日本でもプチ話題となったアイソン彗星の太陽系通過のニュース。日本時間の11月29日早朝、太陽に最も接近したものの、残念ながら太陽の強大な熱と重力に耐えきれず崩壊してしてしまった。無事に通過できればその姿を肉眼で観察できると期待されており、コンビニでもアイソン彗星観測グッズが売られていたが、さよならバイバイとなってしまったようだ。
その観測グッズは次にくるであろう「ラブジョイ彗星」向けの観測グッズに名前だけ変えられて売られることになりそうだ。
ということで肉眼では観測できなかったものの、太陽圏観測衛星SOHOを含む観測衛星によりしっかりととらえられていたので記念に見ておくことにしよう。
アイソン彗星は2012年9月21日にキスロヴォツク天文台で、ヴィタリー・ネフスキー とアルチョム・ノヴィチョノク によって発見された彗星である。発見時は視等級が19等級程度の極めて暗い天体として発見されたが、地球から約10億km程度離れた木星周回軌道付近にある点を考慮すると、既に非常に明るい彗星であると期待されていた。
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via:picturescollection
映像でみるアイソン彗星
ちなみに次に観測できると期待されているラブジョイ彗星(C/2011 W3)だが、この彗星は2013年9月7日、オーストラリアのアマチュア天文家テリー・ラブジョイによって発見された新しい彗星である。
ラブジョイ彗星(C/2011 W3)
12月14日〜15日くらいまで、月明かりの影響を受けずにラブジョイ彗星を観測できるチャンスがやってきそうだ。12月14日は三大流星群のひとつであるふたご座流星群のピークでもあり、うまくすれば彗星と流星の両方を見ることができるかもしれない。
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コメント
1. 匿名処理班
8とか最後のラブジョイとか、あの尾が長い感じはどうやって撮ってるんだ?
2. 匿名処理班
本当に残念だよなアイソンさん…富士山級の大きさだったからさぞ綺麗な尻尾が見れただろうに…
やっぱハレー彗星さんまで待たないとダメなのか…
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