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http://japanese.engadget.com/2013/12/03/e-ink-fina-13-3-cad/


E Ink が薄型軽量の電子ペーパー Fina 発表、13.3型のCAD図面リーダーに採用 - Engadget Japanese


Kindle など電子書籍リーダーのディスプレイを製造する E Ink が、新しい電子ペーパーディスプレイパネル Fina を発表しました。またFina を初めて採用する製品として、CAD図面表示に特化した13.3型タブレット PocketBook CAD Reader もあわせて公開されています。




E Ink Fina は薄膜ガラス基板TFT技術を用いた電子ペーパーディスプレイ。書き換え時以外に電力を消費せず表示を保持可能、反射型で屋外でも見やすいといった電子ペーパーの特徴を備えつつ、同等のガラス基板TFTの半分の薄さと重さを実現したとされています。

初のFina 採用製品として発表された PocketBook CAD Reader は、13.3インチという大型のパネルを使ったタブレット。OSにはAndroid 4.0.4を搭載しますが、CAD Reader の名のとおり、建築業務向けに Autodesk AutoCAD のCAD図面表示に特化した製品です。

タブレットとしての仕様は1GHz デュアルコアCPU、2GB RAM、16GBストレージ、8000mAhバッテリー、WiFi / 3G通信機能など。建設現場など業務用の製品で、タッチとワコム製デジタイザペン入力に両対応します。PocketBook CAD Reader に搭載の13.3インチ Fina パネルは重量 60g。


Fina ディスプレイパネルは PocketBook CAD Reader をはじめパートナー企業向けに量産されるものの、現時点で PocketBook 以外の採用製品や企業については発表がありません。

E Ink 採用の人気商品といえばやはり Kindle ですが、片手で持てる標準サイズ6インチの Kindle (Paperwhite) が着々と進歩するのに対して、9.7インチの大型版 Kindle DX は2009年の登場からマイナーチェンジだけで放置中。大判の電子書籍リーダーもそろそろモデルチェンジしてほしいところです。