真紅、鼻毛を抜く。
- 703 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:08:53 ID:srHI3vVA0
- §桜田家・庭
.ィ/~~~' 、
、_/ /  ̄`ヽ}
,》@ i(从_从)) 皆様、大変長らくお待たせしました。
||ヽ|| ^ω^ノ|. それではこれより私、ローゼンメイデン第5ドール
|| 〈iミ''θミi〉|| 真紅の謝罪記者会見を始めさせていただきます。
/ ̄ ̄Ⅰ ̄ ̄\
|二二二二二二二|
| |
- 704 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:13:53 ID:srHI3vVA0
- .ィ/~~~' 、
、_/ /  ̄`ヽ}. え~、この度、ローゼンメイデンがマスターと契約する際に
,》@ i(从_从)) 交わす電話、文書、メール等で説明されている内容が
||ヽ|| ^ω^ノ|. その後の実際のアリスゲームの事実とかけ離れているという
|| 〈iミ''θミi〉|| 御指摘を受けた件についてでございますが…
/ ̄ ̄Ⅰ ̄ ̄\ え~、全ては人工精霊あるいはラプラスの魔の一存によるものであり
|二二二二二二二| 私ども薔薇乙女は全くもって、あずかり知らぬ内容でありまして…
| |
- 705 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:15:40 ID:srHI3vVA0
- 記者達『ふざけるなー!』
記者達『当事者である薔薇乙女が知らないはずないだろー!』
記者達『マスターの中には力を吸われすぎて死にかけた人もいるそうじゃないですか!』
記者達『生死にかかわるような内容を一切、通知せずに契約を迫るというのはどういう見識なんです!?』
記者達『また、契約の際の【巻きますか】【巻きませんか】も非常に曖昧な表現ではないのですか?』
真紅「そ、それらの件につきましては薔薇乙女内部で可及的速やかに見直しをはかりまして
今後はマスターとなる方へ、アリスゲーム関係者各位が説明責任をきちんと果たして…」
- 706 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:17:50 ID:srHI3vVA0
- 記者達『そんな杓子定規な説明は聞きたくないぞー!』
記者達『ドールじゃ話にならない! 責任者だ! 責任者を出せ!』
真紅「せ、責任者…と言いますと?」
記者達『お父様だよ! ローゼンに決まってるだろ! お父様を呼べ!』
真紅「お父様は今回の事件で【他人様に会わせる顔がない】と申しておりまして。
ますます一層、nのフィールドのいずこかに引き篭もるようになってしまい…」
記者達『ふざけるなー! お父様を出せ!』
記者達『そうだそうだ! ローゼンを出せ!』
記者達『出ーせ!』
記者達『出ーせ!』
記者達『出ーせ!』
記者達『出ーせ!』
- 707 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:20:00 ID:srHI3vVA0
- ジュン「…朝から庭先で何を騒いでるんだ真紅?」ガラッ
真紅「あ、ジュン。見ての通り謝罪会見よ」
ジュン「謝罪ってお前…」
記者(翠星石)「チビ人間! せっかくの良いところを邪魔するなですぅ!」
記者(雛苺)「もうちょっとだったのにぃ…」
記者(金糸雀)「カナ達の作戦が台無しかしら!」
ジュン「記者も姉妹じゃねぇか。どういう遊びだよ、これは」
- 708 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:22:25 ID:srHI3vVA0
- 真紅「遊びじゃあないわ。これこそはお父様を呼び寄せるための神聖な儀式。
名付けて【薔薇乙女が不祥事起こしたので製造責任者であるお父様が謝罪します】作戦」
ジュン「はぁ?」
翠星石「今やっていたように、真紅を吊るし上げていればお父様が出てくるはずだったのですぅ」
雛苺「うぃ!」
金糸雀「あ~あ、久しぶりにお父様に会えるチャンスをジュンに潰されたかしら」
ジュン「大袈裟な。もう邪魔しないから好きなだけ続きをやってろ」
真紅「やる気を折られた心は、そうそう容易く元には戻らなくてよジュン。私の逆巻きの懐中時計でも戻せない」
雛苺「ヒナ達の心はナイフなの!」
真紅「ナイーブ」
- 709 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:26:45 ID:srHI3vVA0
- 翠星石「しゃーねーです。真紅謝罪記者会見はとっとと終わらせて次のプログラムへと進めるですぅ」
金糸雀「次でこそ、お父様が確実にカモンカモンかしら」
真紅「そうね。じゃあ、ひとまず今後の契約用の手紙に注意書きとして加える文面案を発表しておきましょう」
ジュン「…文面案?」
真紅「ええ。今の記者会見もただのデッチアゲじゃあない、無視できない問題を突いていた。
だから今後はローゼンメイデンとマスターの契約時に、もっと情報開示しておこうというわけよ」
金糸雀「それが時代の流れ、世界の選択かしら」
ジュン「ふーん」
真紅「で、その文案がこれ↓」
薔薇乙女がアリスゲームで本気を出す際にはあなたの体力を分けてもらうことがあります。
そのため、薔薇乙女との契約はあなたの健康を損なうおそれがあります。
薔薇乙女との契約はゆっくりとした苦痛に満ちた死の原因になるおそれがあります。
薔薇乙女はあなたとあなたの周りの人に深刻な害を及ぼすおそれがあります。
ジュン「海外のタバコの警告文じゃねえか」
- 710 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:29:45 ID:srHI3vVA0
- 金糸雀「キリのいいところで次の謝罪会見へ移るかしら~」
ジュン「一応聞いておくが、次は誰のどんな不祥事だ?」
真紅「ローゼンメイデンでもないくせにローゼンメイデンのフリをしていた
薔薇水晶の、いわゆる産地偽装問題について槐と雪華綺晶が謝罪会見をするの」
ジュン「まだ薔薇水晶をいじめ足りないのか貴様らは」
翠星石「話は最後まで聞けですチビ人間」
金糸雀「ちゃんとシナリオはできているかしら」
ジュン「シナリオ?」
真紅「ええ。私達の執拗かつ陰湿な追求に、流石の薔薇水晶も
ついにブチギレて私達をコテンパンにのしてしまうという筋書きよ」
ジュン「なんだ、そりゃ?」
- 711 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:32:02 ID:srHI3vVA0
- 雛苺「こうするとお父様がヒナ達のところへ来てくれるのよ」
真紅「そうそう。なんだかんだでお父様はアリスゲームが中途半端に終わってしまうことを恐れている」
翠星石「アリスゲームの本道以外でデンジャラスな事態になれば助けてくれるのですぅ」
ジュン「…分かった分かった、日が暮れるまで好きなだけやってろ。
ただし、あまりうるさくするなよ。ご近所さんに迷惑なんだから」
真紅「さっき言ったはずよ、ジュン。
薔薇乙女はあなたとあなたの周りの人に深刻な害を及ぼすおそれがあります…とね」
ジュン「言えば良いってもんじゃねぇよ」
- 712 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:35:51 ID:srHI3vVA0
- §その日の深夜・桜田ジュンの部屋
ジュン「ぐーぐー」zzZ
真紅「…くっくっく、よく寝ているわ」
雛苺「真紅、真紅ぅ! 早く始めるの」
翠星石「落ち着けですチビ苺。今、チビ人間に起きられたら何にもならんですよ」
真紅「…なんだかんだで全くお父様の影すら出なかった今日、私達のストレスは頂点に達してしまった。
このストレスを解消するためには【ジュンガゲーム】でキャッキャウフフするしかない」
翠星石「薔薇水晶だけは私達をぼこりまくって、やけにすっきりしていたですけどね」
雛苺「お人形なのに、お肌がツヤツヤして帰って行ったの」
真紅「あの子はたまにでも、こういった形でガス抜きさせておかないと爆発するから」
雛苺「でもでも、ヒナ達は殴られ損なのぉ。特に金糸雀は殴られどころが悪くて
気絶したままになっちゃって、みっちゃんさんに引き取りに来てもらったのよね」
- 713 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:37:59 ID:srHI3vVA0
- 真紅「何事にも犠牲はつきもの。試練は流される血で終わる。ともあれ皆、手にピンセットは持ったわね?」
雛苺「うぃ!」
翠星石「この日のために、100円ショップで目をカラにして探し回って
翠星石の手にベストフィットなマイピンセットを用意したですぅ」
真紅「カラにしちゃダメでしょ。まあいいわ、これより第1回ジュンガゲームを開催いたします」
雛苺「いぇーい!」
翠星石「ぃやっほーっ!」
※ジュンガゲーム
寝ているジュンの鼻の穴にピンセットを突っ込んで鼻毛を抜いていくゲーム。
これを皆で順番に繰り返していき、ジュンを起こした人が負け。
- 714 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:40:51 ID:srHI3vVA0
- 翠星石「よし、一番手は翠星石ですよ~!」
ジュン「ぐーぐー」zzZ
翠星石「ふふふ、チビ人間の鼻の中はまさにうっそうとしたジャングル!
より取り見取りですぅ。どれを抜こうか目移りしちまって困るですよ」
真紅「この日のために毎晩、寝ているジュンの鼻の穴に育毛剤を垂らし続けた甲斐があったというもの」
雛苺「翠星石が作った育毛剤、よく効いたみたいなの」
翠星石「スィドリーム監修のもと、細心の注意を払って作った育毛剤が
効かないわけはないです。伊達に庭師を名乗っちゃいねぇですよ、この翠星石は!」
雛苺「うぃ。翠星石、素敵なのよね」
翠星石「がっはっはっは! もっと翠星石を褒めろですチビ苺。
称えろです、崇めろです! 今日という日を国民の祝日にしろですぅ」
真紅「いい加減に早くゲームを始めなさい翠星石。馬鹿笑いしているとゲーム前にジュンが起きちゃうわよ」
- 715 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:42:24 ID:srHI3vVA0
- 翠星石「へいへい。それもそうですね、ではでは…」スポッ
ジュン「……ぐっ?」zzZ
雛苺「あやや!? ジュンが起きちゃうのよ?」
翠星石「いんや、この程度ではまだまだ大丈夫です。よーし、大物を抜いてやるです! そ~れっ!」ブチッ
真紅「おおおっ! これは10mmオーバーの大物よ」
翠星石「しかも毛根まできっちり抜けたです。大きさもツヤも申し分なし。美しい鼻毛ですぅ」ウットリ
ジュン「……」zzZ
真紅「ジュンも眠ったまま。翠星石、上手くやったわね」
雛苺「翠星石、抜いた鼻毛はこの画用紙の上に植毛するの!」
翠星石「オッケーでぇす! 毛根を画用紙にくっつけて、鼻毛を立たせて…と」
真紅「一体、ココに何本の鼻毛が植わることやら…。夢と希望で胸がエンジョイ&エキサイティングだわ」
- 716 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:43:39 ID:srHI3vVA0
- 翠星石「ほらほら、次は真紅の番ですよ」
真紅「よし」ススス
ジュン「……っ?」zzZ
雛苺「みょわわ! し、真紅! ピンセットを突っ込みすぎなのよ!」
真紅「虎穴に入らずんば虎児を得ず。まあ見てなさい。…よいしょーっ!」ブチブチィッ
翠星石「ほぁあああああっー! 10本ぐらい一気に引き抜いちまったですよ!」
ジュン「……」zzZ
雛苺「けど、ジュンは起きないの! 真紅はすごい心臓なのよ~! そんなにいっぱい引き抜くだなんて」
真紅「フフフ」
ジュン「……」ポロポロ
翠星石「あるぇ? チビ人間が泣いているですよ?」
雛苺「起きたの?」
- 717 :名無しさん:2013/11/19(火) 21:44:59 ID:srHI3vVA0
- 真紅「いいえ違う。それはただの反射。ほら、鼻毛を抜いたのは右の鼻の穴からだったでしょ?
そしてジュンの右の瞼だけから涙がこぼれている。左からは流れていない」
翠星石「うんうん。確かに真紅の言うとおりです」
真
- :-:2013/11/20(水) 18:02:11
- これはひどい・・・何がひどいかよくわからなくなってるけどこれはひどい
- :-:2013/11/20(水) 18:38:31
- アヌスゲーム…
うっ…頭と肛門が…
- :-:2013/11/20(水) 19:01:15
- むしろここまでキャラ崩壊が進んでいるところに年季すら感じる
- :-:2013/11/20(水) 19:34:11
- 何かもう何が悪いんだか判らなくなってきたけど
ばらしーがすっきりしたらしくて何よりです
- :-:2013/11/20(水) 22:36:19
- 真紅が自分の鼻毛を抜くのかと思ったこの俺のワクワクを返せ
- :-:2013/11/20(水) 23:05:05
- たしか真紅達って食ったものの特性を取り込めたよな…
鼻毛食ってたらどうなったんだろうか
やっぱり神拳の使い手になってたんかな
- :-:2013/11/20(水) 23:11:23
- タイトルの時点であ~…
とっくにアリスゲームの本道以外でデンジャラスな事態なっとろうがお前らww
話は変わりますが、
あの…
み「いいえキミ それは駄目…」
でも…自分 ごめんなさい…
薔薇水晶にブチのめされたくだりでようやく次女さんが登場していた事に気づくという
素でやらかした失態についてお詫びします…。
- :-:2013/11/20(水) 23:18:00
- カンカンカンカン 三馬鹿
鼻毛を抜いてもメシ抜くな
- :-:2013/11/20(水) 23:57:00
- 三馬鹿による被害にしてはまだマシな方なのかな
ただ、相変わらずアリスから遠ざかる遊びだわなwww