寺「細かいことはいいんですよ、面倒くさい人ですね」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:08:00.27 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「しかし一言にソーシャルゲームと言っても色々あるだろ? なんでモバマスなんだよ」
八九寺「阿良々木さんは可愛い女の子が大好きですから。どうしてそんなに可愛い女の子が好きなんですか?」
阿良々木「可愛い女の子が嫌いな男の子なんていません」
八九寺「二代目ではこちらがネタとして使われていたんでしたっけ? 使用料をいただかなければ」
阿良々木「僕らからも多方面に支払わなくちゃならなくなるぞ?」
八九寺「むう・・・仕方がありません。今回は不問にしてあげましょう。不問語(トワズガタリ)です」
阿良々木「同じ作者のネタなら使いまくっていいわけでもない」
八九寺「反則ですか」
阿良々木「販促だな」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:09:23.31 ID:+eK4qhAl0
八九寺「ところでステマ木さん」
阿良々木「AAが貼られそうでかつ無駄に荒れそうな名前で僕を呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ」
八九寺「失礼、噛みました」
阿良々木「違う、わざとだ」
八九寺「かみまみた」
阿良々木「わざとじゃない!?」
八九寺「ステマした」
阿良々木「わざとらしい」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:11:40.61 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「可愛い女の子と言うがな、それはソーシャルゲーム全般に言えるんじゃないのか? どうしてモバマスにこだわる」
八九寺「阿良々木さんは他に気になるものがあるんですか?」
阿良々木「気になるってわけじゃないけれど◯ールフレンド(仮)はよくCMで見たな」
八九寺「うにゃ~、確かにそれも可愛い女の子が多いね」
阿良々木「なにか言ったか?」
八九寺「なんでもありません。ちょっとPopな気分になりました」
阿良々木「よくわからないが」
八九寺「モバマスにこだわる理由はプロデューサーだからだと言ったでしょう」
阿良々木「そういえばそうだったか」
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:13:23.68 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「アイドルマスターってもう一つソーシャルゲームあるんじゃなかったか?」
八九寺「ミリオンライブですね、通称グリマス」
阿良々木「そっちじゃ駄目なのか?」
八九寺「駄目です」
阿良々木「駄目なのか・・・」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:15:34.36 ID:+eK4qhAl0
八九寺「阿良々木ハーレムを作るほどですから、この手の女の子がたくさん出るゲームは得意なんじゃないですか?」
阿良々木「阿良々木ハーレムなんてものは存在しないしゲームと現実は違うものだよ」
八九寺「『モバマスは現実』という言葉もあるそうですが」
阿良々木「嫌な言葉だな」
八九寺「忘れたいですか? 忘れさせてほしいのですか?」
阿良々木「お前は人の記憶を奪えるのか」
八九寺「私に限らず、キスをすれば奪えます」
阿良々木「マジかよ」
八九寺「刀語の王刀『鋸』参照です。でも今はキスをすべきではありませんね」
阿良々木「今は、って・・・」
八九寺「キスシーンはやたらと連発すると一つ一つの印象が薄れますからね。鬼物語における阿良々木さんの罪悪感と同じです」
阿良々木「・・・ちなみにこれはどの時期に会話をしていることになっているんだ?」
八九寺「SSに余計なツッコミは無用です。みんな仲良く生存している時期ということで、まあ私は死んでますけどね! ヨホホホ!」
阿良々木「お前はどこかの海賊船に乗っているガイコツかよ」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:17:33.08 ID:+eK4qhAl0
阿良々木家
阿良々木「よく考えたら受験生の僕がソーシャルゲームをしている暇なんてないんだよな」
火憐「ソーシャルゲームがなんだって?」
阿良々木「なんでもないよ。お前はなんかやってるのか? それこそ、えーとパ◯ドラだっけ?」
火憐「あー、私はああいうの苦手だ。月火ちゃんは得意だって言ってたかな?」
阿良々木「確かにあいつはパズルゲームが上手そうだ」
火憐「田舎だから同級生もスマートフォンなんて持ってないしなぁ。親のスマートフォンでやってるやつもいるみたいだけど」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:19:27.62 ID:+eK4qhAl0
月火「もう気が散る! 2人とも何の話をしてるの!?」
火憐「ああ、ちょうどいいところに。月火ちゃんはパ◯ドラやってるんだよな?」
月火「え、・・・うんやってるよ」
阿良々木「月火ちゃん、お前課金していないだろうな?」
月火「してないし! ある意味の縛りプレイみたいなものだよね」
阿良々木「お小遣いの範囲の課金ならまだしも熱くなって家計にまで食い込ませるなよ」
月火「それくらい分かってるってば! 子供扱いしないでよ、パ◯ドラむかつく!」
阿良々木「上手く行かなくなって課金しようとしてただろお前」
月火「むう」
阿良々木「あとプラチナとパ◯ドラはそんなに響きは似ていない」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:20:26.21 ID:+eK4qhAl0
翌朝、土曜日
阿良々木「なんだかんだでモバマスが気になってきたなぁ・・・」
阿良々木(しかし受験に響いては何の意味もない・・・、逆に言えば影響がなければやってもいいということだ)
阿良々木「むしろストレス発散になってプラスに働く可能性まである!」
忍「いやないじゃろ」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:22:26.63 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「起きていたのか」
忍「お前様が悶々としておるから寝付けんのじゃよ、まあ普段から似たようなものじゃが」
阿良々木「調べてみたらソーシャルゲームって課金しなければ自然回復待ちが基本らしいからさ、息抜き程度にやるには丁度いいってことじゃないかな」
忍「息抜き程度」
阿良々木「そうだ、むしろ長時間プレイは出来ないと言ってもいい」
忍「ほう」
阿良々木「エネルギーが溜まっている分だけ、 無料で遊べちまうんだ!」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:23:36.16 ID:+eK4qhAl0
忍「お前様よ」
阿良々木「うん?」
忍「始める前から時間をかけてあれこれ調べておったじゃろ。始めてしまえばかかる時間はその比じゃなくなるぞ」
阿良々木「そうだ!羽川に電話しよう!」
忍「元委員長で現実逃避しようとするでない」
阿良々木「いやごめん、割と真面目なんだよ。あいつが僕の教育係なんだからこういうことで困ったらあいつに相談するのが一番だ」
忍「・・・一理あるのがむかつくわい」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:25:50.29 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「羽川さんに電話だ!やったぁ!」
忍「もはや伝統芸じゃな・・・、まあ儂はもう寝る。あんまりテンションを上げると眠れんからな?」
阿良々木「ああ気をつけるよ。おやすみ」
阿良々木(さて落ち着け・・・、よし!)
羽川『はい、お待たせしました。羽川です』
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:27:35.38 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「もしもし、僕だ。いきなりで悪いけど、勉強のことというか息抜きについて相談したいんだ」
羽川『息抜き? ゲームか何かでもしようとしているの?』
阿良々木「お前はなんでも知ってるな」
羽川『何でもは知らないわよ。知ってることだけ』
阿良々木「ゲーム、正確にはソーシャルゲームをやりたいんだ」
羽川『ふむふむ。自然回復を待つ必要があるから息抜きにいいかもって考えているんだね』
阿良々木(本当に見透かされているよなぁ・・・、なんだかんだで忍野と張り合うだろこいつ)
羽川『勉強の合間にゲームをするということ自体が正直あんまりおすすめは出来ないんだけれど』
阿良々木「やっぱりそうか・・・」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:30:54.27 ID:+eK4qhAl0
羽川『ちなみにどれくらいゲームが気になっているの?』
阿良々木「え? あ、ああ。インターネットで色々調べたりしたよ」
羽川『そうやって消費される時間も加味するといっそ早く始めてしまったほうがいいとも考えられるね』
阿良々木「な、なるほど・・・」
羽川『こう言ったら悪いんだけれど、ソーシャルゲームだからね。ゲーム性はそんなに高くないし、受験の追い込みって言われてる期間には飽きが来るかも』
阿良々木「追い込みはまさに秋に来るよな」
羽川『あ、ちょっと戦場ヶ原さん。そっちじゃなくてこっち!・・・ああごめん、聞いてなかった。何?』
阿良々木「い、いやなんでもない。迷ってる時間ももったいないってことでいいんだよな」
羽川『そうだね』
阿良々木「ありがとう。じゃあまたな」
羽川『またね、勉強頑張って』
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/09(土) 16:32:55.65 ID:+eK4qhAl0
阿良々木「身近にやっている人間がいれば話を聞きたいところだが、神原は機械に弱いからやってないだろうし千石は携帯電話を持っていない」
阿良々木(結局自分で決めるしかないのか・・・)
阿良々木「パソコンで画像でも見てみるか。えっと、『モバマス アイドル』っと・・・」カチカチッ
月火「検索のときはコメント一覧
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- 2013年11月09日 20:22
- 現実にいる....人?
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- 2013年11月09日 20:23
- 無課金時代に目玉で嫁が来た時の衝撃、わかるわ(白目
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- 2013年11月09日 20:24
- 鬼!怪異!ちひろ!
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- 2013年11月09日 20:42
- なぁ、そういうこと言っちゃあ怪異に失礼じゃないかい?※3君?
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- 2013年11月09日 20:53
- 元のスレ見たけど>>27の羽川→羽川さんっていう修正はヶ原さんの台詞だけじゃないかな
アララギさんは羽川呼びでしょ
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- 2013年11月09日 21:11
- 月火ちゃんの中の人もアイドルマスターの声優をしてたんだよなぁ…
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- 2013年11月09日 21:17
- 羽川さんも裏切り眼鏡だよな、あの人が来るぞ
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- 2013年11月09日 21:52
- のあさんがガハラさんで風香が羽川か
他のアララギハーレムの面々は神原が渚で八九寺がありすか梨沙。
撫子は小梅とか乃々あたりかなあ?(中の人的には絵理だが)
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- 2013年11月09日 21:58
- チッヒという名の怪異……
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- 2013年11月09日 21:58
- ※6
申し訳ないがゼノグラシアはNG
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- 2013年11月09日 22:31
- 怪異 緑の悪魔
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- 2013年11月09日 22:46
- 怪異のことちひろって呼ぶのやめろ
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- 2013年11月09日 22:51
- 実際、怪異みたいなアイドルは何人かいるよな
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- 2013年11月09日 22:56
- チッヒは怪異。はっきりわかんだね
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- 2013年11月09日 23:18
- 性能的にアイドル全員が怪異でも違和感はない
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- 2013年11月09日 23:20
- 火憐の中の人もゼノグラシアに出ていたな、真役で
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- 2013年11月10日 00:00
- 楓「このステッキとっても素敵。私はどや顔でそう言った」
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