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http://japanese.engadget.com/2013/12/16/android-recon-snow-2-facebook-like/


AndroidゴーグルRecon Snow2 に Facebook連携追加。速度や落下距離を自動投稿 & Likeやコメント表示 - Engadget Japanese


Android搭載ヘッドアップディスプレイ(HUD) のメーカー Recon Instruments が、ウィンタースポーツ向け最新モデル Recon Snow 2用に Facebook 統合機能を含むアップデートを予告しました。

スキーやスノーボード中に現在地の地図や速度・高度、天気予報などを視界の隅で確認できる基本機能に加えて、たとえば最高速度や、ジャンプで最高滞空時間を記録したときなどに自動でFacebookで共有でき、投稿への「いいね」やコメントもリアルタイムで確認できるようになります。
カナダの Recon は、Androidベースに多数のセンサやGPS、無線機能を内蔵したスポーツ向けヘッドアップディスプレイの企業。ウィンタースポーツ向けモデルはゴーグルの内部に装着するタイプで、OAKLEYなどのスポーツグッズから組み込み済み製品が販売されるほか、各社から後付けできる " Recon Ready " なゴーグルも販売されています。

主な仕様は、センサ類が9軸加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、気圧/高度計、GPS。無線は802.11a/b/g/n WiFi、Bluetooth Smart (低消費電力のBluetooth Low Energy)。

心臓部には ARM Cortex-A9 デュアルコア1GHz + PowerVR SGX540グラフィックのモバイルプロセッサ、1GB RAM、2GBフラッシュメモリ。

ディスプレイは、画角的に「1.5m先に14インチ16:9ワイド仮想ディスプレイ」相当の428 x 240 マイクロディスプレイを視界の斜め下に配置します。

HUD部分の重量は65g、満充電で約6時間駆動。

できることの基本は各種センサからのリアルタイム情報や、地図と現在地、ルートの表示など。またAndroid / iOS 端末と接続することで、テキストメッセージや通話を受けたり、ネット接続や音楽再生といった機能も備えます。


今回予告された ReconOS 3.2 アップデートでは、さらに最高速度や滞空時間、落下距離などの記録をリアルタイムに、自動で Facebook などソーシャルネットワークに投稿できるようになります。双方向通信にも対応しており、雪山で滑ったり飛んだり落ちたりしつつ、たったいま決めた記録について友人がつけた Like や、コメントの表示にも対応予定。とんでもない滞空時間と落下距離を自動投稿したのちにポストが途絶えても、一応は安否の問い合わせが可能です。





こちらは自転車や陸上競技に対応するモデル Recon Jet の紹介動画。あくまでスポーツ用の製品ではありますが、メーカーRecon はインテルからの資金も受けており、「もっとも先進的なウェアラブルコンピュータ」をうたっています。(Recon Jet は2014年春出荷予定)。

Google が絶賛有料ベータテスト中の Glass はシースルー型のディスプレイを使い、ネットとの連携や音声操作をメインに、さりげなく生活にとけ込むようなデバイスを目指す点で大きく異なりますが、Recon の製品群もこれからますます進化してゆくウェアラブルコンピュータの流れのなかで、ソニーの構想と並んで見逃せない存在です。なにより、招待限定の有料テスト版を1500ドルで売っているGoogle Glass に対して、Recon の製品は単体 400ドル程度で手に入ります。