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北上「最近大井っちが夜這いしてきて困る」 : ホライゾーン - SSまとめサイト

北上「最近大井っちが夜這いしてきて困る」

≫ EDIT

2013-12-05 (木) 21:01  その他二次創作SS 艦隊これくしょん   コメント:1   このエントリーをはてなブックマークに追加
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:02:49.64 ID:XS4s1g9C0

コンッコンッ


「北上さん北上さん♪」


北上「んー、なにい、大井っち」


「一緒に寝ませんかっ♪」


北上「……大井っち、変な所触ってくるからやだ」


「もう!前に触ってたのは寝ぼけただけですよ!」


北上「んー、ほんとかなあ……」


「ほんとです!いれて?ね?」


北上「身の危険感じるからやめとく~」


eval.gif1/700 艦隊これくしょんプラモデルNo.03 艦娘 駆逐艦 雪風





3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:06:11.36 ID:ChSlSBMw0

コンッコンッ


「北上さん、寝てますか?」


北上「また今晩も来たの?大井っち」


「あの……実は怖い小説を呼んで1人で寝るのが怖くなっちゃったんです」


北上「ほうほう」


「だから北上さんが裸で抱きしめてくれたらぐっすり寝れるかなって……」


北上「……」


「あ、いや、これだと寧ろ眠れなくなっちゃうかも……どうしましょう北上さん」


北上「普通に部屋に帰って寝ようよ、大井っち」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:12:10.57 ID:ChSlSBMw0

コンッコンッ


「北上さ~ん」


北上「今日はどったの、大井っち」


「実はちょっと雨に振られちゃって今びしょ濡れなんです」


北上「おー、そりゃ大変だ」


「北上さんのお部屋でシャワー借りれたらなって……」


北上「大井っちの部屋って私の部屋の隣じゃなかったっけ?」


「はい」


北上「……部屋に戻ろうよ、大井っち」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:15:55.38 ID:ChSlSBMw0

~提督のお部屋~


北上「……と言う事が毎日あってさ、流石にちょっと困ってるんだよ」

提督「そっか」

北上「けど、大井っちにホントの事を説明するのって、怖いんだよねえ」

提督「んー……そうだろうなあ」

北上「……だからさ、ちょっと提督、今日泊りに来てよ」

提督「いいの?」

北上「うん、提督いれば大井っちも判ってくれそう」

提督「……判った、じゃ、今晩は北上さんの部屋にお邪魔するね」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:16:40.78 ID:czseig7e0

スーパー北上ちゃんだよー



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:20:35.23 ID:ChSlSBMw0

~北上さんのお部屋~


提督「お邪魔しまー……って、うわ」

北上「ま、遠慮せずに入ってよ提督~」

提督「……もう、北上さんもう少し掃除はしようよ、魚雷とか山積みじゃない」

北上「あはは、ごめん、最近忙しくてちょっと整理怠けてた」

提督「んー、それじゃ、まずちょっと掃除しよっか?ここだと2人分の布団敷くの辛いでしょ?」

北上「……ま、まあ、別に布団1つでもいいんじゃない?女の子二人なんだし……」

提督「だーめ」

北上「うう……」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:23:02.48 ID:ChSlSBMw0

~3時間後~


提督「ふー、何とか終わったかな?」

北上「ううー、疲れた、疲れたよぉ……」グッタリ

提督「まあまあ、こうして綺麗にしておいた方が気分も休まるでしょ?」

北上「……まあ、そりゃそうだけどねえ」

提督「けど、随分ガタゴトやっちゃったから、周りの部屋から苦情とか来るかも」

北上「あー、それは私が何とかうまく言っとくよ~」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:26:34.19 ID:ChSlSBMw0

提督「それで、大井さんっていつも何時くらいに来るの?」

北上「あー、日によって違うけど……基本は1時くらいかなあ?」

提督「ほうほう」

北上「ちょうどね、私が寝て1時間くらいしたらノックしてくるの」

北上「まあ、無視して寝ててもいいんだけど……何かそうすると勝手に入って来そうで怖いんだよねえ」

提督「んー、じゃあ、今が0時だし、もう電気消しちゃおっか、それで1時間くらい待ってみよ?」

北上「はーい」



カチッ



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:28:21.04 ID:ChSlSBMw0

提督「……」

北上「……」

提督「……」

北上「……」

提督「……うう、やばい、寝そう」

北上「はやっ」

提督「わたし、何か話してないと寝ちゃうタイプなのよね……」

北上「じゃ、何かお話でもしますか」

提督「んー、じゃあ、北上さんが大井さんに対してどんな感情を抱いてるか……とかお話しする?」

北上「……!」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:35:07.10 ID:ChSlSBMw0

北上「……うう、微妙に聞きにくい事をすぱりと聞くね、提督は」

提督「今がチャンスかなーと思って♪」

北上「まあ、そういう提督も、嫌いじゃないよ~」

提督「も、もう北上さんからかわないでよ///」

北上「……けど難しい所なんだよねえ」

北上「大井っちが私の事を好きなのか、判るんだ」

北上「けど、私か大井っちをどう思ってるんだろ」

北上「それはね……多分、多分ね、大井っちが私に抱いてるような感情ではなかったと思う」

提督「……そう」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:37:20.11 ID:ChSlSBMw0

北上「私にとって大井っちは手のかかる妹で」

北上「頼りになる姉で」

北上「心の許せる親友で」

北上「一緒に進む仲間で……」

北上「……」

北上「……それだけ」

提督「……」

北上「……それだけ、だったんだ」

提督「ん、判ったよ、北上さん」

北上「……うん」



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:39:21.87 ID:ChSlSBMw0

北上「……ねえ、提督?」

提督「んー?」

北上「……そっちの布団に入ってもいい?」

提督「……いいよ」

北上「ん、あんがとね……」モゾモゾ

提督「ちょ、ちゃんと普通に入ってって、どうして足元から入るのっ」

北上「おー、提督の身体ぬっくいねえ……」サワッ

提督「ひゃわ!?」

北上「ふひひひ、なーに変な声出してんの?」

提督「……やっぱり隣の布団に戻る?北上さん」

北上「ご、ごめんなさい……」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:40:17.05 ID:ChSlSBMw0

その日、1時になっても2時になっても大井っちが夜這いに来ることはなかった

そのうち、眠くなって私は提督の腕の中で寝た



久しぶりにぐっすり眠れたと思う



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:51:57.68 ID:ChSlSBMw0

北上「んー、さぁーって、何か体調もいいし今日も演習がんばろっかな~」

電「あ、き、北上さん、お、おはようなのですっ///」

北上「はいはい、おはよ~」

電「///」プイ

北上「ん?どっかした?」

電「な、なんでもないのです///」

北上「あー、こりゃ何か隠してますね、隠してますね?」サワッ

電「ひゃ!?」

北上「なーんか、気になるなあ」コチョコチョ

電「い、いいますっ!いいますからっ///」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:55:16.73 ID:ChSlSBMw0

北上「え、私と提督がえっちな夜戦してるって噂が流れてる?」

電「は、はいなのです///」

北上「ど、どうしてそんな噂が……」

電「昨日、何か北上さんの部屋に入っていく提督を見た人が居るらしいのです」

電「そ、それでしばらく様子を見てたら中から、何か凄いドスンドスンという音がしたと……」

電「だ、だからきっと何か凄い夜戦演習をしてたんじゃないかって、あのっ、みんながっ///」

北上(うーん、予想してた以上に噂が流れちゃってるみたい)

北上(ごめんよ、提督、こりゃ私ではフォロー無理だわ)



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 00:58:48.47 ID:9H5lRjrn0

えっちな夜戦wwwww
クソワロタwwwww
http://www.amazon.co.jp/dp/4887745028/




29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:00:33.35 ID:ChSlSBMw0

ジーーーー



北上「ん?」



タッタッタッ



北上(あれ、今あそこの角から覗いてたのって……)

北上「……ま、いっか」

北上「……けど、こんなに騒ぎになっちゃったんなら、これ以上提督にお願いするのは無理かな」

北上「仕方ない、自分で何とかしよ……自信ないけど」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:02:05.27 ID:ChSlSBMw0

コンッコンッ


北上「はーい」


「……」


北上「だれ~?」


「……大井です」


北上「どったの、大井っち」


「……」


北上「用事が無いなら、もう寝ちゃうね?」


「あ、ま、まってください……」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:03:40.57 ID:ChSlSBMw0

「……あの、昨日のことですけど」


北上「昨日どうかしたの?」


「……北上さんの部屋に、提督が入って行くのを見ました」


北上「うん」


「……そ、それで、あの、そのあと、物音がしてたんですけど……あれは、なにしてたんですか?」


北上「……大井っちに関係あるの?」


「……!」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:06:16.36 ID:ChSlSBMw0

「か、関係はありますっ!だって、その、私と北上さんは姉妹艦ですし、その、無関係じゃないと思いますし……」


北上「姉妹艦でも全てを知らせる必要とか無いんじゃないかなあ……」


「……」


北上「大井っち?」


「……一緒に、寝たんですか?」


北上「うん、寝たよ」


「……」


北上「提督、暖かかったわ」


「……」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:11:18.87 ID:ChSlSBMw0

「北上さん、騙されてるんですよ」


北上「え?」


「騙されてるんです、あの女に」


北上「よく知りもしないで相手を悪く言うのは大井っちの悪い癖だよ」


「だ、だって、そんなのおかしいですよ、絶対おかしい」


北上「……やめてってば」


「北上さんが騙されてる以外の結論はどう考えても出ません、お願いします、私の話を聞いて?」


北上「やめて」


「そうだ、きっと無理矢理されたんですよね?それで脅迫されたとか……北上さん可哀そう、可哀そう!」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:16:03.28 ID:ChSlSBMw0

「私だけは北上さんを理解してますから、ね?安心してください私はずっと北上さんの味方ですから」


北上「大井っちはそんな事言わない」


「まずは提督を捕まえて来ましょう、ここに連れてきて洗いざらいの罪を自白させましょう」


北上「やめて」


「大丈夫、私がつつけばすぐですよ、だって提督、私の事ちょっと苦手みたいですし」


北上「……」


「北上さん?」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:17:47.16 ID:ChSlSBMw0

北上「……もう、もう止めてよ」


「……泣いてるんですか?」


北上「……大井っちは、そんな事言わないよ、そんな酷いこと言わない、もっと、もっと優しい子だったじゃん、なんで……」


「きたかみさん……」


北上「なんで、なんでそんなになっちゃったの?私は、私は前の大井っちのままでよかったのに、よかったのに……」


「……」


北上「……」グスッ


「……すみません」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:19:49.50 ID:ChSlSBMw0

「確かに、ちょっと冷静さを欠いてました……ごめんなさい……」


北上「……」


「……今はもう、冷静になりましたから、ね?普段の私の口調でしょ?」


北上「……うん」


「怖くないですよね?」


北上「……怖くない、前の大井っちだ」


「じゃあ、扉を開けて?」


北上「やだ」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:21:41.70 ID:ChSlSBMw0

「どうしてです?元々私がちょっと冷静さを欠いちゃった理由は、北上さんが会ってくれないからなんですよ?」


北上「……」


「ちゃんと会って、色々お話して、それで前みたいに一緒に寝ましょうよ」


北上「……」


「だ、大丈夫です、今度は変な所を触ったりしません、北上さんがいやがるような事はしませんから」


北上「……だめ」


「ど、どうしてですか!いじわるしないでください!」


北上「……だって、大井っち、もう死んでるから」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:23:27.49 ID:ChSlSBMw0

「……え?」


北上「……大井っちはね、先週の出撃で轟沈しちゃったんだ」

北上「だからね、会うのは無理」


「……き、北上さん、何言ってるんですか、じゃあこの扉の前にいる私は誰なんですか」

「まさか幽霊だとでも?」


北上「……幽霊じゃないよ」


「で、ですよね?」


北上「……だって、これ、両方私が喋ってるんだもん」



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:25:53.62 ID:ChSlSBMw0

北上「両方って……そんなのおかしいですよ、北上さん、理屈に合わない」

北上「元々ね、大井っちがいない寂しさを紛らわせる為の、口遊びだったんだ」

北上「大井っち」

北上「はーい」

北上「返事があった、嬉しい……それだけの」

北上「けど、けどね、私、その演技に熱が入って……」

北上「自分でも気付かない間に、大井っちの台詞を喋っちゃうようになったの」

北上「勿論、喋る内容は、私が覚えてる大井っちの人間像を参考にしてるんだけど」

北上「北上さん……」



54: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】(1+0:15) :2013/12/02(月) 01:28:12.39 ID:99okoWfn0

北上がヤンデレだったのかよ…



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:28:57.34 ID:ChSlSBMw0

北上「最初はね、凄く嬉しかった」

北上「扉の向こうから、大井っちが話しかけてきてくれてる感じがして、寂しさが薄まった」

北上「けどね、徐々に大井っちは崩れてきた」

北上「大井っちというキャラを維持する為に、個性を尖らせるようになってきたの」

北上「凄くえっちで、嫉妬深くて、ちょっと怖い大井っちに」

北上「私に会いたくてたまらない大井っちに」

北上「おかしいよね、会えば幻想だって判っちゃうはずなのに」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:33:26.89 ID:ChSlSBMw0

北上「私は、いつかきっと大井っちと会おうとしちゃうと思う」

北上「もしかしたら、扉の向こうには本物の大井っちがいるんじゃないかって、妄想して……」

北上「扉を開けちゃうと思う」

北上「けど」

北上「けどね、私は知ってるの」

北上「扉の向こうには誰も居ないって」

北上「ネタのバレた手品と同じで、誰も居ないと判ってしまえば、妄想に価値はなくなっちゃうって」

北上「だから……提督に一緒に寝て貰って、大井っちからの誘惑に備えたんだけど……」

北上「ははは、無駄だったみたい……」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:39:11.54 ID:ChSlSBMw0

北上「……ねえ、大井っち」

「……はい」

北上「……大井っちは、そこには居ないよね」

「いいえ、いますよ、北上さん」

北上「……本当に?」

「はい、扉の前にいます……けど、北上さんが会いたくないって言うなら、もう会おうとは言いません」

北上「大井っち……」

「……けどね、これだけは知っておいてもらいたいの」

北上「?」



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:39:46.25 ID:ChSlSBMw0

「……私が、本物でも、幽霊でも、北上さんの妄想でも……」

「どんな私であったとしても、そんなのは関係ないんです」

「私が北上さんを愛してるのには、変わり無いんですから……」



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:46:25.44 ID:ChSlSBMw0

北上「……大井っち……私も、大井っちの事」グスッ

北上「大井っちの事好きだよ、会いたい、また会いたいよ!前みたいに抱っこして貰いたいっ」

北上「また一緒に寝てほしい、ねえ、大井っち、本当は全部全部嘘なんだよね?」

北上「大井っちが轟沈したのも、こうやって私の妄想のフリしてるのも、全部嘘なんだよね?」

北上「ねえ、そうだよね?大井っち!そうだと言ってよ!」


「北上さん……」


北上「そ、そうだよ、きっと嘘だ、全部、全部……この扉さえ開ければ、大井っちが……」

北上「だって、大井っちの声がするもん、絶対にいるよ、扉の向こうに、だから、だからっ!」


「……!」


北上「こ、こんな扉なんて……!」カチッ


バンッ



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:47:12.82 ID:ChSlSBMw0

 





北上「大井っち!」









70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:47:56.65 ID:ChSlSBMw0

 




「なんですか、北上さん」








71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:48:32.71 ID:ChSlSBMw0

 



私1人が立ちつくす廊下で


そんな声が聞こえた


気がした








73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:49:50.68 ID:ChSlSBMw0

北上「……大井っち」



北上「大井っち?」



北上「へ、返事してよ、大井っち」



北上「お、大井っち……、やだ、いかないで、私を置いて行かないで!」

北上「どっか、どっかいっちゃわないで、私の傍にいてよ!」

北上「どんな形でもいいから、お願い、大井っち!」

北上「大井っち……」

北上「……大井っちぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 01:53:38.97 ID:l2FzS9SJ0

おうやめろ…イベントで大井沈めた俺にはタイムリーすぎる



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:02:52.46 ID:ChSlSBMw0

北上「……大井っち」

北上「はい、なんですか、北上さん」

北上「……大井っち」

北上「はい、なんですか、北上さん」

北上「……大井っち」

北上「はい、なんですか、北上さん」

北上「……大井っち」

北上「はい、なんですか、北上さん」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:10:03.79 ID:ChSlSBMw0

北上「ねえ、大井っち、どうしてお喋りしてくれないの」

北上「なんですか、北上さん」

北上「前みたいに、またお喋りしてよ」

北上「なんですか、北上さん」

北上「じゃあ、私が大井っちのよろこぶような事を言ってあげるからさ」

北上「なんですか、北上さん」

北上「嬉しかったら、返事してね」

北上「なんですか、北上さん」



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:12:20.06 ID:ChSlSBMw0

北上「今日、私の布団で寝ていいよ」

北上「何ですか、北上さん」

北上「身体ちょっとなら、触っていいよ」

北上「何ですか、北上さん」

北上「キスくらいなら、許しちゃうよ」

北上「何ですか、北上さん」

北上「……ほんとにもう居ないんだ、大井っち」

北上「何ですか、北上さん」

北上「大井っち」

北上「何ですか、北上さん」

北上「大好き」

北上「私もですよ、北上さん」

北上「え?」



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:20:19.69 ID:ChSlSBMw0

 




そう言って、彼女に抱きしめられる夢を見た








90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:21:16.08 ID:ChSlSBMw0

北上「……もう朝か」


コッコッ



北上「……はーい、いま開けるよ~」


コッコッ


北上「ちょっと待ってってば……」



キィィィ



93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:23:09.57 ID:ChSlSBMw0

電「あ、北上さん、おはようございますっ!」

北上「んー、なにい?」

電「あの、あのっ」

北上「なにさ?」

電「今日は会議がある日で、もう始まってる時間で、そのっ」

北上「……あー、提督に言われて呼びに来たの?判った、今行くって言っといて」

電「は、はいなのです!」

北上「……」

電「……あの、北上さん」

北上「なに?」

電「……大丈夫ですか?」

北上「……」



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:24:54.47 ID:ChSlSBMw0

北上「……だーいじょうぶ、私は平気だから、電は早く提督のとこもどったげて?」

電「は、はい!」トテトテ



北上「……」

北上「……色んな子に、心配掛けてるなあ、わたし」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:28:38.72 ID:ChSlSBMw0

きっと、彼女はもう喋りかけても答えてくれない


夜ノックをしてくることも無いだろう


だって、あれは私の妄想だったのだから


けど


けどね


確実に彼女と会う方法があるのを、私は知っている


本物の彼女と会う方法があるのを知っている



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:30:00.92 ID:ChSlSBMw0

北上「さー!スーパー北上様のお出ましだよ~!」

提督「遅刻してきておいて、随分と元気ね」

北上「ごめんごめん、今度何かおごるからさ?」

提督「……まあいいわ、では作戦会議を始めます」

北上「はーい」



100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:38:27.52 ID:ChSlSBMw0

北上「ていとくー、こないだはありがとね」

提督「あー、あの噂消すのに随分苦労したよ?貸し1ね?」

北上「はいはい、生きて帰ったら幾らでも返して上げますって」

提督「……不吉な事あんまり言わないで欲しいなあ」

北上「……ごめん」

提督「……北上さんは、もう平気なの?」

北上「うん、何時までも塞ぎこんでたら、大井っちに笑われちゃうしね」

提督「そっか……そっかそっか」

北上「提督にも、気を使わせちゃってごめんね、私の事、こっそり見に来てくれてたでしょ?」

提督「正直、かなり心配はしてたよ、あのまま潰れちゃうんじゃないかって」

北上「えへへへ」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:42:03.02 ID:ChSlSBMw0

北上(きっとね、きっと自分の部屋で悩んで潰れちゃっても、大井っちには会えないと思う)

北上(だって、大井っちは部屋には居ないんだもん)

北上(大井っちがいる場所は……)

北上(いる場所は……)


提督「北上さん?」

北上「ん?どったの提督」

提督「今回の出撃、頑張ってね?無理せず、危ないと思ったら撤退すること」

北上「……」



北上(大井っちが居る場所は、冷たい海の底なんだもん)



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:44:36.74 ID:ChSlSBMw0

北上(まっててね、大井っち)

北上(私も必ず行くから)

北上(そこに行くから)

北上(流石に、みんなを道連れにするつもりはないから時間はかかるかもしんないけど……)

北上(けど、必ず……)

北上(必ず……)



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:45:26.02 ID:ChSlSBMw0

 


北上「出撃します。大井っち、いっくよー」








おわり



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:47:01.06 ID:a5j2KGC70

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい沈めでごめんなさい



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/02(月) 02:52:28.87 ID:RUITEl+S0

大井北上阿武隈の三角関係が大好きだ
艦これss増えてほしいな



108: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2013/12/02(月) 02:50:03.89 ID:7GfCeZUm0

乙デース!
いいものみれたデース!



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その他二次創作SS 艦隊これくしょん   コメント:1   このエントリーをはてなブックマークに追加
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40058. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/12/05(木) 23:52 ▼このコメントに返信する
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清麿「強くてニューゲームか…」 ヌァァァァァァ!!

一夏「ドゥフッw拙者織斑一夏でござるwwww」 ギャプッwwwコポォwwww

佐天「またレイプされた…」初春「佐天さんも大変ですね」 黒髪美少女のレベル0が性的過ぎてヤバイ

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【※ネタバレ注意】エレン「同期にホモとレズしか居ない……」 確かに

ボーボボ「黒の騎士団入団希望のボーボボでぇす!!」ゼロ「ほう?」 死ねやぁ!!!!!

桐乃「そうです!私はブラコンの変態ヤローです!」 きゃわわ!!!!!!!

岡部「紅莉栖をひたすら愛で続けたらどうなるか」 うわぁぁああぁ!!(AA略

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ゆうしゃ「くらえー!まおー!!」魔王「くはははは!!」 ゆうしゃちゃん!!!!

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鍛冶師「今日中に仕上げるぞ」弟子「はい」 雰囲気が良いSS

< `∀´> 「ついに地球はウリ達の物ニダー」 ニダニダ
みんなのいちおし!SS
よく耳にするとか、印象的なSS集ダンテ「学園都市か」 "楽しすぎて狂っちまいそうだ!"

一方通行「なンでも屋さンでェす」 可愛い一方通行をたくさん見よう

インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ?」 "一方禁書"凄まじいクオリティ

フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」 通称"麦恋"、有名なSS

キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 珍しい魔術側メイン、見るといーの!

垣根「初春飾利…かぁ…」 新ジャンル定温物質ウヒョオオ!!

美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯

上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」 ストレートに上食。読めて良かった

一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た

美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう

ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い

番外個体「     」 番外通行SSの原点かな?

佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった!

麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく

ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの?」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ

一方通行「あァ!? 意味分からねェことほざいてンじゃねェ!!」 黄泉川ァアアアアアアアアアア!!

さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作

まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した!

澪「徘徊後ティータイム」 静かな夜の雰囲気が癖になるよね

とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)【禁書×けいおん!】 舞台は禁書、主役は放課後ティータイム

ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)

岡部「フゥーハッハッハッハ!」 しんのすけ「わっはっはっはっは!」 ゲェーッハッハッハッハ!

紅莉栖「とある助手の1日ヽ(*゚д゚)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……

岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!

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アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」 小僧・・・!

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