20年経っても今日のこと 忘れたくないけど ASIAN KUNG-FU GENERATIONメジャーデビュー10周年に寄せて @gotch_akg
当テキストは、ROCKIN ON JAPANに投稿して掲載されなかったものです。
恥ずかしいのですが、せっかく書いたので、もったいないので掲載します。
僕のアジカン愛をつづったテキストです。
転載にあたり、年齢とかはぼかしてあります。
ではどうぞ。
メジャーデビュー10周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATIONが、9月14・15の二日間、横浜スタジアムにて記念ライブを行った。僕がアジカンを好きになってから10年という月日が流れたことになる。彼らを知ったきっかけは、音楽番組『JAPAN COWNTDOWN』のランキングだった。デビューシングル『未来の欠片』がチャートインし、PVを数十秒ほど目にした。当時5歳だった僕の、彼らに対する第一印象は「また新しい若手ロックバンドが現れたな」といったもので、別段入れ込むきっかけになったわけではなく、曲よりも、ヘンテコなバンド名の方が、頭に強くインプットされたように思う。しかし、セカンドシングル『君という花』を耳にしたとき、僕はアジカンの虜になっていた。
『君という花』は、先述の『J-CD』のオープニングテーマに選ばれた。土曜日深夜、恒例儀式のように『J-CD』にチャンネルを合わせる、と同時に四つ打ちのドラムと、強烈なギターリフが流れた。その瞬間、僕は、「なんだこの曲!」と叫びながら、無意識のうちに飛び跳ねていた。キャッチーすぎるメロディーと、映像が交差するような不可思議なPVは、僕の心を鷲掴みにし、次の日、CDショップへと駆け込んだのは必然的な出来事だった。『君という花』は、ご存知の通り、僕だけでなく、日本中の音楽ファンの心を捉えて離さず、今日でも日本を代表するロックアンセムとして奏で続けられている。
その翌年、当時、愛知県に住んでいた僕は、『tresure052』という名古屋のロックフェスで、初めて生のアジカンを見ることになる。会場は、1万人の収容人数を誇る、レインボーホール。ちょうど、大ヒットシングル『リライト』をリリースしたばかりの頃だった。客席はブロックスタンディング制で、僕は最後方のFブロックにいた。この目で直接見たアジカンは、とても遠くて、豆粒くらいの大きさだったけれど、どのアーティストよりも強い輝きを放っていた。「つい最近、チャートインするようになった若手ロックバンド」、そんな僕の、アジカンに対する舐めきった認識を真正面から吹っ飛ばすような、素晴らしいライブだった。
それもそのはず、このときアジカンは既に結成8年目を迎えており、メジャーデビューするまでに幾多もの公演を重ね、ライブアーティストとしての地力を身につけていたのだ。すでに熱心なファンも多数おり、『君という花』でおなじみの「らっせーらっせ!」という掛け声も、この時にはもう定着していた。周りのファンが一斉に叫ぶ様を目の当たりにし、「そんな文化があるのか!」と、衝撃を受けたものだ。
その後、彼らは大ヒットアルバム「ソルファ」をリリースし、60万枚のセールスを記録。ロックとポップが心地よく融合した、とても抜けの良いアルバムで、僕は毎日聞き続け、アジカン愛を深めていった。それから僕は、アジカンが名古屋へ来るたびにライブへと通った。ライブ通いは、僕が就職を機に東京へと上京してからも続いた。今日まで、10年間連続でアジカンのライブに通い続けていることは、自分の中のちょっとした自慢だ。
僕はこの10年間、ファンという立場から、僅かながらもいろんなドラマを目にしてきた。音楽性や詞の変化はもちろんのこと、「自分たちだけではなく、音楽全体のファンを作りたい」と、いろんなバンドをライブに呼び、今では一大音楽フェスティバルを作り上げるまでになったこと。ゴッチが敬愛するミッシェル・ガン・エレファントのギタリスト、アベフトシが亡くなった直後のライブで、バードメンのカバーを演奏したことや、恵比寿リキッドルームでゴッチが客席にダイブしたこと。原発事故直後のロック・イン・ジャパン・フェスティバルで、鬼気迫るパフォーマンスを披露したこと。ライブハウスからひたちなかまで、彼らがどこまでも連れて行ってくれた。ラジオの公開収録に足を運んだのも、アジカンがはじめてだったな。
10年も追いかけていれば、多少なりとも、ゴッチの人となりが分かったような気がする。音楽誌のインタビューを読む限り、ゴッチは、人に助けてもらうようなことがあっても、なかなか「ありがとう」なんて言わないイメージがある。だから僕は、10周年記念ライブの公演名が『ファン感謝祭』、『オールスター感謝祭』だと知ったときは、正直、驚いた。ゴッチが感謝という言葉を選ぶなんて。面と向かって「ありがとう」と言うのは照れくさいから、この公演名にしたのだろうか。それとも、10年経ったら、人間も変わるものなのだろうか。
だから、この10周年記念ライブは、アジカンというドキュメンタリーを見届ける上で、とても重要な意味を持つのだ。
そしてとうとう、アジカンの「現在」を目にする日が訪れた。
9月14日、夕刻に差し掛かった横浜スタジアムは、まだ空が高く、天候さえもアジカンの10周年を祝福しているようだった。周りのファンの会話に耳を傾けると、10年間応援し続けてきたサラリーマン、一時離れていたけど最近また聞くようになったカップル、お父さんの影響で聞き始めた高校生など、多種多様の人々が、このお祭りに駆けつけていた。アジカンによって繋がれた3万人のオーディエンスが、開演を今か今かと待ちわびていた。
そして、スタジアムにSEが鳴り響いた。
ステージに現れるメンバーたち。割れんばかりの歓声がこだまする。
一呼吸おいて鳴らされたのは、メジャーデビューシングル『未来の欠片』。8年間、誰からも認めてもらえず、もがいてもがいて、もがき続けて、メジャーデビューを勝ち取った、魂の咆哮。10周年記念ライブの幕開けにふさわしい一曲だった。
何曲か演奏を終え、その後のMCでゴッチはこう語った。
「今日はありがとうございます。本当に嬉しいです。僕たちは、横浜で誰にも見つけられずに音楽をやっていて、『横浜じゃダメだ』って東京に出てきて、東京でも全然ダメで…。それが、横浜スタジアムで、こんなにたくさんのお客さんの前でライブが出来るなんて夢のようです」
「僕たちの音楽を見つけてくれて、本当にありがとうございます」
ゴッチの口から紡がれる言葉は、感謝ばかりだった。
僕は勘違いしていた。ゴッチはたぶん、ずっと感謝し続けていた。ただ、感謝よりも優先して伝えたいことが、ゴッチにはあったのだ。メジャーデビュー以降も、現状に甘んじることなく、高みを目指し続けたゴッチ。自分自身やメンバーたちにきつくあたるのは当然のことだった。そんな、気を張り詰めた音楽生活を10年間続けた結果、アジカンは多くのファンやフォロワーを生み出した。10周年という節目を迎え、後ろ振り返り、その壮大な光景に、ゴッチは少し、安心した。長年、ゴッチの表面を覆っていた、苛立ちや焦燥といった、『怒』の殻が融解し、奥の方に存在していた『嬉』の感情が、顔を出した。僕はそう感じた。
だからだろうか、横浜スタジアムのステージは、喜びに満ち溢れていた。
一日目は、ファン投票によって選ばれた楽曲を中心にセットリストが組まれた『ファン感謝祭』。めったに演奏されない曲や、初期の曲のイントロが流れるたびに、客席からどよめきと歓声があがった。曲によっては、昔のツアー時のバックグラウンドムービーが映し出され、それを見ながら僕は、「そういえば、あのライブを見た当時の僕は、あんなことをしていたな」と、ひとり感慨に耽っていた。そこには、すっかり無くしていた、何気ない日常の記憶さえもあった。人や心だけでなく、記憶すら繋げるなんて、アジカンはどれほどすごい力を持っているのだろう。アジカンのファンで居続けて、心から良かったと思った。4時間、31曲の熱演を目にし、それはそれは、とても素敵な幸福感で満たされていた。
二日目は、アジカンの旧友たちを招いた『オールスター感謝祭』。まだ客が数十人くらいしかいなかった頃から一緒にツアーを回り、いつの日か音楽でビッグになることを夢見ていた仲間たちと、アジカンが、満員の横浜スタジアムで歌っている。夢を実現した彼らは眩しくて、夢が詰まっていて、これ以上感動的な光景を、僕は見たことがなかった。
友人たちとの共演に、ステージで見せたことのない表情を見せるメンバーたち。友人が集まれば、思い出話に花が咲く。語られるアジカン秘話の数々。その一つ一つがとても美しくて、一日目とは違うベクトルの、ファン感謝祭でもあった。
そして、どんな音楽誌のインタビューでも決して語られることのなかった、メンバーへの感謝を、ゴッチが口にした。
ゴッチは、時々照れくさそうにはにかみながら、それでも惜しみない賛辞をメンバーに贈った。
それは、感情をむき出しにした、ゴッチらしくないMCだった。
この二日間のライブの根底にあったものは、まぎれもなく『感謝』だった。それは、ファンだけでなく、アジカンを支えるスタッフ、友人たち、そして何より、メンバーに対する感謝。10年間、伝えられなかった感謝の想いが、堰き止められていた想いが、音となって、言葉となって、決壊したダムのように溢れ出していた。
最後にゴッチは、ファンに向かい「また、どこかで会いましょう。いい感じの音楽が鳴っている場所で」と締めくった。
ゴッチの示す『いい音楽』が、喜びに満ちたものだったら、僕がいくつ年を取って、記憶をいくつ無くしても、この二日間の、15歳の『僕』に巡り合えることだろう。
15歳の僕へ。何度も君に逢いに行けることを祈っているよ。大丈夫、この記憶も、アジカンが繋ぎとめてくれるはずだから。
恥ずかしいのですが、せっかく書いたので、もったいないので掲載します。
僕のアジカン愛をつづったテキストです。
転載にあたり、年齢とかはぼかしてあります。
ではどうぞ。
メジャーデビュー10周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATIONが、9月14・15の二日間、横浜スタジアムにて記念ライブを行った。僕がアジカンを好きになってから10年という月日が流れたことになる。彼らを知ったきっかけは、音楽番組『JAPAN COWNTDOWN』のランキングだった。デビューシングル『未来の欠片』がチャートインし、PVを数十秒ほど目にした。当時5歳だった僕の、彼らに対する第一印象は「また新しい若手ロックバンドが現れたな」といったもので、別段入れ込むきっかけになったわけではなく、曲よりも、ヘンテコなバンド名の方が、頭に強くインプットされたように思う。しかし、セカンドシングル『君という花』を耳にしたとき、僕はアジカンの虜になっていた。
『君という花』は、先述の『J-CD』のオープニングテーマに選ばれた。土曜日深夜、恒例儀式のように『J-CD』にチャンネルを合わせる、と同時に四つ打ちのドラムと、強烈なギターリフが流れた。その瞬間、僕は、「なんだこの曲!」と叫びながら、無意識のうちに飛び跳ねていた。キャッチーすぎるメロディーと、映像が交差するような不可思議なPVは、僕の心を鷲掴みにし、次の日、CDショップへと駆け込んだのは必然的な出来事だった。『君という花』は、ご存知の通り、僕だけでなく、日本中の音楽ファンの心を捉えて離さず、今日でも日本を代表するロックアンセムとして奏で続けられている。
その翌年、当時、愛知県に住んでいた僕は、『tresure052』という名古屋のロックフェスで、初めて生のアジカンを見ることになる。会場は、1万人の収容人数を誇る、レインボーホール。ちょうど、大ヒットシングル『リライト』をリリースしたばかりの頃だった。客席はブロックスタンディング制で、僕は最後方のFブロックにいた。この目で直接見たアジカンは、とても遠くて、豆粒くらいの大きさだったけれど、どのアーティストよりも強い輝きを放っていた。「つい最近、チャートインするようになった若手ロックバンド」、そんな僕の、アジカンに対する舐めきった認識を真正面から吹っ飛ばすような、素晴らしいライブだった。
それもそのはず、このときアジカンは既に結成8年目を迎えており、メジャーデビューするまでに幾多もの公演を重ね、ライブアーティストとしての地力を身につけていたのだ。すでに熱心なファンも多数おり、『君という花』でおなじみの「らっせーらっせ!」という掛け声も、この時にはもう定着していた。周りのファンが一斉に叫ぶ様を目の当たりにし、「そんな文化があるのか!」と、衝撃を受けたものだ。
その後、彼らは大ヒットアルバム「ソルファ」をリリースし、60万枚のセールスを記録。ロックとポップが心地よく融合した、とても抜けの良いアルバムで、僕は毎日聞き続け、アジカン愛を深めていった。それから僕は、アジカンが名古屋へ来るたびにライブへと通った。ライブ通いは、僕が就職を機に東京へと上京してからも続いた。今日まで、10年間連続でアジカンのライブに通い続けていることは、自分の中のちょっとした自慢だ。
僕はこの10年間、ファンという立場から、僅かながらもいろんなドラマを目にしてきた。音楽性や詞の変化はもちろんのこと、「自分たちだけではなく、音楽全体のファンを作りたい」と、いろんなバンドをライブに呼び、今では一大音楽フェスティバルを作り上げるまでになったこと。ゴッチが敬愛するミッシェル・ガン・エレファントのギタリスト、アベフトシが亡くなった直後のライブで、バードメンのカバーを演奏したことや、恵比寿リキッドルームでゴッチが客席にダイブしたこと。原発事故直後のロック・イン・ジャパン・フェスティバルで、鬼気迫るパフォーマンスを披露したこと。ライブハウスからひたちなかまで、彼らがどこまでも連れて行ってくれた。ラジオの公開収録に足を運んだのも、アジカンがはじめてだったな。
10年も追いかけていれば、多少なりとも、ゴッチの人となりが分かったような気がする。音楽誌のインタビューを読む限り、ゴッチは、人に助けてもらうようなことがあっても、なかなか「ありがとう」なんて言わないイメージがある。だから僕は、10周年記念ライブの公演名が『ファン感謝祭』、『オールスター感謝祭』だと知ったときは、正直、驚いた。ゴッチが感謝という言葉を選ぶなんて。面と向かって「ありがとう」と言うのは照れくさいから、この公演名にしたのだろうか。それとも、10年経ったら、人間も変わるものなのだろうか。
だから、この10周年記念ライブは、アジカンというドキュメンタリーを見届ける上で、とても重要な意味を持つのだ。
そしてとうとう、アジカンの「現在」を目にする日が訪れた。
9月14日、夕刻に差し掛かった横浜スタジアムは、まだ空が高く、天候さえもアジカンの10周年を祝福しているようだった。周りのファンの会話に耳を傾けると、10年間応援し続けてきたサラリーマン、一時離れていたけど最近また聞くようになったカップル、お父さんの影響で聞き始めた高校生など、多種多様の人々が、このお祭りに駆けつけていた。アジカンによって繋がれた3万人のオーディエンスが、開演を今か今かと待ちわびていた。
そして、スタジアムにSEが鳴り響いた。
ステージに現れるメンバーたち。割れんばかりの歓声がこだまする。
一呼吸おいて鳴らされたのは、メジャーデビューシングル『未来の欠片』。8年間、誰からも認めてもらえず、もがいてもがいて、もがき続けて、メジャーデビューを勝ち取った、魂の咆哮。10周年記念ライブの幕開けにふさわしい一曲だった。
何曲か演奏を終え、その後のMCでゴッチはこう語った。
「今日はありがとうございます。本当に嬉しいです。僕たちは、横浜で誰にも見つけられずに音楽をやっていて、『横浜じゃダメだ』って東京に出てきて、東京でも全然ダメで…。それが、横浜スタジアムで、こんなにたくさんのお客さんの前でライブが出来るなんて夢のようです」
「僕たちの音楽を見つけてくれて、本当にありがとうございます」
ゴッチの口から紡がれる言葉は、感謝ばかりだった。
僕は勘違いしていた。ゴッチはたぶん、ずっと感謝し続けていた。ただ、感謝よりも優先して伝えたいことが、ゴッチにはあったのだ。メジャーデビュー以降も、現状に甘んじることなく、高みを目指し続けたゴッチ。自分自身やメンバーたちにきつくあたるのは当然のことだった。そんな、気を張り詰めた音楽生活を10年間続けた結果、アジカンは多くのファンやフォロワーを生み出した。10周年という節目を迎え、後ろ振り返り、その壮大な光景に、ゴッチは少し、安心した。長年、ゴッチの表面を覆っていた、苛立ちや焦燥といった、『怒』の殻が融解し、奥の方に存在していた『嬉』の感情が、顔を出した。僕はそう感じた。
だからだろうか、横浜スタジアムのステージは、喜びに満ち溢れていた。
一日目は、ファン投票によって選ばれた楽曲を中心にセットリストが組まれた『ファン感謝祭』。めったに演奏されない曲や、初期の曲のイントロが流れるたびに、客席からどよめきと歓声があがった。曲によっては、昔のツアー時のバックグラウンドムービーが映し出され、それを見ながら僕は、「そういえば、あのライブを見た当時の僕は、あんなことをしていたな」と、ひとり感慨に耽っていた。そこには、すっかり無くしていた、何気ない日常の記憶さえもあった。人や心だけでなく、記憶すら繋げるなんて、アジカンはどれほどすごい力を持っているのだろう。アジカンのファンで居続けて、心から良かったと思った。4時間、31曲の熱演を目にし、それはそれは、とても素敵な幸福感で満たされていた。
二日目は、アジカンの旧友たちを招いた『オールスター感謝祭』。まだ客が数十人くらいしかいなかった頃から一緒にツアーを回り、いつの日か音楽でビッグになることを夢見ていた仲間たちと、アジカンが、満員の横浜スタジアムで歌っている。夢を実現した彼らは眩しくて、夢が詰まっていて、これ以上感動的な光景を、僕は見たことがなかった。
友人たちとの共演に、ステージで見せたことのない表情を見せるメンバーたち。友人が集まれば、思い出話に花が咲く。語られるアジカン秘話の数々。その一つ一つがとても美しくて、一日目とは違うベクトルの、ファン感謝祭でもあった。
そして、どんな音楽誌のインタビューでも決して語られることのなかった、メンバーへの感謝を、ゴッチが口にした。
ゴッチは、時々照れくさそうにはにかみながら、それでも惜しみない賛辞をメンバーに贈った。
それは、感情をむき出しにした、ゴッチらしくないMCだった。
この二日間のライブの根底にあったものは、まぎれもなく『感謝』だった。それは、ファンだけでなく、アジカンを支えるスタッフ、友人たち、そして何より、メンバーに対する感謝。10年間、伝えられなかった感謝の想いが、堰き止められていた想いが、音となって、言葉となって、決壊したダムのように溢れ出していた。
最後にゴッチは、ファンに向かい「また、どこかで会いましょう。いい感じの音楽が鳴っている場所で」と締めくった。
ゴッチの示す『いい音楽』が、喜びに満ちたものだったら、僕がいくつ年を取って、記憶をいくつ無くしても、この二日間の、15歳の『僕』に巡り合えることだろう。
15歳の僕へ。何度も君に逢いに行けることを祈っているよ。大丈夫、この記憶も、アジカンが繋ぎとめてくれるはずだから。
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きめー!!!
♯46378
キモい(確信)
♯46379
どんな5才だよ
♯46380
アジカンはどうでもいいけどゴッチが今年ナノムゲンに呼んだNowearmanはマジでかっこいいぞ
ゆら帝ファンは絶対ハマる
♯46382
ゆら帝ファンは絶対ハマる
最後の15歳の僕へのメッセージで泣いた。
♯46383
おれもあじかんすきだは
♯46384
いいじゃん
♯46385
アジカン好きだけどこういう痛いファンばかりだと思われるのがいや
♯46386
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