戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://japanese.engadget.com/2013/11/24/motorshowdydro/


東京モーターショーに巨大「水素小僧」出現。放水して燃料電池の仕組みをデモ - Engadget Japanese


11月23日から一般公開中の東京モーターショー2013より。ホンダと東芝、積水ハウスの共同出展ブースに、小便小僧を模した巨大な「水素小僧」がいます。にこやかなコンパニオンとのコントラストも楽しい展示ですが、この巨大な小僧で燃料電池の勉強ができます。

燃料電池は、水素と大気中の酸素を科学反応させて発電する装置です。その仕組み上、水を排出します。

と、ここまで説明すれば、もうそれ以上の説明はいらないのかもしれませんが、この水素小僧なる巨大な像は、わざわざ小便小僧の形にしてそれを説明します。胸元で水素と大気中の酸素を取り込むことを紹介すると、目が発光して発電、小僧の小僧たるゆえんの部分から水が排出されます。



説明員に、念のため展示の目的を聞いたところ、「燃料電池に興味を持ってもらい、知ってもらうための方法を一生懸命考えたんです」と予想外のマジメなコメントでした。同じブースではホンダの燃料電池カー FCX クラリティを展示。官公庁などを対象として限定的に販売中の車です。

エコカーには、FCXなどの燃料自動車(FCV)と、電気自動車(EV)、ガソリンエンジンと組み合わせたプラグインハイブリッド自動車(PHV)などが勢力争いをしている状況です。走行中に水以外をほぼ排出しないとされるFCVですが、ガソリンスタンドに相当する水素燃料スタンドを構築しなければならないなど、インフラ構築がハードルのひとつ。こうした中で、ホンダやトヨタが今後本格的にFCVを展開すると発表しています。