千石撫子「ココロのスキマ、お埋めします?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:49:58.86 ID:IjcEo5Bgi
喪黒「……私の名は、喪黒福造。人呼んで笑ゥせぇるすまん。
ただのセールスマンじゃございません。
私の取り扱う品物は『ココロ』。
人 間 の コ コ ロでございます…。」
喪黒「……この世は老いも若きも、男も女も、ココロの寂しい人ばかり、
そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。
いいえ、お金は一銭も戴きません。
お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます…。
さて、今日のお客様は………。
ホーーーーーーホッホッホッホ!!!!!!!!」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:11:24.54 ID:f0A71hKF0
物語のアニメのネタバレ含む?
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:14:46.18 ID:IjcEo5Bgi
>>24
ん~囮ネタがはいるかもしれません。
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:15:53.83 ID:IjcEo5Bgi
>>24
すいません、恋物語も若干入るかもしれません。
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:50:57.66 ID:IjcEo5Bgi
-千石撫子 (14) 中学二年生-
【ホンネガイイタイン】
「オーホッホッホッホ・・・・・」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:53:07.05 ID:IjcEo5Bgi
ある日の七百一中学校
先生「千石、この前に話した件なんだが......」
撫子「............」
先生「どんな感じなんた?」
撫子「................」
先生「解決しそうなのか......?」
撫子(この絡み、いい加減嫌だな......)
千石「......ごめんなさい。」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:54:37.59 ID:IjcEo5Bgi
先生「ま、まあ今日は良いだろう。委員長なんだから頼むよ~。」
撫子(何とか乗り切れた......)
撫子ナレ
あのオマジナイの一件以来、先生は撫子に問題の解決を押し付けてきます。
私も面倒なのでいつも黙ってやり過ごすのですけど......
先生も撫子に任せないで自分でやればいいのに......といつも思います。
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:56:16.25 ID:IjcEo5Bgi
ー 七百一中学校 撫子の教室ー
モブA「..............」
モブB「...................」
クラス一同「..............」
撫子「...........」
あのオマジナイの事件のせいでクラスの雰囲気は最悪と言ってもいいと思います.......
何で良いからみんな喋ればいいと思うのですけど、なかなか上手くいきません。
どうしたらいいのでしょう?
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:58:00.16 ID:IjcEo5Bgi
撫子「ハァ......」
溜メ息ヲツキマス
撫子「撫子......最近....学校嫌だな......」
??「何か嫌なコトでもありましたか?」
撫子(!?)
??「若いお嬢さんが道で溜め息をつくなんて似合いませんよ。」
撫子「......すいません。」
??「オーホッホッホッホ、気を悪くしないでください、千石撫子さん。」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 13:59:39.50 ID:IjcEo5Bgi
撫子「.......?」
ドウシテ私ノ名前ヲ?
??「申し遅れましたわたくし、こういうものです。」
“ココロのスキマ、お埋めします 喪黒福造”
撫子「ココロのスキマ、お埋めします?」
撫子(え、エッチなこととか......されちゃうのかな......怖い。)
喪黒「エッチなことなんてしませんよ。わたくしセールスマンなんです。」
撫子(えっ?)
撫子「でも、撫子はお金.......ないよ...」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:00:44.01 ID:IjcEo5Bgi
喪黒「お金は一銭もいただきません。私はただお客様の心にぽっかりと空いたスキマをお埋めするのです。」
撫子「でも...撫子に悩みなんか.......」
喪黒「ないとは言わせませんよ。今ここで私と話している間でもあなたのココロはスキマだらけです。」
撫子「な、何のコトかね......」
撫子「...........」
撫子(ど、ど、どうしよう......)
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:01:48.35 ID:IjcEo5Bgi
喪黒「オーホッホッホッホ、あなたは他人と会話するのが非常に苦手なご様子ですね。」
撫子「!?」
イイアテラレタ
喪黒「ホホホ、言いたいことがあっても言えない、それで苦労なさってるんじゃないですか?」
撫子「.........」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:04:14.84 ID:IjcEo5Bgi
喪黒「おっと、気を悪くなさらないでください。誰だってそんな事はあるものですよ。」
撫子「そ、そうかな.......喪黒さん?」
喪黒「道で話し続けるのは嫌でしょう。何処かでゆっくり話をしましょう。」
とても不思議なオジサンでした。
すごく怖かったのですけど、何故か言われるままについて行ってしまいました。
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:05:39.06 ID:IjcEo5Bgi
注意
勉強不足で設定と若干違う部分が出たりしますが、パラレルワールドのようなモノと割り切ってください。
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:06:41.69 ID:IjcEo5Bgi
-BAR魔の巣-
撫子(大人のお店かな?/////)
喪黒「そんなに心配しなくてもいいですよ。まあ確かに子供の来るところではありませんね。」
撫子「.......すいません。」
喪黒「あなたはよく謝りますね。マスター、この子にジュースを」
撫子「..............」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:10:25.05 ID:IjcEo5Bgi
喪黒「大丈夫ですよ私のおごりです。さあ好きなだけ飲んでください。」
撫子「実は.......その......」
撫子(言って良いのかな.......)
喪黒「気にせず続けてください。」
撫子「あの......その、今の学校が嫌なんです........」
喪黒「ほぉ、学校が。」
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:14:03.13 ID:IjcEo5Bgi
撫子「その、なんて言うのかな.........嫌な事件があって.......」
喪黒「事件?」
撫子「悪いオマジナイが流行ったんです.......それから.....クラスの感じは悪いし........」
喪黒「それは大変苦労をなさっていますね。」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:19:38.41 ID:IjcEo5Bgi
撫子「それに......先生もクラスの問題を.......撫子に押しつけるし.......」
喪黒「ホホホ、良くわかりました。」
喪黒「では、あなたにコレをさしあげましょう。」
撫子「?」
クスリノビンカナ?
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:21:26.45 ID:IjcEo5Bgi
撫子「何ですか......この瓶?」
喪黒「コレは“ホンネガイイタイン”と言いまして、これを飲むと本音が言いやすくなる薬なんですよ。」
撫子「本音?」
喪黒「本音と言うのか素直になれると言うべきでしょうかね。緊張して何も言えない撫子さんのような人間にピッタリのお薬です。」
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:23:38.46 ID:IjcEo5Bgi
撫子「...........」
アヤシイト思イマシタ
喪黒「信じることです。この薬はあなたが楽しい日常生活を送るためのモノなのです。」
撫子「本当.....かな?」
喪黒「何かを理解するには体験するのが一番です。どうぞ一錠だけ服用してください。」
パクッ
撫子(うう.......苦い........)
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:25:06.38 ID:IjcEo5Bgi
喪黒「効果は明日あたりに現れるでしょう。」
撫子「お金.....ないです........」
喪黒「お金は一銭もいただきません。」
撫子「た、タダですか?」
喪黒「その薬はあなたに必ず幸せをプレゼントしてくれるはずです。そして学校生活楽しく過ごすことのできるよう励んでください。大丈夫、必ず成功しますから。」
- 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:26:30.42 ID:IjcEo5Bgi
喪黒「ドーーーン!!!」
撫子「!!!」
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:29:16.30 ID:IjcEo5Bgi
翌日、七百一中学校
先生「千石、あの話なんだが.......」
撫子(うぅ......見つかった.......)
先生「委員長なんだからさぁ。」
撫子「..................」
撫子「先生、言いたい事があります。いいでしょうか?」
先生「?」
撫子(あれ?)
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:31:13.65 ID:IjcEo5Bgi
撫子「正直なところ私1人ではこの問題は手に負えません。」
先生「そうだろうけどお前しかいn....」
撫子「じゃあなんで先生は手伝ってくれないんですか?自分は何もしないで撫子1人に押しつけるだけじゃ解決なんかするわけないと思いますよ。」
撫子(あ.....あれ?本物だ!)
先生「そうだな......すまなかった、千石。」
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:33:31.10 ID:IjcEo5Bgi
ー撫子のクラスー
撫子「ねぇ!もうこんなコトやめようよ!撫子はこのまま学年生活が終わるのは嫌だ.......」
クラス一同「............」
撫子「少しでもいいから変えていこうよ。」
モブA「キャラ違うくね?」
モブB「でもあんなこと言えるなんて憧れたわ。」
モブC「そうだな......正しいよ。」
撫子(.......凄い効き目。)
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:37:07.41 ID:IjcEo5Bgi
ー帰り道ー
月火「撫子ちゃん、意外だったね。」
撫子「うふふ、そうかな?」
月火「なんか素直になったみたいな。」
撫子「そ、そうかな?でもなんか楽しい気持ちでいっぱいだよ!!!」
月火「なんかさらに可愛くなっちゃってさ。」
撫子「やだ!照れるよ!/////でも嬉しいよ、月火ちゃん。」
月火(コレナンカチガクネ?)
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:39:05.02 ID:IjcEo5Bgi
月火「あ、ここから道が分かれちゃうね。じゃ、また明日。」
撫子「さよーならー!!」
月火(.............)
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/10(火) 14:42:19.02 ID:IjcEo5Bgi
撫子(でも、今なら暦お兄ちゃんにあっても...../////)
撫子(なんて考えたり.......)
撫子(そして暦お兄ちゃんに........)
喪黒「好きと伝えられる?」
撫子「ひぃえ!?も、も、喪黒さん!」
喪黒「どうでしょうか?薬の効き目?」
撫子「ばっちりだよ!」
喪黒「どうやらそのようですね。」
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPが
コメント一覧
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- 2013年12月10日 22:23
- この人好きだわー
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- 2013年12月10日 22:40
- 心の隙間って言うから神兄様が出るのかと思った
-
- 2013年12月10日 22:41
- ココロのスキマが蛇でなく喪黒の姿を取って現れてしまったんだな…。
-
- 2013年12月10日 22:52
- 全く関係無いが忍野メメvs喪黒とか見てみたいと思った
-
- 2013年12月10日 22:52
- 恋以降、出てこない撫子
もう完全に退場したのか
-
- 2013年12月10日 23:09
- 貝木「胡散臭い男だな。」
-
- 2013年12月10日 23:11
- きたよセールスマン!!
前に見かけた露伴とのクロスも面白かったっけなぁ
-
- 2013年12月10日 23:20
- アララ木さんの町なら喪黒の仕事は大繁盛だろうなw
-
- 2013年12月10日 23:42
- マツコやさんまのツッコミまで同作者とはワロタ
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- 2013年12月10日 23:49
- 撫子葬るのスカッとするわ
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- 2013年12月10日 23:59
- 喪黒のオシオキとしてはまだヌルい方じゃないか?結構ドギツイのもあるからなあ
-
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