【ニューヨーク１３日】ヤンキースは、ＲソックスからＦＡとなっていたＪ・エルズバリー外野手の入団会見を行ったが、イチロー外野手（４０）に関する話は出なかった。構想外であることが、あらためて明らかになり、外野の補強に乗り出しているレッズなどへのトレードの可能性が高まってきた。 

　会見にはスタインブレナー・オーナーやキャッシュマンＧＭら幹部がズラリと出席。ジラルディ監督は「君は私の仕事をとても楽にしてくれる」と新加入の外野手を絶賛。エルズバリーも「伝統ある球団でプレーしたかった」と誇らしげに話すなど、明るい雰囲気に包まれた。 

　その席上で、イチローに言及する関係者はおらず、同じ外野手でも、話はエルズバリーとガードナーのポジションが重なることに終始。キャッシュマンＧＭは「センターのレギュラーが２人いるのはいいこと」とガードナーをトレードに出す意思がないことをあらためて説明し、イチローが構想外であることを示唆。 

　このままヤ軍に残れば、ベンチを温める日々が続く可能性が高い。レッズなど獲得に乗り出しているチームもあり、やはりトレードが加速することになりそうだ。 

報知： 
http://hochi.yomiuri.co.jp/mlb/news/20131214-OHT1T00233.htm