ガンホー社長が語る「パズドラ」誕生秘話 もうけ本意ではない職人魂 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
2000万ダウンロードを突破したスマートフォン向けの大ヒットゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を生み出した「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」(東京都)の森下一喜社長(40)に話を聞いた。株価の時価総額が一時、任天堂を上回るなど、驚異的な進撃を生んだ社のモットー「おもしろ果汁100%」とは!?
ガンホーの2013年1〜9月期連結決算は、売上高が前年同期比約10倍の1162億円。純利益426億円は実に同15倍だ。スマホユーザーの約2・4人に1人が遊んでいる計算の大ヒットにも、森下氏は「ほぼ運です」と事もなげに話す。
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携帯ゲーム界では折しも、強力アイテムを得るため高額課金させる「コンプガチャ」が社会問題化した。森下氏は「企業としてその方法論をとることは否定しないが、ゲームとしては、お金で強くなって何がおもしろいのかと思う」と話す。
森下氏の思う、パズドラのおもしろさは「うまくなる達成感」。ガチャのシステムを採用こそしているが強力アイテムは腕を上げないと使えず、基本的に努力で何とかなるよう作ってある。
「ゲームって、人生で一番短い周期で達成感を味わえるものだと思うんです。このおもしろさを作り手が追求すれば、ゲームは“不景気時に削られやすい付加価値産業”から生活必需品になれるのではないでしょうか」
森下氏は「何年か発売が早ければ、パズドラは他の優秀なソフトの陰で埋もれていたかもしれない」という。課金頼みのゲームが氾濫する時期だったからこそ、もうけ本意ではない職人魂が、時代の波を捉えた。
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