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【VIP】勇者「仲間に女入れるのはおかしい」 てんこもり。


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【VIP】勇者「仲間に女入れるのはおかしい」

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1: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 21:56:49.84 ID:yFRUCYTHO

勇者「と、思うんだよな」

盗賊「え? でもよ。むさくるしくね?」

戦士「んだんだ。オラは女の子もほしいだ。出来れば僧侶がいいだ」

商人「ぼ、僕は戦士ちゃんがいいなデュフフ」

勇者「お前らさ、よく考えてみろよ。そりゃな? 俺だって、全員に一人女があてがわれて、
かつ、性的に思いのままになるんなら女いれるよ? でも違うだろ。別につきあってるわけでもない女に気ぃつかいながら旅とかしてぇか?」

盗賊「途中で付き合いだすかもしれねーじゃねぇかよ」

勇者「お前ら夢持ちすぎだろ。100歩譲って付き合え出したとしてもだ。旅してんだから、風呂も入ってない、無駄毛の処理もしてない女抱きてぇか? 明日死ぬかもしれねぇのに」

戦士「そういわれてみっと…けんど、それでもいねぇよりは…」



3: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:01:38.54 ID:yFRUCYTHO

勇者「たまるのはわかるよ。だからさ、そういうのって外注すりゃいいだろ」

商人「どういうことなんだなデュフフ」

勇者「俺たちは町に行くわけだ。それこそ世界中の町によ。旅人が多い上に、モンスターのせいで未亡人や孤児も多いこのご時勢、どの町でもかならずあんだろ。アレが
。いや別にフプロに頼まなくても、こっちは賢さや強さで一般人をはるかに超越し、世界を旅する勇者一行だぜ
。土地土地の素人さんも釣れ放題だろ」

盗賊「あー…」

勇者「だろ? 道中が長ければ、いっそ娼婦を買えばいい。ナンパして回ったり、風俗いったりするのに仲間に女いたら邪魔以外の何者でもないだろ」

戦士「なんるほどー。勇者天才だべー」

商人「しかし、そこまでお金が続くのかなウフフ」

勇者「そこは俺に任せとけ、旅に出るときに王からたっぷりもらっておいた。
当然だよな? こっちは世界を救うためにたった4人で旅にでるんだからよ」





5: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:05:19.40 ID:yFRUCYTHO

~回想~


王「さあ行け! 勇者よ」

勇者「え?」

王「え?」

勇者「マジですか? たった四人で、全人類の命運背負って、旅たつのに、たったの100Gですか…薬草何個かかって終わる額ですよ。
そうですか。わかりました。じゃあ俺、旅に出るのやめます」

王「そ、そんな」

勇者「別に1兆Gくれとはいってないですよ。だって今年の国家予算20兆でしたよね?

 公共事業にあんなに金使ってるんだから、世界をすくわんとする俺に100億Gくらいくれてもいいんじゃないですか?」

王「だって、昔から旅たちは100Gってきまってるし…」

勇者「過去の慣例にとらわれていては、名君とはいえ ませんよ。
ご心配なく、見事魔王を倒した暁には、王の助力が大きかったことを声を大にして言います。
支持率もあがるかと思いますよ」

王「でも10億って…」

勇者「ビタ一文まける木はありませんよ。旅費2千万、武具代2千万、報酬4億、遊興費95億6千万G!!」



7: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:10:12.89 ID:yFRUCYTHO

王「遊興費…?」

勇者「いやならいいです。俺より適切な人材をがんばってみつけてください。
18年前に魔王をあと一歩まで追い詰めた、勇者の息子である俺より優秀な人材がいるとは思えませんがね」



勇者「ってなわけでな10億Gもありゃ足りるだろ。とりあえず。一人2億ずつわける。あとの2億で旅の資金だ」

盗賊「に、2億だって!?」

戦士「すげぇだ!!」

商人「なんでも買い放題だデュフフ」

勇者「なっとくしたか? よしじゃあいくぜ」


9: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:12:51.50 ID:yFRUCYTHO

最初の町

町長「と、いうわけで、町の北の洞窟にすむモンスターが悪さしてるんじゃ」

勇者「よしわかった。討伐してきてやる」

町長「ありがとうございます!! で、あの…謝礼はいかほどお支払いすれば」

勇者(ああ、なるほど、王から100億せしめたことが知れ渡ってるのか)

勇者「謝礼などいらん。民を守るのが俺の仕事だ。明日の朝には済ませてやる。
代わりといってはなんだが、明日の
夜には祝宴を開いてくれ、金は俺が持つ」


11: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:15:17.15 ID:yFRUCYTHO

他パーティ「!?」

町長「あ、ありがとうございます!」

~移動中~

盗賊「お、おい勇者、いいのかよ? タダでやるなんてよ」
勇者「当然だろ。人気をたもっとかねぇと土地の女食えねぇだろ。それより商人」

商人「な、なんなんだな?」

勇者「2千万預ける。明日の朝までに爆薬を用意しろ」

商人「?」

勇者「頼むぞ。戦士は新しい武器買ってこい。金はあるんだ」


13: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:18:00.11 ID:yFRUCYTHO

盗賊「俺は?」

勇者「お前は俺と一緒に今日中に洞窟に入る」

盗賊「いい!? 二人でかよ」

勇者「心配すんな。戦闘は避ける。ずっと逃げる。構造を把握して、宝箱とってくるだけだ。聖水は大量に購入してる。たっぷり浴びていこう」

翌朝

商人「ば、爆薬かってきたよデュフフ。900万まで値切った」

勇者「さすがだ。貸せ」

盗賊「? なにやってんだ?」

勇者「サッカーしてるように見えるか? 爆薬しかけてんだよ。この洞窟は外側から爆破する。中の魔物は轢殺か圧死か爆死だろうな」


15: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:20:50.87 ID:yFRUCYTHO

戦士「そったらことすんのか?」

勇者「問題あるか?」

一同「…いや、ないかな」

ちゅどーん。

敵をたおした!
せんしはレベルが上がった!
しょうにんはレベルが上がった!
盗賊はレベルが上がった!


勇者「よし帰るぞ」


19: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:24:45.41 ID:yFRUCYTHO

その日の夜、

勇者「飲むぞコラァっ!!」

盗賊「ひゃっほーい!!

町民「今日はほんとにめでたい日だ!! 勇者様ご一行ばんざーい!!」

勇者「よせやい。みんなの喜びが俺たちの喜びだぜ! な?」

戦士「そのとおりなんだな」

しばらくして

盗賊「ねぇ、君、ちょっと離れて二人で飲まない?

盗賊は町娘に声をかけた!

勇者「俺の宿にこい」

勇者は踊り子に声をかけた!


28: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:39:43.93 ID:yFRUCYTHO

~翌朝~

盗賊「ふー」

勇者「よお。満足したか?」

盗賊「愛してるとか言われちまったぜ」

勇者「そりゃウゼェな」

盗賊「何でだよ?」
勇者「そのうち分かるさ」

盗賊「お前は?」
勇者「仮にも踊り子なら、フェラくらい仕込んでほしいよな」

盗賊「お、おお…。そうか」

勇者「出発するぜ。次はこってりしゃぶらせたい」


30: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 22:44:47.60 ID:XTiTXdUZ0

これは素敵なゲス勇者wwww


54: 名も無き被検体774号+ 2012/05/16(水) 10:48:51.09 ID:6pl0ngx1O

続き

~娼館と酒場の多い国~

この国の娼館及び酒場はすべて国有である。
貧民出身の人間は国有の夜の施設で働いているものが多いが、
多大な上納金を国家に献上しているため、いつまでも貧しい。だが、娼婦以外に生きるすべは無い。

~その王宮~

王様「私の娘の王女が魔王軍の幹部にさらわれて、塔に幽閉されてしまったのじゃ!助け出してくれないか? 勇者よ!」

戦士「なんと! その王女の年齢はいくつだか?」

王様「今年で17になる」

戦士「なんだ、そったらBBAには用はねぇだ」

勇者「口を慎め。戦士。いいでしょう。我々が救出に向かいます」

王様「おお! やってくれるか! 成功のあかつきには姫の婚約者に加えよう
!」

勇者「結構です。それよりも実費をください。おい商人」

商人「でゅふふ。この国の今年度の予算は多分…こんなところでござるよ」

勇者「では2000億Gで結構です。手付け5千万、残りは成功報酬でお願いします」

王様「! 法外な」

盗賊「可愛い娘なんやろ? 王族の誘拐事件の身代金額の相場を考えれば格安だと思わへん?」

勇者「いやなら結構。他をあたってください。一人娘が魔物に蹂躙されてもいいのなら」

王様「むむ…仕方あるまい」



55: 名も無き被検体774号+ 2012/05/16(水) 10:54:57.00 ID:6pl0ngx1O

~酒場~

勇者「あぶく銭ってのはいいもんだな。一晩でに5千万G全部使っちまおう」

戦士「幼女を買いてぇだ。幼女買ってもいいだか? 勇者どん」

勇者「幼女はダメだ。ロリ体型の娼婦でガマンしろ」

盗賊「しかしよ、勇者。今回は金とるんやな?」

勇者「あたりまえだろ。王族ってのは理不尽に金持ってるもんだ。みろよ。この国の人たち、裕福そうにみえねぇだろ。なのに城はやたら立派だったし、王はデブだった。あんなヤツからはしっかりもらわないとな。」

商人「デュフフ。勇者殿は鬼畜でござるなぁ。しかし一晩で五千万となると、やりたい放題でござる」

勇者「おう。お、そこのバニーの姉ちゃん。近くによれ」


姉ちゃんA「なーに?」
姉ちゃんB「まぁ、いい男」

勇者「とっとけ」

勇者はバニーのビキニに札束をねじ込んだ!

踊り子「…ゴクリ」

勇者「さて、俺はこの子たちと先に宿に戻るぜ。お前らも楽しめよ」


57: 名も無き被検体774号+ 2012/05/16(水) 11:07:15.80 ID:6pl0ngx1O

~翌日~

王女が幽閉された塔に赴く勇者一行

盗賊「…で? 今回はどう攻めるんや? さすがに爆薬はまずいんちゃう?」
商人「王女様まで死んでしまいそうでござる」

勇者「商人、俺が言ったもの、準備できたか?」

商人「マスクと油壺なら用意したでゴザルよデュフフ。そこの投石器につんであるでござる」

勇者「そうか」
勇者は大量の布を油に浸してから丸め、次々と投石器にセットした。

戦士「勇者どん、なにしてるんだべ?」

勇者「バスケしてるように見えるか? 火攻めだ。戦士、お前の怪力で油の染みた布は射出しろ」

盗賊「ほんきなん?」

勇者「当たり前だろ」

盗賊「でも王女はどうするん?」

勇者「火事の主な死因って知ってるか?」

戦士「焼死だべか?」

勇者「いや、ほとんどは一酸化炭素中毒だ。煙を吸うと昏倒して、しばらくして死ぬ。魔物も例外なくな。そして蘇生薬は死体の損傷が少なくて、死後数時間くらいなら蘇生可能だってことは知ってるな?
そしてあの塔は石造りだ。放っておけばある程度燻した段階で火は消えるさ。今日は夕方から雨も降るしな」


一同「…ゴクリ」

勇者「あの塔の魔族、王女がいるから荒っぽいことはしないって調子こいてやがる。
バカ正直に塔に入って一回から上っていく必要はないさ。王女もろともぶっ殺してやる。あとで王女だけ蘇生させて、俺らが助け出したことにしようぜ」


59: 名も無き被検体774号+ 2012/05/16(水) 11:14:07.72
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♯46213
≫>1の臭さがヤバい
♯46214
>>1のあとがきがくぅ〜疲並みにくさかろうがなんだろうが本編はくそおもしろかった
♯46215
こういうの書ける人って本当に才能があると思う
♯46217
これなんてランス
♯46218
けっきょく10億なのか100億なのかどっちだ
かうんたっく

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