五代「大丈夫!俺クウガだもん!」撫子「・・・?」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:36:43.35 ID:+Iy2/4Xl0
撫子「撫子だよっ!!」
五代「うわっ、ビックリした! もう、おどかさないでよ」
撫子「ごめんね!」
- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:37:14.55 ID:+Iy2/4Xl0
撫子「せっかく神様になったのに、誰も来なくて寂しかったんだっ!お兄さん、撫子の話相手になってよ!お兄さんは撫子の信者第1号だね!」
五代「おっ、その呼び方懐かしいなぁ・・・。まぁ俺は第4号なんだけどね」
撫子「・・・?お兄さんの前に3人もお客さんいたかなぁ・・・?」
五代「あ、いやいや。こっちの話だよ。気にしないで」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:37:51.76 ID:+Iy2/4Xl0
撫子「ところでお兄さん、このお金・・・」
五代「あぁ、それはキューバのお金なんだけど・・・、やっぱり日本のお金だけじゃないと駄目かな?」
撫子「ううん!その気持ちだけでも撫子は十分嬉しいよ!」ペーソ♪ペーソ♪
五代「そろそろまたポレポレで働かせてもらわないとな・・・」
撫子「お兄さんは外人さんなの!?」
五代「いやいや。世界中をね、旅してるんだ。・・・おっとそうだ。はい、俺こういうモンです」
撫子「あっ!これって名刺っていうんだよね!撫子知ってるよ!えーっと・・・、『2013の技を持つ男』?」
五代「冒険家の五代雄介です!よろしく!」グッ!
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:38:22.59 ID:+Iy2/4Xl0
五代「撫子ちゃんっていうんだ。いい名前だね」
撫子「そうかな!?ありがとう!でもお兄さんもすごいね!2013個も技を持ってるなんて!すごいな!撫子、感心しちゃうな!」
五代「少し前まで2000個だったんだけどね」
撫子「ねぇねぇ!例えばどんな技があるの!?撫子にも何か見せて!」
五代「そうだなぁ、じゃあコレなんてどう?」
撫子「お手玉?」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:38:53.35 ID:+Iy2/4Xl0
五代「そうそう、いくよ?ほっ、ほっ、ほっ、っと」
撫子「えー!すごいすごい!撫子感激!お兄さんかっこいいね!」
五代「へへっ。俺、クウガですから!」
撫子「クウガ?」
五代「うんうん、気にしないで。でもそっかぁ、今の若い子は未確認生命体の事知らないんだよね・・・。」
撫子「・・・・・・?」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:39:24.03 ID:+Iy2/4Xl0
五代「撫子ちゃんはさ、こんな所で何をやってんの?」
撫子「撫子はね、神様になったんだ!それでね?今、3月になるのをずーっと待ってるんだ!」
五代「へぇ、3月に何かあるの?」
撫子「言っていいのかな・・・!言っちゃおうかな・・・!」
五代「もったいぶるねー」
撫子「その頃になったら、なんと!」
五代「なんと!なんと!」
撫子「撫子、好きな人をぶっ殺せるの!」ニッコリ!
五代「・・・・・・そっか」
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:39:55.40 ID:+Iy2/4Xl0
五代「好きな人を・・・殺す」
撫子「うん!撫子はね、暦お兄ちゃんが大好きなの・・・だから殺すんだ!ぶっ殺すんだ!!」
五代「あのさ、・・・どうして、好きなのに殺しちゃうの?告白、とかじゃなくて?」
撫子「撫子はね、暦お兄ちゃんが好きだったんだけど、暦お兄ちゃんには彼女がいたの。」
五代「・・・そっか、失恋しちゃったんだ」
五代「それは・・・ツラいよね」
撫子「うん。でも撫子はもう片想いでいいんだ!だから暦お兄ちゃんと、その彼女の何とかさんって人と、ロリ奴隷さんを殺すの!」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:40:30.17 ID:+Iy2/4Xl0
五代「それで・・・君は本当にいいの?」
撫子「うん!だって好きな人を殺して永遠の片想いになれるなら、それは両想いより素敵なことじゃない!?」
五代「うーん。俺にはちょっと難しいかな」
撫子「そうかなぁ?じゃあさ、今度は五代さんのお話聞かせて!
五代「俺の?」
撫子「うん!五代さん冒険家なんだよね!?撫子、面白いお話が聞きたいなったら聞きたいなー!」
五代「そうだなぁ・・・」
五代「実は・・・昔さ、俺、君によく似た奴に会った事があるんだ」
撫子「えー!?撫子の他にも神様になった女の子がいたのー!?」
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:41:00.93 ID:+Iy2/4Xl0
五代「いや、女の子でもないし、神様でもないよ」
五代「でも撫子ちゃんみたいに真っ白で、・・・よく笑ってたな」
撫子「へー・・・。どうして?どうしてその子は笑ってたの?」
五代「・・・彼は暴力が好きだったんじゃないかな」
撫子「暴力が・・・好き?」
五代「撫子ちゃんはさ、暦お兄ちゃんが好きなんだよね?だから殺そうとする」
撫子「うん!そうだよ!」
五代「彼はその『殺す』行為そのものが好きで、それが誰だろうと関係ないんだ」
五代「撫子ちゃんみたいに何かをしたいから殺すんじゃなくて」
五代「殺したいから殺す。暴力が楽しくてしょうがない。だから笑う。そこに善悪の感情は無いんだ」
撫子「へぇ・・・。中々クレイジーな奴だね!」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:41:38.01 ID:+Iy2/4Xl0
五代「僕は彼と喧嘩した事があるんだ。1回目は負けちゃったんだけど・・・」
撫子「負けちゃったの!?」
五代「うん。その時に彼が言ったんだ」
『どうしたの?』
『もっと強くなって』
『もっと僕を笑顔にしてよ』
五代「って」
撫子「・・・・・・ブルッ(何だろ、今の言葉すごくゾっとした・・・。私神様になった筈なのに・・・)」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:42:08.68 ID:+Iy2/4Xl0
五代「君がまだ小さい頃はさ。その彼と同じような奴等がそこら中にいたんだ」
撫子「へーそうなんだー・・・。撫子は人間だった時の事あんまり覚えてないんだ!」
撫子「知らなかったな!ねぇ、そいつらって撫子みたいに神様じゃないんだよね!?」
撫子「ってことは人間なの!?」
五代「普段の見た目は人間と同じだし、体の仕組みもほとんど人間と同じらしいんだけど・・・」
五代「考え方は人間と全然違うんだよね・・・。だから・・・悲しいけど、彼らとは絶対理解し合えないし、そいつらのせいで色んな人がつらい目にあって・・・泣いてたんだ」
五代「ねぇ、撫子ちゃん」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:42:42.67 ID:+Iy2/4Xl0
五代「暦お兄ちゃんが死んだらさ、きっと悲しむ人がいっぱいいるよ」
撫子「そんなの関係ないよ!撫子が笑顔になれればそれでいいんだ!」
撫子「撫子はね、今まで心の底から笑った事なんて無いんだ!」
撫子「だから撫子にも笑顔になれる権利、少しはあってもいいんじゃないかな!」
五代「本当に?」
撫子「うん!この間も暦お兄ちゃんがお話しよーって来たんだけど、暦お兄ちゃんを殺すのは3月だし」
撫子「帰ってーって言ってるのに、あんまりしつこいもんだからボコボコのムチャクチャにしてやったんだ!その時本当に楽しかったんだもん!」
五代「その時さ、嫌な感じがしなかった?」
撫子「えっ・・・?」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:43:14.42 ID:+Iy2/4Xl0
五代「暦お兄ちゃんを痛めつけてる時、暦お兄ちゃんが痛がってる時、どんな感じした?」
五代「本当に楽しかっただけ?嫌な感じがしたんじゃない?」
撫子「し・・・、しないよ。だって撫子は・・・神様だもん・・・」
五代「そっか、でも撫子ちゃんは撫子ちゃんだろ?あいつ等とは違うよ」
五代「信者第1号ができた時も、お賽銭をもらった時も、撫子ちゃんすごくいい笑顔してたし」
五代「暦お兄ちゃんも、暦お兄ちゃんの彼女も、その小さな女の子も。もちろん撫子ちゃんもさ」
五代「みーんな笑顔になれる方法で解決できたらさ、きっと撫子ちゃん今よりもっと笑顔になれるんじゃないかな?」
撫子「うーん、でも殺すのが一番ラクだし、簡単だよ!面倒なのは嫌!」
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:43:49.41 ID:+Iy2/4Xl0
五代「撫子ちゃんにとっては、というかみんなもそうかもしれないけど」
五代「誰かに暴力を振るったらさ、こう、またこう、こうって、ずーっと続いちゃうだろ?それってきっとすごい辛い事だと思うよ」
撫子「あのね五代お兄さん、そういうのって綺麗事っていうんだよ!」ドヤァ・・・
五代「そうだよ」
撫子「えぇっ!?否定しないの!?オーマイゴッド!神だけに」
五代「でもさ、だからこそ現実にしたいんじゃない。本当は綺麗事が一番良いんだから」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:45:18.55 ID:+Iy2/4Xl0
撫子「五代お兄さん、撫子の邪魔するってこと・・・?」シュルシュルシュル・・・
五代「ごめんね。でも俺決めたんだ。みんなの笑顔を守るって」
五代「撫子ちゃんがその暦お兄ちゃんをどうしても殺そうとするのなら、俺は邪魔しなくちゃ」
五代「俺、クウガだし」
撫子「またそれ・・・?もういいや、せっかくお友達ができたと思ったのに」
撫子「どうしてみんな撫子の邪魔をするの?」
撫子「五代お兄さんなんてもう知らない!死んじゃえ!」ブワァッ
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:45:51.97 ID:+Iy2/4Xl0
五代「もう・・・、これ以上誰かの涙は見たくない」
五代「みんなに笑顔でいてほしから」
五代「もちろん、君にも」
五代「だから見てて・・・」
五代「俺の・・・!変身・・・!」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/14(土) 18:46:24.51 ID:+Iy2/4Xl0
ブワッ
撫子「きゃっ!な、何?何なの!?って・・・」
撫子「・・・だ、誰?」
クウガコメント一覧
-
- 2013年12月14日 22:56
- 三万人も殺されてたら、嫌でも後の時代には残る出来事だよなあ…
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- 2013年12月14日 22:58
- 常時アルティメットとか刺っぽいニュルニュルとかは読んだことないけど小説版クウガの設定使ったのかと思ったが
そういうわけでもないのか?
-
- 2013年12月14日 22:58
- 学校の授業でも取り扱いそうだよな
なんにしても五代かっこよかった
-
- 2013年12月14日 23:03
- 阿良々木(の中の人)大歓喜じゃねーか
-
- 2013年12月14日 23:06
- やはり五代雄介は最高のヒーローだな
-
- 2013年12月14日 23:06
- やっぱり五代雄介って最高にいい漢だよなあ。
-
- 2013年12月14日 23:12
- もっかいクウガ見直そう
-
- 2013年12月14日 23:14
- クウガの設定の凝りようは、スタッフの頭おかしいんじゃねぇのってレベルの精度だったな・・・・・・。
今考えると、役者に独自の言語を話させるのも凄いことだよな。
まぁ、とにかくクウガよかった乙
-
- 2013年12月14日 23:14
- 五代かっこいい…
しかしスレ伸びなさすぎて>>1かわいそう…
-
- 2013年12月14日 23:19
- クウガの最終回以降を描いた小説が発売されてるからみんなも買っとけよ買っとけよ~
-
- 2013年12月14日 23:30
- ※8
アギトの裏設定なんかすごいぞ
歴代でもあれだけ詰めこんだの無いんじゃないか?
※10
あれは一条さんがホモホモしすぎるのがなぁ…
-
- 2013年12月14日 23:31
- クウガもっかい見るか
-
- 2013年12月14日 23:34
- ちなみにクウガとダグバが自然発火で決着つかないのは霊石の超再生能力が発火を上回るからなはず
だから最終的にベルトの霊石を破壊するまで殴りあう事になった
-
- 2013年12月14日 23:34
- いいかお前ら!
ここではリントの言葉で話せよ!
決してグロンギ語で話すなよ!
-
- 2013年12月14日 23:44
- 久々の俺得クウガSS
クウガいいね。見直してこよ。
-
- 2013年12月14日 23:45
- アルティメットってコピー能力も持ってる超スペックじゃなかったっけ
ダグバの発火能力もそうだけどこのSSの棘棘ニュルニュルも撫子の技をコピーしたんじゃない?
小説版読もうかな…
-
- 2013年12月14日 23:46
- 頭ごなしに説教しないのが五代の良い所だよなあ
同じ目線に立ってどうしたら良いのかを話してくれる
-
- 2013年12月14日 23:49
- 良かったぜ b
-
- 2013年12月14日 23:53
- アルティメットのトゲトゲは伸縮自在で封印エネルギーで相手を切断とかできる。ニュルニュルはそこから取ったんじゃないかな
面白かった!
-
- 2013年12月14日 23:58
- アルティメットが持っているのはコピー能力じゃなくて再現能力な
相手の能力をクウガが最も使用しやすい形で現れるって奴、超全集のどっかに乗ってる筈
-
- 2013年12月14日 23:58
- みんなも重い荷物は枕にしちまえ!な?
-
- 2013年12月15日 00:01
- クウガ~~~~~!!!
-
- 2013年12月15日 00:01
- ※13
あれはお互いが相手の能力を封印してたからじゃないのか?
-
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