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小鞠「百合同人誌?」兄「!?」|エレファント速報:SSまとめブログ

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小鞠「百合同人誌?」兄「!?」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:03:39.94 ID:g1fo0M+e0

コンコン

小鞠「お兄ちゃーん。ドラゴンボールの続き貸してー」

コンコン

小鞠「悟飯vsセルの続きが気になるのー」

コンコン

小鞠「あれ?留守なのかな?入るねー」

ガラッ

小鞠「…いない。まぁいっか。借りるだけだし」

小鞠「そういえば、お兄ちゃんの部屋、久々だな…」

小鞠「お兄ちゃんの部屋に入ろうとしても入れてくれないし」

小鞠「…」

小鞠「何か猫ミミ関連のポスターとお人形が増えてる……男子ってキモイ」

小鞠「まぁ、それより漫画っと」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:07:03.13 ID:g1fo0M+e0

小鞠「ここかな…違う。ここは?…子猫の写真集!?」

小鞠「わぁーーー♪………はぁ…」

小鞠「…表紙のカバーが子猫なだけで、中身は水着写真集…」

小鞠「水着の何がいいんだろう…」


小鞠「こっちかな?…あずまんが大王…トリコロ…けいおん…ゆるゆり…ひだまり…きんモザ…ゆゆ式…キルミー…妹は思春期…ラブやん…百合姫…のんのんびより…」

小鞠「お兄ちゃんの部屋ってこんなに漫画あったんだ。今度貸してもら…あ、あった!」

小鞠「机の上に置いてあった。お兄ちゃんの事だから、すぐに渡せるように置いててくれたんだ」

小鞠「よかった♪」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:12:03.62 ID:g1fo0M+e0

小鞠「って、あれ?ドラゴンボールの下に大きいけど薄い本が置いてある」

小鞠「あっ、絵が可愛い♪」

小鞠「ちょっと読んでみよう~♪」



☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

唯「あれ?あずにゃん?どうしたの?顔が真っ赤だよ?」

梓「いえ、その…ちょっと風邪を引いてしまったようで…」

ギュウウウ

梓「きゃぁっ//」

唯「あずにゃんあったかーい」

梓「って、先輩!急に抱きついて、何をするんですか!?」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:16:52.07 ID:g1fo0M+e0

唯「風邪はね。人にうつした方が早く治るんだよ」

梓「でも今度は先輩が風邪をひいちゃうじゃないですか!」

唯「あっそっか~…う~ん。でもあずにゃんが辛そうなのを見ると、私まで辛くなっちゃうし」

梓「薬飲んでますから、すぐに治りますから、早く離れてください」


唯「そうだ!」

梓「また変な事を思いついたんですか?」

唯「風邪って体に抵抗?対抗?だっけ?あれができるらしいよ!」

梓「免疫の事かな…うぅ…頭がクラクラする…」

梓(先輩に抱きしめられているせいで頭が周らない…じゃなくて風邪のせいで!)



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:22:24.87 ID:g1fo0M+e0

唯「だから、私に風邪がうつったら、今度はあずにゃんが同じことをすればいいんだよ!」

梓「へ?」

唯「私が風邪をひいたら『ギュッ』としてよ!そうすればあずにゃんから免疫が貰えて」

梓「風邪が治ると?」

唯「うん。そういうこと~」

梓「………………はぁ…もうそれでいいですから、練習しましょう」

唯「えぇ~?練習したら『ギュッ』ってできないよー」

梓「じゃあ、それでいいですから!早くうつっちゃう事してください!」

唯「えへへ~。あずにゃん柔らかい~」スリスリ

梓(もう先輩が可愛すぎて訳が分からない…風邪のせいで訳が分からない…)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鞠「なるほど…風邪の治し方ってこういう方法もあるんだ…」

小鞠「夏海が風邪をひいたら試してみようかな…」

小鞠「あっ、次の本も絵が可愛い♪」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:27:09.58 ID:g1fo0M+e0

☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

綾(公園で陽子と待ち合わせ…)

綾「はぁ…」

綾(クリスマス前だからカップルが多いわね)

綾「…」

綾(あのカップル…手握ってる…いいなぁ~)

綾(私も恋人と手握りたいな…)



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:31:12.89 ID:g1fo0M+e0

綾「…」

綾(でも私の手って、シノと比べたらスベスベでもないし…喜んでくれるのかしら?)ジー

ギュッ

陽子「え?手がどうかしたの?」

綾「きゃーーーーーー」

陽子「手を握ったくらいでそんなに驚くなよ…ちょっとショックだぞ…」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:36:45.97 ID:g1fo0M+e0

綾「ちっ違うのっ。今日はカップルが多いなーって思って」

陽子「ああ、綾はああいうのに憧れてるからなー」

綾「勘違いしないでよねっ!別に手を繋ぎたいわけじゃないんだから!」

陽子「はいはい、綾は素直じゃないなー」

綾「素直じゃないって何よ!」


ギュッ


綾「なっななななななな//」

陽子「じゃあ、今日は未来の予行練習って事で」

綾「しししししっ仕方ないわね。陽子じゃ不服だけど未来の為に練習してあげるわ」

湯子「はいはい。顔は嬉しそうだぞっ」

綾「っ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:41:36.48 ID:g1fo0M+e0

小鞠「クリスマスか~」

小鞠「クリスマスは町が綺麗だから、蛍とこのみちゃんを誘って行ってみようかな?」

小鞠「うんっとオシャレして、蛍を驚かしてあげようかな~♪」

小鞠「あっ、まだ漫画がある」


☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

チュッ

櫻子「やっぱり向日葵の口の中で食べるプリンが最高だねっ♪」

向日葵「もうっ。櫻子ったら//」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鞠「ぎにゃぁぁぁぁぁ!?」

小鞠「え?何で女子同士でキス!?」

小鞠「え?え?他のページは…?」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:46:23.76 ID:g1fo0M+e0

☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

結衣「浮気は禁止だぞ?」

京子「結衣こそっ!浮気したら私が浮気してやるんだから!!」

結衣「ふふっ。私は京子の浮気なんて見たくないから。ああ、これは浮気できないね」

京子「でしょ?えへへ~」

結衣「京子…ずっと好きだよ」

京子「私だって!ずっとずっと結衣が好きだよ」

結衣「じゃあ今日から恋人としてよろしくな」

京子「うん♪」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鞠「え?女の子同士で…恋人…?」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:49:43.99 ID:g1fo0M+e0

小鞠「もしかして、片方は女装とか?…それはないか…」

小鞠「あれ?でもさっきの漫画もよく考えたら…」

小鞠「…」

小鞠「ま、まさか…女の子同士で恋愛してるの!?」

ガララッ

兄「!」

小鞠「!?」

兄「…」

小鞠「お、お兄ちゃん…」

兄「」

小鞠「…あ、あぅ…そ、その…勝手に入って、ごめんなさーい!!」タタタタタタ

兄「!?」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:54:50.27 ID:g1fo0M+e0

■夜

小鞠(さっきの本がもっと読みたい…)

夏海「あー、兄ちゃん今から風呂ー?」

兄「」ウン

小鞠(お兄ちゃんがお風呂の間に部屋に入って本を借りよう)



■深夜

夏海「ぐーぐー」Zzzz

小鞠(よし!隣の部屋の夏海は寝た)

小鞠(とりあえず、本をたくさん借りてきた…懐中電灯の準備もよし!)

小鞠(読もう!)




(なっなななななななな!?)

(な、何で女の子同士で脱いで…)

(あぁぁぁっぅあぅぅぅぅ//)



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 20:59:54.71 ID:g1fo0M+e0

■次の日


このみ「朝ごはんご馳走になりまーすっ」

雪子「このみちゃんには普段お世話になってるからねー」

小鞠(一睡もできなかった……本…同人誌はお兄ちゃんが顔洗っている間にこっそり返せたけど…眠い)

夏海「ああっ!このみちゃんの方がウインナーが一本多い!?」

このみ「あっ、本当だ」

雪子「このみちゃんは高校生だからいいの」

夏海「うー」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:05:15.12 ID:g1fo0M+e0

このみ「はい、なっちゃん。一つあげるねっ」

夏海「おっおぉ!ありがとう!さすがこのみちゃん!太っ腹!」

このみ「もうっ。乙女に太っ腹とか言わないの」

夏海「あはははは」

小鞠「…」


☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏海「だからウチまだそういうのは…恥ずかしくて//」

このみ「えー手を握っただけなのに…なっちゃんてばウブなんだからー」

夏海「その…えーと…」

ペロッ

夏海「きゃんっ//」

このみ「あははは。ごめんね。ほっぺたにご飯粒がついてたよ♪」

夏海「え?え?いや、ウチさっきパンを…」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:05:48.24 ID:nh0bHFg5P

(アカン)



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:10:01.73 ID:g1fo0M+e0

フーッ

夏海「んっ//」

このみ「耳に息をかけただけなのに…かっわいぃー♪」

夏海「だ、抱きしめないで。や、やめてっ」

このみ「だ~めっ」

夏海「ああああぅぅぅぅ//」

このみ「もっとなっちゃんの鳴き声を、聞・き・た・い・な♪」

夏海「い、いやっ」

このみ「えー、だめー?やめるー?」

夏海「………………べ、別にダメじゃ…」

このみ「えへへ。じゃあ頂っきま~す♪」

夏海「あーーーーーーっ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このみ「小鞠ちゃん?小鞠ちゃん?」

小鞠「ハッ!?」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:14:48.71 ID:g1fo0M+e0

このみ「大丈夫?顔真っ赤だよ?」

夏海「そういえばずっとボーッてしてるけど、風邪?」

小鞠「ち、ちがっ。大丈夫!大丈夫だから!違うから!」

小鞠(私、妹で何て事を!?)

このみ「?」


雪子「ほら早く食べなさい!学校に遅れるよ!」

夏海「って、兄ちゃんもういない!?

小鞠「急がなきゃ」



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 21:18:06.51 ID:g1fo0M+e0

■登校中

蛍「おはよーございますー」

夏海「はよー」

小鞠「おはよ」


蛍「…あれ?無題


192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 23:47:56.53 ID:tclGOlsF0

おっつおっつ



196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/08(日) 23:49:40.86 ID:75BOtA6u0

すごく良かった、乙乙!



207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:09:04.87 ID:H3ufimWb0

れんげ「zzz...」

楓「なんでウチの居間で寝てるんだよ…」

れんげ「zzz...」

楓「ちょっと裏の片付けしてる間に入ってきたのか…」

れんげ「zzz…ダガシヤー…カウノン…zzz」

楓「何か買いにきただけか…それにしてちょっとの時間でしっかり寝入っちゃって」

れんげ「zzz…ダガシヤー…チュー…」

楓「」

続きはよ



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:10:09.81 ID:7f17ESOH0

いいから続けろ下さい



214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:18:15.45 ID:H3ufimWb0

いいのかよこんな雑な内容で。即興だし

楓「って、別に寝言だし」

れんげ「zzz…」

楓「寝言だしさ、それに子どもの言うことだし…」

れんげ「zzz…」

楓「ほ、ほら甘えてる的な…」

れんげ「zzz…んむぅ…」

楓(な、な、なんであたしはこんなにドキドキしてんだよ…///)

楓「ゆ、指先ならいいよな。そ、そうそう!いきなりチューなんてしたら失礼だもんな!うん!あたしの指先にチューさせてやろう!」

駄菓子屋ってれんちょんのことなんて呼んでたっけ



219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:25:23.33 ID:H3ufimWb0

あざっす。あとアニメしかみてないから多少の語尾とか色々は許してちょ

楓「ゆ、指なら…」ソー

ぷにっ

楓「はうっ///」

れんげ「んむ…zzz」

楓(な、なんだこの不思議物質…同じ人間の唇とは思えない…///)ドキドキ

楓「も…もっかい…」

ふにっ

楓「んふう///」

楓(やばいやばい…これ病みつきになっちゃう///)フニフニ

れんげ「zzz…ペロッ」

楓「!?!?」ドキッ

楓(指を…舐めた!?)



223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:32:39.56 ID:H3ufimWb0

出来心で乗っ取った。反省してないけど>>1をみて書きたくなった。>>1は神

れんげ「んぅ…」ペロペロ

楓「ぅあ…くすぐった…///」

楓(なんでれんげ舐めてくるんだよぉ…離せないじゃん…けど…)

楓「」ソーッ

れんげ「んぅぁ…zzz」

楓(ど、どうにか抜け出した…しかし、危ないところだった…このままだと…その、本当にとにかくやばかった…///)

れんげ「zzz…ヒック」

楓「えっ?」

れんげ「ヒック…返して…ヒック…れんげのだからぁ…ヒック」

楓「」



226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:41:29.36 ID:H3ufimWb0

楓(まずい…泣かせてしまった)

れんげ「ヒック…やだ…ヒック…やだぁ…エグッ…」

楓(え?え?ど、どうしよ、どしよ)
楓(れんげが泣いてるのなんで初めてみたから…どうしていいかわからない…)

れんげ「ぅあ…ゥワアアア…!」

楓「ま、まずい!」

すぽん!

楓「あっ」

楓(れんげの口に指をもろに入れてしまった…)

れんげ「ゥワアアア…んふぅ」ペロペロ

楓「はぅぅ…///」

楓(そして、指が…舌どころか口内全体に犯されるぅ…///)

れんげ「あぅ…ラガシヤァ…」ペロペロ

楓(え…れんげ…いま私のこと呼んだ…?)

れんげ「モットォ…ホシイ…ノン…」ペロペロ

楓(なん…だと…)



228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:47:26.63 ID:H3ufimWb0

しまった。段取りが不自然だった。みなさん適当に補完しておいてくだされ。

楓(もっと欲しいと言われても…)

れんげ「ラガシヤァ…モットォ…」ペロペロペロペロ

楓「あぅっ…///」

楓(けど、けど…考えれないくらい…くすぐったいし…ちょっと…気持ちいい///)

れんげ「ラガシヤァ…カエデ…」ペロペロペロペロ

楓「えっ///」

れんげ「カエデ…カエデ…」ペロペロペロペロ

楓(な、なんでれんげったら、あたしの事を…名前で…///)



230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:50:28.11 ID:H3ufimWb0

れんげ「カエデ…カエデ…」ペロペロペロペロ

楓「れ…れんげ…んぅ///」

楓(だめ…これ以上は…///)

れんげ「カエデ…チュー…」ペロペロ

楓「」

れんげ「チュー…シテヨ…」ペロッ

楓(これは…我慢しなくてもいいよね…)



232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 00:55:49.29 ID:H3ufimWb0

楓(わたしは気がつかなかった…このれんげという少女の頬が紅潮したこと)

楓(己の唾液で妖艶に光るその唇…少しばかり粗い息遣い)

楓(起きてるとか、寝てるとか。なんでいるとか。そうじゃない)

楓(私の使命は、れんげの欲求を満たしてあげることに違いなかった)

楓「れんげ…」

楓「ファーストキス…貰うからな…」

楓(寝ているはずのれんげが、僅かに揺れた気がした。それとも、はち切れん己の心臓の鼓動か)



234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:01:24.41 ID:H3ufimWb0

楓「」ゴロン

楓(目標をセンターにいれてチュー…目標をセンターにいれてチュー…)ドキドキ

楓(れんげの横に寝転んで間近でみると、さらに紅潮していることが分かった)


楓(あたしもか)


楓「ハァハァ…れんげ…」

楓(もうすこし…もう少しで…)ドキドキドキドキ







れんげ「愛してるのん」



236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:06:22.67 ID:H3ufimWb0

楓「ぇっ…んう…」

楓(なんてことだ)

れんげ「んぅ…ふぁ…」

楓(れんげは)

楓「れんげ…れんげぇ…」

楓(騙していたのだ)

れんげ「好き…好き…大好き…」

楓(あたしを、最初から)

楓「あたしも…あたしも…っ!」






楓(あたしたちがお互いの唇を、愛を求めた時がどれだけ経ったかは分からなかった)

楓「…」

れんげ「…」

楓(ふと、店先を見ると、ガチャガチャの影が随分長く伸びているのが見えた)



240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:12:45.78 ID:H3ufimWb0

れんげ「ねぇ…」

楓「…なに」

れんげ「うちはね…不安なのん」

楓(れんげは背中合わせの向こうから声をかけてきた)

楓「…なにが」

楓(あたしの背中にもたれる小さな身体は、明らかに震えていた)

れんげ「怖いのん…わかんないけど…とにかく怖い…っ!」

れんげ「うちも出来心だったのん…けど、けど…っ!」

楓(初恋。ふと、そんな言葉が頭をよぎった)

れんげ「楓…優しいし頼れるし…うち、ほんとバカなのん…!」

楓(好きな子に悪戯する。そんな幼心に近いものを、れんげはしていたのかもしれない)



243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:18:18.45 ID:H3ufimWb0

れんげ「ごめん…なさい…」

楓「なんで…謝るんだよ…」

れんげ「けど…ごめんなさい…」

楓(ふりかえると、顔をおさえ、ポロポロと涙を流すれんげがいた)

れんげ「だって…だって…!」

楓「れんげ…!」

楓(私にも分からなかった。けど、確かに私はれんげを抱きしめていた)

れんげ「う、うえええん!!ごめんなさい…ごめんなさい!!!」

楓「大丈夫…大丈夫だから…っ!」

楓(繰り返し謝るれんげ。誰かを抱きしめるあたし。頬には涙)

楓(みんな初めての経験だった)



244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:24:32.76 ID:H3ufimWb0

楓(泣き止むまでに時間はそうかからなかった)

れんげ「ごめんなさい…なのん」

楓「もう、いいって」

楓(真意が分からなかった。けど謝られてしまうと、私は何だったの?)

れんげ「あのね…駄菓子屋…」

楓「なんだ、名前で読んでくれるのはもうおしまいか?」

れんげ「ぅぇ…そ、それは…駄菓子屋、大人気ないのん!乙女の心を弄ぶな!」

楓「わかったわかった」

楓(れんげの顔は真っ赤だった。けど、反論してくるくらいの元気はあるらしい)

楓「で…なによ?」

れんげ「あ…あのね…うち、駄が…楓が好きなのは本当なのん」



245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:27:22.04 ID:H3ufimWb0

楓(呼び直してくれた)

れんげ「ほんとは、もっと早い段階で起きるつもりだったのん…けどね、えっと…」

楓「わかったわかった」

楓(普段快活に喋るれんげが言葉を詰まらせるほど、何かを考えさせたくなかった)

楓「あたしもさ、悪かったよ」

れんげ「えっ…」

楓「いや…それこそ大人気ないじゃん?あんな迫力で迫ったら、逃げられないし?」



246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:30:30.31 ID:H3ufimWb0

楓「けどさ」

楓「れんげの、あの言葉。あれだけでいいんだ」

れんげ「あっ…///」

楓(流石に思い出させるのは悪かったかな?)

楓「あたしもさ、愛してるよ。れんげのこと」

れんげ「……」

楓(そこには、店先のりんご飴ほどに頬を赤らめたれんげがいた)



247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/09(月) 01:34:38.55 ID:H3ufimWb0

れんげ「…ばかっ!」

楓「わかったわかった」

楓(ぽんと頭を叩くと、れんげは小さく「バカ」と言った)

楓「さ、帰ろう?先輩も心配するしさ」

楓(体一つできたれんげを持ち上げると、そのまま原付のシートまで持って行った)

楓(れんげは人のことをあーだこーだと罵ったが、シートに座らせてから店先にあっ
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 12:06
      • 5 なっつんはまぁ間違いなく受けだよなぁ
        やっぱりれんげ×楓は正義だな
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 12:08
      • こまちゃん妄想してきゃわわ//
        はたるんとの濃厚レズ描写はよはよ
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 12:11
      • 兄貴が影に徹するのは百合男子ゆえの行動だったのか……
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 12:12
      • 4 ほたるんはなんか色気があるよね

        ハイエースハイエース
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 12:22
      • こまちゃん素質ある
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 12:39
      • 百合豚は氏ね


        でも兄貴は環境的に仕方ないかな……
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 13:00
      • なっつんがエロの塊のような扱いになってるんですがそれは……
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 13:13
      • 来月になったら兄貴の本棚には桜Trickが追加されてるんだろうな
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 15:35
      • 百合の園を護るために影に徹する兄貴はユリ豚の鏡
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 16:00
      • 最後のでどの作者かすぐ分かるな
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 21:18
      • 寝込みを襲うレズのロリコンって何アウトぐらい行ってるん?
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 23:04
      • 妹は思春期だけおかしいんだよなぁ…
      • 13. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2013年12月09日 23:55
      • ※12
        マナカ×アキとかいいじゃん

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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