由比ケ浜「ヒッキーごめんね」
- 2013年11月18日 23:40
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:02:50.86 ID:FIwIq3Ek0
八幡「・・・」
由比ケ浜「本当にごめん」
八幡「まあ、こうなる事は予想してたけどさ」
八幡「でもさ俺、つき合う前に言ったよね」
八幡「犬を助けてくれたっていう一時的な感情なだけで」
八幡「そんな恋心は病気と同じで、いずれ冷めるって」
由比ケ浜「うん」
八幡「それでも、本気だって言ったからつき合った」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:05:57.12 ID:FIwIq3Ek0
由比ケ浜「ごめんなさい」
八幡「まあ、いいや」
八幡「他に好きなひとができたなら俺にとめる権利は無いしな」
八幡「でも一つだけ約束してくれ」
八幡「俺にはもう関わらないでくれ」
由比ケ浜「・・・わかった」
八幡「よし、じゃあこの話はもう終わりだな。またな」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:07:10.54 ID:FIwIq3Ek0
翌日 教室
ガヤガヤ
八幡「・・・・・」ポツーン
八幡(よし、ちゃんと以前のぼっちに戻れてるな)
葉山「ペチャクチャ」キラキラッ
由比ケ浜「ペチャクチャキャッキャ///」
八幡(ほほう、由比ケ浜の次の想い人は葉山か)
八幡(なかなか良いチョイスじゃないか)
八幡(しっかし葉山だとライバルが多いしな。なかなか厳しそうだな)
八幡(まあ、頑張りたまえ)
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:08:52.12 ID:FIwIq3Ek0
部室
八幡「おっす」
雪乃「こんにちは。今日は由比ケ浜さんと一緒じゃないの?」
八幡「あー、多分あいつはもう来ないんじゃないかな」
八幡「てか、俺がいる限りこないだろうな」
雪乃「由比ケ浜さんとなにかあったの?」
八幡「昨日別れた」
雪乃「あら、あなたたちは上手く行くと思ったのだけれど」
八幡「まー、そんな簡単にはいかんだろ」
八幡「だからさ、あいつとは部活以外で仲良くしてやってくれ」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:10:09.86 ID:FIwIq3Ek0
雪乃「あなたは以外と平気そうね」
八幡「まあな。経験値が他の男子高校生とは格段にちがう。それに始めから覚悟してたしな」
雪乃「なるほど、遊びでつき合っていたのね。あなたクズね」
八幡「おい、強がりに決まってんだろ。ばっちり新たなトラウマになってんだから、今はいじめないでくれ」
雪乃「じゃあ、慰めてほしいのかしら?」
八幡「お前の慰めは哀れみだろーが、よけーに傷つくからやめろ」
雪乃「あら、私は本気よ」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:24:26.95 ID:FIwIq3Ek0
八幡「おいおい、今完全に女性不信なんだよ。もう戸塚でいいやってなってるんだから、そっとしておいてくれ」
雪乃「もうそれはだいぶ追い込まれていると思うのだけれど」
雪乃「じゃあ、何かお望みはある?」
八幡「普段通りに接してくれ。いやちょっと待って、いつもより優しめに普段通り接してくれ」
雪乃「それはもはや普段通りでは無いのでは・・・、わかったわ」
八幡「ほう。さっそく優しいな」
雪乃「こんな時どう接すればいいか、わからないのよ」
八幡「まあ、気にしないでくれ」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:25:12.21 ID:FIwIq3Ek0
翌日
八幡「よう」
雪乃「こんにちは。その淀んだ目を見たところ、まだ引きずってるのね」
八幡「引きずってるのは確かだが、体調は良いし目はいつもどおりだ」
雪乃「まるで死んだ魚のような目ね。あまり物を食べれてないのかしら」
八幡「話聞いてた?目は普段通りだっつーの」
雪乃「そんなあなたの為に、クッキーを作ってきたの」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:25:54.08 ID:FIwIq3Ek0
八幡「想像上で人を勝手にぼろぼろにするなよ。えっ、クッキー?おい、慰めか?」
雪乃「あら、いらないの?」
八幡「いや、いるけどさ」ボリボリ
八幡「普通にうまいな」
八幡「いや、由比ケ浜の料理がひど過ぎたせいか、かなりうまく感じる」
雪乃「そう。それはよかったわ」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:28:36.24 ID:FIwIq3Ek0
雪乃「それとあなた、何か苦手な物はある?」
八幡「人」
雪乃「ごめんなさい。質問にあなたの理解力を考慮してなかったわ。何か苦手な食べ物はある?」
八幡「これでも国語学年3位の僕です。特にありません」
雪乃「では明日のお昼のお弁当を作ってあげるわ」
八幡「おい、慰めはいらんと言ったろ」
雪乃「あら、優しめに接してほしいと言ったのはあなたなのだけれど」
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:29:29.33 ID:FIwIq3Ek0
八幡「そーゆーのじゃなくて、トラウマをほじるのはやめてくれってことだったんだけど」
雪乃「そうだったの。てっきりあなたはチヤホヤしてもらいたいものだと思ったわ」
八幡「俺はその辺のスイーツ女とは違うんだよ。『傷ついてる私かわいそう!!』みたいなのが一番嫌いなんだよ」
雪乃「あらそう。ならいいわ」
八幡「・・・マジで作ってくれるの?」
雪乃「さあ・・・」ニコッ
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:32:58.43 ID:FIwIq3Ek0
翌日
八幡(やっと昼休みか。購買にパンでも買いにいくか)
八幡(そういや昨日雪ノ下が弁当作るっていってたな)
八幡(いや、まさかな。あいつはそんなキャラじゃないしな。いつもの冗談か)
八幡(・・・・)
八幡(一応部室いってみるか)
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:34:53.63 ID:FIwIq3Ek0
部室
八幡「おっす」
雪乃「あら、めずらしいわね。まだ昼休みよ。時間もわからないの?」
八幡「んなことはわかっとるわ」
八幡「昨日のお前の言葉は本当かなと思ってな」
雪乃「なんのことかしら」
八幡「・・・やっぱいいや。期待した俺が悪かった」
雪乃「冗談よ。ちゃんと作ってきたからどうぞ」
雪乃「といっても、私のお弁当のついでだから私のと中身が一緒だけれど」
八幡「いや、十分にうれしいです」
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:35:53.32 ID:FIwIq3Ek0
八幡「」パカッ
八幡「なるほど。唐揚げにエビチリにチャーハンか。以外にも中華なんだな」
八幡「」パクッ
八幡「・・・やっぱりおまえ料理上手いんだな。めちゃくちゃうまい」
雪乃「あら、あなたも人並みにほめる事ができるのね」
八幡「俺はいつだって正直だぞ。まずけりゃまずいって言う。うまけりゃうまいって言う」
雪乃「そう。それならよかったわ」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:38:45.58 ID:FIwIq3Ek0
八幡「」ガツガツ
八幡「」ガツガツ
八幡「」ガツガツ
雪乃「・・・・」ジー
八幡「どうした?お前は食べないのか」
雪乃「いえ、それより足りなければ私の分も食べる?」
八幡「いや、それはさすがに悪いだろ。人の領域に入らないのがポリシーだ」
雪乃「朝食を多めにとったから、あまりお腹がすいてないのよ」
八幡「ならもらう」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:39:31.14 ID:FIwIq3Ek0
雪乃「見事な身の返しね」
八幡「もらえるものはもらう。それがポリシーだ」ガツガツ
雪乃「あなたらしいわね・・・」ジー
八幡「ふう、ごちそーさん。あ、弁当箱洗って返すから明日でいいか?」
雪乃「それじゃあ明日の分が作れないじゃない。私が洗うからいいわ」
八幡「・・・明日も作ってくれるの?」
雪乃「さあ・・・」ニコッ
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 09:40:56.36 ID:FIwIq3Ek0
じょうしがきた
あと自由にしてくれ
- 42: 忍法帖【Lv=20,xxxPT】(1+0:15) :2013/11/18(月) 09:41:31.02 ID:DPu+jrHv0
おい おい!
- 118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 13:48:17.21 ID:/oOt/Fqd0
由比ヶ浜「はぁー、隼人君かっこいいなぁ。でも相変わらずライバル多いし…」テクテク
由比ヶ浜「うーさむっ、そろそろ中入ろっと」
由比ヶ浜「…あっ前の癖で奉仕部の方に来ちゃった…ヒッキーとの約束があるもんね戻ろっと…」
由比ヶ浜「ん?あれって……なんでゆきのんがヒッキーとご飯一緒に食べてるの?」
- 120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 13:51:39.02 ID:DnK0KiV50
>>118
!?
- 121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 13:51:47.47 ID:/oOt/Fqd0
由比ヶ浜「…そーっと」コソコソ
八幡『………明日も作ってくれるの?』
雪ノ下『さあ…』ニコッ
由比ヶ浜「…えっ、ゆきのんがヒッキーにお弁当作ってあげたってこと?それになんでゆきのんあんな幸せそうな顔してるの?ヒッキーになのに、あたしの元彼になのに」
- 127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 14:02:18.86 ID:/oOt/Fqd0
八幡『…あーまあ別に無理しなくていいぞ。普通に少し優しく接してくれればそれだけで十分だ』
雪ノ下『無理なんかしてないわ。お弁当くらい私のものを作るついでなのだし。少し優しくという方がよほど難題ね。平塚先生にノックを教えることくらい難しいんじゃないかしら』
八幡『おい、無理ってことじゃねーか。まあ変に気を使われるよりましか』
雪ノ下『…そうかもしれないわね』クスッ
由比ヶ浜「……………」
- 128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/18(月) 14:08:18.51 ID:/oOt/Fqd0
キーンコーンカーンコーン
八幡『おっ予鈴か…もう教室戻るわ』
雪ノ下『そうね、私ももう少ししたら行くわ』
八幡『おう』
八幡『………』
八幡『………』
雪ノ下『…?どうしたのかしら?戻るんでしょう?』
八幡『ああ…えーとその………弁当すげー美味かった。……それだけだ。じゃあな』
雪ノ下『…ふふっ、明日は雪でも降るのかしらね』
八幡『うるせー、じゃ行くわ』
雪ノ下『ええ、また放課後ね』ニコッ
由比ヶ浜「…………」
- 133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送
コメント一覧
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- 2013年11月18日 23:49
- ※1
愛ちゃんに誘惑されて勘違いしたオニギリ頭の友達乙
-
- 2013年11月18日 23:52
- 172の続きは?
-
- 2013年11月18日 23:55
- 比企継ぎ失敗ヶ谷くん
-
- 2013年11月18日 23:56
- 申し訳ないが由比ヶ浜さんをガチビッチにするのはNG
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親友が廃人になってすっげえトラウマだゾ…