北朝鮮で実力者”ナンバー2”とされていた張成沢(チャンソンテク 67才)元国防委員会
副委員長と側近7人が”虐殺”されたと報じられています。
画像:【処刑された北朝鮮の”ナンバー2”張成沢】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131210-00000011-xinhua-cn.view-000
張氏は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父にあたりますが、
画像:【金正恩第1書記と張成沢】
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131213/frn1312130852000-n1.htm
国家転覆の疑いをかけられ、拘束され、裁判所に死刑判決を受けていました。
画像:【政治局拡大会議で拘束される張成沢】
判決文には
「最高司令官の命令に従わない者らは死んでもこの地に埋葬する場所などない」
と書かれていましたが、14日付けの韓国紙「朝鮮日報」によると、死刑判決を受けた張氏は12日に90発
以上の銃弾を受けて処刑されたとのこと。
関係者の話では
「遺体は原形をとどめないほど損傷した」
「(その場に)居合わせた人に失神者が出るほど残酷だった」
画像:【裁判で拘束されている張成沢】
処刑前に公開された写真では目の上には青アザが見え、ほおや手錠をはめられた手の甲にも紫色の
はれたような跡が残っている状態だったことから、拷問を受けていたとみられています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131214-00000735-chosun-kr.view-000
他方、15日付けの香港紙「文匯報」は張氏と側近5人が裸のままで鉄のオリに入れられ、3日間エサを
与えられていない猟犬120匹によって食い殺され、その際、300人を越える高官が処刑現場を見ていた
と報じました。
今回の処刑の背景には張氏とナンバー3だった崔竜海(チェ・リョンヘ)軍総政治局長と趙延俊(チョ・ヨンジュ
ン)組織指導部第1副部長との間の権力争いがあったとも報じられており、
画像:【崔竜海】
http://www.jiji.com/jc/p_archives?id=20130825094656-0015059962
張氏にかわいがられ、金正恩第一書記の右腕に登りつめた崔氏の影響力が強くなり、追い落としを図ったと
の見方もあります。
なお、張氏の別の側近2人も先月末に銃弾で処刑されていることも判明しています。
粛清で、恐怖政治が始まったようです。
ナンバー2の張氏がどのように処刑されたかについては情報が少し錯綜していますが、どちらにしても残虐
ですね。
不謹慎ではありますが、まるで893映画のようです。