八幡「雪ノ下を一発ぶん殴ったらめちゃくちゃ従順になった」
- 2013年12月02日 05:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 18:37:32.42 ID:s8YgM8MA0
奉仕部部室
八幡「うっす」
雪ノ下「こんにちは。比企谷くん。まだ由比ヶ浜さんが来ていないのだけれど、貴方何か知らないかしら」
八幡「ああ、由比ヶ浜なら今日は来ねえよ。なんか三浦たちとカラオケ行くんだってさ」
雪ノ下「そう。なら今日は貴方と二人っきりというわけね。不快だわ。死んでくれないかしら」
八幡「いつものことだが自然に俺の死を願うのはやめろ」
雪ノ下「あら、何を言っているのかしらこの虫けらは。私に気を向けられたことを感謝することはあっても文句を言う筋合いはないと思うのだけれど」
八幡(何という暴論……俺だって来たくて来てるわけじゃねえよ)イラッ
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 18:44:13.71 ID:s8YgM8MA0
雪ノ下「ねえ比企谷くん。息が臭いわ。二時間ほど息を止めてくれるかしら」
八幡「チッ……」イライラ
雪ノ下「ねえ聞いているのかしら。私を無視するとはいい度胸ね」
八幡「いい加減にしろよ……」ボソ
雪ノ下「何か言ったかしら」
八幡「いい加減にしろって言ってんだよこのクソアマああああ!!!!!!」ボコ!!!!!!
雪ノ下「グバア!!!」
八幡「フー……フー……」
八幡(……やべえ。やっちまった。俺の人生終了だわ。今日は何でかいつもより雪ノ下の暴言が耳障りに感じてつい手が出ちまった……)
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 18:48:26.59 ID:s8YgM8MA0
八幡「……あ、すまん」
雪ノ下「ヒッ……!」ブルブル
雪ノ下「あ、あの、その……ごめん……なさい……」ダッ
八幡「あ!待ってくれ!」
八幡(行っちまった……職員室か警察かはたまたあいつの親か……どのみちもうおしまいだな……)
八幡(軽率な行為に後悔しながら、観念して大人しく部室で座っていたものの、結局雪ノ下は下校時刻になっても帰ってこなかった……)
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 18:55:18.38 ID:s8YgM8MA0
翌日朝比企谷家リビング
八幡「おはよう……」
小町「おはようお兄ちゃん!……ってどうしたのその顔!?ただでさえ死んでる目が隈のせいでますます死んで見えるよ!?」
八幡「ああ、ちょっと眠れなくてな」
八幡(昨日のことを考えてたら結局一睡もできなかった)
小町「ははぁん……さてはお兄ちゃんHなこと考えてたんだね?でも大丈夫。小町はそんなお兄ちゃんを軽蔑したりしないから!あっ、いまの小町的にポイント高いかも」
八幡「はいはい、かわいいよ」
小町「もーお兄ちゃん朝だからってテンション低すぎ」
八幡(なんとかして雪ノ下に謝らないとな……)
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 19:02:41.97 ID:s8YgM8MA0
放課後総武高校
八幡(昼休みに雪ノ下は部室に来なかった)
八幡(国際教養科の教室をちらりと覗いてみたが姿は見えなかった。もしかしたら今日は来ていないのかもしれないが……)
八幡「でも、もしかしたら……」
八幡「……うっす」ガラガラ
雪ノ下「ヒッ・・・・・・!」ブルブル
八幡「ゆ、雪ノ下……」
雪ノ下「ひ、比企谷くん……」
八幡「あの、昨日は」
雪ノ下「比企谷くん、昨日は、いえ、いままでごめんなさい」
八幡「……え?」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 19:06:59.64 ID:s8YgM8MA0
雪ノ下「貴方が私の言葉であんな風に怒るなんて思ってなかったの……。いままで普通に受け入れてもらっていたから……」
雪ノ下「あ、貴方が悪いとかそういうことを言っているのではないのよ。悪いのは私、私の傲慢さが貴方を傷つけてしまっていた。深く反省するわ。本当にごめんなさい」
雪ノ下「だから、そのもう殴らないで……」ブルブルガクガク
八幡(何この可愛い生き物)
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 19:12:55.29 ID:s8YgM8MA0
八幡「いや、俺の方こそ悪かったよ。ついカッとなって手が出ちまった。てか悪いのは俺だ。ごめん」
雪ノ下「謝らないで比企谷くん。確かに一般的な視点では男が女に暴力を振るうのは悪とされる行為だわ。だけど私はそんな目にあって当然の仕打ちを貴方に強いてきた」
雪ノ下「考えてみれば当たり前よね。友達でもない女子に毎日毎日罵詈雑言を浴びせられたらどんな聖人君子だって傷つくにきまっているじゃない……」
八幡「雪ノ下……」
雪ノ下「だから、その、今までのお詫びに私が貴方の言うことを何でも聞いてあげるわ……私から提案するのなんておこがましいと思うかもしれないけど、今の私にはそのくらいしか比企谷くんにしてあげられることはないの……」
八幡(なんでも!?)
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 19:15:13.03 ID:eih97huE0
ん?
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 19:20:34.69 ID:s8YgM8MA0
八幡(女子になんでもしてあげるって言われた……なんだよこれなんてエロゲ?)
八幡(もしこれが戸塚相手だったら一も二もなく飛びついていたところだが……)
八幡(いや、今だってそうしたいのはやまやまなんだが、流石にそれは……)
八幡(ここは冗談で片づけてお茶を濁すのが得策か)
八幡「なんでもしてくれるんだよな?」ニヤニヤ
雪ノ下「ええ、私の出来ることならなんでも。……でも、あの出来たら痛いことは、止めて、欲しいのだけれど」ブルッ
八幡(おびえる雪ノ下可愛すぎる)
八幡「そうだなー、何にしようかねえ……あ、じゃあ俺と付き合ってくれない?」
雪ノ下「……!」
八幡「なーんて」
雪ノ下「……本当に?」ポロポロ
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 19:25:39.58 ID:s8YgM8MA0
八幡「え?」
雪ノ下「私と、付き合ってくれるの?あんなにひどいことしたのに……」
雪ノ下「嫌われて当然だと思ってた……貴方のことが好きだったけど素直になれなくて……いつも罵倒してしまって……」
雪ノ下「昨日あんなことになって、もう私の初恋は叶いそうにないと諦めたのに……」
雪ノ下「本当に私と付き合ってくれるの……?」
八幡(え?何このマジな空気。冗談って言える空気じゃねえよ。エロゲなら挿入歌とかで盛り上がっちゃってるくらいマジだよ……)
八幡「……あ、ああ俺と付き合ってくれ、お前のことが好きだ」
雪ノ下「はい、こちらこそ……!」
八幡(やっちまった……)
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 19:33:00.32 ID:s8YgM8MA0
結衣「やっはろー!ってゆきのんどうして泣いてるの!?」
八幡「由比ヶ浜?」
結衣「あ!もしかしてヒッキ―ゆきのんになんかしたでしょ!なにしたのよ!」
八幡「ち、違う!あ、いや違うくはないんだけどこれはなんというか……」
結衣「ヒッキ―!ゆきのんに謝って!」
雪乃「違うのよ由比ヶ浜さん。その目にゴミが入ってしまって、比企谷くんは悪くないのよ」ニッコリ
結衣「えーほんとに?でもゆきのん、ヒッキ―に何かされたら私に言ってよね!」
雪乃「ええ、ありがとう由比ヶ浜さん」
八幡(こうして俺の間違ったセイシュンラブコメが始まってしまったんだが……どうしようマジで)
第一話「きっかけは腹パン」終了
- 79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 20:30:43.53 ID:s8YgM8MA0
八幡(なんだかんだで雪ノ下と付き合うことになった最初の週末、雪ノ下とデートすることになった)
八幡(なんでリア充(笑)は外来語を間違った意味で使いたがるんだろうな。日付が何を間違って逢引という意味になり替わるんだよ何アライブだよこれ)
八幡(まあ相手はデレさせるまでもなく既にデレデレになっているんだが)
八幡(あれから雪ノ下は俺への罵倒を一切しなくなった。由比ヶ浜の手前、部室で甘え来はしないが、帰りは必ず俺と一緒に帰りたがるし。なんなら分かれ道まで手を離してくれないまである)
八幡(そんな調子が何日か続いた後の金曜日、雪ノ下からデートに誘われ、俺は今指定された待ち合わせ場所にいるのだが……)
雪乃「比企谷くん」
- 80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 20:31:25.50 ID:s8YgM8MA0
八幡「……雪ノ下」
雪乃「ごめんなさい、待たせてしまったかしら。すこし準備に手間取ってしまって総武線を予定より一本遅いものにせざるを得なかったの」
八幡「いや、俺も今来たところだしそもそもまだ待ち合わせ時間になってないから気にすんなよ。総武線は今から乗る武蔵野線と違って本数多いから一本くらいじゃ大した遅刻にはならん」
雪乃「そう、ありがとう比企谷くん。そういってもらえると嬉しいわ」ニコ
雪乃「それで、どうかしら?」ソワソワ
八幡「どうって?だから別に時間なら平気」
雪乃「いえ、そうではなくて、今日の私の私服について尋ねたつもりだったのだけれど。変じゃないかしら。私、デートって初めてだからどんな服で行けばいいのか分からなくて」
八幡「いや、別に変じゃないぞ。て言うか普通に似合ってる」
雪乃「本当?」
八幡「知ってるだろ。俺はお世辞なんて言えねーよ」
雪乃「ふふ、そうだったわね。そういってもらえると、遅れてまで選んだ甲斐があったというものだわ」
- 88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 20:39:00.53 ID:s8YgM8MA0
JR舞浜駅
雪乃「着いたわね」
八幡「ああ。でも意外だな。お前がこんな人の多い場所に行きたがるなんて」
雪乃「あら、そうかしら」
八幡「そうだろ。お前のことだから図書館とかそういう場所に行きたがるものだとばかり思ってた。総武線沿いなら市川市の図書館とかデカイし」
雪乃「確かに図書館は好きだけど、ここは、その、……パンさんがいるもの」テレ///
八幡「ああ、そういえばお前パンさん好きだったな」
雪乃「ええ。だから、貴方にもパンさんを好きになってほしくて……、初めてのデートはここにしようと思ったの」
八幡「へぇ……」
雪乃「モノレールでランド前まで行けるけれど、折角だから歩いて行きましょう?」ギュ
八幡「あぁ、そうだな」
- 98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 20:45:19.58 ID:s8YgM8MA0
千葉デスティニーランド
八幡「入口で結構待たされたな。どいつもこいつもゴキブリみたいに集まってきやがって。死ねばいいのに。特にカップル」
雪乃「比企谷くん、そんなことを言ってはダメよ。今は私たちもそのカップルなのだから」
八幡「へいへい。それにしても混んでやがるなあ。雪ノ下お前まずどこ行きたい?」
雪乃「そうね、当然パンさんと言いたいところだけれど、あれは結構奥まったところにあるから、貴方の行きたい場所でかまわないわ」
- 105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/02(火) 20:50:36.93 ID:s8YgM8MA0
八幡「そうだな、俺は別にどこでもいいけど……効率を考えるならまずはカリブ海の海賊王かジャングルクルーザーなんてどうだ」
雪ノ下「……詳しいのね。ちょっと意外だわ」
八幡「あ?ああ、小町の奴がデスティニー好きでな、昔はよく家族で来てたんだよ」
コメント一覧
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- 2013年12月02日 05:14
- きもい
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- 2013年12月02日 05:32
- くぅ疲wは何時迄ネタにされるのか…ww
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- 2013年12月02日 06:03
- もうヤンデレはいいよ…
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- 2013年12月02日 06:18
- ちょっと前のそれも微妙なの二連続でまとめたな(・д・)y-~
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- 2013年12月02日 06:22
- ε=(・д・`*)ハァ…
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- 2013年12月02日 06:35
- なんか既視感があると思ったら7月のじゃねーか
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- 2013年12月02日 06:47
- やっぱ劣化版ガハラこと雪ノ下はクズだな!!
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- 2013年12月02日 07:24
- グバアで草不可避
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- 2013年12月02日 07:59
- ホント、従順ってなんなんだよw
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- 2013年12月02日 08:29
- 管理人、本格的に俺ガイルはまったのか
ところで原作の新巻が出たんだよな
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- 2013年12月02日 09:02
- 「何故、在特会支持層に高学歴が多いのか?」で検索
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- 2013年12月02日 10:48
- 鬱ガイル特集なのかな?
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- 2013年12月02日 12:16
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こうなってくれ!!!
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- 2013年12月02日 12:31
- ゆきのんはやっぱりクソdグバア!!
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- 2013年12月02日 13:17
- 今日俺ネタを使ってくるとは、なかなか味があるな
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- 2013年12月02日 15:02
- 「グバア!!!」
腹パンをくらってもこれはないw
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- 2013年12月02日 16:37
- やっぱり手の肉を削いで手錠はずす展開は『今日から俺は』おもいだすよなぁ…
まぁ20回くらい読んでるからかもしれんがw
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- 2013年12月02日 19:15
- ちなみに市川の図書館はそこまで大きくない
総武線の下総中山か本八幡で降りて中央図書館に行こう
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- 2013年12月02日 20:39
- なんか読んだことあると思ったら読んでた
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- 2013年12月02日 20:50
- めいめい?
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- 2013年12月02日 20:51
- 銘銘か 解決した
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- 2013年12月02日 23:57
- クズ幡に病みのんにビチヶ浜・・・これもうわかんねえな・・・