【俺ガイル】比企谷八幡 「やはり俺は手作りバレンタインに弱い」
- 2013年12月01日 10:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
- 48 コメント
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- 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/11/08(金) 03:23:44.84 ID:5s9XLN3S0
【ネタバレ注意】
このSSは原作ラノベに準拠しています。
そのためアニメでは放送されていない描写についても少しではありますが言及があります。
よって少しのネタバレも許せないと言う方は閲覧を控えて下さい。
書き溜めはしていないので、最後どうなるか自分でも不明です。
それでは、次から書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
- 2: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 03:27:04.71 ID:5s9XLN3S0
俺は甘党だ。
なんせ、コーヒーに練乳を入れるという画期的かつ暴力的なマックスコーヒーを愛飲しているくらいだからな。
それに今の自分超大好き。
ボッチで友達がいないところも孤高でかっこいいし
理数系科目できないのも答えは1つじゃないって悟ってるみたいだし
希望を持たないのもリアリストでクールだし
濁った目も世界を見下してるみたいで偉そうだし
斜に構えたスタイルもアウトファイターみたいでカウンターが怖い。
つまり俺は甘い物が大好きだ。
- 3: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 03:31:19.66 ID:5s9XLN3S0
だがそんな超甘党な俺ですら苦手なものがある。
恋愛。
まず俺の見解を言わせてもらえばあれは甘くない。
恋人がいれば時間も金もかかるし自由もなくなるし機嫌とらなきゃなんないし自分を殺さきゃなんないしちょっとしたことで苛つくし悲しくなるし泣きたくなるし死にたくなる。らしい。
そんな超ハードなことが甘いわけがない。
超ブラック。入社1年目から店長代理やらされるくらいブラック。
だが、しかし、世間の声を真摯に受け入れて百歩譲って恋愛が甘い物だとするならば、
俺は唯一の例外を認めなければならない。
恋愛なんて言うものは大嫌いだ。
- 4: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 03:35:19.91 ID:5s9XLN3S0
俺は恋愛によるごたごたに自分を乱されたくないし自由気ままな生活を送りたい。
それに
希望は失望に変わる。
期待は裏切りを生み出す。
だから俺は他人には何も望まない。
唯一望むとすればそれは俺に対して「無関心」であること。
- 6: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 03:39:00.24 ID:5s9XLN3S0
俺はこれまで一人だったしこれからも一人でやっていく。
それが俺、比企谷八幡のモットーであり信条でありポリシーである。
俺はこれからも一人で生きていく。
誰にも頼らず、誰も許さず。
孤高の戦士、比企谷八幡の戦いはこれからも続く。
~完~
「ちょっとお兄ちゃ~ん」
お?天使の囁きが聞こえる。
- 7: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 03:43:35.86 ID:5s9XLN3S0
キッチンでの洗い物を終えてソファに座っている声の主に尋ねる。
「なんだ?」
「小町、もうそろそろ受験なんだよね~」
声の主は世界で10人ほどしかいない、俺との会話をすることができる稀有な存在だ。
まるで俺って世界樹みたい。
んで、妹の小町はその中でも最も俺と喋る機会が多いやつ。
ふむ、こいつが勇者だな。
「知ってるよ、総武高もそろそろだしな」
「それでね、今年はバレンタインのチョコ作ってる暇ないんだ~」
「なにーーーー!?」
- 8: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 03:51:22.82 ID:5s9XLN3S0
毎年、唯一俺にチョコをくれる小町ルートが断たれたとなると今年は0個。
甘党な俺にとっても男としてもショック。
「まあ仕方ないよな、受験だし。そんなこと気にせんで勉強頑張れ、勉強を」
「勉強ももちろん頑張ってるよ。けどお兄ちゃんは今年はチョコもらえないのか~」
え?確定?
もしかしたら貰えるかもしれねえだろ。
階段で困ってる老人を助けたお礼にとか、
チョコもらいすぎて困ってる葉山が俺の目の前で一つ落とすとか、
チョコくわえて「遅刻遅刻~」って走ってる子とぶつかるとか。
うん、0個だな。
- 9: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 03:57:25.85 ID:5s9XLN3S0
「別にいいよ、チョコなんて買えばいいし」
「ちっちっち~甘いな~お兄ちゃんは。あ、今の小町的に座布団1枚」
その採点基準の方が甘いよ。だから俺には5枚くれ。
「貰うのと買ったのじゃ全然違うでしょ~?」
まあそうだな。貰ったチョコは胃もたれしそうだ。
トッピングとか想いが重くて。
「しょうがない。情けない兄を持った妹として、ここは一肌脱いであげますか」
「いや、受験前なんだし暖かい格好してろよ」
「小町に任せて!お兄ちゃん」
いや、何をだよ。
- 11: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 04:03:46.94 ID:5s9XLN3S0
だがもう分かってることがある。
絶対に俺にとっていいことじゃないことが起こる。
それは確定事項だ。
小町が動けば俺に厄災が降りかかる。
それは妹を持った兄の宿命なのだ。
だから俺にできることは一つ。
「お手柔らかにお願いしますね」
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- 12: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 04:09:38.05 ID:5s9XLN3S0
気付けば今年も1月が過ぎ、こんなことを後11回したら今年も終わるのかと早くも大晦日の心配をする今日この頃。
放課後になった教室を見回すと、色んなことがあったなと感慨深くなる。
葉山と三浦とはテニス対決をした。
川何とかさんのやってるバイト先に乗り込んで、年齢を暴露するぞと脅して辞めさせた。
事故から飼い犬を救った俺に感謝している由比ヶ浜に、お前の気持ちは勘違いだとお門違いな説教をした。
夏休みには葉山達をけしかけて小学生に消えないトラウマを植えさせた。
文化祭実行委員長になった相模には、構ってちゃんの最底辺だと罵って泣かせた。
告白したいと相談してきた戸部の意中の相手に俺が先に告白した。
うん、最悪だな俺。
- 13: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 04:17:06.66 ID:5s9XLN3S0
けどなんだかんだで葉山と戸部とは喋るようになったし、何より戸塚。
戸塚とかいうクソカワイイ天使と仲良くなれた。
俺らって友達?友達なの?運命?愛し合ってる?
そんくらい戸塚との出会いは俺にとって大切なものだった。
けどもうこのクラスも残すところ1月か。
はー……早く3年にならんかね~。
いや、戸塚とは当然、一緒のクラスにはなりたいよ。むしろ籍も一緒にしたい。
けど後はどうでもいい。
- 14: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 04:22:51.59 ID:5s9XLN3S0
葉山は出木杉君過ぎて鬱陶しいし三浦は怖いし戸部うるさいし。
あとはどうでもいい奴ら。
よって俺にはクラスに対する愛着なんて当然ない。
そんなわけで何とも思わないクラスからは早々に離脱して奉仕部の部室へと向かう。
ってか俺って真面目すぎね?
平塚先生に強制されて入れられた部活に唯々諾々と通うなんて社畜の鑑。
どうやったら平塚先生を説得して奉仕部を辞めることできるか、やっぱりプロポーズしかないのかと悩んでいたら部室に着いた。
扉は案の定開錠されておりスライドして俺の入室を許可した。
「あら比企谷くん。今日は来ないでと思っていたわ」
- 15: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 04:29:59.07 ID:5s9XLN3S0
「『で』があるせいでお前の単なる願望になっちまってるじゃねえか」
「あら、それは違うわ」
ほう?
「これは皆の願いよ」
うぃあーざーわー
うぃあーざーちるどれーん
「へいへい、帰っていいなら帰りますが」
「あら、駄目に決まってるじゃない。
こんなぬるま湯のような部活でさえ頑張れないのなら、あなたの行きつく先は冷たい土の中しかなくなるわよ」
部活か死か。未だかつてこんな理不尽な選択があっただろうか。
- 16: ◆.a46lvF.pU:2013/11/08(金) 04:35:24.72 ID:5s9XLN3S0
まだ死にたくはないのでとりあえずいつもの席に座って文庫本を取り出す。
ページをめくる音、秒針が刻む音、風がドアを叩く音。
部室はこの3つの音だけが響き、さもすると寂しくなるかのような雰囲気。
だが俺はこの空気が好きだ。
気を遣わず、遣われず。
1人の人間として対等に存在している。
部室は知らぬ間に俺にとって居心地のいい空間になっていた。
- 79: ◆.a46lvF.pU:2013/11/09(土) 03:07:28.22 ID:1fT8xXfW0
だがそこに騒音がやってくる。
「やっはろー!」
「ばっきゃろー」
「バカじゃないもん!!」
ニュアンス似てるからいけると思ったのに。
「馬鹿な会話をしてないで席に座ったらどうかしら」
「あ、うん」
雪ノ下には口答えしないのか。
雪ノ下の勧めで由比ヶ浜がいつもの定位置、雪ノ下の隣に座る。
今度は逆に雪ノ下が立ち上がり紅茶を淹れはじめる。
紅茶飲める部活って何か勝ち組。
雪ノ下が淹れてくれた紅茶をお情けで俺も頂く。
- 80: ◆.a46lvF.pU:2013/11/09(土) 03:16:34.50 ID:1fT8xXfW0
ふむ、こうしてみると雪ノ下はやはり優しいのではないだろうか。
こんな俺なんかに紅茶をくれるくらいなんだし。
なら『正しくて優しい』と評した平塚先生は正しかったということになるだろう。
俺に見せかけだけで優しくする奴なんていない。
ってことは俺に優しい奴は本当に優しい奴ってことだ。
自己PRに書いてもいいよ?
「私はあの比企谷君に対してですら優しくできます」って。
すげえ説得力。ビシビシ俺の心に響いてきてなんだか泣ける。
そんなことを考えていると馬鹿な子が馬鹿なことを言いだした。
「ご相談があります」
その由比ヶ浜の一言に俺と雪ノ下がチラリと彼女を見る。
そして何もなかったと読書に戻る。
「え!?なんで無視すんの?ちょっと!聞いてよ!」
煽りを喰らったのは雪ノ下。
隣にいるせいで肩をガクガク揺らされて読書どころじゃない。
「ちょ、ちょっと。由比ヶ浜さん。止めてちょうだい」
- 81: ◆.a46lvF.pU:2013/11/09(土) 03:22:32.03 ID:1fT8xXfW0
「なら聞いてくれる?」
「ええ、聞きます。聞くから揺らさないで」
雪ノ下から言質を取った由比ヶ浜はとりあえず揺らすのを止めた。
そして姿勢を正し、改まった感じで話し始める。
「ゆきのん、奉仕部に相談があるの」
相談?お前自身も一応部員だろうが。
「ってかヒッキーも聞いてよ!」
何も言われなかったから読書を続けていたら俺まで怒られた。
「それで、相談とは何かしら」
「あたしに料理を教えてほしいの」
さて、読書に戻るか。
本はいい。あるときにはモテモテハーレム主人公になれるし、
またあるときには冒険をしたり、事件を解いたり、ウォール街で荒稼ぎしたりできるコメント一覧
-
- 2013年12月01日 10:29
- とにかく文章が気持ち悪い
中学生が書いたのか?
-
- 2013年12月01日 10:34
- もともと原作もこんな感じじゃなかった?
-
- 2013年12月01日 10:43
- ※3
系統は似てるが、原作を真似ようとして力不足で盛大に滑ってる
-
- 2013年12月01日 10:49
- 地の文は難しいからな…が、頑張ったんじゃね?うん…
-
- 2013年12月01日 11:01
- 知り合いの書いた小説に似てる
-
- 2013年12月01日 11:01
- まあ…ドンマイ
次からは肩の力抜いて書けとしか言えん
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- 2013年12月01日 11:08
- お前はラノベ作家じゃなくてただのSS書きなんだから無理すんなwww
-
- 2013年12月01日 11:21
- 普通によかったやろ!
今度はいろはすでお願いします
-
- 2013年12月01日 11:27
- 俺は好きだけどな
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- 2013年12月01日 11:30
- 色々と酷い
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- 2013年12月01日 11:32
- お前らSSに厳し過ぎ
ただ公立の受験って2/1だから小町の試験終わってるだろ
それとさきさき出せ!!
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- 2013年12月01日 11:36
- 気持ち悪いってコメする為だけに読む奴らのがよっぽど気持ち悪いと思うんだが
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- 2013年12月01日 11:39
- 原作は読んだことないがこんな感じなのか?
というか文章以前に内容がつまらん
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- 2013年12月01日 12:19
- お前ら厳しいな
たまにはガハマさんが幸せになるSSがあったって良いじゃん、
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- 2013年12月01日 12:24
- 何十という俺ガイルSSで初めてガハマさん勝ったのを見た。
奇跡や、33-4や!
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- 2013年12月01日 12:25
- 普通に面白かったよ
-
- 2013年12月01日 12:25
-
かわいい
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- 2013年12月01日 12:39
- 地の文はゴミだけど内容は素晴らしかった、やっぱり由比ヶ浜がNo.1!
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- 2013年12月01日 12:44
- 俺モスキ
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- 2013年12月01日 13:24
- いつガハマさんが落とされるかドキドキしてたがそんなことは無かったぜ!
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- 2013年12月01日 13:35
- ※13
馬鹿か?いや馬鹿だな
読んだら気持ち悪かったから気持ち悪いって感想書いたってのが分からないの?
気持ち悪いって感想書くためだけに読むやつなんて稀だろ。
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- 2013年12月01日 13:43
- 最近ヤンデレばっかだったからか、ゆきのんが何か起こすんじゃないか心配だったのは俺だけか
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- 2013年12月01日 13:56
- まあ、ssだし読めるだけましだから
-
- 2013年12月01日 14:00
- ガハマさん幸せそうで何より
-
- 2013年12月01日 15:26
- うむ、SSなんて読めればいい
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- 2013年12月01日 15:31
- 普通に良かったよー
辛口評価なヤツは評論家気取りなんだろうなー、自分じゃ書きもしないくせにw
また頑張って書いてほしいです。
-
- 2013年12月01日 15:43
- 文章はクソキモかったけどまぁ良かったんじゃない?
12歳が書いた割には下の中ぐらいのレベルだろ
-
- 2013年12月01日 16:10
- ガハマさんが幸せになるなら俺は文章など気にしない。
-
- 2013年12月01日 16:19
- なんでタイトル通りにバレンタイン渡して付き合って終わりにしなかったのか
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- 2013年12月01日 16:48
- 辛辣な感想が多くてワロタ
まぁ楽しめたもん勝ちだな
俺は面白かったと思うよ
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- 2013年12月01日 16:49
- SS良かったけどそれよりコメ欄にずっと張り付いてる奴の方が面白いw
-
- 2013年12月01日 16:51
- 読みきった感想が気持ち悪いのか…途中でやめて別の見りゃいいのに。わざわざコメントするために最後まで見るとか暇人のニートかな?
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- 2013年12月01日 17:24
- ガハマな時点で珍しく、安易な病みもなく、アラサーがオチ要員に使われないマトモなSSで良かった。
こーゆーのを待っていたんだよ…
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- 2013年12月01日 17:36
- 最初の数行で文章力に「ん?」って思ってコメ見てみたら案の定ゴミカスだったか
まともに読まずによかったわー
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- 2013年12月01日 17:56
- 俺ガイルの一人称は独特で再現難しいのに無理するから……
台本書きのセリフだけでいいのに
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- 2013年12月01日 17:58
- もう1の書き込みで読むの諦めたわ
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- 2013年12月01日 18:10
- オマエらそんなにガハマさんが嫌いか
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- 2013年12月01日 18:44
- こーゆーの読みずらいいけどいいと思うよ
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- 2013年12月01日 19:03
- 原作が異端だからしゃーない
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- 2013年12月01日 19:28
- ※39「読み【づらい】」な。
作者はこのコメントもし見てたら顔真っ赤だろうなあ・・・ヘタクソが身の程知らずにSS晒してボロクソとかプギャーwww
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- 2013年12月01日 19:54
- え、これむしろ地の文が面白いんじゃないの?
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- 2013年12月01日 20:59
- 普通に楽しめた。
書きもせずに低評価しかつけないヤツって現実でも他人の行いにケチしかつけれないんだろうな…
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- 2013年12月01日 21:30
- このレスの多さが物語ってるよこの作品の良さを
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- 2013年12月01日 21:44
-
-
- 2013年12月01日 21:46
- 原作者気取り
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- 2013年12月01日 23:00
- ※43
こういう奴って頭の中に脳みそ詰まってんの?
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- 2013年12月01日 23:34
- 俺的にはガハマ√はちょっと……
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文書が凄く気持ち悪い…