ぼく「お風呂がスキーwwwwwwww」
- 2013年11月13日 22:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 02:42:47.35 ID:U+iZeDFMI
ぼく「おててをゴッシゴッシwwwwww」
ぼく「お腹をゴッシゴッシwwwwwwww」
ぼく「背中をゴッシゴッシwwwwwwww」
ぼく「お尻をゴッシゴッシwwwwwwww」
ぼく「今日もいい湯でしたっ!ゴッシゴッシwwwwwwww」
ガラガラ~
30分後
???「お前ら起きてるか?」
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 02:48:17.28 ID:U+iZeDFMI
???「みんな集まれ。」
泡だてネット「今日も疲れたなー」
顔吹きタオル「全くぼくさんったら使い方が荒いわね~」
シャンプー「お前らは特にゴシゴシされて大変だなwwwwwww」
リンス「私たちは一回きりの仕事ですものね」
アヒル君「ぼくなんて癒しのためのなんの仕事もないおもちゃだよ!」
アヒルちゃん「アヒル君!そんなこと言わないの!あたち達だって立派な風呂道具の一員なのよ!」
???「よし、みんないるな」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 02:53:59.62 ID:U+iZeDFMI
全員「湯船隊長!お疲れさまです!」
湯船隊長「お前たち、今日はご苦労じゃった。」
湯船隊長「わしらの仕事はぼく様の疲れを癒すことなのじゃ。これはとっても偉大な仕事なのじゃぞ。」
泡だてネット「そんなこと言ってもよお!俺たちはいつもぼくっていう1人の人物のためだけに働いてるんだぜ?隣の山田さん家は奥さんも子供もいるのに、ぼくってやつは自分にしか使ってないんだ!」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 02:57:41.43 ID:U+iZeDFMI
湯船隊長「そりゃそうじゃがのう。。。隣の山田さんはイケメンじゃろ?ぼく様はブサイクじゃろ?これは仕方のないことなのじゃ。」
アヒル君「ぼくは女性のために風呂道具として働きたいよ!」
アヒルちゃん「アヒル君!そんなこと言わないの!あたち達もみんなたくさんの人に使って欲しいのよ!みんな我慢してるの!」
全員「・・・・・。」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:02:58.58 ID:U+iZeDFMI
シャンプー「俺とリンスはここ来る前に銭湯ってとこにいたんだwwwwwww」
リンス「ええ、そのとおりですわ。私とシャンプーは男湯で使われてましたの。私、女というのに男湯で使われ耐えられませんでしたの。」
シャンプー「そんなある日ぼくってやつが銭湯に来てなwwwwwwwシャンプー買えないからって俺たちを持って帰ったんだぜwwwwwww今思えば銭湯のほうが楽しかったなwwwwwww」
リンス「結局私はどこに言っても男の道具。品のあるリンスにはなれませんのよ。」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:07:35.91 ID:U+iZeDFMI
顔吹きタオル「私は大学の忘れ物置き場にいたの。私にも持ち主はいたのよ。でもぼくさんが自分のと勘違いして持って帰ったの。」
泡だてネット「俺はボディソープの付属品だったんだ!それなのにぼくってやつはボディソープが体に合わないからって捨てたんだ!俺だけを残してな!」
アヒルちゃん「あたち達は言うまでもない100均よ」
湯船隊長「そろそろお前たちにも言おうと思ってたところじゃ。」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:12:12.24 ID:U+iZeDFMI
全員「!?」
湯船隊長「お主ら外の世界に興味はあるのか?」
泡だてネット「そ、そりゃあ俺はもっかいボディソープに会いてえ!」
顔吹きタオル「私も主人のもとへ帰りたい・・・」
シャンプー「俺とリンスも銭湯に戻りたいよなwwwwwww」
リンス「品のないぼくさんは嫌ですわ」
アヒル君「ぼくは特に理由はないけどこの家は嫌だ!」
アヒルちゃん「あたちはアヒル君の行く所に行くわ。1人だと心配だもの」
湯船隊長「よし!お主らをここから逃がす!」
全員「!?」
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:19:30.43 ID:U+iZeDFMI
湯船隊長「先代たちの中には逃げた者も多くいる。逃げなかった者は風呂道具としての人生に諦めを持った者どもじゃ。だがお主らは違う!外に行きたいのじゃな!? 」
全員「行きたい!!!!」
湯船隊長「わしは生まれた時から一つの家に住みとどまるしか命がないのじゃ。だからわしは若いお主らのような歩ける者たちを外の世界に送りたい。それがわしの生きがいになったのじゃ。」
泡だてネット「でもよぉ!隊長が来ねぇんじゃあ誰がリーダーなんだよ!?」
湯船隊長「お主じゃ泡だてネットよ。」
泡だてネット「そんな!俺はいつも隊長がいなきゃダメなやつだったろ!?無理に決まってる・・・」
湯船隊長「いつもわしにくっついていたお主ならわしの意思をも次いでいる。わしはお主を我が子のように・・・」
泡だてネット「隊長ォ・・・・。」
湯船隊長「旅立ちは明日のよるじゃ。皆準備をしておけ。」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:24:01.89 ID:U+iZeDFMI
顔吹きタオル「でもさ、隊長は命尽きるまでぼくさんの家にいるんだよね?私たちだけで出てっていいのかしら・・・」
泡だてネット「隊長は俺たちを外に送るのが生きがいだと言ってたよな?俺たちはそれに応えるのが隊長のためじゃないかな?」
シャンプー「隊長にはお世話になったから寂しいけどよぉwwwwwww生きてりゃまた会えるかもだぜwwwwwww」
リンス「あらシャンプー。あなたまたこの家に来たいというわけ?」
アヒル君「ぼく・・・・ 」
アヒルちゃん「アヒル君、あたちたちも早く大人になりたいの!外に行きましょう!」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:29:55.69 ID:U+iZeDFMI
次の日の夜
ぼく「お風呂がスキーwwwwwwww」
ぼく「おててをゴッシゴッシwwwwwwww」
ぼく「お腹をゴッシゴッシwwwwwwww」
ぼく「背中をゴッシゴッシwwwwwwww」
ぼく「お尻をゴッシゴッシwwwwwwww」
ぼく「今日もいい湯だなーwwwwwww」
ぼく「足つった!!!!!!!!やべぇ動けねぇ!!!!!!」
湯船隊長「今じゃ!風呂を出たら玄関に迎え!!!こやつは鍵を開けっ放しにしておる!!!早く行けぇええええ!!!!」
泡だてネット「隊長ォォ・・・」
湯船隊長「行けええええええええええ」
全員「うわあああああああああ!!!!!!!」
泡だてネット(隊長、あんたを一生忘れない・・・)
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:33:25.31 ID:U+iZeDFMI
ぼく「死ぬかと思ったわーwwwwwww」
ぼく「今日もいい湯でしたって・・・あれ!?なんか色々消えてる!!!」
ぼく「あした買いに行こー♪」
・・・・・・
湯船隊長「あやつらならやれる!信じておる!」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:40:11.21 ID:U+iZeDFMI
泡だてネット「人がたくさんいる・・・」
顔吹きタオル「どう行けばいいのかしら・・・」
シャンプー「俺とリンスは道知ってるぜwwwwwww持ってかえられた時に覚えたんだwwwwwww」
リンス「私たちは左ですわね。右には海が見えたはずですから、近くにホテルなどがあるのでは?」
泡だてネット「ちょっと待て!お前らとはここでお別れだってのか?」
シャンプー「そうなるわなwwwwwwwまあ生きてりゃまた会えるかもだぜwwwwwww」
リンス「あなた達と会えたこと嬉しく思うわ。ぼくさんがいなかれば会えなかった、と考えると複雑ね」
アヒル君「シャンプーさん!泳ぎ教えてくれてありがとう!」
アヒルちゃん「あたち大きくなったらリンスちゃんみたいになりたい!」
シャンプー「まあwwwwwww銭湯はそんなに遠くないからそのうち来いよなwwwwwww」
リンス「牛乳くらいならご馳走するわ」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:45:13.92 ID:U+iZeDFMI
シャンプーとリンスと別れた彼らは道に迷っていた
泡だてネット「お前らどうする!?」
顔吹きタオル「私、大学に行きたいわ」
泡だてネット「そっかお前の主人は大学にいるのか・・・」
アヒル君「ぼく海ってとこで泳ぎたい!!!」
泡だてネット「おまえ!?海は怖いんだぞ!!?サメっていうやつや、人間よりでかい生物がゴロゴロいるんだぞ!?」
アヒルちゃん「そうよ!まああなたが行きたいならあたちも付いていくけど」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:50:39.34 ID:U+iZeDFMI
泡だてネット「まあしばらく歩こうぜ!そう焦ることもないだろ?」
顔吹きタオル「そうね、まだ夜だし人も少ないから行けるとこまで行ってみましょ」
???「おーいお前らー!!!!」
泡だてネット「誰だ!?」
イス「イスだ」
泡だてネット「イス?」
イス「風呂用のな。お前らも逃げてきたのか?」
泡だてネット「そうだ。そういうあんたもかい?」
イス「見ろ。月が綺麗だろ?月ぐ綺麗なときは逃げるやつが多いらしい。何かの縁だ、俺も付いてっていいかな?」
泡だてネット「もちろんだぜ!みんなもいいよな!?」
アヒル君「うん!」
アヒルちゃん「アヒル君が言うならいいわ」
顔吹きタオル「・・・」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:54:46.63 ID:U+iZeDFMI
泡だてネット「どうしたタオル?」
顔吹きタオル「いや、なんでもないのよ。いいわ行きましょう」
イス「改めてまして、イスだ。よろしく頼むよ」
泡だてネット「イスはどこに行きたいんだ?」
イス「俺はただ外が見たかっただけだよ。居心地良さそうな場所があったらそこに留まるよ。」
アヒルちゃん「ちょっと疲れたわ。。。休ませて頂戴。。。」
泡だてネット「どうした!?熱いッ???なんて熱だ!!!」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 03:57:56.40 ID:U+iZeDFMI
アヒルちゃん「外の世界は始めてだから疲れたよ。。。ごめんねみんな。。。」
イス「この辺に薬局があったな。ついてきな。」
泡だてネット「ああ頼む!」
アヒル君「アヒルちゃん!しっかりして!!!」
アヒルちゃん「大丈夫。。。相変わらず優しいね。。。」
顔吹きタオル「・・・・」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 04:04:13.53 ID:U+iZeDFMI
イス「ここはまだ閉店してないな。待ってろ。俺が薬をとってくる。」
顔吹きタオル「待って!やっぱりイスは信用できないわ。」
泡だてネット「なに!?なんでそんなこと言うんだ!?」
顔吹きタオル「大学の忘れ物置き場にいたころ様々な人間を見たわ。心を持つもの全ていい人とは限らない。」
イス「・・・」
泡だてネット「じゃねぇとアヒルちゃんがやべぇんだぞ!?」
アヒル君「人が来た!!コメント一覧
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- 2013年11月13日 22:19
- せめて→顔拭きタオルじゃないの?
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- 2013年11月13日 22:29
- かなり癒された
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- 2013年11月13日 22:46
- ぼく夏のぼくくんの顔が出てきた
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- 2013年11月13日 22:57
- ひでえトイストーリーだ
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- 2013年11月13日 23:05
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こーゆー馬鹿馬鹿しさに満ちたくっだらねェの大好きよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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- 2013年11月13日 23:13
- オレの家の物もこんな風に会話してくんねーかなーwww
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- 2013年11月13日 23:16
- タオルが破れただけでよくここまで話作れるな
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- 2013年11月13日 23:29
- 「ぼく」が池沼っぽくてクソワロタwwwww
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- 2013年11月13日 23:31
- 夜中に風呂場からヒソヒソ声が聞こえる。
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- 2013年11月13日 23:45
- なぜかNHKの例のキャラクターが頭に浮かんだ
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- 2013年11月13日 23:52
- お風呂がスキー
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- 2013年11月13日 23:55
- オフロスキー
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