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雪乃「比企谷君を監禁した」|エレファント速報:SSまとめブログ

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雪乃「比企谷君を監禁した」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:44:40.82 ID:0wMGexPI0

ガチャガチャ

八幡「……おいおい、どういうことだよ」

八幡(目が覚めたらいきなりベッドに拘束されてたなんて、わけがわからないよ……)

八幡(ああくそ、両手両足を手錠で縛られてる……)

八幡「おーーーい! 誰かーーーーー!」

八幡「……何やってんだ、こういう時って誰も来ないのがお約束だろうに」


「呼んだかしら?」


八幡「えっ」

雪乃「……気分はどうかしら、比企谷君」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:47:24.21 ID:0wMGexPI0

八幡「はぁ? ……はい!? えなにこれ一体どうなってんの」

八幡「ああわかったぞ、ドッキリだろ。そこら辺の俺が見えないところに由比ヶ浜が潜んでんだろ」

雪乃「不正解よ。由比ヶ浜さんはいないわ」

八幡「……じゃあ戸塚? 平塚先生?」

雪乃「いいえ、違うわ。……私だけ」

雪乃「ここには比企谷君と私、二人だけしかいないわ」

八幡「…………」

八幡「おい、雪ノ下。もしかしてこれって」

雪乃「やっと気づいたのね、そうよ。あなたは私に監禁されているの」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:50:51.80 ID:0wMGexPI0

八幡「……何がしたいんだよ」

雪乃「まだあんまり考えていないけれど」

八幡「そんな無意味なことする奴じゃないだろお前は」

雪乃「無意味ではないわ。これはあなたを守るためにしたことよ」

八幡「いらねー気遣いすんなよ……自分の身くらい自分で守れますけど」

雪乃「自分から傷を負いに行っているあなたが言うの?」

雪乃「あなた、今まで他人から散々な目に遭わされて、嫌われて、嘲笑されてきたのよね?」

雪乃「にも関わらず、どうして自分を投げ出して他人を助けるの?」

雪乃「あなたには何も得はないのよ? 傷が増えて、下手をすれば他人から更に嫌われる」

雪乃「……だから私が守ってあげるのよ、比企谷君」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:55:15.51 ID:0wMGexPI0

八幡「だからって俺を隔離するこたぁねぇだろ」

雪乃「私があなたを守れるのはそばにいる時だけなのよ? どうしても、無防備になってしまう時間が出てくる」

雪乃「その点、こうして動けなくしておけば他人と関わることは絶対にないわ」

雪乃「それに勘違いしないでほしいのだけれど、私はあなたを隔離したつもりじゃなく」

雪乃「いらないものを全て比企谷君から隔離したのよ。そこの所を忘れないように」

八幡「なんだそりゃ……」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:59:05.70 ID:0wMGexPI0

雪乃「ねぇ比企谷君、そろそろ夕飯の時間なのだけれど」

八幡(知らねぇよ……)

雪乃「良かったら食べない?」

八幡「……この状況でどうやって食えばいいんだよ。アホか」

雪乃「あなたに罵倒されるなんて世も末ね。比企谷君こそ、こんなことも思いつかないなんて頭が固いのかしら」

雪乃「――私が食べさせてあげるのよ」

八幡「お断りしm」

雪乃「どうして?」

雪乃「ど う し て?」

八幡「ッ!?」ゾクゥ!



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:02:14.46 ID:0wMGexPI0

八幡(雪ノ下の眼から……光が消えた………!?)

八幡「ど、どうしたんだよ雪ノ下」

雪乃「質問に答えなさい比企谷君」

雪乃「私にご飯を食べさせられたくない、その理由を教えなさい」

八幡「そ、それは………」

八幡(やべぇ、やべぇよ何この状況)

八幡(選択を誤ったら間違いなく殺される、間違いない)

八幡(てかどうすればいいんだよ、選択ミスったら即DEAD ENDってどんなクソゲーだよ)

八幡(……ここは、媚でも売ってみるか?)

八幡(下手に刺激するような言葉を言うより生存する確率はずっと高いだろ)



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:05:49.02 ID:0wMGexPI0

八幡「は、恥ずかしかった……というか」

雪乃「………///」

雪乃「だ、だからって即答で断らなくたっていいじゃない……もう、いけずなのね」

雪乃「でもダメよ、許さない。あなたは私の手を借りて食事をするの」

八幡(食べさせられんのは不可避なのかよ……死ななかっただけいいと思おう)

雪乃「ご飯を作ってくるから、しばらく待っていて」

八幡(………助かった、のか)

八幡「ふう……」



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:10:01.95 ID:0wMGexPI0

――――――
――――
――

雪乃「出来たわよ、比企谷君」

八幡「お……おう」

八幡(すっげ、豪華杉)

雪乃「ほら、口を開けなさい」

八幡(あ……そうか、食べさせられるんだった)

八幡(ここで拒否しても俺の身の安全が脅かされるだけだから従うしかない)

雪乃「……あーん」

八幡「あ、あーー」

モグモグ

八幡(う、美味い……悔しいが小町の飯より美味い)



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:15:05.45 ID:0wMGexPI0

雪乃「……♪」

雪乃「どうやら気に入ってくれたみたいね」ニコニコ

八幡(雪ノ下の笑顔――こんな形で見ることになるなんて)

雪乃「もっと食べさせてあげる……あーん、して?」

八幡(……どうしてこうなった)

八幡(……何も考えるな、考えたところでどうにもならん)

八幡「あー」

モグモグ

雪乃「ふふふ」ニコニコ



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:19:37.93 ID:0wMGexPI0

――――――
――――
――

八幡「ごちそうさま、でした」

雪乃「お粗末さまでした」

雪乃「ふふ……全部食べてくれた」

八幡「雪ノ下、風呂はどうするんだよ」

雪乃「お風呂……入りたい?」

八幡「そりゃそうだろ……俺は清潔にしないと蕁麻疹が出るんだ」

雪乃「だめ」

八幡「上げて落とすな!」

雪乃「代わりに、体を拭いてあげるから」

八幡「いや、風呂にしようぜ」

雪乃「あなたに決定権があるとでも思っているのかしら」

八幡「…………」

雪乃「濡れタオルを持ってくるわ」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:24:42.94 ID:0wMGexPI0

八幡(気が変わって風呂に入れようとかしてくれねぇかな……そしたらどうにかして逃げ出せるんだが)

八幡(ねぇよなぁ……)

雪乃「お待たせ」

雪乃「四肢を手錠で拘束しているから、脱がせてはあげられないのだけれど」

雪乃「別に全部脱がなくても問題はないでしょう? はだけさせるだけで拭くことはできるわ」

八幡(う、……っわ……雪ノ下に脱がされかけてる)

八幡(これなんてエロゲ? いや、そんなことを言っている場合じゃないなんてことはわかってるけど)

雪乃「肌、綺麗なのね」フキフキ

八幡「……そうか?」

雪乃「ええ。あまりに綺麗だから――」

ぺろっ

八幡「っは!」

雪乃「つい、舐めてしまいたくなるわ……」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:28:50.87 ID:0wMGexPI0

雪乃「あら、唾液がついてしまったわ。拭きなおさないと」フキフキ

雪乃「……んふふ」

八幡「さ、さっさと……拭けよ」

雪乃「いいじゃない、満更でもないくせに」

八幡「んなことねぇよ」

雪乃「そう、じゃあ次は別のところにしてあげる」

八幡(やめるっていう選択肢は……ないんですね、わかります)

雪乃「ぺろっ」

八幡「っ……!」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:34:15.78 ID:0wMGexPI0

雪乃「ぺろ、んちゅ……ちゅうう」

八幡「やめろ、雪ノ下っ」

八幡「体を拭くんじゃなかったのかよ、おい!」

雪乃「はぁ……あむ、ちゅうううっ」

八幡「っ」

雪乃「ふぅ……ふふふ」カシャ

八幡(し、写真……?)

雪乃「見て、比企谷君……」

八幡「な、雪ノ下っ! お前ぇっ」

八幡(首筋に、赤い……)

雪乃「何を驚いているの? キスマークをつけただけよ」

雪乃「比企谷君はもう私のもの。そう言っているだけじゃない」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:38:11.15 ID:0wMGexPI0

八幡「だけ……って、おい」

雪乃「ふふふ、ふふふふふ……」

雪乃「もう、離さない」ボソッ

八幡「」ゾクゥ


ブーッブーッ


雪乃「……ちっ」

八幡(舌打ちしやがった……)

ピッ

雪乃「はい、もしもし。……あら、小町さん」

八幡(な、小町!?)

雪乃「比企谷君? さあ……知らないわ。ごめんなさい」スッ

八幡「ん、んんっ」モゴモゴ

八幡(こいつっ、口をふさぎやがった!)



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:41:45.21 ID:0wMGexPI0

雪乃「そう、由比ヶ浜さんも」

雪乃「まぁ、どうせひょっこり戻ってくるでしょう」

雪乃「……心配しなくてもいいのではないかしら。比企谷君だし」

八幡(そいつぁどういう意味っすかねぇ)

雪乃「そうよ、大丈夫。ああ、いえ、こちらこそ」

ピッ

八幡「……小町」

雪乃「残念ね、もう小町さんにも会えないわ」

八幡「はあ!?」

雪乃「言ったでしょう? あなたはもう私のもの……他の誰にも見せないし、渡さない」

雪乃「例え、あなたの妹でもね」

八幡(目が、怖い……)



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:45:17.99 ID:0wMGexPI0

――――――
――――
――

雪乃「では比企谷君、おやすみなさい」

八幡「……ああ」

八幡(布団はかけてくれるんだな)

八幡(しかし寝づれぇ)

もぞもぞ

ぎゅっ

雪乃「……比企谷君」ピトッ

八幡「どわあっ!?」

雪乃「大きな声を出さないで……部屋の防音はしっかりしているけれど、私の鼓膜に防音機能はないの」

八幡「お前なんでここで寝るんだよ」

雪乃「自分のベッドで眠ることの何がいけないのかしら」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 23:49:41.58 ID:0wMGexPI0

八幡「他のベッドで寝ろよ」

雪乃「無理よ、ここにはベッドが一つしかないの。それにあなた、家主をソファか何かで寝させる気?」

八幡「なんなんだよお前……」

雪乃「うるさいわ、早く寝なさい。……それとも寝かしつけられたいの?」

八幡「なんでそうなる」

雪乃「そんな体勢じゃ眠り辛いでしょう? フォローくらいさせてちょうだい」

八幡(ってもよ、俺に拒否権なんて無いようなもんだろ)

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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:09
      • いいね
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:11
      • 俺ガイルはSSしか読んだことないんだが原作は面白いのかな
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:32
      • 5 創作物の中の愛情はちょっと歪んでるくらいが見ていて面白い
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:36
      • 脆いねぇ
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:44
      • SSを読んで原作に興味を持って原作を読み進めると胃がキリキリ痛むラノベ
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:48
      • 依存ってやべえな
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:50
      • ちょっとじゃない歪み方だと思うんですがねぇ…w

        原作なら面白いぞ 今多少鬱展開だけど
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 20:56
      • こういうssならではの内容は怖い怖いと思いながらもついつい読んでしまう何かがあるね!
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:01
      • 所詮は劣化ガハラさん、蕩れの境地には程遠い
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:06
      • ヤンデレ物を読むと興奮してしまう俺がいる
        女が○されるのには全く立たないのにな
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:11
      • ・・・どうも、最後のが雪ノ下姉の策略にしか見えないのは、俺の精神が腐ってるからなのかなぁ・・・
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:12
      • 八幡さん調教されてますやん
      • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:21
      • なんか君が望む永遠の緑の悪魔ルートみたいだな
      • 14. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:24
      • 最近メンヘラ系ばっか目にする気がする
      • 15. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:24
      • 5 ヤンデレもののSSが増える事を祈ってる
      • 16. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:26
      • 雪ノ下財閥がエキストラ雇ったんじゃないのか
      • 17. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:33
      • オチが世にも奇妙なで草薙がやってた床屋の話ぽい。不気味でいい
      • 18. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:51
      • 5 あまりに脈絡のない話で申し訳ない限りだが
      • 19. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 21:57
      • ある種の精神病や薬物で被害妄想を高ぶらせる事が出来る
        食事にそれを混ぜて外に出して外の世界の怖さを思い知らせようと思ったんだろう
      • 20. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 22:07
      • 5 こういうの好き
      • 21. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 22:59
      • 最後の八幡が病むのにはゾクッときたぜ!
        やるな作者
      • 22. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 23:24
      • ガハラさんもやってたな監禁
      • 23. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 23:37
      • この二人今までぼっちだったんだから今後も一人でやっていけるんだろうけどくっついたらお互い依存しそうなイメージ
        ここまで酷くはないだろうけどw
      • 24. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年11月28日 23:52
      • ※9
        そんな境地いらねえわ
        糞寒い言葉遊びしかネタがないラノベは引っ込んでろ

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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