2013年11月15日

芝村裕吏　遥か凍土のカナン１巻　「公女に協力し、極東にコサック国家を建設せよ」

星海社フィクションズ11月新刊、芝村裕吏氏の小説「遥か凍土のカナン」1巻【AA】（イラスト：しずまよしのり氏）が14日に発売になった。書籍情報は『日露戦争屈指の激戦で負傷した新田良造。帰国後、彼にもたらされたのは、不可解な叙勲と、可憐なコサックの公女だった』で、オビは『公女オレーナに協力し、極東にコサック国家を建設せよ』。

芝村裕吏氏の小説「遥か凍土のカナン」1巻【AA】
「公女オレーナに協力し、極東にコサック国家を建設せよ」

「遥か凍土のカナン」1巻のもくじ

公女オレーナ「私は子供ではない、人生経験の足りない若い大尉には分からないかもしれないが」

星海社フィクションズ11月新刊、芝村裕吏氏の小説「遥か凍土のカナン」1巻【AA】（イラスト：しずまよしのり氏）が、同じく芝村裕吏氏＆しずまよしのり氏による小説シリーズの完結編「マージナル・オペレーション」5巻と同じ14日に発売になった。

オビの謳い文句は『公女オレーナに協力し、極東にコサック国家を建設せよ。広大なユーラシア大陸を舞台に、大日本帝国の騎兵大尉・新田良造の戦いが始まる──。「マージナル・オペレーション」のタッグが放つ凍土の英雄譚、ここに開幕！』、書籍情報は『広大なユーラシア大陸を舞台に、大日本帝国の勇敢なる騎兵大尉にして、"一人目のアラタ"新田良造の戦いが始まる──』、1ページ目の冒頭では『この世の全ては、一人の可愛い女がいれば大抵どうでも良くなる』になっていて、COMIC ZINの店舗特典は「主人公・良造が大陸から送った絵葉書のレプリカイラストカード」（※・※）みたい。

日露戦争屈指の激戦、黒溝台の戦いで奮戦しつつも負傷した騎兵大尉・新田良造。帰国後、彼にもたらされたのは、不可解な元敵国からの叙勲と、家出同然で日本にたどり着いた可憐なコサックの公女だった。公女オレーナの必死の懇願もあり、陸軍を辞める良造。そして、日本国内務省からは「オレーナに協力し、極東にコサック国家を建設せよ」という任務が与えられる。
広大なユーラシア大陸を舞台に、大日本帝国の勇敢なる騎兵大尉にして、"一人目のアラタ"新田良造の戦いが始まる──。『マージナル・オペレーション』のタッグが放つ凍土の英雄譚、ここに開幕！裏表紙

なお、「遥か凍土のカナン」1巻【AA】のあとがきで、芝村裕吏氏は『この小説を書くきっかけは旅行です。旅行が好きであちこちを彷徨うのですが、そのうちいけないところに行きたいと思うようになりました。具体的に言えば過去です』、『今回のシリーズは一般によくやられる過去に現代的な解釈を施すのではなく、過去を過去のまま書くのに重きを置いています。なので、人を殺して最初にやることとして馬を愛でて血を洗うとかちょっと現代ではありえない記述もけっこうあります。まあ、そこはそういうものだと思っていただければ幸いです』などを書かれている。

「遥か凍土のカナン」1巻書籍情報 / 芝村裕吏氏のTwitter