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京太郎「咲って同性愛者なのか!?」咲「う、うん」


キョン「その旅行は抱きまくらを持っていってもいいのか?」
雪ノ下「中二病でも恋がしたい…?」
京子「風邪かぁ…」



1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 00:42:07.76 ID:TQUYK7ku0




京太郎「そうだったのか……。気が付かなかったぞ」



咲「中学生の時にお姉ちゃんに人生相談したら気持ち悪がられてね」



京太郎「もしかしてそれが別居の理由?」



咲「……うん。私と居ると身の危険を感じるんだって」








3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 00:46:55.78 ID:TQUYK7ku0




京太郎「咲が何かするとか思えねーんだけどな」



咲「私も一生懸命、弁解したよ。でも、何か同じ空間に居るのが嫌みたいで」



京太郎「まぁ…仕方ねぇよ」



咲「…そうだね。私が女の子好きなのは身内の恥だと思ってるだろうし」



京太郎「うーん。なんで俺にカミングアウトしたんだ?」



咲「京ちゃんも私と同じって思ったから」








5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 00:53:32.97 ID:TQUYK7ku0




京太郎「……俺は巨乳好きの女好きだよ」



咲「嘘だ!私、見たもん!京ちゃんが嬉しそうな顔して男の人の車に乗るの」



京太郎「チッ…」



咲「あんな顔、私達の前では見せなかった!和ちゃんの胸を見てる時より目がキラキラしてたよ」



京太郎「しゃーねな。咲もカミングアウトしてくれたんだ……。俺も…」







京太郎「今、付き合ってる彼氏とデートしてたよ」



咲「彼氏!?やっぱり、京ちゃんは……」








7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 00:59:03.62 ID:TQUYK7ku0




咲「京ちゃんはホモ?」



京太郎「そうなるな。今、好きな人は男の人だ」



咲「私も……好きな人は女の人」



京太郎「咲は付き合ってないのか。片思いか?」



咲「う、うん。最近その人の事を考えると夜も眠れないの」



京太郎「……完全に恋する乙女モードだな」



咲「毎日毎日の部活が楽しくて…、楽しくて…。こんな日がずっと続けばいいのにって思う反面、もっと違う関係になれたらとも思う」








10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:05:49.76 ID:TQUYK7ku0




京太郎「なぁ、咲の好きな人当てていいか?」



咲「え?部活には四人も居るよ。当てれるの?」



京太郎「麻雀は下手くそな俺だが、これだけは当てる自信がある。99%当てれる」



咲「最低でも25%だよ!?い、言ってみてよ。一回で当てたらレディースランチ奢ってあげる」



京太郎「その言葉、忘れるなよー」



咲「当てれなかったら、京ちゃんが私にレディースランチ奢ってよ?」



京太郎「へいへいその条件のった」








12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:12:39.88 ID:TQUYK7ku0




咲(私がかなり有利だよね。三人もハズレが居るわけだし)



咲(やっぱりこう言う賭けはフェアじゃないと駄目だよね)



咲「ヒント出した方がいい?四択ってよく考えたら難しいよね」



京太郎「いらねぇ。むしろ全国含めても良かったくらい」



咲「ホント!?私、ずっと普通の女の子演じてたはずだよ!普通、ノーマル。バレてるわけがないよ!」



京太郎「いやー……、もしかすると部長も気付いてると思うぞ」



咲「嘘だ嘘だウソだ!そんなのバレてたら、もう私学校に来れないよぉ……」シュン








15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:21:09.95 ID:TQUYK7ku0




京太郎「部長と話した事はないんだけどな。何となくそう思うだけだよ」



咲「……で誰だと思うの?」



京太郎「和」



咲「~~~~~ッッ!?!??!??!」ビクッ



京太郎「レディースランチご馳走さん」



咲「う、うん///当たってるよ」



京太郎「咲は和に恋愛感情を持ってたのか……。友情にしては…こう…、少し異質な物を感じてた」



咲「同じ部活仲間に恋愛感情を持つっておかしいよね?私、頭おかしい子だよね?」グスン








20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:30:47.58 ID:TQUYK7ku0




京太郎「そうだな。頭がおかしいのかもしれない」



京太郎「部活仲間と恋愛はよく聞く話だ。俺と咲なら何の問題もなく付き合ってるだろうな」



京太郎「けどさ……。俺もホモだからわかるけど、好きになっちまったもんは仕方ないって思うんだよな」



咲「うっうっ…、和ちゃんってなんで女の子なんだろう…。もし男の子に生まれてくれてたら、私も告白して玉砕出来るのに」ポロポロ



京太郎「和は女だからなぁ……。こればっかりはどうにも」







京太郎「後、二年以上あるぞ。ずっと秘密にするのか?」



咲「墓まで持って行こうと思う。和ちゃんとはずっと親友で居たいから……」








21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:35:22.68 ID:TQUYK7ku0




京太郎「それがいいかもなぁ……。和がレズならワンチャンあるけどさ」



咲「絶対ないよ!和ちゃん、真面目だもん」



京太郎「俺も真面目なつもりなんだが……」



咲「嘘だー。宿題もロクにやってこないのに?」



京太郎「宿題は……咲の写せばいいからな」



咲「そんな事だから嫁さん言われるんだよ。わ・た・し・が」



京太郎「ごめんな。カモフラージュにはちょうどいいって思ってるぜ」








25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:41:39.76 ID:TQUYK7ku0




咲「京ちゃん恋人居るんでしょ?私が嫁扱いされて、怒ったりしないの?」



京太郎「あの人は大人だからなぁ……。嫉妬なんかしないんじゃねぇかな」



咲「大人の人と付き合ってるんだ」ドキドキ



京太郎「おおぅ、大人はいいぞー。奢ってくれるし、帰りは送ってくれるし」



咲「そっかー。いつの間にか京ちゃんは大人の階段登ってたんだね……」



京太郎「まぁな」ドヤッ








27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:46:37.32 ID:TQUYK7ku0




咲「ど、どんなデートしてるの?」



京太郎「気になるの?」



咲「もちろん」コクコク



京太郎「咲は俺の秘密を知る数少ない友人だから、話してやるか」



咲「うんうん」コクコク



京太郎「彼氏は俺と違って働いてるから、ホモバレは絶対避けたいはずなんだ」



咲「だよねぇ」



京太郎「だから室内デートが多いよ」








28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:52:10.18 ID:TQUYK7ku0




京太郎「咲が見たのは……、多分、俺達映画を見に行ってたかな」



咲「映画かー。いいなぁ……。私も和ちゃんと映画行けたら……」



京太郎「映画くらい行けるだろ?誘えよ」



咲「優希ちゃんがセットで着いて来るから……。私が行きたいのは映画デートで、映画見に行くんじゃないもん!」



京太郎「和って映画のラブシーンで表情変えたりするのかな?」



咲「わかんない。意外にアタフタするかもしれないし、シレッとしてるかもしれない」








31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 01:57:40.58 ID:TQUYK7ku0




京太郎「和は精密機械みたいな印象あるからな。やっぱり何もなかったかのようにポップコーンを食べ……」



咲「恋人さんはどうだったの!?」



京太郎「男同士だからアクション見てたよ。もちろん手を繋ぐ事もなく」



咲「きゃーーーーー!きゃああああああ!!!!!」







咲「こうやって手を重ねるとかないの?」ピトッ



京太郎「ねぇよ。男同士が、手を重ねてたら気持ち悪いだろうが」



京太郎「ってか、俺に触るな!」ババッ



咲「ご、ごめん。つい」








32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:02:19.99 ID:TQUYK7ku0




京太郎「女に触られると蕁麻疹が出るんだよ」スリスリ



咲「ごめん、気をつけるよ」ペッコリン



京太郎「手を繋ぐで思い出した。咲、お前和の布団に入りこんだらしいぞ」



咲「うそッ!?」



京太郎「ホントホント。全国大会個人戦の夜な」



咲「あの日かな……。お姉ちゃんに会いに行って叩かれて、トイレで泣いた日」



京太郎「トイレで泣いてたの?花子さんかよ」








35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:06:44.07 ID:TQUYK7ku0




咲「みんなの前では泣かないようにって……。でもさ……」







咲『ごめん。今日は一人させ……』



和『咲さん。ウサギさんみたいに目が真っ赤ですよ』



優希『そうだじぇ!ほっとけないじぇ』



咲『ううっ…うぐっ…、えぐっ…な、な、な泣いて…なんか……』ポロポロ



和『咲さん』ダキッ



優希『さーきーちゃーん』ダイブ








37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:14:35.89 ID:TQUYK7ku0




和『何があったか聞きません。知りたくもありません』



優希『泣きたいのに我慢しちゃ駄目だじぇ。私なんか試合が終わってからすぐ大泣きしてたじぇ』



咲『わたわわわわたし、昔から変な子で!お姉ちゃんにいっぱい迷惑かけて!ぐすっ…えぐっ…、それで…、それで!』ポロポロ







和『咲さん、今日は私と優希がずっと側に居ますから……』ギュウゥゥゥ



優希『私達、ズットモだじぇ!』ビシッ



咲『うん!うんうん。和ちゃんと優希と友達になれて良かった』ポロポロ









咲「で、三人で仲良くガールズトークしながら寝たの」



京太郎「その後。その後だ、話は。和が言うにはなぁ~」








40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:21:45.68 ID:TQUYK7ku0




モゾモゾモゾ……



和『なんだか寝苦しいです』



咲『くーかー』スピー



和(咲さん!?)



咲『お姉ちゃん…今までごめん。そしてありが…と…う…。変われなくてごめんなさい』ムニムニ



和『んっ…くぅ…、咲さん咲さん、私はお姉さんではありませんよ』小声



咲『最後に…これで最後だから…、昔みたいに…』ポロポロ



和『……咲さん』







咲『甘えさせて下さい』モミモミ



和(今夜だけですよ?寝苦しい夜になりそうですね)








42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:28:46.27 ID:TQUYK7ku0




京太郎「ってわけよ。おかげで和には目のクマがばっちりと」



咲「あーーーーーーーー!あの日の翌朝、和ちゃんが眠そうにしてたのは私のせいなんだ」



京太郎「安心しろ。本人的には青春の一ページの思い出として話してた。レズビアン特有の行動とは思ってないはずだ」



咲「ううっーーー恥ずかしい///私、何やってるの……」ドヨーン



京太郎「このままだといずれボロが出るかもしれないぞ」



咲「ごめん。気をつける」



京太郎「俺に謝られてもなぁ……。咲は和に触れたいのか?」








45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:37:03.40 ID:TQUYK7ku0




咲「そりゃ…少しは…、思ってるよ…」



京太郎「咲にも性欲があるのか。お兄さんびっくりだ」



咲「むっ!?性欲なんかじゃないもん!もっとこうピュアな感情だよ」



京太郎「性欲でも肉欲でもいいよ。咲は、和の体に触れたいんだろ?」



咲「……」コクン



京太郎「レズならバレずに触れ。優希にもベタベタしつつ、和ともベタベタすればいい」



咲「う~ん、難しいなぁ」








48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:43:28.26 ID:TQUYK7ku0




京太郎「女はまだマシだぞ。ベタベタしてても、同性愛とは疑われにくい」



咲「そうだね。私も優希がこっち側の人間かと思ってたけど」



京太郎「アイツは違う」



京太郎「男同士なんか人目がある所でイチャイチャ出来ないんだぞ!?この辛さがお前にはわかるのか?」



咲「でも京ちゃん、恋人居るし……。私よりずっとずっと、幸せだよ!」



咲「いや…私も十分に幸せなはずかな。とても仲のいい友達が居る、好きな人が同じ部活に居る」ブツブツ



咲「和ちゃんの横顔を眺めている時間は私にとって、とても…とても…幸せな時間のはず」ブツブツ








50:五人も居ないかもしれん:2013/09/20(金) 02:48:53.96 ID:TQUYK7ku0




京太郎「そうそう。今以上の幸せを望むなら、失う覚悟もしないとな」



咲「それって和ちゃんとの信頼関係って事?」



京太郎「そうだ。俺がホモだとバレたら、きっと俺はクラスで孤立するだろう」



咲「……うん。私もバレたら、優希ちゃんも余所余所しくなるかもしれないね」



京太郎「和はもっとひどいかもしれん」







和『咲さんってレズビアンの方ですか?すいません、私はそっちの気はないので……、その…とても…困ります』ビクビク







咲「うわあああああああああ!!!!!!!!!!」



京太郎「落ち着け!それはまだマシなパターンだ!もっと最悪なパターンもある」








55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 02:56:58.98 ID:TQUYK7ku0




咲「どうしよ…どうしよ…」カタカタ



京太郎「今のままの付き合い方だとバレる可能性があると思う。部長が勘付いてるくらいだし」



咲「うっう…、私が和ちゃんを嫌いになればいいの!?無理、無理ムリムリ!嫌いになんかなれるわけない」ポロポロ



京太郎「恋心を隠して上手く付き合って行くしかないんじゃないか?」







京太郎「レズなら少しくらいベタベタしても大丈夫だからさ」



咲「……うん」



京太郎「元気出せよ。帰りにマグロナルド奢ってやるから」



咲「京ちゃん優しいね。男の人にもモテるわけだよ」








56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 03:00:52.26 ID:TQUYK7ku0




咲「そーいえばさー」モグモグ



京太郎「ん?」



咲「京ちゃんの彼氏ってどんな人?写真ある?優しい人?」チューチュー



京太郎「優しいよ。咲の知ってる人だよ」



咲「誰だろ……。全くわかんないなぁ」パクパク







京太郎「ハギヨシさん///」







終わり








58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/09/20(金) 03:02:44.93 ID:yfhSJTPH0













阿笠「できたぞ新一、ワシらの赤ちゃんじゃ」
夜空「な、なぜ私の股間から男性器が・・・・・・」
平塚「……や、やっはろー!」ガラガラ  八幡「!?!?」ビクッ