202 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/05/29(火) 11:39:59.03
ここはオリジナルというか、実話でも大丈夫なんだっけ?

自衛官やってる友人から聞いた話。
福島への派遣から帰ってきて、やっと身の回りが落ち着いて、という時期。
奥さんに、震災派遣の時心配じゃなかったか?と尋ねたそう。
友人は結婚して数ヶ月で被災地へ行くことになり、何しろあの状況のことだし、
出発のとき言葉は交わしたものの、しっかり話もできなかったらしい。
遠洋航海から帰ってきたら婚約者が……昇進のための入校から帰ってきたら離婚届が……
とかいろいろそういう実例もあるから。そしたら、奥さんはこう答えたんだと。

「死ぬほど心配したに決まっている。
というか夫が危険な場所に赴くのに心配しない妻がいるものか。
貴方はわたしにとってただ一人の夫なんだ。
“心配せずに待っているから頑張って”なんて言える筈がない。
そういうのは健気で素敵な心構えかもしれないけどわたしには出来ない。
900人のために戦わなくちゃいけない貴方の立場はよく理解しているけど、
その一方でいつも、わたしだけのために無事で帰ってきて欲しいと思っている」と。

日本の人口を自衛隊の人数で割ると、大体ちょうど1000~900人の人間を、ひとりの自衛官が守る計算になるんだそうだ。
友人は奥さんの言葉を聞いて、心配なんてしてなかった、と笑顔で言われるよりよっぽどジーンとして、
「そうか……」としか言えなかったらしい。
こういう人間味のある話聞くと、ああ結婚してえなあ……って思うよ。ホントに。