住友重機械工業が性能などのデータを不正に改ざんした機関銃5350丁

自衛隊に納入していたことがわかりました。

画像:【住友重機械工業】
住友重機械工業
http://www.city.obu.aichi.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=5065

18日、防衛省が発表したもので自衛隊が保有する機関銃のうち、少なくとも約5350丁が不正に

納入されたものであるとのこと。

データが不正に改ざんされていたのは12.7ミリ重機関銃と7.62ミリ、5.56ミリ機関銃の3種類。

画像:【12.7ミリ重機関銃】
12.7ミリ重機関銃
http://www6.atwiki.jp/namacha/pages/94.html

性能や耐久性などのデータを不正に改ざんし、同省が求める発射速度や目標命中率などの基準を

満たしたことにして納入していました。

改ざんは1974年から行われており、悪質なケースでは抜き取り検査の試験成績書にウソのデータ

を書き込み、性能が低い製品を納めていたとのこと。

防衛省は同社を5ヶ月間の指名停止処分としていますが、自衛隊が使う12.7ミリ重機関銃など機関

銃3種類はこれまで一社独占状態だったことから、今回の腐敗が発生したとみられています。

同社は防衛省に

「要求された性能を満たすことが困難だった」

と釈明しています。

なお、同省から請求された約6200万円の損害賠償はすでに支払い済み。

防衛省は2013年度だけで同社と6億3千万円分の機関銃の購入を契約しています。

軍事ジャーナリストの神浦元彰氏は

「自衛隊は長年、定年を迎えた幹部を日本の防衛産業に受け入れてもらってきているため、防衛産業にうるさく言えないのです。
それで書類の精査も、企業が準備した事項を確認するだけで済ましてしまう。
住友重機をめぐっては昨年、機関銃の製造にかかった作業員数と労働時間をかけた〈工数〉を水増しする過大請求が発覚しています。
この一件がきっかけで、試験データの改ざんが出てきたのでしょうが、チェック体制が甘すぎるのです」
(引用元:http://gendai.net/articles/view/news/146738)

と語っています。

住友重機械工業の単独での暴走かと思いきや、防衛省との長年の癒着があったようです・・

一番割りを食っているのはまたもや国民ですね・・