英大学、電波の代わりに「ウォッカ」を使用したテキスト通信に成功
イギリスのウォーウィック大学とカナダのヨーク大学の共同研究グループはこのたび、電波の代わりにウォッカを使用することでテキストメッセージの送受信に成功したとする論文を、オープンアクセスの科学誌「PLoS One」に発表しました。
開発者であるウォーウィック大学のWeisi Guo氏らによると、このシステムは生物の体内に見られる分子シグナル伝達(molecular signaling )にヒントを得たものであるとのことです。
仕組みはいたってシンプルで、ウォッカに含まれるアルコールの分子が検出される状態を “1″ , 何も検出されない状態を “0″ として、テキストメッセージをバイナリデータを送信するというもの。すなわち、アルコール噴霧器から発生したウォッカをサーキュレーターの風に乗せて「送信」し、離れた場所にある受信部でこのアルコール分子を読み取り&テキスト変換することで通信が成立します。
今回の実験で使用されたのは、カナダ国歌の歌詞の一部である “O Canada” というフレーズ。気化したウォッカをスプレーによって断続的に噴霧することでバイナリ化されたテキストデータは、4メートル先にあるレシーバーでキャッチ&解読され、無事に「通信」することに成功したとのことです。
送信部は、このような市販のスプレーを改造した感じの外観。
こちらは受信部。複数のアルコールセンサーからの信号をArduinoベースのコントローラー基板に送って、元のテキストメッセージに変換しています。ちなみに、制作費はたったの100ドル(約1万円)程度とのこと。
こちらが、データ通信の解析画面。
気になる通信速度は以下のとおり、デバイス間の距離とサーキュレーターの風速によってデータの信頼性が変化するため、論文では「通信速度は○○bpsである」といった数値は示されていません。
今回の成果は、パイプラインやトンネルの内部などの(電波が入りにくい)閉鎖的な空間における通信手段として使用できるほか、海上の石油リグにおける石油漏れのモニタリング、ナノスケールでの分子応答観察など、実に幅広いフィールドへ適用できる可能性があるとのことです。
PLoS Oneの論文では、通信プロトコルやアルゴリズムの詳細、システムの応答性などについて詳細に書かれていますので、興味のある方はチェックされてみてはいかがでしょうか。
それにしても、イギリスと言えばウイスキーのイメージが強いのですが、あえてウォッカを使用した所を見ると、ウォッカのようなピュアなエタノールに近いお酒の方がセンサーに悪影響を与えにくいということなのでしょうか…。
[PLoS One via Sciencedaily] [University of Warwick] [York University]
[Phys.org] [Gizmag]
ウイスキーだと、実験の準備中に飲んじゃうからな
酒、というよりただのエタノールな感じのウォッカのほうがいいんだろう
これならロシア人以外は中々飲まない
(´・ω・`)ハラショー
一方ロシアは・・・
(誰かオチ考えて)
飲んだ
シンプルでワロタ
戦闘機の(アルコールが主成分である)冷却液まで飲んじゃう国民性だからなぁ。
あながち間違いでもない。
We 好き~ 酒ぇ!
あ
ウォッカだっけ?
一方うどん県では…
麺切りの音をモールス信号にした
発電した
これ傍受されたらウォッカない連中に訪問されたりしないよね?
Очень хорошо!
くまむんはお酒はいける口なの?
因みに自分はウォッカよりアブサンが好きです。
忘年会たのしす( ・∀・)つ ∑>+++{ ゚ )
学生時代は普通に一升瓶開けたりしていましたが、最近は年をとってめっきりです。
三十代の壁…(´・ω・`)
かわいいなおい
センサーでバイナリを送るというなら
臭いセンサー+屁でも通信できるだろう
そこの学生のキミ!発明のチャンスだ!! m9っ(`・ω・´)
>ウォーウィック大学
ウォッカで酔っ払っちゃったような大学名ですね
よしウォッカ買うぉっか!
この装置わざわざ設置するなら従来の光ファイバー置くよね。なんか漏れてるの察知するセンサーにするのは分かるよ。