オーク「くっ、殺せ!」女拷問吏「そうはいかないねえ……」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:46:34.11 ID:stUWG2wS0
女拷問吏「お前には聞き出さなきゃならない情報がたっぷりあるんだ」
女拷問吏「そう簡単に死ねるなんて思わないことだね」
オーク「俺はこれでもオーク族の戦士の端くれ」
オーク「そう簡単に口を割ると思うなよ!」
女拷問吏「フフフ……でも異族といっても体は正直だからねえ」
オーク「な、何をする気だ!?」
女拷問吏「すぐに分かるよ」ビリビリ
オーク「や、止めろ!服をどうする気だ!!」
女拷問吏「こうするのさ!!」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:48:24.07 ID:stUWG2wS0
オーク「う……あ……あああ!!」
オーク「そんな、そんな……この俺が……」
オーク「こんなフリフリな服を着せられるなんて……っ!!」
女拷問吏「フフフ……似合ってるじゃあないか」
門番1「ついに始まったか……女拷問吏様のアレが」
門番2「ああ、どんな屈強な男どももあの仕打ちには耐えられなかった」
門番1「彼女の趣味で着せ替え人形のように服を代わる代わる着せられた者は」
門番2「必ず……その戦士としての精神を崩壊させる!」
オーク「嘘だ!!こんなのが俺なワケないっ!!」
女拷問吏「現実を見るんだねえ……この鏡に映ったお前が本当のお前なんだよ!!」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:49:21.58 ID:stUWG2wS0
オーク「なんだ……俺の毛がなぜこんなにフサフサなんだ……」
オーク「俺の剛毛がどうして煌くスーパーリッチになってるんだよおおおお!!」
女拷問吏「私が調合したハーブオイルでシャンプーしたせいさ!」
オーク「鼻にキツいフローラルなアロマ臭の元はそれか!」
女拷問吏「鼻にキツい?ホントはリラックスしてるくせに……」
オーク「くそっ、気分は爽やか森林浴になんてなるものか!」
女拷問吏「それよりほおら、新しいお洋服よん(はあと)」
オーク「なんと目にドギツいショッキングピンクなんだ……」
女拷問吏「それだけじゃあないわよお」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:50:21.58 ID:stUWG2wS0
オーク「リボンだと!?」
女拷問吏「これを耳のところにワンポイントしてあげるわあ」
オーク「なんということを!」
女拷問吏「首元には真っ赤なチョーカーも巻いちゃうわよん」
オーク「首元から胸にかけてを若干見せつけるデザインはそのためか!?」
女拷問吏「そして胸元には白薔薇のコサージュもあしらってあ・げ・る(はあと)」
オーク「止めろ、もう耐えられない……これ以上俺を着飾るんじゃあない!!」
女拷問吏「じたばたしても無理よ、私の着せ替えからは誰も逃れられない……」
オーク「う、うわあああああああああああああああああ!!!」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:52:38.27 ID:stUWG2wS0
~1週間後~
オーク「女拷問吏ちゃん、今日の紅茶はなあに?」
女拷問吏「今日は私のハーブ園で育てたカモミールの香りよお」コポコポコポ
オーク「ん~、いい香り」
女拷問吏「ほら、マカロンも焼いてきたのよお」
オーク「うっそー!これお店のじゃなくて手作りなの?」
女拷問吏「ちょっとしたコツさえ掴めば簡単に作れるのよん」
オーク「ふわふわ~、私も作ってみたいな(はあと)」
女拷問吏「いいわよ、今度教えてあげるわあ」
オーク「やったー!」
女拷問吏「でもその変わり、ゲリラ基地の場所を教えてね(はあと)」
オーク「うん、森の一番大きな樫の木のね………っは」
オーク「俺は一体何を!?」
女拷問吏「ちいっ!」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:54:29.16 ID:stUWG2wS0
オーク「クソッ、俺としたことが雰囲気に呑まれてガールズトークをしてしまった……ッ!!」
女拷問吏「そのまま目覚めなければ幸せだったのにねえ」
オーク「そう簡単に貴様の術中に嵌ったりなぞせぬわ!!」
女拷問吏「そうかねえ……」グシグシ
オーク「きゃわわ!?」
オーク「じゃない!いったい何を……」
女拷問吏「ほら、鏡を見てみな」
オーク「はっ……そんな!」
オーク「髪のセットが崩れているのが許せなくなってる……だと!?」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:55:34.10 ID:stUWG2wS0
女拷問吏「どうだい、そのぐしゃぐしゃに跳ね返った頭を我慢できるのかい!?」
オーク「くっ、こんな……こんなことで……っ!!」
女拷問吏「手櫛で元通り……とはいかないよ」
女拷問吏「お前の頭のセットは、この長毛種用ブラシで梳らないとねえ」
オーク「よこせ、それを早くよこすんだ!!」ガバッ
女拷問吏「フフフ……だーめ」
女拷問吏「さっきの続きを話してくれたら貸してあげるわよん」
オーク「……」
オーク「……あ」フルフルフル
オーク「あ……ああ!!」プルプルプル
オーク「ぐうっ、ぬがああああああ!!!」ガクガクガク
女拷問吏(ちい、もう限界か)
女拷問吏「仕方ないわね、私が梳かしてあげるから」
オーク「ほんとー?やったー!!(きゃぴ☆)」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:56:31.13 ID:stUWG2wS0
~さらに数日後~
女拷問吏「みてみてー!」
女拷問吏「今日は女中の制服にフリルを足してゴスロリ調に仕上げちゃったの(はあと)」
オーク(ああ……今日も俺の中の野生が死んでいく……)
女拷問吏「あれ、枝毛があるわね」
女拷問吏「切っとくわよ」パチン
オーク「……ねー、ちょっとキューティクルの輝きが足りなくない?」
女拷問吏「そうねえ……シャンプーの保湿用に蜂蜜の量を足そうかな」
オーク「いつもありがとうね、女拷問吏ちゃん!」
チーン
オーク「あ、クッキー焼けたよ!」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:57:21.43 ID:stUWG2wS0
女拷問吏「オークちゃん、ちょっと練習しただけですぐに上手になったわね」
オーク「へへっ、私って天才かも☆」
女拷問吏「ちょーしにのらない」ピシッ
オーク「あいた」
ドゴオオオオオオオオオオオオ!!
オーク「え、なになに!?」
門番1「女拷問吏様、大変です!!」
門番2「オークの潜入部隊が攻め込んできました!!」
女拷問吏「なんですって!?」
隊長オーク「オークは無事かああああああ!!」ドンッ
女拷問吏「きゃあ!」バタッ
門番1「ひいっ、すでにここまできたか!」
門番2「は、早く助けを呼びにいかねば!!」
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:58:10.35 ID:stUWG2wS0
オーク「……」
隊長オーク「……」
オーク(……やばい、こんな姿見られたら)
隊長オーク「……可憐だ」
オーク「え?」
隊長オーク「どこかの部族の姫君とお見受けする」
隊長オーク「まさかオークだけではなく、このような方まで捕虜にされていたとは」
オーク「あ、あの……」
隊長オーク「他にオーク族はいませんか?」
隊長オーク「私の戦友もここに囚われているらしいのですが……」
オーク(こんな姿にされたなんて知られたら恥ずかしすぎて死ぬ!)
オーク(ここは……なんとかこの誤解を利用して乗り切らねば!)
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 00:59:21.54 ID:stUWG2wS0
オーク「わ、わたくし以外のオークは見ていませんわ……」オロオロ
オーク(こんな裏声で騙し切れるか……?)
隊長オーク「そうでしたか……」
隊長オーク「この部屋で最後だったので、情報が間違っていたのでしょう」
隊長オーク「しかし、貴女だけでも助けられたのは幸運でした」
隊長オーク「さあ、私と一緒に逃げましょう」ニコッ
オーク「え、ええ……」
オーク(まあ結果として逃げ出せるワケだし……いいよな、うん)
隊長オーク「どうされましたか?」
オーク「な、なんでもないですの!」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 01:00:08.22 ID:stUWG2wS0
尖兵オーク「お帰りッス、隊長」
オーク「……」
尖兵オーク「あれ、誰ッスかこのお嬢ちゃん」
隊長オーク「情報が間違っていたらしく、オークは居なかった」
隊長オーク「代わりに彼女が囚われていたので、助け出したのだ」
尖兵オーク「へえ、お嬢ちゃんどこ出身?」
オーク「!?」
オーク(下手に答えてボロを出すのもマズい)
オーク(ここは……)
オーク「村は……人間に滅ぼされましたの」
オーク「わたくしだけが生き残って、それで……ううう」ガクリ
隊長オーク「姫!!」ガシッ
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 01:01:09.03 ID:stUWG2wS0
尖兵オーク「あちゃ……悪いこと聞いちゃったッスね」
オーク「き、気にしないでくださいな」
オーク「悪気が無かったことはわかりますから……」
隊長オーク「まあ、姫がそういうのなら……」ギロッ
尖兵オーク「ひいっ!?」
オーク(あれ、口から出任せで逆に話が大きくなってないか?)
オーク(……ええい、ままよ!!)
隊長オーク「それでは姫、とりあえず我らの集落に案内します」
隊長オーク「尖兵は前線基地に通達、護衛部隊を組んで私が引き連れてゆく!」
尖兵オーク「了解ッス!!」
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 01:02:15.27 ID:stUWG2wS0
オーク(ヤバい……)
オーク(隙を見て逃げ出して、元の姿で戻ってくるハズが)
隊長オーク「粗野な食事で申し訳ないのですが……」
オーク「い、いえいえ!おいしゅうございますよ!」
隊長オーク「姫君がそう申されるのであれば」
オーク(なんでこいつが四六時中つきっきりなんだよ!!)
オーク(っていうかお前は騎士気取りか!)
オーク(そんなキャラしてなかっただろ!!)
尖兵オーク「隊長、護衛部隊の人員が揃ったッスよ!」
隊長オーク「さっきの砦の奴らが追ってくるかもしれん」
隊長オーク「早速出発しよう」
隊長オーク「姫もそれでよろしいかな?」
オーク「は、はい……」
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/12(木) 01:03:12.58 ID:stUWG2wS0
オーク(結局、逃げ出す隙を見つけられないまま村についてしまった……)
隊長オーク「不慣れな場所でしょうから私めが案内します」
オーク「え、ええ」
オーク(勝手知ったる我が家だよ!!)
オーク「よしなに」
隊長オーク「ではまず酋長へご挨拶に」
オーク(くそっ、どうしてこうなった)
オーク(早く逃げ出してえ、全部リセットしてえ)
隊長オーク「どうかされましたコメント一覧
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- 2013年12月12日 20:20
- 壱
-
- 2013年12月12日 20:28
- おいおい…
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- 2013年12月12日 20:29
- これはエロい
うっ
-
- 2013年12月12日 20:30
- なんだホモスレか…(遠い目)
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- 2013年12月12日 20:52
- オークさんがかわいそう過ぎて…
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- 2013年12月12日 20:53
- 出オチ
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- 2013年12月12日 21:14
- こういうの待ってた
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- 2013年12月12日 21:15
- CV藤原竜也
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- 2013年12月12日 21:49
- twitterに女戦士にマッスルドッキング決められてるオークをどっかで見たんだが…
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- 2013年12月12日 22:25
- 割と好きかな…
-
- 2013年12月12日 22:34
- これは酷いwww
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- 2013年12月12日 22:40
- ところてんってなあに?
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- 2013年12月12日 22:51
- なんでたってんの俺の息子…
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- 2013年12月12日 23:20
- ※12ホモスレで聞きなさい
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- 2013年12月12日 23:29
- 逆レ○プパターンかと思ったのによ……うっ……
-
- 2013年12月12日 23:47
- そんなにリアルに書かなくていいから・・・(良心)
-
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