2013年11月09日
長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思いだしたにちがいない。
>>4
百年の孤独おつ
>>4
おお、いいね
いきなりこんな良文読めるとは思わなかった
>>4
読んでるうちは全然印象残らないけど
こうやってみるとずいぶん感慨深い
なにが同じなのだろう。ああ、そうか。彼はすぐわかった。これは、地球の生活と同じなのだ。
いつあらわれるかしれない死。自分で毎日、死の原因を作り出しながら、その瞬間をたぐり寄せている。
ここの銀の玉は小さく、そして気になる。地球のは大がかりで、だれも気にしない。それだけの、ちがいだった。
なんで、いままで、このことに気がつかなかったのだろう。
>>16
すげえ
読みたくなる
神に問う。信頼は罪なりや
どこにいるのかは問題ではありません。会いたいか、会いたくないか、それが距離を決めるのよ
>>24
森博嗣良いよな
「サヨナラの挨拶をして、それから殺して下さるものよ。私もサヨナラの挨拶をして、胸を突き刺していただいたのに」
>>25
夜長姫と耳男
何よりも好きな小説だ。ここで見られて嬉しい
ホワイトアウトの
自分は前世で南国に生まれて、よっぽど贅沢してたに違いない
みたいな部分
絶望的なまでに痛ましいのは、私のそばにロリータがいないことではなく、
彼女の声がその和音に加わっていないことなのだと。
>>37で思い出したが、ロリータの書き出しは秀逸
ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。
舌の先が口蓋を三歩さがって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。
>>64
英語だとLoで舌が一番奥、Liで真ん中、Taで一番先を叩くのでとても言いやすいらしい
>>66
へえ知らなかったわ、といいつつ発音してみる
なんとなくネイティブの気持ちがわかったような気がする
このロリータって言葉、ガンダムに匹敵する語感の良さだと思う
じゃあ俺も
清潔なものは必ず汚され、白いシャツは必ず鼠色になる。人々は、残酷にも、この世の中では、新鮮、清潔、真白、などというものが永保ちしないことを知っている。だから大いそぎで、熱狂的にこれを愛し、愛するから忽ち手垢で汚してしまう。
>>39
奔馬かと思ったら、行動学入門だった
意外と読んだ文章覚えてないんだよな…
名文って言うか印象が強かった
「萌絵は顔の横で両手を広げてみせた。 人類は十進法を採用しましたというジェスチャではない」
するどいサーブだ。多崎つくるくんにアドヴァンテージ
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
>>52
そこよりもそのちょっと後の鏡のくだりが美し過ぎるんだよなぁ
本文忘れてしまったけど
永遠の秘密を認める首肯であった
我慢しろ、ぼくらが駆けつけてやる!ぼくらのほうから駆けつけてやる!ぼくらこそは救援隊だ!
クッソかっこいい
>>65
人間の土地 (新潮文庫) 大好きだわ
いいよな
楽しいことばかりじゃないのに、辛いことのほうが多いのに、生きていてくれて本当にありがとう。
これもクッソ熱くてカッコいい
ただ長いのが難点
詩人になるためには何か監獄みたいなものの事情に通じている必要がある
>>72
タイトル教えてくれ
>>74
トーマス・マンの『トニオ・グレエゲル』だよ
あたしはあなたで良かったわ。いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ
>>90
おまえロマンチックなやつだな
文章の好みでそいつの人間性が垣間見えるようで面白いなこのスレ
>>94
特別面白い小説じゃないんだけどな、中学生の時に読んで印象深かったからつい読み返しちまう
ボロボロになったから2冊目買っちゃったた
可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である
このあらすじはワロタ
おれの名前はヴィンセント・ルビオ。ロサンジェルスが根城のケチな私立探偵だ。
つまらない仕事のかたわら、謎の死を瑞げた相棒アーニーの死因 を探っている。
そんなおれを“評議会”がけむたがっているのは承知の上だ
ところでおれは、人間じゃない。
人間の皮をかぶり、人間にまぎれて暮らしているヴェロキラプトル―恐竜だ。
ああ、 それにしても昔はよかった…。
世界中で熱狂の渦を巻き起こした恐竜ハードボイルド。
ぼくは諸君のために歌おうとしている。すこしは調子がはずれるかもしれないが、とにかく歌うつもりだ。
諸君が泣きごとを言っているひまに、ぼくは歌う。諸君のきたならしい死骸の上で踊ってやる。
もっとも恋愛の円満に成就した場合は別問題ですが、
万一失恋でもした日には必ず莫迦莫迦しい自己犠牲をするか、
さもなければもっと莫迦莫迦しい復讐的精神を発揮しますよ。
しかもそれを当事者自身は何か英雄的行為のようにうぬ惚れ切ってするのですからね。
「おーい。でてこい」
「俺は今日からマークスだ! マークス! いい名前だろう!」
こんなに良い文章のある本が世にたくさんあると思うとワクワクするけど途方も無い気分になるな
1冊読むのに時間かかるんだよなあ俺
>>122
死ぬまで暇になれないと考えればいいだろ
速読できるやつでも文庫本だけでさえ全部読めるわけじゃないし
とりあえず、レモンちゃん恥ずかしいって言ってごらん
若い人の清純な心仲が、忽ち伝説として流布され、「恋愛の永遠性」や「精神の勝利」の
証左にされるのは、少なくともこのやうな架空の幻影のために彼らが身命を賭したといふ
誠実さの証拠にはなる。といふのは、「恋愛の永遠性」や「精神の勝利」なるものは、
生きてゐようが、ジサツしてみようが、心仲してみようが、青春といふ肉体的状態にとつては
不可能な文字なのであつて、青春のあらゆる特質と矛盾する性質のものであるから、
それゆゑに、さういふものは美しいのである。
三島由紀夫、心仲論
僕が見ていたのは、あまりにも早く一生を駆け抜けた、彼女の残像だったのかもしれない、と。
かかっているものは、たかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べればたいした価値のあるものじゃない。
当時、私には一日一日が晩年であった。
恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった。それより以前には、私の左の横顔だけを見せつけ、私のおとこを売ろうとあせり、相手が一分間でもためらったが最後、たちまち私はきりきり舞いをはじめて、疾風のごとく逃げ失せる。
けれども私は、そのころすべてにだらしなくなっていて、ほとんど私の身にくっついてしまったかのようにも思われていたその賢明な、怪我の少い身構えの法をさえ持ち堪たえることができず、謂わば手放しで、節度のない恋をした。
人生はドラマティックではない。でも、僕たちは生きていく。
うろ覚えだけど
恥の多い生涯を送って来ました。
人生の気まぐれなうわべは目にすれど、隠 された泉は知るよしもなし
幸せが有限の資源だとしたら、君の不幸は余剰を1つ産み出した。
その分は勿論、わたしが頂く。
美しい眼、美しい手、美しい髪、
どうして俗悪なこの世の中に、こんなきれいな娘がいるかとすぐ思った。
誰の細君になるのだろう、誰の腕に巻かれるのであろうと思うと、
たまらなく口惜しく情けなくなってその結婚の日はいつだか知らぬが、
その日は呪うべき日だと思った。
>>129さん教えてください
男目線での思考とか意見の文章を書かれると興味惹かれちゃうわ…
>>133
少女病 田山花袋
田山花袋いいよな
田舎教師とか好きだ
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この記事へのコメント
異論は認めない
今その過程を楽しんでいるところだ。
銀河英雄伝説
ギャツビーは緑の灯火を信じていた。年を追うごとに我々の前からどんどん遠のいていく、陶酔に満ちた未来を。
それはあのとき我々の手からすり抜けていった。
でもまだ大丈夫。
明日はもっと速く走ろう。両腕をもっと先まで差し出そう。
……そうすればある晴れた朝に――
だからこそ我々は、前へ前へと進み続けるのだ。流れに立ち向かうボートのように、絶え間なく過去へと押し戻されながらも。
そこがあなたの世界である
「さようなら。」
依田も応じた。お互いのさようならが、本当は何にむかって叫びかけられているかは、
お互いが知っていた。
いやどっちもだろうけど比重としてどちらのほうが重いかという
確かに名文と名台詞はカテゴリ違う感じはするな
あと田山花袋は結構な変態だと思う
「布団」とかもう・・・
やっぱ原文の方がいい気がするな
Gatsby believed in the green light, the orgastic future that year by year recedes
before us. It eluded us then, but that's no matter ― tomorrow we will run faster,
stretch out our arms further... And one fine morning ―
So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.
この文が、名文かはともかくすごく好き
僕に翼をくれなくてもいいという最後の一文がいい。
川端康成の『雪国』
国境(県境)の長いトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。
↑
雪が降り積もりすぎて夜の越後湯沢は根雪がすごかったの間接表現もいいね。
こういう文章を理解できない人間が大多数なんだろうな
どいつもこいつも好むのは稚拙で浅い言葉ばかり
だからあんなアホみたいなJPOPが流行るんだろうね
もっと「芸術を苦しもう」よ
もっと難解で奥の深いものを苦しみながら理解しようとしろよ
「理解したつもり」にはなるな
それではただ難しい言葉使いたがりの下手な厨二ガキになるだけだ
例えば、なぜ筆者はそのような表現をしたのか
その表現をすることによってどういう心情を読者に伝えようとしているか
他人に説明出来るようになるまで理解し頭の中で噛み砕け
こんな当たり前のことも出来ないガキ共が多すぎるんだよ今の時代は
名文とは程遠いな
かかっているものは、たかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べればたいした価値のあるものじゃない。
その国家の存亡が危うくなったせいで彼の祖国からは一時、個人の自由と権利が失われ、結果、彼の初恋の人、親友の婚約者は殺された訳だが、その後も彼は頑として考えを変えなかった。ヤン=ウェンリーはマジモノのキチガイ。
内容的には頷けそうだが、あまりの駄文で説得力ないわ。
他の人なら街路に転がっていても、
拾い上げそうにもないこの「自己」を
僕は再び手にいれました』
キルケゴール 『反復』より
南を目指したのは死に逝く夏を追いかけようとしていたからだ。
(中島敦『山月記』)
翻訳の場合訳者の感性が大きく作用するよね。
※22は『ツァラトゥストラ』(ニーチェ著、手塚富雄訳)だけど手塚さんのが一番美しい文章だと思う。
ってたしか歩兵の本領(浅田次郎)のバトルラインだったかなんだか
君が言っているようなものはすべて存在しないのだ、悪魔も地獄も。君の霊魂は君の肉体よりも早く死に就くだろう。それゆえもう何も恐れることはない。
と言わんばかりにスレの流れをそのままコメント欄でも繰り広げるようなナルシストが自称読書家に多いから嫌い。
※36みたいないかにもって感じの石頭はただただ辟易するよ。
その芸術とやらを嗜んでも、こういう低次元なレッテル貼りをして溜飲を下げる事しか出来ないんだね。
大した名文だな
それしか書けないのか
オールナイトで夜十時からのライブだった。
「どこかで飯でも食いませんか」と誘ったら「それより」と向こうが誘ってくれたライブだ。彼女の友達が出演するという。
(中略)
あれは十一月のことだった。その後すぐにライブハウスはみつかった。彼女の昔からの友達が大勢きていて、僕は朝までずっと人見知りしていた。
どうも「読書家」という類の人間に偏見があるようですね。その理由まではわかりませんが。
貴方の毛嫌いする「読書家」がいるであろうスレのまとめを見て、さらにそのコメント欄を見て、不快感をつのらせてコメントする。そのマイナスのエネルギーに個人的な興味が沸きます。
さて、ナルシストという単語が出てくるところから察するに「読書」というものをステータスと考えているようですがそれは誤解です。
少なくとも私は単なる活字好きでありそれ以上でも以下でもありません。今回のスレおよびコメントも、例えるならアイドルオタクが「この画像の○○ちゃんかわいいよね!」と言っているのと同じレベルです。ですので貴方の批判は全くの的外れです。
ところで何故貴方はわざわざストレスがたまるとわかっていてここへ来てコメントを見てそれを書き込むのでしょうか?そのことを自己分析するほうが貴方にとって有益かと思います。
結局エンタメの一種でアニメやテレビゲームとなんら変わらんってのにな
横で悪いけど久しぶりにこんな文章へったくそな奴見たな
ディレッタントな在り様とは、常に敗北を宿命付けられている
心有れば、自身が階段を降り続けるべきであることに気付くからだ
心を凝らさなければ衒学としか写らない、踊り場の残響が一時見せるアンプロンプテュ
それが不快なのか?
君自身の青黒い思弁が己の瞼に、前髪に、触れているだけなのではないか?
太宰治 葉
己(おれ)の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。これが己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、内心にふさわしいものに変えて了ったのだ。
よければ文章を添削してくれないかな?さぞや名文ができると期待していますよ。
まず丁寧語を使うのか使わないのかしっかりキャラ固めなよ
頭に血が上ってだーいぶ残念な事になってるよ…笑
「事実にとって大事な要素はその重さと精度だ。温度はその次のことになる」
この文章は納得した、ちなみに1Q84
石頭はお前だろ。
だから他人が読書しているとその心理があると推測して、その他人に嫌悪感を示す」
これを投影といいます。自分の嫌な部分を他人に見い出して嫌悪感がわきます。
当の他人は読書することをステータスと思ってないことが多いです
最初のメッセージは第二のそれに対する自動的応答で、第二のそれは最初のそれに対する自動的応答である。
最初のそれは、「ボクハココニイル、ココニイル、ココニイル」
第ニのそれは、「キミガソコニイテヨカッタ、ヨカッタ、ヨカッタ」
(ヴォネガット)
「君が共和派の者らを教育するって! 君が主義の名において冷えた魂をまた熱せさせるつもりか!」
「どうしていけないんだ。」
「君がいったい何かの役に立つことができるのか。」
「なに僕にも少しは野心があるさ。」とグランテールは言った。
「君は何の信念も持たないじゃないか。」
「君を信仰してるよ。」
(ユゴー)
凡庸な著者にかぎってだれでも、自分に特有な自然の文体に偽装を施そうとする。(略)
つまらないことをわずかしか考えていないのに、はるかに深遠なことをはるかに多量に思索したかのように見せようとして懸命である。したがって彼らはその主張を表現しようとして、不自然、難解な言いまわしや新造語を、だらだらとした文章、堂々めぐりを重ねたあげく、何を考えているのかを不明にする複雑な複合文章を使う。
つまり彼らは自分たちの考えている同じ一つの思想を伝達しようとする努力と、隠蔽しようとする努力との間をさまよっているのである。
(ショーペンハウワー)
↑これはラノベ作家のほとんど全てがそうだわ
『「読書する俺カッケエえええ、と自分で思っている
だから他人が読書しているとその心理があると推測して、その他人に嫌悪感を示す」』
とあいつは思っているのだろう、と思っているね。
これを投影といいます()
お前が馬鹿にしか見えないけど、皮肉言ってるつもりなん?
ID:Z8m49KVG0は一貫して敬語を使ってる
ごちゃごちゃで焦りが見え隠れしている
面白い
人間は自分一人でいるときでさえ、自分に対して気取りを忘れない。
男の虚栄心は、虚栄心がないように見せかけることである。
個性を超克するところにのみ生れる本当の美の領域では、虚栄心はほとんど用をなさない。そこではただ献身だけが必要で、この美徳は芸術家と母性との共通点だ。
(三島由紀夫)
僕等はいつも知らず識らず愛情によって相手をはっきりと掴んでいるのだ。
成る程、僕等は相手を冷静に観察はするが、相手にほんとうに魅力ある人間の姿を読む為には、観察だけでは足りない。愛情とか友情とか尊敬とかが要るので、
そういうものが観察した人間の姿を明らかに浮かびあがらせる言わば仕上げの役目をする。
(小林秀雄)
↑名文ではないかもしれないけど、好きな一文。
「いつでも、君んとこにいたげるんだ」つばめはこういうと、王子の足もとで眠って行きました。