幼馴染み「はむっ……んっ! 俺君のソーセージ、おいしいよぅ!」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:08:57.91 ID:ZqUGufXf0
幼「すごい……ちょっとくわえただけで、こんなにお汁があふれて……ゴクンッ」
俺「お、おい! そんなにがっつくなよ」
幼「だって、こんなのはじめてなんだもん……んっ、もう我慢できない!!」ハムハムハム
俺「うわっ!? ちょっと落ち着けそんなくわえ方したら!! うくっ!!」パリパリプリュン
幼「きゃあ!?……やだ、顔にいっぱいかかっちゃったよ……」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:13:28.38 ID:ZqUGufXf0
俺「ったく、だからやめろっていったろ? このソーセージは特に溢れやすいんだからよ」フキフキ
幼「ん……ごめん、だって、本当に美味しかったんだもん俺君のソーセージ」
俺「ははっ、当たり前だろ? めっちゃググって探しまくった本場のチップと肉と厳選した香辛料でつくった究極のソーセージだからな!」
幼「最近、俺君の部屋からよく煙があがってると思ったら、こういうことだったんだね」
俺「ああ、スモークチップの調合に時間がかかってな、この一ヶ月、日に三十回は部屋で焚いて煙をテイスティングしていたからな」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:21:08.47 ID:ZqUGufXf0
幼「そうとも知らずに、煙が出るたびに消防車を呼んだり、窓から消化器を投げ込んだりしてごめんね」
俺「ああ、この地域の消防出動回数が異様に跳ね上がったらしいな」
幼「たぶん俺君の家が火事になっても隕石が落ちてもテロリストに占拠されても、もう消防も警察もきてくれないよね」
俺「ああ、とんだ狼少年ってやつだ。だが、この究極のソーセージが完成したからには、もうそんなことはどうだっていい」
幼「どういうこと?」
俺「このソーセージを市場に出せば、俺専用の消防車も警察も手にはいるからな」
幼「えっ!」
俺「えっ!」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:27:23.38 ID:ZqUGufXf0
俺「どうした幼馴染み?」
幼「いや、えーと、俺君はこのソーセージをその、売りに出すの?」
俺「そのつもりだが?」
幼「それって、その、このソーセージを市場に流通させて……?」
俺「ああ、とりあえずはネットショップで完全受注生産だな」
俺「そんで顧客が付いたらとりあえず成○石井的なスーパーのバイヤーが目をつけるだろう」
俺「そしたらまあ、交渉次第で卸してやってもいいかな? いや、あんまり流通させても有り難みが薄れるか?」
俺「だったらいっそのこと……ブツブツブツ」
幼「俺くん……」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:32:54.37 ID:ZqUGufXf0
俺「んー、やっぱりネットオンリーでいくか?」
幼「俺君!」
俺「しかし食品偽装で高級ホテルに不信感が高まってるいま、それを逆手に……」
幼「俺君!!
俺「!? どうした幼馴染み、おかわりか?」
幼「本当に……本気なんだね……」
俺「ああ、お前だって食ったろ? あんなに上手そうに咥えてたじゃねえか」
幼「っ!? そうだけどっ、でもっ!!」ガタッ
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:37:29.19 ID:ZqUGufXf0
俺「どうしたんだよ!? 落ち着けよ!!」
幼「あうっ……ごめん。わっわたし、ちょっと用事があるんだった! ごめん俺君、また明日ね!!」
俺「まてよ幼馴染み! まだパセリ風味ガーリック風味クレアおばさんのシチュー風味の試食が!!」
幼「ダダダダダダダダダッ」
俺「なんなんだあいつ……」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:44:08.10 ID:ZqUGufXf0
幼馴染み家
幼「俺君……本当にソーセージで一攫千金のつもりなのかな」
幼「たしかに美味しかったけど、でも私知ってるんだよ俺君」
幼「あれ、クッ○パッドのレシピだよね……」
幼「そんなんで本当に、成城○井に卸せると思ってるのかな……」
幼「そんなの無理だよ……出来るわけ無いよ。」
幼「ママ友に褒められて調子にのってフラワーアレンジメントの教室を始めちゃう主婦と同程度の思考回路だよ……」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:48:33.01 ID:ZqUGufXf0
幼「そんなの絶対にダメだよ。失敗するに決まってるよ。」
幼「アフィブログを始めたはいいけど月に三十アクセスしかなかったり」
幼「悪ぶって一人でオレオレ詐欺をやろうとしたけどヘタレすぎて知らない人に電話出来なくて……」
幼「結局鼻をつまんで私から三千円を振り込ませようとした俺君に、商売なんて無理だよぅ!!」
幼「止めなきゃ、俺君を止めなきゃ!! もう私、俺君が失敗して傷つく姿。みたくないよぅ!!」
幼「それに私、俺君のソーセージ、誰にも渡したくない!!」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/12(火) 23:55:30.77 ID:ZqUGufXf0
俺姉「・・・・・・それで、私のところにきたの?」
幼「もう、お姉さん以外に相談出来る人がいないんです!」
俺姉「ん・・・・・そりゃあ私も俺のことは心配してるよ? けどねぇ・・・・・・」
幼「お願いしますお姉さん! 一緒に、俺君を助けてください! 俺君は・・・・・・俺君は・・・・・・なんだかもう・・・・・・」
俺姉「まあ、なんだか確かにどうにもならないってことは、私もとっくにわかってるよ。けどね・・・・・」
幼「け、けどって!? お姉さんはどうすれば俺君が普通になってくれるか知ってるんですか!?」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:02:08.40 ID:9BJ2vvqC0
俺姉「何となくはわかるさ、姉だし、君たちより若干、人生経験を積んでいるからね」
幼「じゃあ教えてください! どうすれば、どうすれば俺君を訳のわからない夢から醒ますことができるんですか!?」
俺姉「知りたいか? 幼馴染み?」
幼「当たり前です!」
俺姉「・・・・・・わかった、まったくあの弟がこんなに他人に好かれるとはな・・・・・・」
幼「他人じゃありません! 私は俺君をずっと・・・・・・あなたより・・・・・・」
俺姉「そうだね、私よりも君の方が、俺のことを知っているかもしれない。わかった、私の考えを言おう」
俺姉「幼馴染みちゃん、弟とセックスしなさい」
幼「ふぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:08:48.64 ID:9BJ2vvqC0
幼「はええええ!? あの、あのうえええええ!?」
俺姉「落ち着け幼馴染み。セックスしろといっただけだ。・・・・・・というか、まだしていないのか?」
幼「ひゅういえうぁああ!?」
俺姉「私はてっきりそういう仲と・・・・・・え、違うのか!?」
幼「ちがちがちが違いますよ!? 何を、何をいてるんですかぁああ!?」
俺姉「だって、小さい頃からいっしょだし大きくなっても部屋で一晩過ごすし・・・・・・え、ほんとうに?」
幼「ちがいますよ! 私と俺君はそんな、そんないやらしい仲ではないです!!!!!」
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:14:12.18 ID:9BJ2vvqC0
俺姉「え、だって最近でも俺の部屋に泊まっていたよね?」
幼「泊まっていたらそういう仲になるんですかああああああああああ!?」
俺姉「ん、だって年頃の男女だとさ」
幼「俺姉さんは男と一つ屋根の下になったらすぐに寝るんですか!? ああ? もしかして俺君とも!?」
俺姉「いや、そんなことはいってない! 落ち着きなさい、幼馴染み!」
幼「びゅういえぅあああ!!」
幼「せ、せくす!? せっくすすれば、俺君が、俺君がちゃんとしてくれるんですかああああ!?」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:20:42.12 ID:9BJ2vvqC0
俺姉「ん、まあ、私が思うに俺は、弟はそこらへんをこじらせているから、その、な?」
幼「・・・・・・わかりました。します、俺君と、します。営みます!」
俺姉「えっ!?」
幼「なぜ動揺しているんですか? 私はしますよ、俺君がまっとうな道にもどってくれるのなら!」ダタタタタタ
俺姉「ちょ、ちょっと待って幼馴染み!」
幼「うあおおおおお!!!!!!!」ザササササササ
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:24:28.00 ID:9BJ2vvqC0
幼(ごめんね!ごめんね俺君!!)
幼(私が、私が気がつかなかったのがダメだったんだね!!)
幼(ずっと、ずっと俺君に我慢させていたんだね! 童貞を、こじらせていたんだね!)
幼(大丈夫だよ俺君! すぐに私が卒業させてあげるよ! そしてぇ!!)
幼(ちゃんと社会に出れるようにするよ! なんで気がつかなかったんだろう! こんなに簡単なこと!!)
幼「ぅおおおおおお俺くんん!!!」ガララ!
?「んっいやあ、俺君もう・・・・・んんっ!!」ビクビク
俺「うっ、出すぞ! もうっ! くっ!」ビュルルル
幼「・・・・・・・ふぇ?」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:33:56.77 ID:9BJ2vvqC0
?「ふぅあああ! 出てるぅ! 俺君のソーセージからいっぱい暖かいのがぁ!!!!」ビクビク
俺「うぅあ! すごい、引っ張られるみたいだ・・・・・・! うぅ」ドクドクドオク
?「は、ううぅああ・・・・・」ビックビク
幼「なに、何なのこれ・・・・・・」
?「んん・・・・・・、あっお姉!?」
俺「っ!? 幼馴染み!? なんでこんなところに!?」
幼「なん・・・・・・で、なんで妹が俺君と・・・・・ねえ! ねえ!」ガタガタガタ
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:36:46.12 ID:9BJ2vvqC0
俺「っあーそのな・・・・・・ええと・・・・・」
幼妹「まって俺君、私から言うよ」
幼妹「あのねおねえちゃん、私と俺君はもう一年前からこういう関係なの」
幼「なによそれ・・・・・・」
幼妹「私だって、おねえちゃんと同じくらい、俺くんと一緒に過ごしてきたんだよ?」
幼「そんなの、それが何なのよ!!」ガスッ
幼妹「っう! いい加減にしてよお姉ちゃん! みてわかったでしょう!? 俺君は私のことが好きなんだよ!」
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/13(水) 00:43:18.72 ID:9BJ2vvqC0
幼「・・・・・そうなの、そうなの俺君?」
俺「ああ、幼妹はその、いつも一緒にいて、俺のソーセージ開発にもずっと・・・・・・な」
幼「ふ、あはははははは! ソーセージ開発って、どのソーセージよ!」
幼妹「どっちもだよ! お姉が俺君から離れている間、私はどっちのソーセージにも寄り添ってきたよ!!」
幼「なに、なにを・・・・・・」コメント一覧
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- 2013年11月13日 21:22
- こんばんは
-
- 2013年11月13日 21:43
- これが叙述トリックか……!←
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- 2013年11月13日 21:49
- ソーセージだと思ったらソーセージだったけど…うん、何かおかしい、うん色々
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- 2013年11月13日 22:18
- シュールレアリズム
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- 2013年11月13日 22:47
- 40代とわかったとたんコメ欄まで一気に飛ばしたわw
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- 2013年11月13日 23:12
- 幼ルートにはBADENDしかなさそうだな
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- 2013年11月13日 23:50
- わけわかんねぇ・・・
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- 2013年11月13日 23:54
- ウィンナーコーヒー飲みながら読んでしまった
-
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