UQコミュニケーションズが、モバイルルータ Wi-Fi WALKER WiMAX2+
HWD14のオンラインアップデートをリリースしました。HWD14は、今のところ唯一のWiMAX2+ 対応かつ、LTE / 従来WiMAXとのトライブリッド端末として宣伝中のファーウェイ製端末。
今月5日にも「再接続できない・スリープのまま復帰しない」というなかなかパンチの効いた
不具合緩和アップデートを実施したばかりですが、本日19日版の更新では WiMAX通信時の通信速度安定など、さらなる改善点が含まれています。
(UQ野坂社長インタビューより。HWD14を手にする野坂社長。)
今回のアップデート後のソフトウェアバージョンは 11.031.09.30.824 。本体からアップデートする場合は、タッチパネルでホーム画面の設定、オンラインアップデート、を開いてアップデートボタンを押してダウンロード / インストールします。
主な改善内容として、
・WiMAX通信時の通信速度がより安定するように改善しました。
・バックライトと表示画面の点灯時間を連動するように、仕様を変更しました。
の2点のほか、「より快適にWi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14をご利用いただくための改善内容」が含まれています。12月5日のアップデートをまだ適用していない場合でも、今回のアップデートにより前回の内容を含む最新版に更新されます。
前回の修正内容は:
・WiMAX通信の利用で、圏外から圏内に復帰した時に接続に時間がかかる場合があります
・時計表示がずれる場合があります。
・USB3.0ポートにUSB接続した際、パソコン側から認識されない場合があります。
でした。
HWD14 といえば、今のところ唯一のWiMAX2+ 対応モバイルルータとして、ブルーガチャムクの広告やポスターでも見かける端末。携帯ショップや家電量販店などでは、WiMAX2+ のスピード感あるサービス展開とともに積極的に売り込まれてきました。
WiMAX2+ そのものはまだ始まったばかりではあり、エリアも「今後に期待」のサービスです(逆にいえば、圏内ならばユーザーが少なくて空いているから速い) 。
ところが購入したユーザーからは、従来のWiMAXでも感度が低い、すぐ圏外になる、圏外になるとなかなか復帰しない(前回の改善内容)、つながっても同じ場所で別の機種より歴然と遅い、さらにWiFi側もやたらと弱くすぐに切れる etc と、近年稀に見るレベルの阿鼻叫喚でした。
UQ や販売元の KDDI / au にとってはもちろん、世界的な通信機器メーカーとして今後はコンシューマー向け製品でも自社ブランドを売り込んでゆきたいファーウェイにとっても大きな逆宣伝になりかねず、ソフトウェア的になんとかなる範囲は早急な対応に期待したいところです。