杏子「JKお散歩?」ほむら「ええ」
- 2013年12月19日 11:40
- SS、魔法少女まどか☆マギカ
- 15 コメント
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- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:03:27.87 ID:LIVlFHq50
~見滝原市内~
杏子「って、なんだそりゃ?」
ほむら「…あら、知らないの?」
杏子「う~ん…なんか、最近よく聞くような…」
ほむら「あなた、今は美樹さやかの家に居候してるのよね?」
杏子「ああ、そうだけど…」
ほむら「使えるお金とか…困ってない?」
杏子「ま、まあ…そりゃあな…居候させてもらってるだけで」
杏子「世話になってるわけだし…さすがに小遣いまでせびるわけにはなあ…」
ほむら「でしょうね…」
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:07:29.42 ID:LIVlFHq50
ほむら「そう思って、あなたにこの話を持って来たのよ」
杏子「どういう意味だ?」
ほむら「バイトよ、バイト」
杏子「バイト?」
杏子「んなもん、面倒だわ、やめる」
ほむら「まあ…話は最後まで聞きなさい」
ほむら「最近女子の間で流行ってるバイトなのよ」
ほむら「仕事は簡単よ、ただお客さんとご飯を食べたり話したりするだけ」
杏子「…でもなあ」
ほむら「稼ぐ子は月に30万近くも稼いでるわ」
杏子「さっ、さんじゅうまん…!?」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:10:52.28 ID:LIVlFHq50
ほむら「ええ、それがこのバイト…『JKお散歩』なのよ」
杏子「ど、どうすりゃいいんだ!?」
ほむら「まずは、スタッフを募集してる店に行って雇ってもらうのよ」
杏子「ええ…手続きとかめんどそうだなあ」
ほむら「私も手伝ってあげるわ」
杏子「……」
杏子「なあ、ひとつ気になったんだけど…」
杏子「そんなにいいバイトなら、アンタはしてんのか…?」
ほむら「えっ」
ほむら「わ、私は忙しいし、それにお金も別に困ってないから」
杏子「ふ~ん」
杏子「でも、なんか怪しいなあ…」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:14:58.58 ID:LIVlFHq50
ほむら「……」
ほむら(ちっ…)
ほむら(面倒な優柔不断な子ね…さっさと決めてしまえばいいのに…)
杏子「さやかがアンタには近づかないほうがいいっとか言ってたからなあ…」
杏子「まあ別にアタシはさやかほどアンタを信用してないわけじゃないんだけどさ」
杏子「さすがにこれは怪しすぎるつうか…なんつうかねえ…」
ほむら「…そう」
ほむら「じゃあいいわ、別の子にお願いしてみるから」
杏子「…そうかい、悪いね…なんかいいバイトあったらまた教えてよ」
…スタスタ
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:19:20.91 ID:LIVlFHq50
ほむら「……」
ほむら(美樹さやか…お節介もいいところね…)
ほむら(…私はただ、最近流行りのJKお散歩で下衆どもに乱暴されるあなたたちを高みの見物したいだけなのに…)
ほむら(私の望む通りにしてくれたら、下衆どもに乱暴されたとしても貞操だけは守ってあげるつもりなのよ?)
ほむら(私は悪魔でも、鬼じゃないんだから…そのくらいはね…)
ほむら(はあ…)
ほむら(こんな悪魔の小さな幸せすら達成できないのかしら…)
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:22:52.74 ID:LIVlFHq50
数日後
~学校 屋上~
さやか「…何よ、こんなとこに呼び出して…」
さやか「珍しいじゃん…あんたから…」
ほむら「学校では仲良くしましょうって…言ったはずよ」
ほむら「どうしてそう牙を向けるのかしら…」
さやか「っ」
さやか「で、何よ、話って」
ほむら「…ちょうどいいバイトがあるのだけど…してみないかと思って…」
さやか「はあ?」
さやか「…バイト?」
ほむら「仕事は簡単よ、ただ接客して、お客さんとご飯を食べたり話したりするだけよ」
さやか「そ、それって…!」
さやか「も、もしかして…最近ニュースでやってるやつ!?」
ほむら「…ちっ」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:27:29.66 ID:LIVlFHq50
ほむら「違うわ、そんな危険なこと私があなたに紹介すると思って?」
さやか「あんた今舌打ちしたでしょ!?」
ほむら「…仕方ないわね、そうよ、その通りのバイトよ」
ほむら「でも、月に30万近く稼げるわ、どう?やってみない?」
さやか「…あ、あんたねえ…っ!!」
さやか「そんなこと言って、本当は何か企んでるんでしょ!?」
ほむら「…そんなこと、何もしてないわ」
ほむら「ただ、お金に困ってるあなたたちを救済しようとしてるだけよ」
さやか「で、でも…それって、危ないバイトでしょ」
さやか「しかも、それやってた女の子たちだって捕まったりしてるし」
さやか「まずあたしたちJKじゃなくてJCじゃん」
- 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:29:51.78 ID:LIVlFHq50
さやか「そんな危ないバイトを薦めて、一体何のつもり!?」
ほむら「疑り深いわね…もういいわ…」
ほむら「せっかくいい話を持ってきたのに…残念ね…交渉決裂ってことで」
さやか「……」
…スタスタ
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:32:17.62 ID:LIVlFHq50
その後
~教室~
ほむら「……」
ほむら(美樹さやかが下衆どもに犯されていくとこ…ぜひ見てみたかったわ…)
ほむら(悪魔として当然ね…)
ほむら(それにしても…どいつもコイツもバイトすらしてくれないわね…)
ほむら(他に誰か…いなかったかしら…)
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:33:54.09 ID:0RcbXqOa0
おい…この流れは…
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:35:54.80 ID:LIVlFHq50
ガヤガヤ
ほむら「……」
女子「ねえ、ねえ、最近ニュースであってる『JKお散歩』って知ってる?」
女子「ああ!知ってる、知ってる」
女子「よくあんなことできるよね~」
女子「まあね、でも月に30万でしょ?」
女子「30万かあ~、ほしいの何でも買えるじゃん!あたしもしてみよっかなあ~」
女子「ええ~うそでしょ~」
女子「おっさんに体触られるよ~?」
女子「それは絶対イヤ!」
女子「ただ、話とかご飯食べたりするだけならいいんだけどね~」
女子「いや、いくら30万でも普通しないでしょ~」
女子「そうだよ、母子家庭とか一人暮らしならわかるけどさ~」
女子「だよね~」
キャイキャイ
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:38:21.20 ID:LIVlFHq50
ほむら「!!」
ほむら「……」
ほむら(ふふふ…!)
ほむら(クラスの低脳な女子のお陰で思い出したわ…)
ほむら(そういえば…いたわ…!)
ほむら(お金にも困ってるし、一番の問題である見た目もJKにそっくりな人が…!)
ほむら(ふふふふっ…ふふっ…笑いが止まらないわ…)
ほむら(あの人が下衆どもに犯されていく姿を想像すると)
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:41:23.42 ID:LIVlFHq50
その日の放課後
~マミの家~
ピンポーン
マミ「はあ~い」
ガチャ
マミ「あら、暁美さん…どうしたの」
ほむら「すいません、巴さん」
ほむら「近くに用事があったので、つい来てしまいました」
マミ「そうなの、上がってって」
ほむら「お邪魔します…」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:44:36.97 ID:LIVlFHq50
ズズ…
カチャ…
ほむら「あの…そういえば、巴さんはいつから一人暮らしなんですか?」
マミ「え、そうね…もうかれこれ2年くらいかしら」
ほむら「…そうなんですか、大変ですよね…」
マミ「まあね、でも慣れたらそうでもないわ」
ほむら「あの…こんな話、あれなんですけど…」
マミ「ん?」
ほむら「お金とか…どうされてるんですか…?」
マミ「ああ、そのことね、別に遠慮して聞かなくてもいいわ」
マミ「そうよね、気になるもんね」
ほむら「…す、すいません」
- 29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:47:10.53 ID:LIVlFHq50
マミ「まあ、遠い親戚からの仕送りも少しあるんだけど」
マミ「一番は両親の残してくれたお金かしら…」
ほむら「…そ、そうなんですか…」
ほむら(きたわね…これなら間違いなく大丈夫だわ)
ほむら(ふふふっ…)
ほむら「ごめんなさい…こんなこと…聞いてしまって…」
マミ「ううん、いいのよ」
ほむら「あの…それを聞いたからって…わけじゃ…ないんですけど…」
ほむら「実は…私…バイトしないかって…紹介受けてて…」
マミ「えっ?バイト?」
ほむら「はい」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:50:33.17 ID:LIVlFHq50
ほむら「仕事内容は、接客業で」
ほむら「お客さんと話したり、一緒にご飯食べたりするみたいなんですけど…」
マミ「で、でも私たち、中学生でしょ?」
マミ「高校生なら、ともかく…」
ほむら「いえ、もちろん…無理には…」
ほむら「でも、せっかくだと思って…巴さんはどうかなって…」
ほむら「私はちょっと忙しくて、できそうにないので」
ほむら「でも、知り合いのところなので断るのも失礼かと…思い…」
マミ「そうねえ…」
マミ「でも私も魔獣退治があるし…」
マミ「確かにバイトはしてみたいし…お金もあるに越したことはないけど…」
ほむら「……そうですか」
ほむら(もう少し…!もう少しよ…!)
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:53:21.98 ID:LIVlFHq50
マミ「バイトと言えば…最近ニュースでJKお散歩ってやってるわね」
ほむら「!!」
ほむら「あ、ははは…そう言えばそんなの…ありましたね」
マミ「も、もしかして暁美さんが紹介受けてる、それって」
マミ「その、JKお散歩みたいに危ないバイトじゃないでしょーね?」
ほむら「えっ」
ほむら「い、いえいえ、知り合いのとこだから、それは大丈夫だと…」
ほむら(…ここまでか…)
ほむら(いえ…こうなったらゴリ押し作戦よ!)
マミ「そ、そう…ならいいんだけど…」
ほむら「…でも」
マミ「ん?」
ほむら「私、思うんです…ああいうことしてる子たちも多分、何か理由があるんじゃないかなって…」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/18(水) 23:56:04.05 ID:LIVlFHq50
マミ「…そうね、普通はバイトするにしても…違うのを選ぶだろうし…」
ほむら「確かに30万って言うコメント一覧
-
- 2013年12月19日 12:09
- 悪魔さまにボッコボコにされてえ… あ 銃撃はちょっと
-
- 2013年12月19日 12:31
- 足蹴にしてください!!!
-
- 2013年12月19日 12:35
- オシオキ☆はともかくさすがに頃されるのはちょっと
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- 2013年12月19日 12:57
- Mじゃないけど悪ほむにだったら踏まれたい
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- 2013年12月19日 14:17
- さやかちゃんとお散歩したい
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- 2013年12月19日 14:48
- 店員が足蹴にされるシーンでおっきした
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- 2013年12月19日 15:51
- へたれ悪魔ほむらネタかと思いきや、
ガチで悪魔ですぜ、姐さん。
-
- 2013年12月19日 15:57
- ほむらちゃんに踏まれたい
殴られたい
けられたい
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- 2013年12月19日 16:05
- 前半で自分がしてた事棚上げなあたりさすが悪魔です
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- 2013年12月19日 16:28
-
悪魔ほむら、か………
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- 2013年12月19日 16:41
- この※欄、訓練され過ぎwwww
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- 2013年12月19日 17:44
- 仮にも昔の仲間を本気でアカンやり口で陥れようとするとかガチで引くわ。
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- 2013年12月19日 17:48
- ※12
だってまどか以外どうでも良くなってますし
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- 2013年12月19日 18:46
- いや、前半部分の行いは絶許
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- 2013年12月19日 23:56
- 安楽死だこれ
-
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