中国で若者などの自殺者が増えていると報告されています。
画像:【中国の大学生向け就職説明会】
http://www.epochtimes.com/b5/9/10/27/n2702866.htm
中国では最近、若者の自殺が多発しており、中国の疾病管理予防センターの分析によると、その背景には
主に大学入試の激化と不景気などの要因による厳しい就職難があるとのこと。
「一人っ子政策」を取っている中国では、親から子への期待も大きく、そのプレッシャーやストレスに弱い子
供も多く、未来や貧富の差の大きい社会に絶望して、死を選んでしまう現状があるのだそう。
就職事情でも2013年度の大学卒業生約700万人のうち、就職先をみつけられたのはわずか35%で、
前年度より12%も低下。
中国の大学では新入生に自殺や自傷行為の責任について、大学側は一切責任を取らず、 関知しないと
の誓約書を書かせる学校も少なくないそう。
さらに農村では女性の自殺が多く、都市部との貧富の差による生活苦や家庭内暴力などが主な原因との
こと。
中国全体では毎年200万人が自殺未遂をし、約28万7千人が自殺していると報告されています。
なお、日本でも中国ほどではありませんが、雇用情勢の悪化と自殺の密接な関連が指摘されています。
中国で大学まで行かせてもらえるのは中流家庭以上ですが、それでも35%しか就職先がないという報告
には驚きです。
最近では日本と「防空識別圏」をめぐってもめていますが、内情は相当苦しい状況にあるようです。