P「でも小鳥さんって別に俺のことが好きなわけじゃないですよね」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 14:39:47.44 ID:vPwjQRm90
小鳥「はぁ…」
P「どうしたんですか小鳥さん、ため息なんてついて」
小鳥「次の日曜に友達の結婚式があるんです」
P「へえ。めでたいことじゃないですか」
小鳥「…そりゃ当人にはおめでたいことでしょうけど…これでまた独身仲間が減るかと思うと…」
P「あー…そういうこと」
小鳥「私もなあ…早くいい人見つけないと…まぁ…近くに気になる人がいないじゃないですけどね…」チラッ
P「…前々から思ってたんですけど…小鳥さんってちょいちょい俺にアプローチしてくるじゃないですか」
小鳥「えっ!?そ、そうだったかしらぁ…?あはは…」
P「でも小鳥さんって別に俺のことが好きなわけじゃないですよね」
小鳥「え…」
P「さっさと結婚して独身じゃなくなりたいから手近なところに声かけてるだけですよね」
小鳥「べ、別に私は…そ、そういうつもりでプロデューサーさんにアピールしてるわけじゃ…」
P「この際だからハッキリ言いますけど、そういうの迷惑です。というか不愉快です。やめてもらえますか」
小鳥「そんな…そ、そんなこと…うぅ」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 15:11:51.95 ID:G3hKtte+0
P「もしほんとに本気なら、そりゃ俺だってちゃんと考えますけど、
結局小鳥さんいつもはぐらかすじゃないですか。
つかず離れずを楽しんでるつもりなんでしょうが、
学生じゃないんですから、そう言うの卒業しないと結婚なんて無理ですよ」
小鳥「そ…そこまで言わなくても…」
P「簡単に言うと、誠意がないんですよね。
誠意がない人とは一緒に暮らすなんて無理なわけですよ。
その点、例えば美希の方がよっぽど現実に実直ですから。
あれで結構お金とか仕事のことも考えて、
自分のしたいことと相手の負担を天秤に掛けて、
それであれこれ計画したり、話したりしてくれてる分、
妙な思わせぶりよりずっと説得力があるし、
中学生だからってバカにしようとも思いません」
小鳥「…」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 15:23:54.86 ID:rvcRMkSY0
P「春香もそうですよ。
自分なりに恋愛と家庭ってのを、どちらも意識してます。
こないだの女性誌の春香の対談、読んだでしょう?
『恋愛は夢で、家庭は現実。夢を現実にするには、当然努力が必要』って。
これを言われたら、男の方もじゃあがんばろうってなりますよね。
誠意がありますから。
それを小鳥さんは、結婚はともかく家庭のことまで夢か何かだと勘違いしてませんか?」
小鳥「うぅ…」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 15:35:14.84 ID:UYi5WSNf0
春香さんがリアル過ぎる
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 15:41:27.92 ID:970vRnBO0
P「とにかく、『こうしていればそのうち』みたいな浅はかな思わせぶりはやめてください。
相手に失礼ですよ。
もっと言うなら、相手にだけリスクを負わせようとするのは卑怯です。
俺は同僚としては小鳥さんをすごく尊敬してますし、
丁寧な仕事にもいつも感謝しています。
けど、俺は公私ははっきり分けるので、そこのところはよろしくお願いします」
小鳥「は…は…ぃ…」
P「俺は漫画とかゲームのキャラクターじゃないんです。
もちろん小鳥さんも。
夢を見るなとは言いませんが、足元の現実もちゃんと見てください。
そしたら、小鳥さんなら良い相手がすぐに見つかりますよ。
そこは保証します」
小鳥「…」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 15:54:49.50 ID:YBQK26pj0
律子「…それで、こんなになってると」
あずさ「えぇ…困りましたねぇ」
小鳥「うぅ…ううぅ…だって…だってぇ…
恋愛の仕方なんてわかんないわよぉ…そんなのしたこともないのにぃ…」エグエグ
律子「まぁ、プロデューサー殿の言い方がきつすぎるのはともかく…」
あずさ「…プロデューサーさんの気持ちも、ねぇ」
小鳥「…え?」
律子「最初は結構、プロデューサー殿も乗り気だったし…」
あずさ「音無さんが終電なくなって、家まで送ってもらったのに、
急に玄関でプロデューサーさんを追い返したのがやっぱり…」
小鳥「あ、あれは、あの時は部屋が散らかりまくってて…え?
それがどうして…え?」
律子「どうして、ってそりゃ」
あずさ「プロデューサーさんも、その気だった、ってことですよねぇ」
小鳥「えええっ!?」ビクッ
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 15:59:45.20 ID:PFUA30g00
律子「あの時はプロデューサー殿の方が凹んでましたよ」
あずさ「ちょうど、美希ちゃんと春香ちゃんが二人とも調子が悪くて、
色々悩んでた時期でしたし…」
律子「たぶん、頼りたかったというか、甘えたかったというか」
あずさ「音無さんも、どんと来てください!って言ってましたしねぇ」
律子「それを、あんな風に、いろんな意味で無碍にされたら…」
あずさ「うーん…」
小鳥「そ、そんな…」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 16:06:04.62 ID:i30WZW3l0
律子「まぁ、過ぎたことを言っても仕方ないですけど、
小鳥さんはほんとにプロデューサー殿のこと好きなんですか?」
小鳥「えっ」
律子「いや、そこがわからないとどうしようもないですよ」
あずさ「男性として、プロデューサーさんがどうか、ってことですよねぇ」
小鳥「そ、それはその、あの、たぶん…すき、だと…」
律子「美希よりも?」
あずさ「春香ちゃんよりも?」
小鳥「…」
律子「…まずは、そこですね」
あずさ「ですねぇ」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 16:14:17.66 ID:A9op4k/u0
春香「好き、ですか?」
小鳥「う、うん。
春香ちゃんの言う『好き』って、どんな気持ちなのかなぁと」
春香「そうですねー…色々言い方はあると思いますけど、
例えば『この人じゃなきゃダメ』とか…ちょっと違うかなぁ。
うーん、『自分より、この人が大事』とかかなぁ」
小鳥「自分より…?」
春香「自分が苦しかったり、恥をかいたりしても、
もしその人に嫌われても、それでもその人が良い、大事、みたいな、ですかね。
でも、やっぱり嫌われたくない!とか。そんなのが混ざったやつと言いますか」
小鳥「…」
春香「その人のために、一番良いことをしたいと思うのが、
好きってことじゃないですか?」
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 16:26:50.61 ID:rJKEifXk0
美希「ハニーのこと? もちろん大好きなの!」
小鳥「その、美希ちゃんの好きって、どんな気持ちなのかなぁって…」
美希「んー? どんな、って?」
小鳥「こう、具体的に、というか…」
美希「へんなこと聞くんだね、小鳥。小鳥はショートケーキ好きでしょ?」
小鳥「え、えぇ、まぁ」
美希「夜中にお腹が空いて、それでこっそり食べるショートケーキは?」
小鳥「うっ…も、もっと好き、です…」
美希「そーゆーことなの。その『もっと好き』のなかの、『一番好き』が大好きなの。
理由とか、意味?って、どーでもよくって。
ショートケーキが好きなのは『甘いから』って言われても、ミキはなんかへんだと思うな。
甘いだけなら、蜂蜜とか練乳とかでいいでしょ?」
小鳥「えっと…?」
美希「ショートケーキが好きなのは、ショートケーキが好きな風に生まれてきたからなの。
ミキがハニーを大好きなのも、ミキががハニーを大好きになるために生まれてきたからなんだよ、あはっ!」
小鳥「な、なるほど…」
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 16:33:49.51 ID:MW+zozds0
春香『だから、私はアイドルとしてトップを目指してるんですよ。
そうするのが、一番プロデューサーさんを喜ばせてあげられるから…
後のことは、また後で考えますよ、えへへ』
美希『だから、ミキはトップアイドルになるの。
ハニーの一番になるなら、まず皆の一番にならないとダメなの。
だって、ハニーはプロデューサーのお仕事が大好きで、
ミキを皆の一番にするのが、ハニーのお仕事なんだから。
あ、もちろん春香には負けないの!』
律子「…それで、ますますわからなくなったと」
あずさ「あらあら」
小鳥「私って…なんにも考えずに生きてきたんですね…」ズーン
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 16:42:10.04 ID:4Q58cfd70
律子「まぁ、あの子達はちょっと特殊だから…」
あずさ「でも、春香ちゃんも美希ちゃんも、
ほんとにプロデューサーさんのことが大好きなのねぇ」
小鳥「…律子さんとあずささんは、どうなんですか?」
律子「…」
あずさ「…」
小鳥「…?」
律子「私達は、その、アレですよ」
あずさ「すでに、ダメでしたと言うか…」
小鳥「?! えぇっ!」
律子「まぁ、それこそ小鳥さんのことを何回も相談されるぐらいですし?」
あずさ「相手にされてなかった、ですねぇ」
小鳥「なっ、え、えええ?!」
律子「あーあ…」
あずさ「はぁ…」
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 16:48:16.96 ID:OtkgBH6m0
律子「まぁ…今はチャンスかもしれませんけどね?」
あずさ「そうですねぇ、プロデューサーさん的には失恋中ですし…」
小鳥「なっなななっ、なにがチャンス、し、失恋?!」
律子「凹んでるときに優しくされたら、ってやつですよ」
あずさ「春香ちゃんや美希ちゃんは、
その辺を何となく察してアイドル活動を頑張ってるみたいですし」
小鳥「…あれ? ひょっとして私、…やらかしちゃいました…?」
律子「今更ですが、そうですね、はい」
あずさ「うまく行かないものなんですねぇ、誰も彼も」
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 16:51:32.97 ID:i9V2mroi0
小鳥「わ、…わたしはどうしたら…」
律子「そんなの、自分で考えてくださいよ。
好きなら好き、嫌いなら嫌いで」
あずさ「はっきりしておいた方が、後々後悔はしないと思いますし」
小鳥「…」
小鳥「…」
小鳥「…」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 17:01:03.69 ID:C2PMKozn0
ガチャッ、
P「ただいま戻りました。
あ、小鳥さんだけですか?」
小鳥「はい、お疲れさまです、プロデューサーさん。
どうでした? 2人のオーディションは」
P「いやぁ…どうにも俺の力不足でして。
役は貰えましたが、ヒロイン、とまでは…」
小鳥「そうですか…
…でも、プロデューサーさんの力不足なんてことはありませんよ。
春香ちゃんも美希ちゃんも、全力を出し切れたって言ってましたし」
P「…だと、良いんですが」
小鳥「運の要素もあるでしょう?
先方の好みの話ですよ。
もし違う人なら、絶対2人で主役でしたよ」
P「ははは、そう言っていただけるとありがたいんですけどね。
しかし、なんとも、…はぁ。
会心の出来だったんですけどねぇ…」
小鳥「プロデューサーさん…」
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/10(日) 17:07:56.79 ID:OkrPJIB70
P「…あぁ、なんか、辛気くさくなってすみませんね。
もう、切り替えて次のことを考えないと…」
小鳥「…プロデューサーさん」
P「次は…違うタイプの企画で…あの会社とコメント一覧
-
- 2013年11月10日 21:20
- 班長、脱走した鳥を見つけました
-
- 2013年11月10日 21:23
- 実際、思わせぶりなことだけして終わらせる相手とは縁切った方がいいゾ
なんだかんだで、それが原因で僕の友達死んだんだよなあ
-
- 2013年11月10日 21:37
- 俺も小鳥さんに甘えたい
-
- 2013年11月10日 21:39
- ※3
ピヨちゃん大勝利って書こうとしたのになんとも言えない気分になってしまった
-
- 2013年11月10日 21:41
- ダメなところが小鳥の魅力でも結婚は出来ない
-
- 2013年11月10日 21:47
- しねなの(マジギレ)
-
- 2013年11月10日 21:49
- 小鳥さんはサゲマンですよ、サゲマン!
-
- 2013年11月10日 21:49
- 小鳥の幸せを素直に喜べないSS
なんだか春香や美希の方が誠実というか、真剣だからなのかもしれない。
-
- 2013年11月10日 21:49
- ※3…辛かったな
ざまぁwwwwww
-
- 2013年11月10日 21:54
- ピヨは妄想してる所を傍から見る分には楽しいけど
実際自分のものに(しようと)するには地雷って分かってたしなあ
-
- 2013年11月10日 21:55
- 小鳥さんはヘタレなように見えるが公式で食事に誘ってきたり
アピールというかそういうことはして来るんだよな
だからむしろどっかのモバマスアイドルみたいにゴリゴリ迫ったり
外堀ガッツリ埋めてきたり計画的にやってもいいのよ?
-
- 2013年11月10日 21:56
- リスクというか傷つくの恐がってちゃダメなんだよな。というか傷つくの恐がる時点でほんとの好きじゃないってヤツなのかな。むー
-
- 2013年11月10日 22:04
- アラサーにもなって経験がないのは人格に問題がある
-
- 2013年11月10日 22:05
- このPもはっきり告ったわけじゃなさそうだから小鳥さんに偉そうな事を言える分際ではないな
「小鳥さん好きです!結婚を前提にお付き合いして下さい!」
とここまで言ってはぐらかされてるなら鳥が悪いけど
-
- 2013年11月10日 22:13
- 厨房よりはマシな工房の恋愛感みたいな
※10がこの先何一つ良いこと無いまま惨たらしい最期を迎えますように^^
-
- 2013年11月10日 22:15
- 冒頭のPに反感覚えたけど、読み進めていくうちに同情の念に変わるなど。
本人出て来てないのに春香と美希が良いキャラしてたなぁ。
-
- 2013年11月10日 22:19
- アニマスの小鳥さんは綺麗だったやろ!
-
- 2013年11月10日 22:23
- 実際小鳥さんは無いだろ。
からあげとひねポンでひねポンとるのはおっさんだけ。
-
- 2013年11月10日 22:28
- ※18 濃厚な妄想披露して相殺されてるけどな!
それでも※11が言ってるような地雷にはなり得ないとは思うんだけどね。なんか公式と二次創作のキャラがメインヒロイン並みにごっちゃになり易いよな、小鳥さん。
-
- 2013年11月10日 22:39
- 半端だ
-
- 2013年11月10日 22:43
- 実際に小鳥さんみたいな人が職場にいたら特殊な趣味でも無い限り惚れちゃうよな
しかも同じ立場で働いてる人が小鳥さんしかいないとしたら、くっつくのも自然の流れだよな
-
- 2013年11月10日 22:47
- 爛れてる!この事務所は爛れてるわ!
と翌日騒ぎになっていないことを祈ろう…
-
- 2013年11月10日 22:51
- 小鳥さんのSSってだいたいがPに積極性が無い場合結ばれないよね。
-
- 2013年11月10日 22:54
- おいおい中学生以下か
-
- 2013年11月10日 23:18
- ※3
はいはいカワイソウでちゅねー
お前も○んだらよかったのにな^^
-
- 2013年11月10日 23:51
- ※26がこの先何一つ良いこと無いまま惨たらしい最期を迎えますように^^
-
- 2013年11月10日 23:57
- みんな妻にしよう!これで解決!選べるわけねえだろ、いい加減にしろ!(ゲス)
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