Qualcomm が、ハイエンドスマートフォンやタブレット向けプロセッサSnapdragon 800 シリーズの次世代モデルSnapdragon 805 を発表しました。
新型のKrait 450 CPU (4コア、最大2.5GHz)は、モバイルCPUコアとして最高の2.5GHzに到達するとともに、メモリ帯域がKrait 400 比で2倍の25.6GB/sに向上。GPU には同じく新型のAdreno 420を搭載し、グラフィックス性能がSnapdragon 800 から40% 向上するなど、Snapdragon シリーズ最上位のプロセッサです。
4K 動画の撮影・再生や4K ディスプレイ、4K UIへの対応に加え、市販のモバイル用製品では初となる4K HEVC (H.265) のハードウェアデコード機能を搭載し、高画質な動画を低消費電力で再生できるとしています。
また新型のカメラ用プロセッサや第4世代モデムの採用など、Snapdragon 800から多くの面で進化を遂げています。
Snapdragon 805の主な特徴をまとめると:
- Krait 450 CPU (4コア最大2.5GHz。Krait 400 比で2倍のメモリ帯域 25.6GB/s)
- Adreno 420 GPU (Krait 450 と合わせて、グラフィックス性能はSnapdragon 800 比で40% 向上)
- 4K 動画の撮影・再生・外部出力、4K ディスプレイ対応。
- 4K HEVC (H.265) のハードウェアデコード機能搭載。高画質な動画を省電力再生。
- 1ギガピクセル/秒の新型ISP (Image Signal Processor)搭載。カメラの画質と暗所での撮影性能が向上。
- ハードウェアテッセレーションとジオメトリシェーダに対応。高画質なゲームを省電力プレイ。
- Qualcomm の第4世代LTE モデムMDM9x35 搭載。LTE Category 6 で最高300Mbps のダウンロードに対応。
- 802.11ac WiFi 対応。
Snapdragon 805 プロセッサは現在サンプル出荷中。搭載製品は2014年前半に発売される見込みです。