抗菌成分のトリクロサンなどに対してFDAが規制強化を発表 ―日本国内でも流通
米国食品医薬局(FDA)はこのたび、いわゆる「除菌」をうたう石けんやボディソープなどの製品について、実際の効果や長期使用にともなう安全性などを実証した臨床データの堤出を義務付ける規則案を発表しました。今回の勧告を受けて、除菌成分を含む石けんやボディソープの販売を行っている業者は、これらの製品の効能や安全性を示す臨床データを、2014年末までにFDAに堤出する必要があります。
トリクロカルバン(triclocarban)やトリクロサン(triclosan)は、大腸菌やブドウ球菌などのグラム陽性菌に対して特に顕著な制菌作用を示す除菌(もしくは抗菌)剤で、薬用石鹸や化粧品、除菌ソープなどの添加剤として世界中で広く使われている物質です。トリクロカルバンは主に固形石けんに、トリクロサンは主に液体石けんなどに配合されています。
しかし、これらの成分は、細菌に薬剤抵抗性を与えてしまう可能性に加え、健康上好ましくない影響をおよぼすことが米国を中心に数十年前から指摘されつづけています。
近年の報告として、例えば2008年にはラットへのトリクロサン暴露によって甲状腺ホルモンが減少したとする研究が発表(Toxicological Science)されています。また、2010年にはフロリダ大学のMargaret James氏らが、妊娠中の女性へのトリクロサン暴露がエストロゲンの分泌異常を引き起こし、胎児に悪影響を与える可能性があると発表(University of Florida)しています
昨年には、カリフォルニア大学デービス校のグループがトリクロサンへの暴露が魚類およびマウスの筋肉の活動性低下を引き起こしたとする発表(PNAS, UC Davis News)もしており、海外では成分自体の安全性を疑問視する声が多く挙がっています。
トリクロサンの危険性を訴える海外のポスター。
日本国内でも薬用ハンドソープ「ミューズ」などにも配合されている。
今回の発表に関する、FDAの新薬審査部でディレクターを務めるSandra Kweder氏からのコメントは以下の通り。
FDAでは引き続き、抗菌石けんやハンドソープ、ボディシャンプーなどに関するさらなる情報収集に務めてゆくが、消費者には、自分たちの使うものについて、良識ある選択を行うことを奨励する
一般的に、こうした化学成分の影響は胎児や子どもにおいて顕著に現れてくる傾向があるため、育児中のパパさんやママさんはこの機会に、除菌剤の成分表示にちょっと注意を向けてみると良いかもしれません。
[FDA via The Independent] [Forbes] [BBC News] [Bloomeberg]
タミフルなんかも、殆どが尿として環境に排出されて、
耐性ウイルスの出現を早めているだけという指摘が
ありました
詳しくは、タミフル 環境 排出 尿 などで検索
シンゴー シンゴー
あんなデカい分子、適当に電荷かけるかオゾンぶち込んだら全部処理できるわw
タミフルが水系に云々って、定量的追跡がほとんどなされていないのに、話だけ一人歩きしてて、なんとも…
あと、殆どが尿に排出とかは全くの勘違いあるいはミスリードなので、処方された薬は素直に飲んでください。
正しくは、服薬した大半が吸収され、代謝され、(よほど酷い腎機能障害でも無い限り)正しく排泄される。そりゃ、出口は尿だけど、逆に尿に出なかったら体内に蓄積して酷いことに…
薬剤による環境汚染からの耐性云々なら、インフルエンザなんかよりも、よっぽど抗生物質のほうがヤバイ
畜産業で餌にガンガン抗生剤まぜて喰わせる(ヒトでいうところの予防投与)が行われているせいで、凄い勢いで耐性株が量産されていってるんだぜ
抗ウイルス薬は、まだ製薬会社にやる気が残ってるから望みがあるけれど、抗生剤は、もう新薬開発したら100%大赤字なのは確定してるので、どこも新薬開発してくれない→いま人類が持っているもので、すべてが崩壊する日までやりくりするしかないんだ
こういうの気にしすぎるのもどうかと思うね
経皮毒がどうたらこうたら化学物質絶対無理ー!みたいなw
なんにせよこの規則で集まった臨床データを元に安全基準でも出来れば精神的に楽になる人は多そうだ
皮膚科の先生に言われて継続的にミューズ使ってるんですけどヤバイんですかねぇ
ミューズとかもダメになっちゃうじゃん
中国でインチキ抗菌石鹸使ってるけど死なないしヘーキヘーキ
自分が使ってるボディソープについてこの前ググってたらトリクロサンは危険!みたいなサイトが出てきてちょっとインチキ臭いと感じたけどこれ見たら少し不安になるな。
人体に悪影響がないことを祈っとこう