幸子「勇者サチコと魔王の城」
- 1 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:34:08.89 ID:dnZv28j80
- 幸子「勇者サチコと魔王の城」
国王「世界レベルの実力者と名高い勇者ヘレンを筆頭に、無敗の剣士タマミ、サイキッカーユッコ、遊び人アンズというそうそうたる面々を送り出したものの、行方知れずとなってはや一ヶ月……」
国王「彼女らのことも心配ではあるが、魔王軍の侵攻が止まらぬ以上、そろそろ次の手を打たねばならん」
国王(社長)「勇者サチコよ、お主も今日で15歳。世界を恐怖で支配する魔王を倒すため、今こそ旅立つのだ!」
―――――――
モバマス二次創作SSです
「事務所主体で、某勇者ヨシヒコのような低予算ドラマを作っている」という設定で進めます
「」で括られたセリフは電波に乗っている(向こうの世界でTV放送されている)もので、基本的に台本
()で括っているセリフは幸子の思考なり、放送に乗らない小声の会話です
中の人ネタあり、台本という体でのキャラ崩壊あり
最後まで書き上がっているのでどんどん投下しますが、なにぶん不慣れなので何かあれば仰ってください
では、よろしくお願いします - 3 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:37:13.47 ID:dnZv28j80
- 輿水幸子「王様!その前にひとつ質問がございます!」
国王「む、なんだ」
幸子「ボクは『全国カワイイ大会』で優勝したご褒美をもらいに来ただけなのに、なんで魔王討伐なんて話になってるのでしょうか」
幸子「普通、そういうのは兵士とか騎士の仕事でしょう!」
国王「あー、そこか」
国王「世界レベルの実力ですら無理だったのだから、ただ強者を送っても意味はないと思っての。勇者の条件について調べてみたのじゃ」
国王「すると異邦人の文献に『カワイイは正義』という一文があっての」
幸子「いい言葉ですね」
国王「そして勇者とは正義の戦士。
『勇者=正義』
『正義=カワイイ』
『カワイイ=勇者』
と、こうなったわけじゃ」
幸子「意味がわかりません。というか、ボクは今年で14歳です」
国王「……さあゆくのだ、サチコよ!」指パッチン
幸子「ええ!?まあカワイイボクなら世界を救うくらい余裕ですけどね?それはもっと平和的な方法であって……」
幸子「あ、待って、鎧着せないで!引っぱらないで!うわぁぁぁん……」ズルズル
国王「ではまた会おう!」 - 5 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:40:25.91 ID:dnZv28j80
- ~第一話~
―山道―
幸子「もう!あんな人が王様でよく国が回っていますね!やっぱり時代は民主主義ですよ!」
幸子「とはいえ、魔王を倒すまでは帰れませんし……覚悟を決めるしかないようですね。カワイイボクは切り替えも早いですね!」
幸子「まあ、ひととおりの装備はくれましたし、武器は……」
【むかきんのけん】
敵の頭を攻撃し、当たり所が良ければ眠らせることができる伝説の武器
幸子「つまりただのナマクラじゃないですか!」ベシッ
幸子(さて、台本どおりならそろそろ敵が現れるんですが……)
デデデン!
スラ○ム があらわれた!
幸子(国民的RPGのアレに似ているようで似てない!権利関係でお金が発生しないようにしてますね……)
幸子「出たな魔物め!えいっ!」
サチコのこうげき! スラ○ムに5のダメージ!
スラ○ムのこうげき!
幸子「ごふっ!」
サチコに10のダメージ!
幸子「ぐっ、やっぱり素人には厳しいですね。このままでは……」
??「お、お願い……やっつけて」
がいこつがあらわれた!がいこつはスラ○ムにおどりかかった!
スラ○ムに20のダメージ!スラ○ムをたおした!
幸子「えっ?」
??「この辺は、た、旅人の、墓場だから……まも、魔物が多くて、危ない、よ……?」
幸子「いつの間にかそんな場所に入ってたんですね。ボクはサチコです。貴方は?」
白坂小梅「コウメ……ネクロ、マンサーの、コウメ」
幸子「コウメさんですね!助けていただきありがとうございます!」
小梅「じ、じゃあ、気をつけて……」
幸子「待ってください!ボクの仲間になりませんか!」
小梅「……え?」
幸子「ボクは世界一カワイイ勇者として魔王を倒す旅をしているんです!」
幸子「貴方が仲間になってくれれば、ボクのカワイさに戦力が加わって向かうところ敵なしですよ!」
小梅「仲間と一緒……う、嬉しい……行く」
コウメが仲間になった!
幸子「さあ、世界の平和を取り戻しに行きますよ!」
小梅「と、友達、うふふ…」
To be continued…… - 7 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:41:11.28 ID:dnZv28j80
- ―物陰―
コソコソ
マキノ「勇者め、仲間を手に入れたか……」
マキノ「だが所詮はヒヨっ子の集まり。私が貴方たちの情報を筒抜けにしてあげるわ!」
マキノ「魔王軍の精鋭諜報員マキノ、行動開始よ!」 - 8 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:43:34.50 ID:dnZv28j80
- 幸子(旅をしている雰囲気を出すため、各話冒頭では賊と戦うようです)
幸子(魔物は晶葉さん作のロボですが、賊は人間です)
幸子(ここは基本アドリブで、事務所で手の空いている人が来てくれるそうですが……)
ガサガサ
前川みく「にゃーはっはっは!山猫ミクにゃん参上にゃ!お魚以外の食料と有り金を置いていくのにゃ!」
幸子「1人で挑んでくるとは、命知らずな盗賊ですね!」
みく「ふふふ、今日のミクはひとりじゃないのにゃ!」
みく「猫ちゃんズ、カモン!」
一行「…………」
みく「あれ?」
幸子「あ、何か来ましたね」
のそっ
ヒョウくん「んあー」
みく「ちょ」
小梅「と、トカゲ…」
みく「なんでにゃ!猫ちゃんズが来るんじゃないの!?」
幸子「きっと予さn…いえ、人望が足りなかったのでしょう」
みく「え、ひどくない?」
幸子「ほら、トカゲさんも危ないから帰ってください」
ヒョウくん「んあー」のっしのっし
みく「えっと…」
みく「こうなったら肉弾戦にゃ!猫パンチ!」
幸子「リーチが違います!」ズバッ
みく「なんでにゃー!」 - 9 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:45:42.86 ID:dnZv28j80
- ~第二話~
幸子「この洞窟を抜ければ、次の村ですね」
小梅「う、うん……魔物は、いるけど。そんなにつ、強くないから、大丈夫、うん」
幸子「ちゃっちゃと抜けて宿屋で休みましょう。華奢でカワイいボクにこの旅はハードすぎます!……うん?」
??「フ、フヒ……」ガタガタガタ
魔物「キシャアアアアア!!」
小梅「ひ、人が、襲われてる…!」
幸子「大変です!助けましょう!」
サチコのこうげき! まもののふいをついた!
かいしんのいちげき! まものに20のダメージ!
幸子「コウメさん!トドメを!」
小梅「む、無理……」
幸子「え!?」
小梅「ここに、は、死体が、ないから…し、使役、できない……」
幸子「ああ、さっきは墓場でしたもんね……ってどうするんですか!」
小梅「えっと、えっと……ふ、ふれー…ふれー…サチコちゃん」
幸子「ええい、いいでしょう!カワイイボクの本気を見せてあげます!」
ズバッ ガスッ
フギャー!
フレー フレー
・
・
・
まものをたおした!
幸子「さ、最初の会心の一撃が無ければ危ないところでした……」
小梅「サチコ、ちゃん…すごい…」パチパチ
??「あ、あの……」
幸子「あ、ご無事でしたか」
??「この度は…助けてもらって…どうも…」
幸子「いいんですよ!人助けもカワイイボクに課せられた使命ですから!」
小梅「この先の、む、村の、人……?」
??「う、うん…薬用のキノコを取りに来たら、襲われて……。お二人は…?」
幸子「ボクは世界一カワイイ勇者・サチコです!魔王を倒し、世界に平和を取り戻すために旅をしています!こちらは仲間のコウメさんです」
小梅「は、はじめ、まして」
??「私は、ショウコ……。魔王を…ってことは、も、もしかして、魔王城に、向かってる…?」
幸子「魔王城?まあ、そうなりますね」
星輝子「ヒ…」
小梅「ヒ?」 - 10 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:48:46.22 ID:dnZv28j80
- 輝子「ヒャッハーーー!!!」
「「!?」」
輝子「コイツは神の思し召しかァ!?それとも悪魔の囁きかァ!!」
幸子「え?え?え?」
輝子「Hey!そこのイカしてイカれたイカタケ野郎!」
幸子「ボ、ボクですか?」
輝子「その地獄巡りのLIVEツアー!私も着いていってやるぜぇ!!」
幸子「えっと、仲間になりたいってことですか?」
輝子「OK正解だ!物分りのいい奴ァ嫌いじゃないぜ!!」
幸子「とりあえず普通に喋ってください」
輝子「アッハイ、スミマセン」
幸子「着いてくると言っても、危険な旅ですし一般の方には……いや、ボクだってホントは一般人なんですけどね?」
小梅「ま、魔王城に、何か、あるの……?」
輝子「う、うん…魔王城の周りには、幻の…そう、幻のキノコって呼ばれる、希少なキノコが、生える…」
輝子「万病に効く、魔法のキノコ…欲しい…フヒ」
幸子「でもやっぱり危険じゃ……」
輝子「私、ファーマシストだから、薬作りは得意……ケガとか、病気とか、治せる……」
幸子「それは魅力的ですが……」
小梅「ケ、ケガなら、私も、治せる…よ?」
小梅「……死体になったあとなら」
幸子「ショウコさんでしたね!共に世界のために戦いましょう!!」
ショウコが仲間になった!
To be continued……
<参考画像>
イカタケ
- 11 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:49:43.73 ID:dnZv28j80
- マキノ「勇者め、かなりダメージを受けているわね……」
マキノ「戦況分析の結果、今なら私でも倒せると出たわ!一流諜報員のナイフ術を見せて……」ゴソゴソ
ザクッ
マキノ「いたっ、指切った」
マキノ「……」グスッ
マキノ「私は精鋭諜報員!直接戦闘なんてスマートじゃないわ!」
マキノ「さあ、尾行を続行よ!」 - 12 :見てくださっている方がいるようで、ありがとうございます ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:53:56.17 ID:dnZv28j80
- 一行「……」
ドラゴン?「」どーん
幸子「あの手作り感あふれるドラゴンは一体……」ヒソヒソ
小梅「あ、晶葉さんのメカ、にしては…作りが、雑…」ヒソヒソ
輝子「セットなのか…そういうネタなのか…どっちだろう」ヒソヒソ
一行「……」
一行(((スルーしよう)))
ドラゴン?「ちょ、待ちんしゃい!」
幸子「喋った!?」
ドラゴン?「初心者向けに分かりやすくボケたっちゃけん、せめて一言突っ込み入れちゃらんねっ!?」
小梅「え、えと、じゃあ」
小梅「なんで、やねーん…?」
スポッ
上田鈴帆「いやなんでやねん!」
鈴帆「なんでやねんって言えばツッコミになるって風潮おかしかろうもん!」
鈴帆「政治か!?政治が悪いんか!?」
鈴帆「って変装脱いでもうたやないかーい!」
幸子「ええいうっとうしい!」ズバッ
鈴帆「ぎゃーす!」バタリ
幸子(この寸劇必要ですか!?) - 13 : ◆Kis5cifOEmck 2013/11/25(月) 23:57:02.36 ID:dnZv28j80
- ~第三話~
―ツクエノシタ村―
モブ「ここはツクエノシタ村だよ!」
幸子「お友達ですか?」
輝子「うん、教会につ、勤めてる友達が、いる…」
輝子「強力な、結界術の使い手…一緒に来てくれると、きっと心強い…フヒ」
幸子「ふむ、とにかく会ってみましょうか」
―教会―
幸子(茅葺きの日本家屋に十字架。ミスマッチですね……ん?コメント一覧
-
- 2013年11月26日 22:42
- てっきり小林幸子が主人公で最終的に魔王に成り代わると思いきや
-
- 2013年11月26日 23:06
- あはははははははははははははははは
先を越されたああああああああああああああああああああww
パーティも丸被りだはwww
あ、SSは面白かったです
-
- 2013年11月26日 23:13
- 誕生日おめでとう幸子!
-
- 2013年11月26日 23:16
- 小林幸子のSSと聞いて飛んできますた
-
- 2013年11月26日 23:25
- 小林幸子ver.書くなら早い者勝ちだぞ
-
- 2013年11月26日 23:34
- 面白かったです(KONAMI感)
そう言えばヨシヒコから何年だ...?(遠い目)
-
- 2013年11月26日 23:57
- 輝く世界の魔法=ニフラム
-
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