アニ「共同生活」
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/28(月) 06:31:35.73 ID:Rq+UJGAA0
- アニ「っえ?いまなんて・・・?」
ベルトルト「だから今年から訓練所は授業料を取るらしいよ」
ライナー「しかも土日しかやらなくなるそうだ・・・だから寮もないらしい」
ライナー「予算削減だと。ふざけてやがる」
ベルトルト「なんか習い事みたいだね・・・」
アニ「はぁ?そんなことより、これからどこに住むっていうの?帰るところなんてないのに?」
アニ「だいたいお金なんてないのに授業料なんて払えるわけないじゃない?」
ライナー「そう・・・俺達には帰るところも金もない。だから働かなくてはならない」
ベルトルト「アニには悪いけど僕とライナーは住み込みで働くところを見つけたんだ」
アニ「っえ?ずるい。私は?」
ライナー「大工だからな。女は無理なんだよ」
ベルトルト「まぁ見習いというか手伝いだけど」
ライナー「早いところお前も働くところを探すんだな」
ベルトルト「じゃあ次の土日に会おうね」
アニ「薄情物・・・」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/28(月) 06:38:34.31 ID:Rq+UJGAA0
- アニ「はぁ!?なんでこんなことまでして訓練所にいかなきゃならないの?」
アニ「まったく・・・どうしようか。困ったな・・・」
アニ「働くとこを探さないとだけど。もう暗くなってきたし」
アニ「今日はどこで寝ようか・・・やっぱ公園かなぁ」
アニ「あっだれかいる?」
エレン「まったくひどくないか?なんで今年から」
アルミン「仕方ないよ。こうなってしまったからには」
エレン「しかしなー初日から野宿かよ」
ミカサ「ホームレスともいう」
エレン「分かってたけど・・・言うなよ」
アルミン「あえて言わなかったのに・・・」 - 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 06:54:55.52 ID:Rq+UJGAA0
- エレン「あっお前も俺らと同じ訓練兵か?」
アニ「あっ私?そうだけど・・・」
エレン「じゃ一緒にこないか?」
アニ「いいの?」
エレン「一人じゃ嫌だろ?」
アニ「あっありがとう」
エレン「俺はエレン、それとミカサとアルミンだ」
アルミン「よろしくね」
ミカサ「どうも」
アニ「私はアニよろしく」 - 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 22:23:39.97 ID:Rq+UJGAA0
- アニ「・・・それでさー聞いてくれる?あいつらったら酷いんだから」
ミカサ「うんうん」
アルミン「もう一時間くらい愚痴をいってる・・・」
エレン「大分打ち解けたな。しっかし明日からどうすりゃいいんだ?」
アルミン「そうだね。まずは-」
ユミル「あーちょっといいか?」
ユミル「話しているところ悪い。お前らも訓練兵か?」
アルミン「そうだよ」
エレン「お前も訓練兵なのか?」
ユミル「そうだ。お前達と一緒で当てが外れちまったよ」
ユミル「だからさ・・・私も混ぜてくれないか?」
ミカサ「あなたは・・・女?」
アニ「あなたはタメなの?」
ユミル「えっ?何?」 - 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/28(月) 22:33:50.19 ID:Rq+UJGAA0
- アルミン「ちょっと二人とも黙って。いいよごめんね。こんな感じで」
アルミン「エレンいいよね?」
エレン「えっと。あぁ良いよ別に。こんな状況だから一人で多いほうが」
エレン「心強いからな」
ユミル「ありがとな私はユミルだ。それでお前達これからどうすんだ?」
アルミン「えーとちょっと現実に戻って」
アルミン「授業料が上期10万で下期13万か・・・」
アルミン「加えて給食費1年分と教科書代が合わせて3万で合計・・・26万か・・・」
エレン「なんで下期のほうが高いんだよ?」
アルミン「上期は夏休みとかで授業数が少ないかららしいよ」
アニ「ただでさえ土日しかないのに?」
ミカサ「ふざけてる」
アルミン「僕に言わないでよ」 - 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/28(月) 22:36:49.20 ID:Rq+UJGAA0
- ユミル「それでその金はいっぺんに払わないといけないのか?」
アルミン「いやこの申込書によると上期中に授業料の半分と給食費、教科書代を払って」
アルミン「また下期には残りの授業料のみを払うつまり13万/6月だね」
ユミル「なんか中途半端に考えられててむかつくな」
ユミル「まぁこれで兵団に入れるのだから安いものだと考えなくていけないのか」
アルミン「そう思うしかないね」
アニ「えっと月当り2万とちょっと稼げばいい?」
エレン「楽勝じゃないか」
アルミン「生活費を考えてる?」
エレン「あっ・・・」
ミカサ「大丈夫養うから」アニ「誰を?」 - 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 22:41:36.92 ID:Rq+UJGAA0
- ユミル「・・・生活費か。まず下宿先を探さないか?」
アルミン「なんかごめんねユミル。5人だからね2人と3人で部屋を探そうか?」
エレン「そうだな。いいんじゃないか?」アニ、ミカサ、ユミル「・・・」
アルミン(あれ?反応が微妙だ・・・)
アニ(みんなと同じ部屋か・・・うまくやれるかな)
ミカサ(また昔のように家族の暮らしができる)
ユミル(こいつらと一緒の部屋か・・・仕方ないけど。めんどくさっ) - 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 22:43:31.86 ID:Rq+UJGAA0
- アニ「・・・どう分ける?」
アルミン「本気でいってる?」
ミカサ「まったく愚問。決まっているのに」
ユミル「お前・・・多分わかってないだろ」
ユミル「どう考えても男女別で男2人、女3人で分かれるから」
ミカサ「それは絶対許さない」
アニ「誰を?」
ミカサ「アルミンを」
アルミン「僕を!?」
ユミル「静かにしろよ話が進まないだろ」
エレン「俺はどの部屋だ?」
ユミル「うるせー」 - 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 22:49:22.18 ID:Rq+UJGAA0
- アルミン「あっ申込書に推薦している下宿先が書いてある」
ユミル「マジか?じゃあいってみようぜ野宿はいやだよ」
エレン「そう・・・だな(野宿ちょっとやってみたかったな)」
ミカサ「野宿したかった?」
エレン「はぁ!そんな訳ないだろ」
アルミン「じゃ行こう」
エレン「おう・・・」 - 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 23:00:41.52 ID:Rq+UJGAA0
- アルミン「割と簡単に借りれたね・・・」
アニ「どんな部屋なの?」
エレン「とにかく入ろうぜ」
ユミル「まぁ悪かったら部屋を変えればいいか?」
アルミン「そうだね」
エレン「お前ら本気でいってるのか?こんな俺達に部屋をかしてくれたんだぞ」
エレン「それを裏切るのか?」
ユミル「アルミンこいつらめんどくさくないか?」
アルミン「ははは・・・」
アニ「二部屋いや三部屋かそれと台所と風呂とトイレ」
アニ「いいところじゃない」
ユミル「元々は家族が住んでいたらしいが事情があって引越したらしいぞ」
エレン「家族か・・・」
アニ(お父さん・・・)
アルミン(おじいちゃん・・・)
ミカサ(エレン・・・) - 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 23:07:10.45 ID:Rq+UJGAA0
- ユミル(やべっみんなのトラウマを踏んだらしい)
ユミル「えーと。ほらっ今日も遅いから軽く飯でも作って寝ようぜ」
アニ「あっああそうだね。誰が作る?」
エレン「俺が作る!」
アルミン「えっ?作ったことあるの?」
エレン「ない!けど作れる気がする」
アルミン「えー・・・ミカサ「アルミン。エレンを信じて」
アルミン「うん・・・(根拠ないでしょ)」 - 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 23:20:58.99 ID:Rq+UJGAA0
- 3時間後
ユミル「まだやってるのか?」 - 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/28(月) 23:52:11.82 ID:Rq+UJGAA0
- アニ「がんばってはいるんだけどね・・・手際が」
アルミン「異常に悪い。もうエレンなんか泣きそうだよ」
アルミン「手伝おうよ。ミカサいいでしょ?」
ミカサ「そうしよう。もう少しみていたかったけど」
ユミル「ひでぇ・・・」 - 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/29(火) 00:06:29.34 ID:fTzm6Kcr0
- ミカサ「エレン何やっているの?」
ミカサ「もう見ていられない。私にまかせて」
アニ「えっ?さっきといってることが」
エレン「悪い・・・俺に(料理の)力がないばっかりに」
ミカサ「いいエレン?力はこうやって使うの」
アルミン「ミカサそういう意味じゃないと思うけど・・・」
ユミル「ん?ちょっと待て包丁もってなにする気だ?」 - 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/29(火) 00:13:17.97 ID:fTzm6Kcr0
- ミカサ「ふんっ」
ユミル「あっ・・・」
アルミン「真っ二つだ・・・」
ユミル「まな板がな・・・」
ミカサ「どう?」
エレン「いや・・・お前すげーな」
ミカサ「そう?良かった」
アニ「うん良かったね・・・」
アルミン「うん・・・」
アルミン、エレン、アニ、ユミル、ミカサ 「・・・」 - 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/29(火) 00:25:24.99 ID:fTzm6Kcr0
- ユミル「・・・良し。駄目だ!」
ユミル「良かったじゃねーよ!良くねーから。駄目だよもう。駄目だよな?」
ユミル「もう寝ようぜ。深夜だよ深夜。もう寝かしてくれ、そしてそのまま2度と起こすな」
アルミン「現実逃避しないで!ユミルだけが頼りなのに」
エレン「俺は頼りにならないのか?」ミカサ「私は?」アニ「・・・私は?」
アルミン「ほらっこんな感じだよ!」
ユミル「あぁっもう殺していいから寝かせてくれ」 - 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/29(火) 00:28:55.64 ID:fTzm6Kcr0
- アニ「・・・」
ユミル「どうしたアニ?」
アニ「・・・じゃあ今日は私が料理をつくるよ」
エレン「あっ俺も残りを作る」
アルミン(えーエレンまだやるの) - 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/29(火) 00:31:37.65 ID:fTzm6Kcr0
- 10分後
アニ「できたよ」
ユミル「早っ」
アニ「いやエレンが下ごしらえしてくれたおかげだよ」
エレン「どうだ。すごいだろ」
ユミル(なにがだ)
ミカサ「さすがエレン。ところで何を作ったの?」
アニ「えーと私はマッシュポテトとスープ」
アルミン「エレンは?」
エレン「サラダ」 - 25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/29(火) 00:42:26.49 ID:fTzm6Kcr0
- ユミル「どうしてサラダであんな時間が・・・ミカサ「いただきます」
ユミル「・・・」
アルミン「美味しいね」
ユミル「あぁそうだな」
アニ「そう?良かった」
ユミル「よっシェフ」
アニ「うっうるさい」
アルミン(嬉しそー)
ユミル(わかりやすいなこいつ)
ミカサ「サラダ美味しい」 - 27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/29(火) 06:05:35.13 ID:fTzm6Kcr0
- ユミル「・・・そうだな。そういえば盛り付けも綺麗だ」
エレン「・・・盛り付けはアニがやった」
ユミル「・・コメント一覧
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- 2013年11月29日 16:30
- (^ω^)
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- 2013年11月29日 16:32
- この世界は残酷だ…けれど美しい
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- 2013年11月29日 16:37
- 授業料? 授業料!?
すげえ平和なんだな…
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- 2013年11月29日 16:52
- この場合アニの正体バレたらどうなるんだろうな
普通の主人公なら受け入れるだろうけどエレンだしなあ…
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- 2013年11月29日 17:30
- 職人ライナーのその後はよ
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- 2013年11月29日 18:12
- ユミル可愛い
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- 2013年11月29日 18:57
- 続編はよ!!(ノシ 'ω')ノシ バンバン
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- 2013年11月29日 19:05
- まだ序章だろ?
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- 2013年11月29日 19:18
- 職人になったライナー、見てみたいw
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- 2013年11月29日 19:39
- ライベル編も見たい
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- 2013年11月29日 20:31
- このエレンただのクソガキだわ(笑)
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- 2013年11月29日 20:38
- 何歳だと思ってるんだ
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