小鞠「百合同人誌?」兄「!?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:03:39.94 ID:g1fo0M+e0
コンコン
小鞠「お兄ちゃーん。ドラゴンボールの続き貸してー」
コンコン
小鞠「悟飯vsセルの続きが気になるのー」
コンコン
小鞠「あれ?留守なのかな?入るねー」
ガラッ
小鞠「…いない。まぁいっか。借りるだけだし」
小鞠「そういえば、お兄ちゃんの部屋、久々だな…」
小鞠「お兄ちゃんの部屋に入ろうとしても入れてくれないし」
小鞠「…」
小鞠「何か猫ミミ関連のポスターとお人形が増えてる……男子ってキモイ」
小鞠「まぁ、それより漫画っと」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:07:03.13 ID:g1fo0M+e0
小鞠「ここかな…違う。ここは?…子猫の写真集!?」
小鞠「わぁーーー♪………はぁ…」
小鞠「…表紙のカバーが子猫なだけで、中身は水着写真集…」
小鞠「水着の何がいいんだろう…」
小鞠「こっちかな?…あずまんが大王…トリコロ…けいおん…ゆるゆり…ひだまり…きんモザ…ゆゆ式…キルミー…妹は思春期…ラブやん…百合姫…のんのんびより…」
小鞠「お兄ちゃんの部屋ってこんなに漫画あったんだ。今度貸してもら…あ、あった!」
小鞠「机の上に置いてあった。お兄ちゃんの事だから、すぐに渡せるように置いててくれたんだ」
小鞠「よかった♪」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:12:03.62 ID:g1fo0M+e0
小鞠「って、あれ?ドラゴンボールの下に大きいけど薄い本が置いてある」
小鞠「あっ、絵が可愛い♪」
小鞠「ちょっと読んでみよう~♪」
☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯「あれ?あずにゃん?どうしたの?顔が真っ赤だよ?」
梓「いえ、その…ちょっと風邪を引いてしまったようで…」
ギュウウウ
梓「きゃぁっ//」
唯「あずにゃんあったかーい」
梓「って、先輩!急に抱きついて、何をするんですか!?」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:16:52.07 ID:g1fo0M+e0
唯「風邪はね。人にうつした方が早く治るんだよ」
梓「でも今度は先輩が風邪をひいちゃうじゃないですか!」
唯「あっそっか~…う~ん。でもあずにゃんが辛そうなのを見ると、私まで辛くなっちゃうし」
梓「薬飲んでますから、すぐに治りますから、早く離れてください」
唯「そうだ!」
梓「また変な事を思いついたんですか?」
唯「風邪って体に抵抗?対抗?だっけ?あれができるらしいよ!」
梓「免疫の事かな…うぅ…頭がクラクラする…」
梓(先輩に抱きしめられているせいで頭が周らない…じゃなくて風邪のせいで!)
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:22:24.87 ID:g1fo0M+e0
唯「だから、私に風邪がうつったら、今度はあずにゃんが同じことをすればいいんだよ!」
梓「へ?」
唯「私が風邪をひいたら『ギュッ』としてよ!そうすればあずにゃんから免疫が貰えて」
梓「風邪が治ると?」
唯「うん。そういうこと~」
梓「………………はぁ…もうそれでいいですから、練習しましょう」
唯「えぇ~?練習したら『ギュッ』ってできないよー」
梓「じゃあ、それでいいですから!早くうつっちゃう事してください!」
唯「えへへ~。あずにゃん柔らかい~」スリスリ
梓(もう先輩が可愛すぎて訳が分からない…風邪のせいで訳が分からない…)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
小鞠「なるほど…風邪の治し方ってこういう方法もあるんだ…」
小鞠「夏海が風邪をひいたら試してみようかな…」
小鞠「あっ、次の本も絵が可愛い♪」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:27:09.58 ID:g1fo0M+e0
☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
綾(公園で陽子と待ち合わせ…)
綾「はぁ…」
綾(クリスマス前だからカップルが多いわね)
綾「…」
綾(あのカップル…手握ってる…いいなぁ~)
綾(私も恋人と手握りたいな…)
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:31:12.89 ID:g1fo0M+e0
綾「…」
綾(でも私の手って、シノと比べたらスベスベでもないし…喜んでくれるのかしら?)ジー
ギュッ
陽子「え?手がどうかしたの?」
綾「きゃーーーーーー」
陽子「手を握ったくらいでそんなに驚くなよ…ちょっとショックだぞ…」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:36:45.97 ID:g1fo0M+e0
綾「ちっ違うのっ。今日はカップルが多いなーって思って」
陽子「ああ、綾はああいうのに憧れてるからなー」
綾「勘違いしないでよねっ!別に手を繋ぎたいわけじゃないんだから!」
陽子「はいはい、綾は素直じゃないなー」
綾「素直じゃないって何よ!」
ギュッ
綾「なっななななななな//」
陽子「じゃあ、今日は未来の予行練習って事で」
綾「しししししっ仕方ないわね。陽子じゃ不服だけど未来の為に練習してあげるわ」
湯子「はいはい。顔は嬉しそうだぞっ」
綾「っ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:41:36.48 ID:g1fo0M+e0
小鞠「クリスマスか~」
小鞠「クリスマスは町が綺麗だから、蛍とこのみちゃんを誘って行ってみようかな?」
小鞠「うんっとオシャレして、蛍を驚かしてあげようかな~♪」
小鞠「あっ、まだ漫画がある」
☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
チュッ
櫻子「やっぱり向日葵の口の中で食べるプリンが最高だねっ♪」
向日葵「もうっ。櫻子ったら//」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
小鞠「ぎにゃぁぁぁぁぁ!?」
小鞠「え?何で女子同士でキス!?」
小鞠「え?え?他のページは…?」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:46:23.76 ID:g1fo0M+e0
☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
結衣「浮気は禁止だぞ?」
京子「結衣こそっ!浮気したら私が浮気してやるんだから!!」
結衣「ふふっ。私は京子の浮気なんて見たくないから。ああ、これは浮気できないね」
京子「でしょ?えへへ~」
結衣「京子…ずっと好きだよ」
京子「私だって!ずっとずっと結衣が好きだよ」
結衣「じゃあ今日から恋人としてよろしくな」
京子「うん♪」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
小鞠「え?女の子同士で…恋人…?」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:49:43.99 ID:g1fo0M+e0
小鞠「もしかして、片方は女装とか?…それはないか…」
小鞠「あれ?でもさっきの漫画もよく考えたら…」
小鞠「…」
小鞠「ま、まさか…女の子同士で恋愛してるの!?」
ガララッ
兄「!」
小鞠「!?」
兄「…」
小鞠「お、お兄ちゃん…」
兄「」
小鞠「…あ、あぅ…そ、その…勝手に入って、ごめんなさーい!!」タタタタタタ
兄「!?」
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:54:50.27 ID:g1fo0M+e0
■夜
小鞠(さっきの本がもっと読みたい…)
夏海「あー、兄ちゃん今から風呂ー?」
兄「」ウン
小鞠(お兄ちゃんがお風呂の間に部屋に入って本を借りよう)
■深夜
夏海「ぐーぐー」Zzzz
小鞠(よし!隣の部屋の夏海は寝た)
小鞠(とりあえず、本をたくさん借りてきた…懐中電灯の準備もよし!)
小鞠(読もう!)
(なっなななななななな!?)
(な、何で女の子同士で脱いで…)
(あぁぁぁっぅあぅぅぅぅ//)
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:59:54.71 ID:g1fo0M+e0
■次の日
このみ「朝ごはんご馳走になりまーすっ」
雪子「このみちゃんには普段お世話になってるからねー」
小鞠(一睡もできなかった……本…同人誌はお兄ちゃんが顔洗っている間にこっそり返せたけど…眠い)
夏海「ああっ!このみちゃんの方がウインナーが一本多い!?」
このみ「あっ、本当だ」
雪子「このみちゃんは高校生だからいいの」
夏海「うー」
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:05:15.12 ID:g1fo0M+e0
このみ「はい、なっちゃん。一つあげるねっ」
夏海「おっおぉ!ありがとう!さすがこのみちゃん!太っ腹!」
このみ「もうっ。乙女に太っ腹とか言わないの」
夏海「あはははは」
小鞠「…」
☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
夏海「だからウチまだそういうのは…恥ずかしくて//」
このみ「えー手を握っただけなのに…なっちゃんてばウブなんだからー」
夏海「その…えーと…」
ペロッ
夏海「きゃんっ//」
このみ「あははは。ごめんね。ほっぺたにご飯粒がついてたよ♪」
夏海「え?え?いや、ウチさっきパンを…」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:05:48.24 ID:nh0bHFg5P
(アカン)
- 43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:10:01.73 ID:g1fo0M+e0
フーッ
夏海「んっ//」
このみ「耳に息をかけただけなのに…かっわいぃー♪」
夏海「だ、抱きしめないで。や、やめてっ」
このみ「だ~めっ」
夏海「ああああぅぅぅぅ//」
このみ「もっとなっちゃんの鳴き声を、聞・き・た・い・な♪」
夏海「い、いやっ」
このみ「えー、だめー?やめるー?」
夏海「………………べ、別にダメじゃ…」
このみ「えへへ。じゃあ頂っきま~す♪」
夏海「あーーーーーーっ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このみ「小鞠ちゃん?小鞠ちゃん?」
小鞠「ハッ!?」
- 47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:14:48.71 ID:g1fo0M+e0
このみ「大丈夫?顔真っ赤だよ?」
夏海「そういえばずっとボーッてしてるけど、風邪?」
小鞠「ち、ちがっ。大丈夫!大丈夫だから!違うから!」
小鞠(私、妹で何て事を!?)
このみ「?」
雪子「ほら早く食べなさい!学校に遅れるよ!」
夏海「って、兄ちゃんもういない!?
小鞠「急がなきゃ」
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:18:06.51 ID:g1fo0M+e0
■登校中
蛍「おはよーございますー」
夏海「はよー」
小鞠「おはよ」
蛍「…あれ?- 192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 23:47:56.53 ID:tclGOlsF0
おっつおっつ
- 196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 23:49:40.86 ID:75BOtA6u0
すごく良かった、乙乙!
- 207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:09:04.87 ID:H3ufimWb0
れんげ「zzz...」
楓「なんでウチの居間で寝てるんだよ…」
れんげ「zzz...」
楓「ちょっと裏の片付けしてる間に入ってきたのか…」
れんげ「zzz…ダガシヤー…カウノン…zzz」
楓「何か買いにきただけか…それにしてちょっとの時間でしっかり寝入っちゃって」
れんげ「zzz…ダガシヤー…チュー…」
楓「」
続きはよ
- 208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:10:09.81 ID:7f17ESOH0
いいから続けろ下さい
- 214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:18:15.45 ID:H3ufimWb0
いいのかよこんな雑な内容で。即興だし
楓「って、別に寝言だし」
れんげ「zzz…」
楓「寝言だしさ、それに子どもの言うことだし…」
れんげ「zzz…」
楓「ほ、ほら甘えてる的な…」
れんげ「zzz…んむぅ…」
楓(な、な、なんであたしはこんなにドキドキしてんだよ…///)
楓「ゆ、指先ならいいよな。そ、そうそう!いきなりチューなんてしたら失礼だもんな!うん!あたしの指先にチューさせてやろう!」
駄菓子屋ってれんちょんのことなんて呼んでたっけ
- 219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:25:23.33 ID:H3ufimWb0
あざっす。あとアニメしかみてないから多少の語尾とか色々は許してちょ
楓「ゆ、指なら…」ソー
ぷにっ
楓「はうっ///」
れんげ「んむ…zzz」
楓(な、なんだこの不思議物質…同じ人間の唇とは思えない…///)ドキドキ
楓「も…もっかい…」
ふにっ
楓「んふう///」
楓(やばいやばい…これ病みつきになっちゃう///)フニフニ
れんげ「zzz…ペロッ」
楓「!?!?」ドキッ
楓(指を…舐めた!?)
- 223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:32:39.56 ID:H3ufimWb0
出来心で乗っ取った。反省してないけど>>1をみて書きたくなった。>>1は神
れんげ「んぅ…」ペロペロ
楓「ぅあ…くすぐった…///」
楓(なんでれんげ舐めてくるんだよぉ…離せないじゃん…けど…)
楓「」ソーッ
れんげ「んぅぁ…zzz」
楓(ど、どうにか抜け出した…しかし、危ないところだった…このままだと…その、本当にとにかくやばかった…///)
れんげ「zzz…ヒック」
楓「えっ?」
れんげ「ヒック…返して…ヒック…れんげのだからぁ…ヒック」
楓「」
- 226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:41:29.36 ID:H3ufimWb0
楓(まずい…泣かせてしまった)
れんげ「ヒック…やだ…ヒック…やだぁ…エグッ…」
楓(え?え?ど、どうしよ、どしよ)
楓(れんげが泣いてるのなんで初めてみたから…どうしていいかわからない…)
れんげ「ぅあ…ゥワアアア…!」
楓「ま、まずい!」
すぽん!
楓「あっ」
楓(れんげの口に指をもろに入れてしまった…)
れんげ「ゥワアアア…んふぅ」ペロペロ
楓「はぅぅ…///」
楓(そして、指が…舌どころか口内全体に犯されるぅ…///)
れんげ「あぅ…ラガシヤァ…」ペロペロ
楓(え…れんげ…いま私のこと呼んだ…?)
れんげ「モットォ…ホシイ…ノン…」ペロペロ
楓(なん…だと…)
- 228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:47:26.63 ID:H3ufimWb0
しまった。段取りが不自然だった。みなさん適当に補完しておいてくだされ。
楓(もっと欲しいと言われても…)
れんげ「ラガシヤァ…モットォ…」ペロペロペロペロ
楓「あぅっ…///」
楓(けど、けど…考えれないくらい…くすぐったいし…ちょっと…気持ちいい///)
れんげ「ラガシヤァ…カエデ…」ペロペロペロペロ
楓「えっ///」
れんげ「カエデ…カエデ…」ペロペロペロペロ
楓(な、なんでれんげったら、あたしの事を…名前で…///)
- 230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:50:28.11 ID:H3ufimWb0
れんげ「カエデ…カエデ…」ペロペロペロペロ
楓「れ…れんげ…んぅ///」
楓(だめ…これ以上は…///)
れんげ「カエデ…チュー…」ペロペロ
楓「」
れんげ「チュー…シテヨ…」ペロッ
楓(これは…我慢しなくてもいいよね…)
- 232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:55:49.29 ID:H3ufimWb0
楓(わたしは気がつかなかった…このれんげという少女の頬が紅潮したこと)
楓(己の唾液で妖艶に光るその唇…少しばかり粗い息遣い)
楓(起きてるとか、寝てるとか。なんでいるとか。そうじゃない)
楓(私の使命は、れんげの欲求を満たしてあげることに違いなかった)
楓「れんげ…」
楓「ファーストキス…貰うからな…」
楓(寝ているはずのれんげが、僅かに揺れた気がした。それとも、はち切れん己の心臓の鼓動か)
- 234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:01:24.41 ID:H3ufimWb0
楓「」ゴロン
楓(目標をセンターにいれてチュー…目標をセンターにいれてチュー…)ドキドキ
楓(れんげの横に寝転んで間近でみると、さらに紅潮していることが分かった)
楓(あたしもか)
楓「ハァハァ…れんげ…」
楓(もうすこし…もう少しで…)ドキドキドキドキ
れんげ「愛してるのん」
- 236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:06:22.67 ID:H3ufimWb0
楓「ぇっ…んう…」
楓(なんてことだ)
れんげ「んぅ…ふぁ…」
楓(れんげは)
楓「れんげ…れんげぇ…」
楓(騙していたのだ)
れんげ「好き…好き…大好き…」
楓(あたしを、最初から)
楓「あたしも…あたしも…っ!」
楓(あたしたちがお互いの唇を、愛を求めた時がどれだけ経ったかは分からなかった)
楓「…」
れんげ「…」
楓(ふと、店先を見ると、ガチャガチャの影が随分長く伸びているのが見えた)
- 240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:12:45.78 ID:H3ufimWb0
れんげ「ねぇ…」
楓「…なに」
れんげ「うちはね…不安なのん」
楓(れんげは背中合わせの向こうから声をかけてきた)
楓「…なにが」
楓(あたしの背中にもたれる小さな身体は、明らかに震えていた)
れんげ「怖いのん…わかんないけど…とにかく怖い…っ!」
れんげ「うちも出来心だったのん…けど、けど…っ!」
楓(初恋。ふと、そんな言葉が頭をよぎった)
れんげ「楓…優しいし頼れるし…うち、ほんとバカなのん…!」
楓(好きな子に悪戯する。そんな幼心に近いものを、れんげはしていたのかもしれない)
- 243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:18:18.45 ID:H3ufimWb0
れんげ「ごめん…なさい…」
楓「なんで…謝るんだよ…」
れんげ「けど…ごめんなさい…」
楓(ふりかえると、顔をおさえ、ポロポロと涙を流すれんげがいた)
れんげ「だって…だって…!」
楓「れんげ…!」
楓(私にも分からなかった。けど、確かに私はれんげを抱きしめていた)
れんげ「う、うえええん!!ごめんなさい…ごめんなさい!!!」
楓「大丈夫…大丈夫だから…っ!」
楓(繰り返し謝るれんげ。誰かを抱きしめるあたし。頬には涙)
楓(みんな初めての経験だった)
- 244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:24:32.76 ID:H3ufimWb0
楓(泣き止むまでに時間はそうかからなかった)
れんげ「ごめんなさい…なのん」
楓「もう、いいって」
楓(真意が分からなかった。けど謝られてしまうと、私は何だったの?)
れんげ「あのね…駄菓子屋…」
楓「なんだ、名前で読んでくれるのはもうおしまいか?」
れんげ「ぅぇ…そ、それは…駄菓子屋、大人気ないのん!乙女の心を弄ぶな!」
楓「わかったわかった」
楓(れんげの顔は真っ赤だった。けど、反論してくるくらいの元気はあるらしい)
楓「で…なによ?」
れんげ「あ…あのね…うち、駄が…楓が好きなのは本当なのん」
- 245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:27:22.04 ID:H3ufimWb0
楓(呼び直してくれた)
れんげ「ほんとは、もっと早い段階で起きるつもりだったのん…けどね、えっと…」
楓「わかったわかった」
楓(普段快活に喋るれんげが言葉を詰まらせるほど、何かを考えさせたくなかった)
楓「あたしもさ、悪かったよ」
れんげ「えっ…」
楓「いや…それこそ大人気ないじゃん?あんな迫力で迫ったら、逃げられないし?」
- 246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:30:30.31 ID:H3ufimWb0
楓「けどさ」
楓「れんげの、あの言葉。あれだけでいいんだ」
れんげ「あっ…///」
楓(流石に思い出させるのは悪かったかな?)
楓「あたしもさ、愛してるよ。れんげのこと」
れんげ「……」
楓(そこには、店先のりんご飴ほどに頬を赤らめたれんげがいた)
- 247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:34:38.55 ID:H3ufimWb0
れんげ「…ばかっ!」
楓「わかったわかった」
楓(ぽんと頭を叩くと、れんげは小さく「バカ」と言った)
楓「さ、帰ろう?先輩も心配するしさ」
楓(体一つできたれんげを持ち上げると、そのまま原付のシートまで持って行った)
楓(れんげは人のことをあーだこーだと罵ったが、シートに座らせてから店先にあっコメント一覧
-
- 2013年12月09日 12:08
- こまちゃん妄想してきゃわわ//
はたるんとの濃厚レズ描写はよはよ
-
- 2013年12月09日 12:11
- 兄貴が影に徹するのは百合男子ゆえの行動だったのか……
-
- 2013年12月09日 12:12
- ほたるんはなんか色気があるよね
ハイエースハイエース
-
- 2013年12月09日 12:22
- こまちゃん素質ある
-
- 2013年12月09日 12:39
- 百合豚は氏ね
でも兄貴は環境的に仕方ないかな……
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- 2013年12月09日 13:00
- なっつんがエロの塊のような扱いになってるんですがそれは……
-
- 2013年12月09日 13:13
- 来月になったら兄貴の本棚には桜Trickが追加されてるんだろうな
-
- 2013年12月09日 15:35
- 百合の園を護るために影に徹する兄貴はユリ豚の鏡
-
- 2013年12月09日 16:00
- 最後のでどの作者かすぐ分かるな
-
- 2013年12月09日 21:18
- 寝込みを襲うレズのロリコンって何アウトぐらい行ってるん?
-
- 2013年12月09日 23:04
- 妹は思春期だけおかしいんだよなぁ…
-
- 2013年12月09日 23:55
- ※12
マナカ×アキとかいいじゃん
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やっぱりれんげ×楓は正義だな