遺伝子が覚醒した大男に隠された真実とは・・・ホラー・サスペンス映画「ウェア -破滅-」が12月6日(金)まで!!【監督インタビュー付】

遺伝子が覚醒した大男に隠された真実とは・・・ホラー・サスペンス映画「ウェア -破滅-」が12月6日(金)まで!!【監督インタビュー付】


12月6日(金)まで公開されている「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの製作陣が新たに贈る、最新作の映画「ウェア -破滅-」のご紹介。この映画、 ホラー、パニック、スリラーの分野で過去にも次々と世界中を恐怖に巻き込み、異彩を放つ鬼才たちによる新作だけを集めた「遺伝子震撼!!映画まつり」で上映される3作目の最後の映画となっています。「THE 4TH KIND フォース・カインド」で話題になったオラトゥンデ・オスンサンミ監督の「エビデンス -全滅-」、アンドリュー・トラウキ監督の「ジャングル -不滅-」、そして最後の「ウェア -破滅-」です。「全滅」、「不滅」と続くサブタイの最後の「破滅」は一体どんな内容になっているのでしょうか。

休暇中の一家が惨殺された殺人事件の容疑者として拘束された大男。男の身体にある遺伝子的な欠陥を調べていくうちに、事件はある伝説へと結びつき、恐ろしく悲しい結末へと展開していきます。遺伝子が覚醒した時の大男はもはや人間の姿を超越していて・・・背中が・・・なんか気持ち悪いです。怖っ。

こちらが予告編です。

「ウェア -破滅-」についてウィリアム・ブレント・ベル監督のインタビューQ&Aを東京テアトル/プレシディオからご提供していただきましたので合わせてどうぞ!
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©2013 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
―この映画は誰もが知っている伝説の物語がベースになっており、そこが脚本の難しいところでもあったかと思います。どのようなことを思いながら作品制作に取り組まれましたか。
監督:WERというタイトルを付けた理由は、古いドイツ語で「人間」という意味があるからだ。「狼男」のように、タイトルにもっと意味を持たせようとしたが、この神話は人間サイドからみたものにしたかった。
脚本を書く事はとても楽しかった、なぜならこの作品の製作にゴーサインが出たのは脚本がベースではなく、アイディアが評価されたからだ。でも自分とMatt Peterman(脚本の共作者)の二人で脚本は全て書いたよ。他の方向性は思い付かないね。

―元々、伝説や神話には興味があったのですか?
監督:映画を作る者として、良く知られている神話を取り上げて、現実的なストーリーに作り替えるという事に非常に興味を覚えるようになったんだ。この難しい題材を、観客に「もしかしたら現実に起こりうるかもしれない」と思わせるように持っていくのは非常に面白い。一番興味深いコンセプトだよ。

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―また、この映画のストーリーはいつ頃から考え始めていたのでしょうか。
監督:2010年初めごろ、Mattと自分は「デビル・インサイド」を撮り終えたばかりだった。その時は、悪魔祓いを題材にしたドキュメンタリー風のホラー映画を作ろうとしていたんだ。
でも別の神話を題材として似たようなアプローチが出来たことは良かったよ。
狼男の伝説は取り上げる題材としてパーフェクトだった。

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―とても多くのカメラ視点により、臨場感があり、より恐怖を感じました。ファウンド・フッテージなどカメラワークには監督ならではのこだわりがあるのでしょうか。
監督:自分はリアルで直感的な世界観を作るのが好きなんだ。生の感覚に近いカメラワークとサウンドデザインは、観客に映画を観ている感覚よりも、自分が壁にとまっているハエになって現場を見ているような感覚を与える事が出来る。
だからこそ最初にフォーカスする点は信憑性なんだ。もしストーリーが空想的すぎると、リアルで恐ろしいものに仕上げる事は難しいし、劇場を出た後は、観客はもう恐怖を忘れてしまう。だからファンタジーの世界は関連付ける事が難しい。
自分が思うに、作品が現実世界に結びついていればいるほど、観客の印象に長く残る。リアリズムは観客が家に帰るまで付いてまわる。恐怖感もまたしかりだ。

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―映画の中で監督自身が好きなシーン、また思い入れがあるシーンがあれば教えてください。
監督:自分はこの作品の様々なシーンに誇りをもっているから、選ぶのは難しいよ。
最後の水辺でのシーンは、二人の俳優が命を張って、本質的かつ動物的な戦いになるように頑張った。

―監督は怖がりですか?普段から怖い映画をご覧になりますか?
監督:独りだったらものすごく怖がりだ、特に独りで夜ベッドの中にいる時はね。恐怖で夜起きてしまう事もしばしばあるよ。通常恐ろしい夢を見て起きてしまう。
ホラー映画は良く観るよ、でも劇場では家で観る時より怖がったりしないね。でも例外もあるよ、「死霊館」は本当に怖かった。

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―監督が好きな映画、また過去に影響をうけた映画があれば教えてください。(ホラーに限らず)
監督:一番好きな映画を選ぶのはとても難しいよ、そう思わないかい? 僕の一番好きなのは、オリジナル版の「ハロウィーン」だ。ホラー以外だったら、「レオン」かな。子供のころは「スター・ウォーズ」が大好きだったよ。

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―日本の映画ファンに1番楽しんでもらいたいこの映画のポイントは何ですか。
監督:「ウェア –破滅-」は良くあるハリウッドの典型的なモンスター映画とは違う。だから観客が、狼男伝説のユニークな取り扱い方と僕たちが考えたストーリーを楽しんでくれるとうれしい。

ウィリアム・ブレント・ベル 脚本/監督について
ウィリアム・ブレント・ベルは監督、プロデューサー、脚本家。
『デビル・インサイド』で記録的な商業的成功を収めたベルは、超低予算ホラーブームの仕掛け人であり、現在最も注目されているダーク系映画の 監督の1人。
長年の共同制作者であるマシュー・ピーターマンと共同脚本を手がけた『DEATH GAME デスゲーム』で も監督を務めている。
ベルは映画、テレビ、テレビゲームで幅広く活動しており、ユニバーサル、ワーナ ー・ブラザース、ディズニー、パラマウント、フィルム・ディストリクト、WBTV、ABC、FOX、ソニーなどのプロジェクトに従事している。

映画「ウェア -破滅-」は12月6日(金)まで!!
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「ウェア -破滅-」
出演:AJ・クック (『デッドコースター/ファイナル・デスティネーション 2』/「トゥルー・コーリング」/「クリミナルマインド FBI 行動分析課」) /サイモン・クォーターマン (『デビル・インサイド』)ほか
監督:ウィリアム・ブレント・ベル(『デビル・インサイド』)
協力:アース・スターエンターテイメント
提供:プレシディオ
配給:東京テアトル/プレシディオ
上映時間:92 分